シボレーカマロ LFAスペシャルエディション公開

【本記事は2010年4月にベストカーに掲載された記事となります。】以前からレクサスLFAには、ハードな走行を考慮したサーキットエディションの存在が示唆されていた。そして、ついにLFAの特別仕様車として“スペシャルエディション”の発売が発表されたのだ。

エクステリアを一瞥すれば、このLFAがタダモノでないことがわかる。追加されたエアロパーツ、大径の前後ホイールなど、見ているだけでワクワクしてくるほどレーシーである。フロントには大型のスポイラーとサイドの整流に効果が高そうなカナードウィングが装着されるが、その素材には軽量で強度の高いCFRPを使用。リアにもCFRP製の固定式大型リアウィングを装着する。コーナリング性能が大幅に向上するのはもちろんのこと、サーキットマシンとしての迫力も大幅に増している。

ボディカラーは専用色のオレンジを含めて全4色が選べる。足回りは、サーキット走行にあわせてチューニングされ、専用のメッシュタイプホイール、ハイグリップタイヤを採用している。これにより操安性や安定性も大きく向上。専用のコンピュータチューンが施されたエンジンは、ノーマルより10psアップの570psを発生。さらに2ペダルMTのシフトスピードを、最速時0.2秒から0.15秒に短縮した。より速いシフトチェンジは、サーキット走行時の大きな武器だ。

これだけの専用装備を採用しているので、価格はベース車の3750万円より当然高くなるが、まだ発表されていない。また、これは追加発売ではなく、すでに予約した人のなかで「納車が’12年以降になってもこの仕様を選びたい」というユーザー向けなのだ。しかし、LFAの予約が瞬時に終了となったことや、このスペシャルエディションが大きな話題となっていることからも、今後追加販売するべきだとBCは提案したい！ ちなみにナンバーも付けられるという。

レクサスLFAによる、3度目のニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦が発表された。あわせて市販車をベースにした’10年型のマシンも公開された。ドライバーは木下隆之、飯田章、脇阪寿一、アンドレ・ロッテラー、大嶋和也、アーミン・ハーネ、ヨッヘン・クルンバッハ。昨年「モリゾウ」こと豊田章男社長がドライバーとして参戦したが、今年は不参加。その代わりGTドライバーが加わり、陣容は様変わりしている。

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