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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06

マイチェン以上フルチェン未満のホンダ ライフ 決意の大胆整形

オシャレで実用的なデザインがコンセプト

セルビアシルバーメタリック

セルビアシルバーメタリック

【本記事は2006年11月にベストカーに掲載された記事となります。】・オシャレで実用的なデザインがコンセプト質感の高いインテリアやオシャレなエクステリア、そして高いダイナミクス性能など、軽自動車でもトップクラスの実力を誇るホンダライフがビッグチェンジした。今回の変更はフルモデルチェンジではなく、エクステリアデザインを中心にしたビッグマイチェンといったところ。個性的とも言えるほどオシャレな外観で’03年にデビューした現行ライフだが、3年目にして行なった大胆整形後の姿は、ハッキリ言って“フツー”になった。例えるなら、MC前は見た目が妙に際だつオシャレな女性というイメージだったが、今回のライフは優しさを感じさせるスマートな女性というのが素直な感想だ。さて、このデザイン変更には先代ライフユーザーが新型に乗り換えない理由として挙げている「狭そうに感じる」「ちょっと可愛らしすぎる」といった声が反映されている。実用性や性能が高くとも、個性的なデザインが与える印象によってネガティブなイメージを持つユーザーが多かったのも事実で、これを解消するために、特徴的だったデザインをデビューから3年目にして大幅に変更したのだ。特にフロントまわりはガラリと一新されている。傾斜のきついラインを描いていたボンネットはボリューム感が増したふくよかなものとなった。印象だけでなく、万が一の衝突時に歩行者への衝撃が軽減されるようになっており、見た目だけでなく、機能的にも優しくなっている。このフロント&リアデザインの変更によってボリューム感が増しているので、不思議とサイズがひとまわり大きくなったように感じる。開発責任者の藤永政夫氏は「オシャレな外観だけでなく、広さなど実用面も伝えるデザインにすることで、クルマとしての本当の魅力を表現できるデザインにしたかったんです」と語っており、言うなれば機能美も得たのが今回の新型ライフであろう。その個性的な外観を演出していた丸いドアハンドルも改善が図られ、グリップ部分を水平にすることで操作性を向上している。「丸形ドアハンドルは恥ずかしい」と敬遠していた人にも受け入れられる形状になった。といっても、溝部分は変わらず丸形となっているのでデザインのアクセントとなっていることに変わりはない。

インテリアは基本的に変わらず

グレーとベージュの2バリエーションに変わりはないが、色味が濃くなってインテリアの質感が向上

グレーとベージュの2バリエーションに変わりはないが、色味が濃くなってインテリアの質感が向上

インテリアは基本的に変わらずだが、設定されるベージュ/グレーの内装色の色調を濃くするなど若干の変更が加えられている。これによって、以前はシンプルな印象が強かったが、より温かみのあるインテリアに感じるようになった。

ディーバはさらにスポーティに変身

サンライトイエロー ※ディーバ専用色

サンライトイエロー ※ディーバ専用色

・ディーバはさらにスポーティに変身そして特別仕様車として好評を博し、カタロググレードとして追加された「ディーバ」も大きく変身。専用のエアロバンパーやスモークカラーランプ、フォグランプなどで迫力とボリューム感が強調され、より精悍なイメージとなっている。開発担当者が「今回のディーバにはかなり力が入っています。ディーバのために専用の14インチアルミを新たに起こしたり、エンブレムにもこだわっています。ムリ言って贅沢に開発しました」と自信と達成感たっぷりに語っていたのが印象的だ。それだけに“特別”なスポーティグレードとしてのキャラクターがより明確になっており、男性ユーザーも気兼ねなく乗れる仕上がりになっている。

駐車がラクになる新装備が採用された!

・駐車がラクになる新装備が採用された!今回のマイナーチェンジに合わせて新技術装備となる「ホンダスマートパーキングアシストシステム」なるものがオプション装備として採用されたのも大きなトピックである。実際の作動に関しては別記している体験レポを参照いただきたいが、バックで駐車する際にハンドル操作を自動操舵し、さらに音声で案内して駐車を支援してくれるシステムである。左・右のバック駐車、左の縦列駐車の3パターンから選べ、バック駐車が苦手なユーザーでもスムーズな駐車を可能としてくれる。あくまで支援システムであるため、ドライバーの感覚が必要とされるが、慣れれば約40秒(一発駐車できる一般的なユーザーが駐車に要する時間は約20秒)で駐車が可能となり、位置決めやハンドル操作を繰り返す必要もなくなる。しかもこれ、5万2500円という低価格なのも嬉しい。「これくらいの価格が最も購入しやすいんです。実際に装着していただけないと意味がないですからね。価格は頑張りました」と開発責任者の藤永氏は語る。機能性だけでなく価格もユーザーに優しい。見た目や装備などユーザーに優しさを提供してくれるのが新生ライフだ!

新技術 スマートパーキングアシスト体験レポ

(5)停車枠の位置まで後退して駐車完了! 位置合わせにこそ慣れれば駐車がラクチン! これオススメです。

(5)停車枠の位置まで後退して駐車完了! 位置合わせにこそ慣れれば駐車がラクチン! これオススメです。

新技術 スマートパーキングアシスト体験レポ●左バック駐車の場合(1)左ドアにあるマークを駐車枠と合わせて停車してスイッチオン(2)クリープ(4km/h以下)で動けばアプローチの位置まで自動操舵で誘導してくれる(3)そこからハンドルを握って、ステアリング位置を保持して後退(4)音と音声の案内に従って一時停止してステアリングを直進に戻す(※直進になった時点でも音声案内がある)(5)停車枠の位置まで後退して駐車完了!位置合わせにこそ慣れれば駐車がラクチン! これオススメです。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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