輸入車
更新日:2020.07.06 / 掲載日:2020.07.04

SUV特集/どれを選べばシアワセになれる!?[今こそ欲しい!SUV]

VISUAL MODEL : RANGE ROVER EVOQUE

写真●内藤敬仁
(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年8月号の内容です)
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。

SUV人気が止まらない! 一過性のブームを超えて、乗用車の主流となったSUV。その魅力は、クルマを手に入れることで生活が楽しく、豊かになる、そんなイメージが湧いてくる、ワクワクさせる存在感。人や荷物をたくさん積んで、季節や路面状況に左右されずに移動できる自由度。そして、理屈抜きでカッコいい、欲しいと思わせてくれるデザイン。 今みんなが欲しい輸入車No.1である、SUVの魅力をたっぷりと紹介します。

[激戦のミドルクラス1:HYBRID]突き抜けたパフォーマンスで差をつける!

文●九島辰也 写真●内藤敬仁、ユニット・コンパス
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


SUVカテゴリーのなかでも、激戦のミドルクラスはトレンドの最先端。パワートレインも、最新かつ最先端の内容が採用されている。

パワートレインの進化が使いやすさを高める

 フルサイズから始まった今日のSUVトレンド。近頃はドイツブランドを中心に幅広くラインアップされる。サイズで選択の幅が極端に少なくなってしまうことはなさそうだ。
 それでは何で選ぶのが正解なのか。サイズのほかに注目したいのは、パワーソースだ。ひと昔前はガソリンエンジンがマーケットを席巻していて、排気量の大きさでヒエラルキーを形成していたが今は違う。ハイブリッド、電気、ディーゼル、とさまざまなパワーユニットが顔を連ねる。ガソリンエンジンの進化もすごい。ダウンサイジングされた高効率ユニットを過給することで、以前では信じられない小排気量&大パワーを定番化する。2L直4ターボで300馬力なんてのもめずらしくない。
 で、そのなかで何を選ぶかは自分のライフスタイルと照らし合わせるとわかる。長距離移動が多ければディーゼル、クルマを走らせる楽しさを重視すればガソリン、都市部ではハイブリッド、というように。EVは新し物好きな人向け、といったところだろうか。このような背景のなかで、クルマのキャラクターとパワーソースがうまい具合に合致しているモデルを3台あげてみた。まずは、レンジローバー イヴォークのマイルドハイブリッド。
 このクルマは2L直4ターボのガソリンエンジンと48Vのバッテリー、ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(BISG)、コンバーターを搭載する。減速エネルギーを蓄電し、それを発進時に動力として活用するものだ。発進や加速でエンジン負荷を減らせれば、その分燃費もよくなる。ただ、EV走行にまでは至らない。
 そして、この走りがかなりスムーズ。シームレスな加速はマイルドハイブリッドのウリだが、見事成し遂げた。運転していてスピード感はあるのに走りは上質だ。この性格はまさに都会的といえるだろう。ストップ&ゴーの多い交通環境下でスムーズな走りができ、この上質さがレンジローバー的である。それと力強さも見逃せない。このクラスで300馬力は十分すぎる出力。クラスを超えたパワフルさがそこにある。
 ちなみに去る4月、このブランドはヨーロッパ向けにプラグインハイブリッド車を設定すると発表した。リチウムイオン電池を積んだそちらはEV走行も可能。いろいろな面で期待できるのは間違いない。
 次にキャラとパワーソースのマッチングが際立つのは、アルファ ロメオ ステルヴィオのクアドリフォリオ。510馬力を発揮するこのクルマはもはやスーパーカー。レーシーなエキゾーストサウンドを奏でながらの走りは鳥肌もんだ。大パワーとアルファらしいハンドリング、ドライブフィールはオンリーワン。かなり濃い味のキャラに仕上がっている。
 そして最後はメルセデスのピュアEV。彼らの英知が注ぎ込まれたEQCもまた、クルマのキャラにピッタリの1台。ほかのメーカーとは違うメルセデス流EVのリニアな走りは感動ものである。
 キャラとパワーソースがいい感じに組み合わされた注目の3台。ぜひチェックしてもらいたい。

Profile
自動車ジャーナリスト

九島辰也
クルマはもちろんのこと、ファッションやライフスタイルにも造詣が深い自動車ジャーナリスト。プライベートでは、各国のクルマを乗り継ぐ。

icon ランドローバー レンジローバー イヴォーク Rダイナミック HSE P300 MHEV

見た目は似ているが中身はリニューアル
 昨年2世代目としてフルモデルチェンジしたイヴォーク。エクステリアデザインはキープコンセプトだが中身はオールニュー。電動化に対応したプラットフォームから出来ている。パワーソースはガソリンとディーゼルとマイルドハイブリッドがある。

ランドローバー レンジローバー イヴォーク Rダイナミック HSE P300(9速AT) ●全長×全幅×全高:4380×1905×1650mm ●車両重量:1890kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1995cc ●最高出力:300ps/5500-6000rpm ●最大トルク:40.8kgm/2000-4500rpm ●新車価格帯:472万円~836万円(イヴォーク 全グレード)

従来型よりホイールベースを20mm延長しキャビンを広くしたのが特徴。リアシートは3分割。カーゴスペースも広がった。

エンジンは自社製の2L直4INGENIUMガソリンユニットを横置きする。ディーゼルを含めグレードで出力違いが多数ある。

icon アルファ ロメオ ステルヴィオ 2.9 V6 BIターボ クアドリフォリオ

510馬力を誇るモンスターSUV
 ジュリアで驚かされたハイパフォーマンスグレードの“クアドリフォリオ”が、ステルヴィオにもラインアップされる。510馬力というパワーもド級なら1200万円弱という価格もド級。だが、その走りはそれ以上。レーシングカー並みの刺激だ。

アルファ ロメオ ステルヴィオ 2.9 V6 BIターボ クアドリフォリオ(8速AT) ●全長×全幅×全高:4700×1955×1680mm ●車両重量:1910kg ●エンジン:V6DOHCターボ ●排気量:2891cc ●最高出力:510ps/6500rpm ●最大トルク:61.2kgm/2500rpm ●新車価格:1189万円

icon メルセデス・ベンツ EQC

今後のSUVのあり方を提案する1台
 メルセデスの提案するピュアEV。パワーソースは前後2つのモーターで合わせて408馬力の出力を発揮する。見た目はオーソドックスながら走りは過激だ。EQCの“C”はクラスなので、今後EQA、EQB、EQE…などEVラインアップは拡大予定だ。

メルセデス・ベンツ EQC ●全長×全幅×全高:4770×1925×1625mm ●車両重量:2500kg ●バッテリー容量:80kWh ●最高出力:408ps/4160rpm ●最大トルク:78.0kgm/0-3560rpm ●新車価格:1080万円

チャージは普通充電とチャデモと呼ばれる急速充電の2種類。電池は新世代リチウムイオン。カタログ上の航続距離は400km。

[激戦のミドルクラス1:DIESEL]やっぱりディーゼルエンジンがいい!

文●九島辰也 写真●内藤敬仁、ユニット・コンパス
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


SUV人気を支えているのが、想像以上の走りのよさ。特にディーゼルエンジンの人気は高く、各モデルでトップセールスとなっている。

SUVとディーゼルはなぜ相性がいいのか

 前のページでさまざまなパワーソースをご覧いただいたが、SUVの基本はやはりディーゼルエンジンではないかと思われる。というのも、よくスポーツカーを「エモーショナルなクルマ」と表するが、じつはSUVこそそうで、見るからにどこか遠くに行きたくなる要素をたくさん持っている。人がゆったり乗れたり、荷物がたくさん積めたり、郊外の舗装されていない道も遠慮なく行けそうだからだ。
 それを鑑みると、高速での利点の多いディーゼルエンジンとの親和性を強く感じる。追い越し時の加速のスムーズさや低回転で巡航できることの安定感。それと対ガソリンでの好燃費もそうだ。エンジン音も高速道路ではほとんど気にならなくなる。
 ということで、ここでも3台をあげる。いずれもクリーンかつスポーツディーゼルと呼ばれるシロモノだ。
 まずはBMW X3。言わずもがな、長年ミドルサイズSUVのなかでも高い人気を維持し続けている。その理由はいかにもBMWといったエクステリアデザインと想像以上にスポーティなディーゼルエンジンだ。BMWが作るとディーゼルもこういった味付けになるんだと感心させられる。とにかくスポーティなのだ。かつて反応は鈍く、ガラガラというエンジン音と振動が悪評だったディーゼルのイメージはこのクルマで払拭された。特に直4ディーゼルもそうだが、直6ディーゼルのスポーティさはこの上ない。4000回転オーバーまでしっかり回るエンジンはまさにBMW的。回転数に比例するリニアなパワーの出方を含め感動ものだ。もしかしたらクルマにそれほど詳しくないとディーゼルだとは気づかないかもしれない。
 次にあげたアウディQ5もその流れに準じる。こちらは2L直4ターボなのでパワーで押し進むタイプではないが、全体的な印象は至ってスムーズ。ディーゼル感もかなり薄い。
 そしてボルボXC60。都会的なデザインだが、こちらも旅するクルマ。車窓から北欧の豊かな自然が窺える。ディーゼルとの相性は完璧だ。
 というのが気になるミッドサイズの3台。SUVとディーゼルの親和性の高さを感じさせてくれる。

icon BMW X3 M40d

BMWらしい走りが楽しめるSUV
 X3には2L直4ターボと3L直6ターボの2種類がある。後者の最高出力は326馬力。それを4400回転という高回転域で発生させる。こちらは“M”の文字が躍るように、足まわりのセッティングを含めかなりスポーティに仕上げられている。

BMW X3 M40d(8速AT) ●全長×全幅×全高:4725×1895×1675mm ●車両重量:1980kg ●エンジン:直6DOHCディーゼルターボ ●排気量:2992cc ●最高出力:326ps/4400rpm ●最大トルク:69.3kgm/1750-2750rpm ●新車価格帯:675万円~901万円(Mモデルを除く、X3全グレード)

トップグレードであることからもわかるようにインテリアは高級感いっぱいに仕上げられる。レザーの質感の高さはサルーンクラス。

V型よりもストレートシックスにこだわるBMW。その恩恵として3Lディーゼルはかなり滑らかな吹け上がりを実現する。

icon アウディ Q5 40 TDI クワトロ スポーツ

アウディのなかでも人気株のミドルSUV
 アウディQシリーズの中核を担うのがこれ。エンジンは2L直4のガソリンと同排気量のディーゼルが用意される。自慢のクワトロシステムでスポーティな走りができるのがセールスポイントだ。アウディのなかでも人気の高いモデルである。

アウディ Q5 40 TDI クワトロ スポーツ(7速AT・Sトロニック) ●全長×全幅×全高:4680×1900×1640mm ●車両重量:1920kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:1968cc ●最高出力:190ps/3800-4200rpm ●最大トルク:40.8kgm/1750-3000rpm ●新車価格帯:649万円~910万円(SQ5を除くQ5全グレード)

センターコンソールの太いスポーティな運転席が印象的。バーチャルコックピットなど先進のインターフェースも付いている。

icon ボルボ XC60 D4 AWD インスクリプション

幅広いパワートレインから選べるのが魅力
 パワーソースは3つ。ディーゼルとガソリンエンジンを使ったマイルドハイブリッド、それとプラグインハイブリッドだ。なかでも自社製ディーゼルは自信作で、SUVとのマッチングはいい。最高出力190馬力以上の力強さを感じさせてくれる。

ボルボ XC60 D4 AWD インスクリプション(8速AT) ●全長×全幅×全高:4690×1900×1660mm ●車両重量:1880kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:1968cc ●最高出力:190ps/4250rpm ●最大トルク:40.8kgm/1750-2500rpm ●新車価格帯:634万円~944万円(XC60全グレード)

北欧デザインの優しさを醸し出すボルボのキャビン。縦長のモニターは使い勝手に加え、見た目もオシャレ。センスのよさを感じる。

SUV専門ブランド、ランドローバーが見せる[SUVの近未来]

文●ユニット・コンパス 写真●ランドローバー
乗用車では走り切れないような道なき道を走破するタフネスと高級車のような快適性を両立させた夢のクルマ。SUV専門ブランドであるランドローバーは、SUVの未来をどう描くのか。

SUVというジャンルを産み出したブランド

 1947年に、ウェールズの砂浜で描かれたスケッチがランドローバーの原点。「どんな地形でも乗り越えるタフで勇敢なクルマを作りたい」。そうして生まれたのがランドローバー・シリーズ1だった。その後、1970年に登場したレンジローバーは、軍用車のタフネスと高級車の乗り心地、快適性を両立させ、「砂漠のロールス・ロイス」と讃えられ、揺るぎない地位を確立する。
 そして今、ランドローバーはさらなる未来に向け、電動化を加速させている。いち早く登場させたPHEVに加えて、48Vマイルドハイブリッドも追加。SUVのある未来に向け、進化を続けている。

icon ランドローバー ディフェンダー

期待の新型がいよいよ本格的に導入開始 昨年の先行導入分があっという間に完売した新型モデルが、いよいよ正式導入。2ドアの90(5人乗り)と4ドアの110(5人乗り、7人乗り)で、日本向けに納車を早めるべく、装備を選定した「CURATED SPEC(キュレイテッド・スペック)」を設定。

いち早く電動化を成し遂げた主力モデル

  • ランドローバー レンジローバー
     2020年モデルではディーゼル、ガソリン、そしてPHEVと多彩なパワートレインをラインアップ。30km/h以上であれば車線のない道路でも前走車を追従するACCも搭載されている。

  • ランドローバー レンジローバー スポーツ
     48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する3L直6ターボ(最高出力400馬力)を追加。ガソリンV8からディーゼル、PHEVまで、幅広い選択肢を提供。先進安全装備も改良された。

日本導入間近!新型SUV

文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ

気がつけばセダンやハッチバックよりもSUVのモデルラインアップが充実しつつあるメルセデス・ベンツに、さらなる新型が登場。その名もGLBは、全長4.6m、全幅1.8mというボディサイズで、力強さを感じさせるスタイルも魅力的だ。

日本の道路事情にもジャストフィット

 今最も競争の激しいコンパクトSUVマーケットに、注目のニューモデルがもうすぐ登場する。
 それは、メルセデス・ベンツのGLB。名前から想像できるとおり、GLAとGLCの間を埋めるもので、注目の理由はそのボディサイズ。全長4634mm×全幅1834mm×全高1659mm(欧州仕様)は、CX5やエクストレイルといった人気モデルと近く、日本の道路上にもぴったりフィットする。
 さらに、クロスオーバー的なGLAに対して、GLSのようなスクエアなスタイルも特徴的でいかにもSUVらしく、こちらも人気を集めそうな予感がする。
 スポーティでスタイリッシュさを信条とするAクラスと、ユーティリティとゆとりの室内空間のBクラスという関係性はGLBにおいても受け継がれており、水平基調のインテリアと角度の立ったサイドウインドウは、いかにも居心地がよさそう。本国では3列シート仕様も存在する。
 気になる日本上陸は2020年夏。SUV人気をさらに加速させそうだ。

ジャストサイズ&スクエア・スタイルで小型SUVにブームを巻き起こすか!?

 プラットフォームはMFA2と呼ばれるコンパクト系で、駆動方式はFFおよびオンデマンド式4WDを用意。日本仕様は未定だが、2L直4ターボ+8速DCTの組み合わせが予想される。

7インチディスプレイを2枚横に並べたインフォテインメント系など、インパネは最新のメルセデス流を継承。欧州仕様では後席は前後スライド可能で、3列シート仕様もラインアップされている。

オンロード系SUVのためのリプレイスタイヤカタログ[最高の走りをいつまでも味わうために]

文●ユニット・コンパス 写真●BMW、ブリヂストン、ミシュラン、ピレリ、コンチネンタル、ダンロップ、ヨコハマタイヤ

タイヤはクルマの性能を大きく左右するため、こだわりたいもの。純正タイヤはもちろん安心だが、リプレイス用タイヤならば自分のライフスタイルや走り方に合ったものを選ぶことができる。

性能と安全を支えるSUV専用タイヤ

 近年、SUVが走りと快適性のレベルをメキメキ向上させているのには、装着されるタイヤのレベルアップも大きく貢献している。車重が重く、重心が高いSUVのために構造を最適化した専用タイヤの存在だ。SUV専用タイヤは、内部構造を強化することで対荷重性能を引き上げるのはもちろん。トレッドデザインに乗用車用サマータイヤと同等のものを採用することで、ドライ路面でのグリップ性能に加えて乗り心地と静粛性、低転がり抵抗を実現。さらに荒れた路面でもパンクしにくいように配慮されている。
 オーソドックスなオールシーズンタイヤから、よりハイレベルな高速性能を実現するべくサマータイヤに特化したものまで種類もいろいろ。自分のカーライフに合ったタイヤを選ぶのが大切だ。

  • ブリヂストン アレンザ001
     ドライ路面に加えてウエットでも高いレベルでの運動性能を発揮するハイパフォーマンスタイヤ。低燃費性能についても追求。プレミアム系SUV用のための高性能モデル。●価格:3万140円~

  • ミシュラン パイロットスポーツ 4 SUV
     世界中のスポーツカーや高級車に採用されてきたパイロットスポーツの性能を、SUV専用設計で実現させたモデル。安全性に関わる強度を持たせながら高い快適性を実現。●価格:オープン

  • ピレリ Pゼロ ロッソ SUV
     ピレリのラインアップのなかでも中から大排気量向けに開発されている高性能モデル。パフォーマンスと快適性のバランスに優れており、天候を選ばない正確性を提供する。●価格:オープン

  • コンチネンタル プレミアムコンタクト 6 SUV
     快適性と正確なステアリングレスポンスに加えて安全性と環境性能についても最高レベルを目標に開発されたスポーティコンフォートタイヤ。高級SUVにも純正装着される。●価格:オープン

  • ダンロップ グラントレック PT3
     オンロード向けSUV用タイヤとして、高い運動性能と環境性能を両立。低燃費かつロングライフ性能についても配慮。オールシーズンタイヤ(M+S仕様)なのもポイント。●価格:オープン

  • ヨコハマ ジオランダーSUV
     都市型SUVのために開発されたタイヤで、ドライ性能と乗り心地、静粛性、耐摩耗性を追求。新パターン設計によりスノー性能をも向上させたオールシーズンタイヤ。●価格:オープン

車両重量が重いため、セダンやハッチバックよりもタイヤに対する要求レベルが高いSUV。用途に合わせて、十分な性能を持つタイヤを選びたい。

ドライブだってもちろん一緒に!メルセデスが贈る愛犬のための逸品

文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ

ユーティリティに優れるSUVなら、大切な家族であるペットも快適。さらに最近は自動車メーカーもペット用アイテムを充実させている。今回はそのなかから、メルセデスのペット用品を紹介しよう。

デザインだけでなく安全性にも力を入れる

 快適で豊かなカーライフを演出するアイテムを多数ラインアップするメルセデス・ベンツ コレクションから、ペット関連のアイテムをセレクトしてご紹介。使い勝手に優れるSUVなら、愛犬を快適にしてくれるアイテムもたくさん積んで、一緒にお出かけできるというもの。
 メルセデスでは、ここで紹介したアイテムのほかにも、ペットシートカバーや、ペットキャリーもラインアップ。特にキャリーをワンタッチでシートにしっかり固定できるペットキャリー用ISOFIX取り付け台座は自動車メーカーならではのもの。安全性を大切にする姿勢は、さすがメルセデスといえる。

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  • MiaCara® ペット用クッション
     美しいデザインと高い品質で知られるドイツ「MiaCara」がメルセデスのために作ったシリーズ。ペット用クッションはサイズ別に3種類を用意。●価格:2万8600円~4万6200円

  • ペット用ベッド デニム
     自宅にもメルセデスのクオリティを。リビングや寝室にも溶け込む優しい肌触りのベッドは、十分な厚みと丸みに加えて、通気性も追求。●価格:8148円

  • Mercedes-Benz × AIRBUGGY DOME2 M ペットカート
     クルマで出かけた先での買い物やお散歩にも便利なペットカート。マットブラックのフレームが精悍な印象。もちろん折りたたみも可能。●価格:7万5900円

  • MiaCara® 首輪
     レザーとステンレススティールを組み合わせたシックな首輪。S:首囲約35~42.5cm、M:首囲約40.5~48cm、L:首囲約46~56cm。●価格:1万5950円

  • MiaCara® ペット用スナックポーチ
     お出かけのときに一緒に持っていきたいおやつ袋。メルセデスにマッチするデザインと素材に加えて、使い勝手を考えた金具もうれしい。●価格:1万3750円

  • ペットカート インナー レッド
     ペットカートと組み合わせて使う専用のインナー。愛犬の洋服に合わせてレッドとブルーを用意。ゴムタイプで装着が簡単。もちろん洗濯可能。●価格:6875円

  • ドッグトイ ステアリング ブルー
     大切なわんちゃんに与えられる安心素材で作られたドッグトイ。ステアリングをイメージしたデザインも素敵だ。ブルーのほか、レッドも。●価格:1324円

[輸入車17ブランド]今買いのSUVはコレ

文●ユニット・コンパス
※中古車参考価格、物件相場はグーネット2020年6月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


今ではほとんどの自動車メーカーがSUVを用意する時代。その車種は膨大でクルマ選びに迷うところだ。今回、輸入車17ブランドから代表的なSUVをピックアップ。各モデルの相場動向をチェックしてみよう。

人気SUVの17モデルをピックアップ

 セダンの走行性能、ステーションワゴンの積載性能、そしてオフローダーの悪路走破性能を兼ね備えたSUVは、今では多くの自動車メーカーの稼ぎ頭。マセラティやポルシェのようなスポーツカーメーカーもSUVをラインアップしている。
 今回は輸入車17ブランドの代表的なSUVをそれぞれ1台ずつピックアップしてみた。どれもブランドらしさを演出したデザインや走りを持ち、なかには高い環境性能を持つモデルもある。また、全長4m程度のコンパクトモデルから5mを超える大型モデルまで幅広いサイズを揃えている。今買いの1台を、このなかから探してみてはいかがだろうか。

icon BMW X5(先代)

300万円台から探せる大型サイズのSUV
 2013年に登場した3代目X5は、中古車の在庫が豊富なため、オススメしたいモデル。新車時はおよそ800万円~1200万円と高額だったが、現在はその半額以下にまで相場が下がった。なかでも5~7年落ちの物件ならば300万円台という現実的な予算から探せる。ガソリン、ディーゼルが設定されるが、物件数は後者のほうが充実している。
中古車参考価格帯:300万円~700万円(13年~20年 ※Mモデルを除く)

全長5m近いサイズゆえ、室内のゆとりも十分。ダッシュボードには10.2インチの高解像度ワイドディスプレイが装着される。撮影車はレザー内装が与えられるが、ラグジュアリーSUVにふさわしい豪華な質感。

エンジンは3Lガソリンターボ(35i)と3Lディーゼルターボ(35d)、4Lガソリンターボ(50i)などが選べる。写真は35dで、最高出力258馬力、最大トルク57.1kgmという十分以上のパワーを発

icon フォルクスワーゲン ティグアン

200万円台の物件も出てきている
 2017年1月に登場した2代目ティグアン。デビュー時の新車価格は360万円~463万2000円で、当初は1.4Lガソリンターボで登場したが、後に2Lディーゼルターボも追加。物件数はガソリンのほうが多く、ディーゼルより相場も低め。なかでも上級グレードの「TSIハイライン」が豊富だ。平均価格はおよそ340万円前後だが、最近は200万円台前半の物件も目立ってきており、以前と比べて手が出しやすくなった。
中古車参考価格帯:200万円~460万円(17年~20年 ※全グレード)

RSモデルだけあり、SUVでもレーシーなインテリアに仕立てられる。サイドサポートが高められたシートも見どころだ。

icon メルセデス・ベンツ GLC

登場から4年が経ち物件が充実してきた
 メルセデスのミドルクラスSUVがGLC。Cクラス譲りのスポーティな走りも特徴で、通常のSUVのほかクーペ仕様も存在する。2016年2月に発売されてから4年が経ち、物件数は充実している。平均価格は480万円とやや高めであるが、300万円以下の物件も少しずつ増えてきた。今後の中古車動向にも注目したい。
中古車参考価格帯:290万円~750万円(16年~20年 ※AMGを除く)

室内のデザインはCクラスと共通性が高い。高級感とスポーティさを両立し、ナビの操作性も良好。後席でも大人が快適に座れるスペースを確保。

icon ポルシェ マカン

新車時の半額以下で買えるように
 カイエンの弟分であるマカンは、ポルシェのエントリーモデルとして最適のモデル。2014年のデビューから6年が経ち、300万円台後半の物件も目立ってきた。手が出しやすいのは5年落ち前後で、この条件だと走行距離5万kmが目安。どのグレードも豊富にあるが、ベースグレードまたは「S」がリーズナブル。
中古車参考価格帯:370万円~900万円(14年~20年 ※全グレード)

ポルシェらしく無駄な装飾のないデザインが好印象。写真はベースグレードで、237馬力の2L直4ターボ+7速PDKを搭載している。

icon アウディ Q3

魅力的な価格で買えるコンパクトSUV
 全長4.4mというコンパクトなボディを持つアウディQ3は、アウディSUVのなかでもねらい目の1台。登場から8年が経ち物件が充実しており、100万円台の予算でも探せるのは大きな魅力。初期型の2L直4ターボ搭載車が探しやすいだろう。
中古車参考価格帯:100万円~420万円(12年~20年 ※RSを除く)

乗車感覚は背の高いアウディA3。ハッチバックに近い使い勝手なので、これらからの乗り換えでも違和感なくドライブできる。

icon ジャガー Fペイス

4年落ちで400万円台の予算からねらえる
 今年でデビュー5年目を迎えるジャガー初のSUV。スポーツカー顔負けのハンドリングと豪華な内外装が注目のポイント。極端な値崩れは起きていないものの、4年落ち(2016年式)は物件が充実し、平均価格は450万円と現実的な価格に。
中古車参考価格帯:360万円~820万円(15年~20年 ※全グレード)

icon MINI クロスオーバー(先代)

アンダー100万円も夢ではない先代モデル
 4ドアのMINIとして注目度の高いMINIクロスオーバー。2011年デビューだが物件数は豊富で、中古車相場もかなり手頃な価格に落ちている。ガソリンだけでなくディーゼルを選べるのも高ポイント。100万円以下の予算でも探せるのはうれしい。
中古車参考価格帯:70万円~270万円(11年~17年 ※全グレード)

icon ランドローバー レンジローバー イヴォーク(先代)

人気のイヴォークは200万円台前半から
 レンジローバーのエントリーモデル「イヴォーク」はデビュー以来人気の高い1台。昨年フルモデルチェンジを受けたことで、先代の相場がダウン。特に初期型は200万円台前半の物件が目立つ。レザーシートの「プレステージ」がオススメモデルだ。
中古車参考価格帯:190万円~720万円(12年~20年 ※全グレード)

ブランドを代表する買いのSUVはどれ?

icon ジープ ラングラー(先代)

モデルチェンジで相場が大きく下がった
 ジープの本格オフローダーといえばラングラー。世界でも屈指の悪路走破性能を持つこのモデルは、多くのファンを抱えるため高値安定傾向にあった。しかし2018年のフルモデルチェンジで、先代モデルの平均価格は3ドアが280万円、5ドアのアンリミテッドは320万円にまで下がった。なお、物件数は後者のほうが多い。グレードは「サハラ」が探しやすい。
中古車参考価格帯:180万円~530万円(07年~20年 ※全グレード)

以前のラングラーはオンロードは苦手という印象が強かったが、この世代以降は内装も乗用車的になり、快適性がグンとアップ。硬派なオフローダーとはいえ、日常使いも問題なさそうだ。

2015年モデル「スポーツ」には3.6LV6エンジンを搭載し、最高出力284馬力、最大トルク35.4kgmを発揮。トランスミッションは5速ATを組み合わせる。JC08モード燃費は7.5km/Lを実現。

icon ボルボ XC90

新車時から300万円ほど安く買えるように
 ボルボのフラッグシップSUVがXC90。デビュー時の新車価格は774万円~1039万円と高額だったが、平均価格は630万円とこの4年で相場は下降傾向に。探せば400万円台前半の物件も目立ち、値落ちの幅は大きい。ガソリン、ディーゼル、PHEVから選べるが、物件が多いのは前者。特に「T6」が豊富だ。
中古車参考価格帯:430万円~880万円(16年~20年 ※全グレード)

最上級モデルだけあり、室内の雰囲気は上質のひとこと。3列シート7名乗車なので、いざというときも安心。写真は「T6 AWD インスクリプション」。

icon アルファ ロメオ ステルヴィオ

スポーティな走りが魅力のニューフェイス
 2018年にアルファ ロメオが送り出した初のSUVがステルヴィオ。メカニズムの多くをジュリアと共有するが、駆動方式は全車4WD。ガソリン、ディーゼルとも選べるが、物件は前者のほうが豊富。特に2Lターボが目立つ。高性能バージョン「クアドリフォリオ 」も物件が揃っているが、こちらの平均価格は800万円と高額。
中古車参考価格帯:370万円~840万円(18年~20年 ※全グレード)

ブラウンレザー内装が美しい「2.0ターボQ4」。メーター類のデザインもアルファロメオらしくスポーティ。最高出力は280馬力と十分以上である。

icon プジョー 3008

カジュアルに使えるプジョーのSUV
 全長4450mmの手頃なサイズのSUVが3008。今回紹介するのは2代目で、デビューは2017年。オフロード走行も多少はこなせるが、メインはオンロード。それゆえ4WDは選べないことに注意。物件数は増えており、特に低走行車が目立っている。
中古車参考価格帯:240万円~420万円(17年~20年 ※全グレード)

デジタル調のクールなインテリア。サイズのわりに室内が広々としており、快適なドライブが楽しめる。走りもスポーティな味付けだ。

icon DS 7 クロスバック

個性的なデザインの豪華なクロスオーバー
 DSブランドの最上級SUVがDS 7クロスバック。全長4590mmのボディに1.6Lガソリンターボまたは2Lディーゼルターボを搭載。デビューが2018年7月と新しいモデルゆえ、中古車の数はそれほど多くない。しかし300万円台の物件も増えてきた。
中古車参考価格帯:330万円~490万円(18年~20年 ※全グレード)

上級サルーンのようなラグジュアリー感漂うインテリア。センターパネルには12.3インチ液晶スクリーンが装着されている。

icon ルノー キャプチャー

日々の生活を彩るおしゃれなデザイン
 ルーテシアに近いサイズのコンパクトSUVがキャプチャー。見た目はSUVというより小型ハッチバックに近く、新世代ルノーのデザインもハイセンス。登場から6年以上が経ち、100万円を切る物件も出てきた。販売期間のわりに物件数は少なめだ。
中古車参考価格帯:70万円~280万円(14年~20年 ※全グレード)

普段使いならこの広さでも十分。頭上空間に少しゆとりがあるのも◎。全長4.1m程度のボディゆえ、狭い場所での取りまわし性も良好である。

icon キャデラック XT5

キャデラックの新世代クロスオーバー
 SRXの後継となるXT5は、新世代キャデラックデザインが見どころ。内外装の質感も一段と高まり、欧州SUVに負けない魅力を身につけた。値落ち幅も大きく、400万円台からねらえる。ただし物件数が少ない。
中古車参考価格帯:400万円~590万円(17年~19年 ※全グレード)

icon フィアット 500X

4ドア化により実用性が増した500
 フィアット500風のデザインだが、シャシーはジープ レネゲードと共有する。500よりもひとまわり大きく、4ドア化されたことで実用性も高い。平均価格は220万円だが、100万円台の予算でも十分探せる。
中古車参考価格帯:120万円~310万円(15年~20年 ※全グレード)

icon マセラティ レヴァンテ

充実した物件数で探しやすいマセラティ
 マセラティ初のSUVであるレヴァンテは、全長およそ5mの巨体を持つ。新車価格は1000万円超えのプレミアムモデルだが、経年による相場のダウンは大きく、最近は600万円前後の物件も増えてきた。
中古車参考価格帯:590万円~1480万円(16年~20年 ※全グレード)

[SUV×2WD]最近は2WDのSUVも当たり前の存在に?

 SUVといえば4WDのイメージが強いが、乗用車ベースのシャシーを持つモデルが大半なため、2WDもめずらしい存在ではない。特に最近増加中のコンパクトモデルに顕著で、写真のルノー キャプチャーやプジョー3008は2WDのみ。このような都会派SUVは今後も増えていくだろう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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