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更新日:2020.01.07 / 掲載日:2017.10.30
【スバル】さらに進化したスバルの4WD制御技術「X-MODE」

goo-net編集チーム
スバル車と言えば、真っ先に思い浮かぶのが独自の4WD性能です。
世界屈指の4WDは、「X-MODE」という新たな制御技術を搭載し進化しました。
今や4WD機構はスバルと切っても切れない程、4WD車の代名詞とも言える際立った存在です。
そんなスバルの「シンメトリカルAWD」という名の洗練された4WD機構を解説します。
参考:
https://www.subaru.jp/brand/technology/technology/driving_awd.html
X-MODEを開発した背景
スバルの4WD技術の起源は、1972年に市販されたレオーネエステートバンにさかのぼります。以降、水平対向エンジンと4WDの進化が現在のスバルの好調な業績に繋がっています。
X-MODEとは、スバル車の4WDシステムに搭載された最新の制御技術です。
水平対向エンジンと重量バランスに優れたシンメトリー(左右対称)なパワートレーンで構成される、独自の4WDシステムが「シンメトリカルAWD」です。
「シンメトリカルAWD」は、路面や走行状況に応じて自動で前後に最適なトルク配分をする「アクティブトルクスプリットAWD」を採用しています。
また、スバルでは古くからのオフロード走行に特化した4輪駆動車と区別し、現在はAWD(All Wheel Drive)と統一し、オールラウンドでさまざまな用途に対応するシステムとして位置付けています。
左右の重量バランスの良さに加え、低重心のパワートレーンと相まって、走破性・走行安定性が格段に高いのがスバルのAWDの持ち味です。
これが、スバル=4WDという図式を成立させている大きな要素にもなります。
高速走行の直進安定性、悪路走行での安心感など、多大な恩恵ももたらしてくれます。
X-MODEの新機能は、「シンメトリカルAWD」の前提があってこそ、最大限の機能を発揮する技術です。
参考:
https://www.subaru.jp/legacy/outback/driving/performance.html
https://www.toyota.co.jp/Museum/collections/list/data/0205_SubaruLeoneEstatevan4WD.html
X-MODEの技術の機能
X-MODEとは、走破性と安心感を高めるスバルの画期的なAWD制御システムです。
雪道やぬかるんだ悪路では、タイヤが空転すると、瞬時にX-MODEが介入します。
4輪の駆動力やブレーキをはじめ、エンジン・トランスミッションを統合的にコントロールし、悪路からのスムーズな脱出を可能にします。
それだけではありません。
X-MODEの長所は滑りやすい下り坂でも真価を発揮します。
「ヒルディセントコントロール」は、気を抜くと車速が上がる急こう配の下り坂でも、タイヤのグリップを保ちながら速度を一定に保持します。
雪道、砂利道などのシビアなブレーキワークを要求されるシーンでは、X-MODEの「ヒルディセントコントロール」を使えば、ドライバーがリラックスしてステアリング操作に集中できるドライブ環境を整えてくれます。
これも高次元に4輪をコントロールでき、ブレーキ制御を行うスバルの「シンメトリカルAWD」の技術があってこそのシステムです。
参考:
https://www.subaru.jp/legacy/outback/driving/performance.html
X-MODE技術を採用した車種名一覧
X-MODE技術を採用する搭載車は次の通りです(2017年9月現在)。
今後も搭載車の拡大が期待される技術と言えるでしょう。
・レガシィ アウトバック
・SUBARU XV(1.6iアイサイトを除き標準装備)
・フォレスター
参考:
https://www.subaru.jp/xv/xv/
https://www.subaru.jp/legacy/outback/driving/performance.html
https://www.subaru.jp/forester/forester/driving/performance.html
以前は生活に根付いた4WD車として降雪地で高いシェアを誇ったスバル車ですが、「シンメトリカルAWD」と「水平対向エンジン」による、フィールドを選ばない優れた走行性能や走破性能、革新的な運転支援システム「アイサイト」の搭載により、安全性の高いAWDモデルとして広く認知されています。
今後もスバルの画期的な制御技術「X-MODE」は、スバルのAWDモデルを支えるコアテクノロジーとして進化が期待されます。