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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.17

対向車のライトがまぶしい時の対策とは

対向車のライトがまぶしい時の対策とは

グーネット編集チーム

夜間に車を運転していると、対向車のライトが眩しいと感じてしまうことがあります。ライトが目に入ると一瞬前が見えなくなってしまうため、とても危険です。

では、対向車のライトが眩しい時、どのような対策を行うと良いのでしょうか。

対向車のヘッドライトはなぜ眩しいのか?

LEDヘッドライトだから眩しい?

対向車のライトが眩しいと感じる理由の一つにLEDライトの普及があります。少ない消費電力で明るい光を放ち、外観もお洒落なことから普及の進んだLEDですが、光域の狭さがデメリットになります。そのため指向性が強くなり、光の届く範囲すべてを均一に明るく照らしてしまいます。

これに対しハロゲンライトは光域が広く、その境界はだんだん暗くぼんやりとしたものになります。道路のでこぼこや坂道でのすれ違いでライトが上下に揺れても、眩しいと感じられることはありませんでした。

LEDヘッドライトはロービームでも上限ぎりぎりまで明るいため、ライトが上下すると強い光が視界をチラチラしてしまいます。これがLEDライトを眩しい、と感じる大きな要因です。
また、特に、社外品のLEDヘッドライトなどでは、光軸のずれやカットラインの不正確さにより、ロービームでも眩しいと感じさせてしまうことがあります。

ハイビームになっているから眩しい?

車のヘッドライトは状況に応じてロービームとハイビームに切り替えられるようになっています。ロービームの正式名称は「すれ違い用前照灯」と言い、照射距離は40mほどで、ハイビームは「走行用前照灯」と呼ばれ100mの照射距離を誇ります。通常、対向車とのすれ違いや前走車がある場合にはロービーム、そうでない走行時にはハイビームとするのが基本です。

ところが、ロービームとハイビームの切り替えをうっかり忘れてしまうこともあります。ハイビームに照らされた対向車や歩行者が眩しいと感じるのは言うまでもありません。

雨などの天候によって眩しくなる?

眩しさは天候や時間帯にも影響を受けます。
雨の日などは濡れた路面にヘッドライトの光が反射してしまうため、非常に眩しくなります。激しく雨が降っている時など雨粒にも光が乱反射し、何も見えなくなることさえあります。ワイパーの動きや走行時の水しぶきなども視界不良の要因となります。雨の日の運転には、慎重さが必要になります。

そもそも最近のヘッドライトは眩しくなっているのか

近年、車で利用されているヘッドライトは、今までのハロゲンライトだけではなく、輝度の高い白っぽく光る高輝度放電式ライト(HID・ディスチャージ)が増えてきています。これらのライトは夜間の輝度も高く、ライトの指向性が強く、それまでのライトと比較しても、より明るく遠くまで前方を照らすので見やすくなりますが、一方で対向車は眩しく感じてしまうのです。

このような背景から、対向車へのライトによる眩しさの配慮を行えるように、手動で光軸を調整する「マニュアルレベライザー機能」をはじめ、光軸を自動で調節してくれる「オートレベライザー機能」がついた車も普及してきています。

眩しいと感じた時の対策方法

対向車のライトが眩しいと感じた時の対策方法には、いくつかの方法があります。

一つは対向車のライトを直視しないということです。恐らくこれが一番簡単にできる対策方法ではないでしょうか。対向車のライトを直接見てしまうことによって、目に光が入ってしまい、眩しいと感じてしまいます。通常はまっすぐ前を見なくてはいけませんが、ライトを直視するのを防ぐために、少し視線を変えるようにしましょう。

ただし、目をつぶったり視線を下に移したりしてしまうと、運転に支障が出てしまい大変危険ですので、絶対にしないように注意しましょう。

グッズを使ったライトの眩しさ対策方法

グッズを使ったライトの眩しさ対策方法

グーネット編集チーム

サンバイザー

昼間太陽が出ている時によく使うサンバイザーは、夜間には対向車のライトによる眩しさを防ぐことができます。サンバイザーを車に取り付けておき、夜間走行中にサンバイザーを降ろしておけば、視界を遮ることなくライトの明るさを防げる、便利なグッズです。

標準装備のサンバイザーは視界を遮る難点がありますが、市販されている透過タイプのサンバイザーであれば、ナイトサングラスのように視界を保ったまま、対向車のライトの眩しさを緩和します。
透過タイプのサンバイザーには、昼の太陽光に対して効果を発揮するタイプや、雪道に特化した商品などもあります。状況に応じて使い分けるのも良いでしょう。

防眩ミラー

また、後続車のライトの眩しさを対策するものとして、防眩ミラーというものもあります。これは多くの車種で採用されており、自動もしくは手動切り替えによって、夜間に後続車のライトの眩しさを防いでくれるものです。

ナイトサングラス

他にもナイトサングラスという、対向車のライトの眩しさを抑えつつ、曇天時の視界は明るくしてくれる機能性の高いサングラスがあります。運転中にメガネを掛けているという方も、メガネの上からそのまま掛けることができるようになっているのでとても便利です。

対向車のライトの眩しさにより、事故やトラブルに発展してしまう恐れもあるため、ライトの眩しさ対策を積極的に行うと同時に、乗車人員や荷物の搭載状況に応じて、光軸を調整することが重要です。

まとめ

LEDの普及により車のヘッドライトを眩しいと感じる方の割合が増えたのは確かです。また、雨の日の夜間運転や、対向車のビームの切り替え忘れによる眩しさには幻惑させられることさえあり、非常に危険です。それぞれに対策を十分にとっておく必要があります。

対向車のライトが眩しいと感じた場合は、ナイトサングラスや透過タイプのサンバイザー、防眩ミラーなど、市販のグッズを上手に活用するなどして対策することをおすすめします。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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