車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2019.06.28 / 掲載日:2018.06.07
第4回目 時を超えるスーパーカーたち SUPER CARレジェンド、まるごと。
タイヤは黒い輪であるという固定概念を覆すのが、ピレリが発売している「ピレリカラーエディション」。しかも、専用サイトを通じて、数百種類ものリストから好みの色にカスタマイズできるという。
文●グーワールド 写真●ピレリ
F1から生まれたカラーサイドウォール
モータースポーツの最高峰であるF1。現在そのタイヤを1社で供給しているのがピレリだ。そんなF1用タイヤでは、サイドウォールに色彩を施すことで、観客たちにもコンパウンドの違いを一目瞭然とする工夫が行われている。アイデアと技術が競技を盛り上げる、まさに好例だ。
こうして培った経験、そしてF1と直結するイメージを活用したのが、ピレリカラーエディションだ。
しかも、色のバリエーションという意味では、ピレリカラーエディションは、F1タイヤを凌駕する。専用サイトから選択できる色数は、なんと数百色にも及ぶのだ。
この商品を実現させるにあたり、ピレリは高い柔軟性と耐クラック性能、汚れにくさ、化学物質への耐久性など、多角的に製品の性能や見栄えを維持できる技術プロセスを開発。汚れによるラベルの色褪せを防ぐシステムを作り上げた。
ピレリはこの商品をスーパーカーを中心とした超高額モデル向けと位置付けた。コストと適合サイズが19インチ以上という理由からだ。だが、その敷居の高さがまた、オーナーたちには心地よいのではないだろうか。
スーパーカーにも対応するピレリカラーエディション
サイドウォール部へカラー層を固着させることで、画期的なルックスを実現したピレリカラーエディション。ラベルの品質や耐久性などに革新的なプロセスを施すことで、美しい色合いを長く楽しめるようになっている。カラーリストは数百種類にも及ぶため、F1をイメージさせるカラーだけでなく、ボディカラーとコーディネートさせるなど自由自在だ。
F1を始めモータースポーツでもスーパースポーツを支えるピレリ
フェラーリのワンメイクレースにタイヤを独占供給するなど、F1にかぎらずスーパーカーブランドとピレリの関係性は深い。そのストーリー性もクルマ好きの心をくすぐる。
スーパーカーブームが再来!?群雄割拠の新型車ラッシュ
気が付いたらスーパーカーだらけ!?
クルマのニュースに敏感なひとは、すでに気付いているはず。ひと昔前と比べて、高性能なスーパーカーが次々とリリースされていることを!
エコカー発表の知らせも日々舞い込んでくるが、その裏ではスーパースポーツも着々と数が増えている。
その兆しは2000年代前半からあった。ランボルギーニのエントリーモデル「ガヤルド」を皮切りに、アウディR8、フォードGT、レクサスLFA、日産GTーRなど次々と登場している。さらにここ数年でも、AMG GTやジャガーFタイプなど、メジャーメーカーからも次々とリリース。加えて、多くの新興メーカーが超高性能マシンを発表しており、列挙するだけでも一苦労。
70年代にスーパーカーブームと呼ばれる黄金時代があったが、40年以上の時を超え、今まさにスーパーカーブームが到来していると言っていい。その理由は、スーパーカーという存在が、ブランドイメージを牽引するからにほかならない。自動車メーカーの合併・統合が続く昨今、ブランドの価値を高める試行錯誤は、昔以上に必要になっているのだろう。
以前はポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニがスーパーカーの御三家だったが、選択肢が増えたいま、群雄割拠の戦国時代となった。これからも動向に注目していきたい。
文と写真●グーワールド
FERRARI
LAMBORGHINI
スーパーカーと言ったら、やっぱりフェラーリ&ランボルギーニ。連綿と12気筒を作り続けるのは、老舗メーカーだからできることだ。
EVやHVカーよりも数が多いのでは!?と疑いたくなるほど、最近はスーパーカーが増えている。スーパーカーの定義は厳密には定まっていないが、アストンやマセラティなど、快適志向のクルマも含めると、さらに数は増えていく・・・。
※ナンバープレートは、はめ込み合成です。