中古車購入
更新日:2024.12.03 / 掲載日:2020.11.05
ボルボ V40の狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
ボルボ V40の歴史
ボルボのV40は、モデルチェンジの際、ボディタイプや所属セグメントが「別のもの」になるという大幅な変化を遂げているとして話題の車種でした。1995年にデビューした初代は「ミドルサイズのステーションワゴン」でしたが、2004年以降新たなモデルが登場しなかった8年の歳月を経て、2012年に発表された2代目では「Cセグメントに属するコンパクトハッチバック車」として発売されています。
1995年、初代のV40は、それまでのモデル440を引き継ぐ形で、ミドルサイズのステーションワゴンとして販売が開始されました。この初代においては当時、ボルボ・オランダ政府・三菱自動車との合弁会社であるネッドカーによって開発および生産が行われていたため、三菱のカリスマとは姉妹車という関係にあたります。
2000年にはホイールベースの変更にまで手を付けて大掛かりなマイナーチェンジを実施し、当時人気を博していたボルボ 850/V70を彷彿とさせる、スクエアでエッジの立ったエクステリアデザインに変更されました。
2012年、2代目のV40は初代の販売終了から8年ほどの期間を経て、大幅な変化を伴ってデビューします。初代ではステーションワゴンだったボディをハッチバック形状に変え、ボルボの車種ラインナップで最もコンパクトでスポーティーな印象を持つ車へと生まれ変わりました。北欧モダン家具のように斬新でスタイリッシュなインテリアや充実した安全装備など、ボルボらしさが詰まった車です。
ボルボは歴史的に見ても、自動車の安全性追求に熱心なメーカーであり、現在では各社からも一般的になっている数々の安全装備を開発してきました。「3点式シートベルト」の発明の際に、特許を無償公開に踏み切ったことにより全世界の自動車メーカーに普及したというエピソードからも、自動車業界における安全性向上のために重要な役割を果たしたメーカーなのです。
2014年にはコンパクトカー市場に参入し、新世代のDrive-E 2.0 L 4気筒直噴ターボエンジンを搭載した、スポーティーモデル「T5 Rデザイン」を発売。パワーと燃費性能を両立するDrive-Eパワートレインは、翌年に登場した「クロスカントリー T5 AWD」にも搭載されました。
2016年にマイナーチェンジが行われ、V40は7グレードへ、V40クロスカントリーは6グレードに拡大。また同時に、グリルの変更やLEDヘッドライトの採用、全グレードへの「歩行者エアバッグ」の標準装備なども実施されました。
2017年には特別仕様車「V40 D4 ダイナミックエディション/V40クロスカントリーD4 ダイナミックエディション」が発売。盛り上がりを見せていたボルボV40でしたが、2019年に発売されたモデルをもって、V40シリーズは生産終了となりました。
V40 D4
ディーゼルエンジンを搭載した「V40 D4」
新開発の2.0Lクリーンディーゼルエンジン、D4204Tは最高出力190ps、最大トルク40.8kgmという強力なアウトプットと、JC08モードで21.2km/Lの良好な燃費を両立している、非常に優秀なエンジンを搭載しています。
V40 D4は北欧デザインのセンスが随所に感じられる、とてもスタイリッシュなインテリア・エクステリアに仕立てられているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2015年式:99万円~151万円
2016年式:85万円~158万円
2017年式:流通量希少により算出不可
V40 D4は多数のサブネーム付きのグレード名へと細分化されていたこともあり、厳密に「D4」というグレード名を持つものは、わずか9ヵ月間のみの設定でした。そのため、中古車市場での流通は非常に稀少です。実際に現時点で確認できたのは、12台だけでした。
販売価格については100万円以下の商品も出回っているため、購入時にはコンディションを十分確認する必要があります。
先代モデルとの比較
V40 D4は2015年7月に登場した2代目の途中で追加された、クリーンディーゼルエンジン搭載のグレードです。
この新開発のディーゼルエンジンは、2.0Lという排気量というスモールサイズにもかかわらず優れた燃費性能を誇ります。この高出力によって、V40 D4は発進から非常に力強く加速し、登り坂において積載重量が多い場面でも、難なく走り抜ける走行パフォーマンスを与えられました。
外観はコンパクトなハッチバックながら、なだらかに下降するルーフラインやリアゲート周りのブラックアウト処理によって、スタイリッシュでスポーティーな印象のデザインとなっています。
インテリアではボルボ流のモダン北欧スタイルを基本としつつも、大型のTFT液晶メーターパネルやLEDイルミネーションを配置するなど、若々しくスポーティーな印象に仕上がっているのが特徴です。
V40 D4は9ヵ月という短い期間で設定されていたグレードのため、中古車市場での流通量は非常に少なく、数台しか確認できませんでした。そのため、購入する際の選択肢は少ないでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボディーゼル最高出力190ps。ボディサイズは全長4370mm×全幅1800mm×全高1440mmです。
人気のあるカラー
・アマゾンブルー
・ブラック
・アイスホワイト
・パッションレッド
・エレクトリックシルバーメタリック
・ミスティブルーメタリック
・フラメンコレッドメタリック
・ロウカッパーメタリック
・クリスタルホワイトパール
・ブライトシルバーメタリック
・パワーブルーメタリック
・オスミウムグレーメタリック
・オニキスブラックメタリック
・マジックブルーメタリック
この中では、純白色の「アイスホワイト」と、鮮やかな真紅色の「パッションレッド」が人気です。
V40 T4
2代目初期のベーシックグレード「V40 T4」
低燃費と走る歓びを両立する1.6L 4気筒GTDI直噴ターボエンジンを搭載していました。そこに、新たにスポーツモードが加わった6速デュアルクラッチトランスミッションのパワーシフトが組み合わされています。
しかし、2015年にグレード体系の整理が行われたことにより、ベーシックグレードとしての立ち位置を「V40 T3」に譲り受ける形で、その役目を終えました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2013年式:38万円~105万円
2014年式:39万円~97万円
2015年式:69万円~89万円
V40 T4は発売当初の価格が200万円台だったこともあり、非常に人気を博したグレードということもあって中古車市場にもある程度の台数が流通しています。年式は5年ほど経過していますが、走行距離が短い車両も多いです。
先代モデルとの比較
V40 T4は、V40のベーシックグレードとして、2代目のモデル初期において設定されていました。
なお、初代V40にはV40 T-4という類似グレード名がありましたが、これは「ハイプレッシャーターボエンジン」を搭載し、「走行性能を向上させたサスペンション」を装備する高性能バージョンという位置づけでもあるので、T4とT-4のキャラクターは全く異なります。
V40 T4を含む2代目のV40は、ボルボらしい充実した安全装備が特徴で、世界初となる歩行者用エアバッグが用意されました。この他、歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システムなどの先進システムが、随時バージョンアップして装備されています。
また、非常にスタイリッシュでスポーティーなインテリア・エクステリアデザインも話題となり、ドイツ車勢を始めとする競合ひしめくCセグメントマーケットの中でも異彩を放つ存在として、2012年のデビュー以来、世界各国で人気を獲得しました。
V40 T4はV40の他のグレードと比べても、中古車市場の流通量は多いです。そのため、比較検討した上で条件に合った車両を探すことができます。
エンジンは1.6L直列4気筒ターボ最高出力180ps。ボディサイズは全長4370mm×全幅1800mm×全高1440mmです。
人気のあるカラー
・アイスホワイト
・ブラック
・パッションレッド
・エレクトリックシルバーメタリック
・ミスティブルーメタリック
・カスピアンブルーメタリック
・ブラックサファイヤメタリック
・フラメンコレッドメタリック
・ロウカッパーメタリック
・クリスタルホワイトパール
・ブライトシルバーメタリック
・パワーブルーメタリック
・オスミウムグレーメタリック
この中では、純白色の「アイスホワイト」と、白色にパール塗装を施した「クリスタルホワイトパール」が人気です。
V40 T3
V40 T4と入れ替わりで登場したベーシックグレード「V40 T3」
V40のスタンダードグレードとして位置づけられています。新開発の1.5L4気筒直噴ターボエンジンとトルコン型6速ATの組み合わせられており、ディーゼルエンジン車と比較して軽量な車重を活かしたキビキビとした走りが特徴です。
他のグレード同様に、2016年のマイナーチェンジでは、グレード名の細分化が行われ、装備差異ごとに多数のサブネームが付与されているため、設定されていた期間は1年ほどでした。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2015年式:63万円
2代目V40の他グレードと同様に、2016年のマイナーチェンジを機にグレード名が細分化されています。そのため、サブネームの無い厳密な意味での「T3」というグレード名を持つ個体は、その販売期間の短さからも大変稀少なグレードです。実際に、現時点の中古車市場では、たった1台しか確認できませんでした。
先代モデルとの比較
V40 T3は、2015年の8月に登場した2代目に設定されるスタンダードグレードです。新開発の「1.5L4気筒直噴ターボガソリンエンジン」と、ロックアップ機構付きの「トルクコンバーター型6速AT」を搭載しています。
V40では当初、優れた効率を持つDCT型トランスミッションを装備していましたが、近年ではトルクコンバーターの進化も著しく、またその滑らかな運転感覚を求める声も多かったことから、トルクコンバーター型ATに再回帰しています。
新開発の「B4154T型ターボエンジン」は、チューニングによって出力特性を変えてV40に装備され、下位グレードであるT2では122psであるのに対し、このT3グレードでは152psまで強化されました。エンジン各部のフリクションロスの徹底的な低減や、ブレーキエネルギー回生システムを備えることで優れた燃費性能を誇ります。
V40は2016年のマイナーチェンジでグレードが細分化されているため、V40 T3という名称を持つグレードが設定されていたのはわずか1年ほど。そのため、中古車市場ではほとんど流通していないので、手に入れるのは難しいでしょう。
エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4370mm×全幅1800mm×全高1440mmです。
人気のあるカラー
・アマゾンブルー
・ブラック
・アイスホワイト
・パッションレッド
・エレクトリックシルバーメタリック
・ミスティブルーメタリック
・フラメンコレッドメタリック
・ロウカッパーメタリック
・クリスタルホワイトパール
・ブライトシルバーメタリック
・パワーブルーメタリック
・オスミウムグレーメタリック
・オニキスブラックメタリック
・マジックブルーメタリック
この中では、爽やかな印象を与える明るい水色の「パワーブルーメタリック」が人気です。
V40 クラシック
初代終盤に設定された上級グレード「V40 クラシック」
2003年に、それまでの上級グレードであった「V40 ノルディックスポーツ」を引き継ぐ形で導入され、専用デザインのエアロバンパーや16インチアルミホイールを備え、室内の装備も上質で高級感を演出したものになっていました。
安全装備も充実しており、DSA(ダイナミックスタビリティアシスタンス)とよばれるトラクションコントロールシステムを始めとした多数の装備が与えられています。
中古で購入する際の目安となる予算
また、新車販売当時は高級グレードであり、上質な本革シートを始めとする数々の充実した装備を持つV40 クラシックは、いまだに高い人気があります。そのため、中古車市場で見つかったとしても値下りは期待できません。
先代モデルとの比較
V40 クラシックは2003年の4月に設定された初代のグレードです。
安全装備として、以下の内容を装備していました。
・膨張パターンを調整するデュアルモードエアバッグ
・頭部側面衝撃吸収エアバッグ(インフレータブル・カーテン)
・EBD付きABS
・プリテンショナー付きシートベルト
エンジンは2.0L直列4気筒にロープレッシャーターボチャージャーを組み合わせたものを搭載。低回転域から豊富なトルクを発生させる出力特性のおかげで、日常のドライブで軽快な走りを見せました。
また、V40 クラシックはスポーティーなエアロパーツやチルトアップ機構付き電動ガラスサンルーフが与えられ、インテリアでも本革シートやCD・MD付ハイパフォーマンスオーディオシステムなどの上級装備を備えています。
このグレードが発売されていた時期は、今から15年前のため、中古車市場では現時点でたった1台しか流通していません。そのため、V40 クラシックの中古車を探すのは至難の業でしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力163ps。ボディサイズは全長4515mm×全幅1720mm×全高1460mmです。
人気のあるカラー
・ピュアシルバーメタリック
・アトランティックブルーメタリック
・チェリーレッドメタリック
・レッド
・ミストグリーンメタリック
・ラピスブルーメタリック
この中では、明るいシルバー色の「ピュアシルバーメタリック」が人気です。
※本記事は、2024年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。