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更新日:2024.04.05 / 掲載日:2024.02.02
【2024年版】スズキ ジムニー VS 三菱 パジェロミニを徹底比較
スズキから販売されている「ジムニー」と三菱から販売されていた「パジェロミニ」は、ワイルドな見た目とコンパクトなサイズ感が人気の車です。いずれの車も軽自動車ならではの取り回しの良さから、アウトドアはもちろん街乗りにも適しています。
しかし、コンパクトSUVを探している方にとって「ジムニーとパジェロミニのどちらを選ぶと良いか分からない」とお悩みの方もいるでしょう。
この記事では、ジムニーとパジェロミニの価格や走行性能、燃費など様々な観点から比較します。おすすめのグレードも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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ジムニーの登場は、さかのぼること53年前。初代が販売されてから多くの方に愛されているロングセラー商品です。
数えきれないほどの改良やモデルチェンジを繰り返したことで、時代に即した運転の楽しさを提供してきました。初代は土木・建設・林業に向けた「プロの道具」から始まりましたが、時代を経て先進技術を取り込んだ安全機能を装備するようになりました。
抜群の走破性や堅牢さはそのままで、より安全性に力を入れた唯一無二の車と言えるでしょう。
初代は1970年代に販売されたLJ10型~SJ20型を指します。「プロの仕事道具」をコンセプトに頑強なラダーフレームを骨格に採用し、基本的にはオープンカータイプのフォルムが採用されていました。
型が更新されるたびにエンジンの改良も行われ、登坂力や基本性能が向上。初代の中でもSJ20型から海外への販路を開拓したため、SJ20型は世界に「スズキ」の名前を発信したモデルです。
2代目は1980年から1990年代に販売されたSJ30型からJB22型を指します。これまでの仕事道具としての立ち位置から変わるために、デザインを一新したことでスポーティな印象を与える作りになりました。
より万人受けするデザインに変わったことで、販売台数も飛躍的に伸びています。型式が新しくなるにつれて総排気量も増え、走破性に加えて力強い走行性も魅力的な世代です。
3代目は1998年から販売開始されたJB23型を指します。今までの走破性に加え、エアバッグの標準装備やエンジンの改良など現在のモデルにつながる機能追加や改良が行われました。今はSUVに絶大な人気が集中しているため今まで以上に人気が高く、コアなファンが根付いた人気車として活躍しています。

パジェロミニは1994年にジムニーの対抗馬として販売開始され、2013年までのおよそ19年間にわたり多くの方に愛されました。パジェロに組み込まれた技術を軽自動車に落とし込むことで、アウトドアで使用する以外にも街乗り用のコンパクトSUVとして、女性にとっても抵抗感が少ない車づくりが意識されています。
また、安全性に関しては独自のプラットフォームである「RISE」が採用されており、衝突安全強化ボディによるオフセット(55km/h)衝突にも対応できるため、軽自動車でありながら普通小型車と同等の衝突安全性能を有している点が魅力的です。
現在は販売されていないものの、もともとがタフな作りの車であったため、中古車市場では人気の高い車です。
初代は三菱のフラッグシップSUVである「パジェロ」の弟分として販売開始。すでに本格派の軽SUVとして販売されていたジムニーとジャンルは同じものの、ラダーフレームが採用されているジムニーに対し、ビルドインフレームのモノコック構造を採用するなど、基本設計やキャラクターは差別化されています。
2代目は初代とは違い角型のヘッドライトを採用し、車格も一回り大きくなったことで先代との差別化が図られました。また、従来の骨格構造にクラッシャブル構造とブレーキアシスト構造を採用することで、当時の軽自動車では類を見ない衝突安全性を誇っています。
現在は販売終了したもののレトロさを感じさせる可愛らしいフォルムデザインと力強い走行性が市場ニーズにつながっています。
車を購入する際に最も気になる観点が価格です。レジャー目的で使うことも多いため、遊びに回すお金を考えると初期費用はなるべくおさえたいところです。
グレードや駆動方式によって価格に幅があるため予算にあわせた選択がおすすめです。
価格を比較すると、パジェロミニのほうがお求めやすい金額と言えるでしょう。
中古車であれば新車に比べて半額近く値下がりしたものも販売されています。なお、ジムニーについては新車だけでなく、中古車という選択肢もあります。両車種とも人気が高く、中古車市場において豊富な取り扱いがあるため、チェックしてみることをおすすめします。

ここからジムニーとパジェロミニのボディサイズを比較します。
具体的なサイズは下記の通りです。
両車ともグレードごとによるボディサイズに違いはありません。軽自動車に分類されるボディサイズであるため、コンパクトなサイズ感になっています。
ボディサイズは実際に試乗することで乗り心地や居住性が分かるため、近くのディーラーや中古車販売店へ行って体験してみましょう。
なお、車を購入する際には駐車場のサイズを考慮しなければなりません。ジムニーとパジェロミニの高さや幅については、立体駐車場に問題なく駐車できます。
しかし、機械式駐車場の場合は全高が1,550mm以下に制限されていることがあるため注意が必要です。両車種とも制限ギリギリの高さなので、初めて訪れる施設や旅行先では駐車場のサイズに注意しましょう。

ここからはジムニーとパジェロミニの室内空間を比較します。
具体的なサイズは下記の通りです。
室内空間の観点ではジムニーの方が勝ります。ボディサイズはパジェロミニの方が大きいため、ジムニーが広い室内空間を確保するために工夫して製造されていることが分かります。
パジェロミニにおいても、コンパクトなサイズ感でありながら、普段使いする分に関しては十分な居住スペースが確保されているでしょう。
燃費性能についてはモードが同じではないため比較することが難しいですが、ややジムニーの方が高めでしょう。
エンジンは3気筒よりも4気筒の方がスムーズかつ振動を抑えられるため、ジムニーと比べるとパジェロミニは滑らかな走り心地が特徴です。一方、最大出力はパジェロミニと比べるとジムニーは力強いため、パワフルな走行性を重視したい場合はジムニーがやや優勢です。
具体的なサイズは下記の通りです。
ジムニーとパジェロミニともにタイヤ幅は同じですが、ジムニーの方がパジェロミニに比べて一回り大きなタイヤを採用しています。

ジムニーは毎日の安心と車の楽しさを支える3つの安全技術を採用しています。具体的な内容は次の通りです。
・基本安全
視認性を高めたフロントビューのパーツ配置や運転時の姿勢を保つためのステアリングホイールをはじめとしたパーツ配置、メーターやディスプレイの視認性を高めるデザインが特長
・予防安全
「スズキセーフティサポート」として、標識認識機能や車線逸脱警報機能をはじめとした6つの先進技術を搭載
・衝突安全
軽量衝撃吸収ボディである「TECT」を車の骨格に採用。また、高張力鋼板や構造解析を活用したことで、安全性の向上と軽量化の両立を実現
予防安全は、デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能をはじめとした衝突事故を回避する機能を搭載することで、衝突時の被害軽減に役立ちます。また、踏み間違いを防止する機能を搭載しているため、幅広い年齢層の方が運転しやすい車です。
パジェロミニは、前述のとおり販売期間が2012年までと10年以上前の車のため、現行車のような先進技術を活用した安全機能は搭載されていません。しかし、三菱独自の衝突安全強化ボディである「RIZE」が2代目から搭載されるようになりました。高エネルギー吸収フロント・リア構造と高剛性キャビン構造によって、50km/hの速度で衝突した場合の前面・側面衝突乗員保護や後面衝突時の燃料漏れ防止を可能にしています。
シンプルな安全装備で問題ない方にとってパジェロミニはおすすめです。免許を取り立ての方や運転に自信がない方に関しては、先進機能を搭載したジムニーをおすすめします。

ここではジムニーとパジェロミニのラゲッジスペースのサイズを比較します。具体的なサイズ感は下記の通りです。
後部座席を倒した場合、ジムニーに比べるとパジェロミニの方が奥行きが広く高さもあるため、荷室を広く感じられます。車のタイプとして、ジムニーとパジェロミニはアウトドアなどのレジャーシーンで使う機会が多いため、より多くの荷物を積めるパジェロミニがおすすめです。
パジェロミニは中古車しか流通していないため、状態や製造年、走行距離によって値段は前後します。最低額の目安は30万円前後から販売されていますが「長く乗りたい」「安全に乗りたい」といった希望があれば、100万円前後の販売価格を目安にしてみると良いかもしれません。流通しているパジェロミニの中では高額だとしても、新車と比べると購入しやすいでしょう。
安全性能や標準装備を重視する場合は、現行モデルのジムニーをおすすめします。
パジェロミニにおいては、オートマ車がおすすめです。ミッション車と比べて加速が滑らかで低燃費です。運転中に走行性能によるストレスを感じたくないのであればオートマ車を選びましょう。
パジェロミニにおいては、2代目の後期に販売された「プレミアムセレクション」がおすすめです。ターボモデルのVRグレードをベースにしながらも、シートやステアリングに本革を採用したり、バックカメラを搭載したりと機能面・デザイン面の両方において高級感を演出しています。そのため、中古車だとしても販売価格は140万円前後とやや高めの設定です。
※本記事は、2024年1月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
しかし、コンパクトSUVを探している方にとって「ジムニーとパジェロミニのどちらを選ぶと良いか分からない」とお悩みの方もいるでしょう。
この記事では、ジムニーとパジェロミニの価格や走行性能、燃費など様々な観点から比較します。おすすめのグレードも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

この記事の目次
スズキ ジムニーのプロフィール

数えきれないほどの改良やモデルチェンジを繰り返したことで、時代に即した運転の楽しさを提供してきました。初代は土木・建設・林業に向けた「プロの道具」から始まりましたが、時代を経て先進技術を取り込んだ安全機能を装備するようになりました。
抜群の走破性や堅牢さはそのままで、より安全性に力を入れた唯一無二の車と言えるでしょう。
先代モデルとの比較
ジムニーは1970年から販売開始されており、長い期間をかけて多くのモデルチェンジを繰り返してきました。およそ50年の間で大きく3世代に分けられます。そのため、ここでは各世代の歴史にスポットをあてて比較します。初代は1970年代に販売されたLJ10型~SJ20型を指します。「プロの仕事道具」をコンセプトに頑強なラダーフレームを骨格に採用し、基本的にはオープンカータイプのフォルムが採用されていました。
型が更新されるたびにエンジンの改良も行われ、登坂力や基本性能が向上。初代の中でもSJ20型から海外への販路を開拓したため、SJ20型は世界に「スズキ」の名前を発信したモデルです。
2代目は1980年から1990年代に販売されたSJ30型からJB22型を指します。これまでの仕事道具としての立ち位置から変わるために、デザインを一新したことでスポーティな印象を与える作りになりました。
より万人受けするデザインに変わったことで、販売台数も飛躍的に伸びています。型式が新しくなるにつれて総排気量も増え、走破性に加えて力強い走行性も魅力的な世代です。
3代目は1998年から販売開始されたJB23型を指します。今までの走破性に加え、エアバッグの標準装備やエンジンの改良など現在のモデルにつながる機能追加や改良が行われました。今はSUVに絶大な人気が集中しているため今まで以上に人気が高く、コアなファンが根付いた人気車として活躍しています。
三菱 パジェロミニのプロフィール

また、安全性に関しては独自のプラットフォームである「RISE」が採用されており、衝突安全強化ボディによるオフセット(55km/h)衝突にも対応できるため、軽自動車でありながら普通小型車と同等の衝突安全性能を有している点が魅力的です。
現在は販売されていないものの、もともとがタフな作りの車であったため、中古車市場では人気の高い車です。
先代モデルとの比較
パジェロミニは1994年から2013年の間に1度だけモデルチェンジが行われています。そのため、ここでは初代と2代目の歴史について紹介します。初代は三菱のフラッグシップSUVである「パジェロ」の弟分として販売開始。すでに本格派の軽SUVとして販売されていたジムニーとジャンルは同じものの、ラダーフレームが採用されているジムニーに対し、ビルドインフレームのモノコック構造を採用するなど、基本設計やキャラクターは差別化されています。
2代目は初代とは違い角型のヘッドライトを採用し、車格も一回り大きくなったことで先代との差別化が図られました。また、従来の骨格構造にクラッシャブル構造とブレーキアシスト構造を採用することで、当時の軽自動車では類を見ない衝突安全性を誇っています。
現在は販売終了したもののレトロさを感じさせる可愛らしいフォルムデザインと力強い走行性が市場ニーズにつながっています。
グレードと価格の比較
ここからは、ジムニーとパジェロミニの価格を比較します。車を購入する際に最も気になる観点が価格です。レジャー目的で使うことも多いため、遊びに回すお金を考えると初期費用はなるべくおさえたいところです。
グレードや駆動方式によって価格に幅があるため予算にあわせた選択がおすすめです。
ジムニー | メーカー小売希望価格 |
---|---|
XC(4WD・5MT) | 1,804,000円(税込) |
XC(4WD・4AT) | 1,903,000円(税込) |
XL(4WD・5MT) | 1,681,900円(税込) |
XL(4WD・4AT) | 1,780,900円(税込) |
XG(4WD・5MT) | 1,555,400円(税込) |
XG(4WD・4AT) | 1,654,400円(税込) |
パジェロミニのグレード | 新車時の価格 |
---|---|
660 VR 4WD(5MT) | 1,440,000円(税込) |
660 VR 4WD(4AT) | 1,503,000円(税込) |
660 XR | 1,241,000円(税込) |
660 ZR 4WD(5MT) | 1,335,000円(税込) |
660 ZR 4WD(4AT) | 1,398,000円(税込) |
660 エクシード 4WD | 1,602,000円(税込) |
660 ナビエディション VR 4WD | 1,696,000円(税込) |
660 ナビエディション XR | 1,470,000円(税込) |
660 プレミアムセレクション 4WD | 1,626,000円(税込) |
660 プレミアムセレクション ファイナルアニバーサリー 4WD | 1,680,000円(税込) |
中古車であれば新車に比べて半額近く値下がりしたものも販売されています。なお、ジムニーについては新車だけでなく、中古車という選択肢もあります。両車種とも人気が高く、中古車市場において豊富な取り扱いがあるため、チェックしてみることをおすすめします。
外観とボディサイズの比較

具体的なサイズは下記の通りです。
ジムニー | 全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,725mm |
---|---|
パジェロミニ | 全長3,400mm×全幅1,480mm×全高1,640mm |
ボディサイズは実際に試乗することで乗り心地や居住性が分かるため、近くのディーラーや中古車販売店へ行って体験してみましょう。
なお、車を購入する際には駐車場のサイズを考慮しなければなりません。ジムニーとパジェロミニの高さや幅については、立体駐車場に問題なく駐車できます。
しかし、機械式駐車場の場合は全高が1,550mm以下に制限されていることがあるため注意が必要です。両車種とも制限ギリギリの高さなので、初めて訪れる施設や旅行先では駐車場のサイズに注意しましょう。
室内の広さを比較

具体的なサイズは下記の通りです。
ジムニー | 室内長1,770〜1,795mm×室内幅1,300mm×室内高1,200mm |
---|---|
パジェロミニ | 室内長1,665mm×室内幅1,220mm×室内高1,210mm |
室内空間の観点ではジムニーの方が勝ります。ボディサイズはパジェロミニの方が大きいため、ジムニーが広い室内空間を確保するために工夫して製造されていることが分かります。
パジェロミニにおいても、コンパクトなサイズ感でありながら、普段使いする分に関しては十分な居住スペースが確保されているでしょう。
燃費性能の比較
ジムニーとパジェロミニの各グレードにおける燃費性能は下記の通りです。ジムニーのグレード (全て4WDのみ) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
XC(5MT) | 16.6km/L | 15.6km/L | 17.5km/L | 16.5km/L |
XC(4AT) | 14.3km/L | 12.4km/L | 15.1km/L | 14.8km/L |
XL(5MT) | 16.6km/L | 15.6km/L | 17.5km/L | 16.5km/L |
XL(4AT) | 14.3km/L | 12.4km/L | 15.1km/L | 14.8km/L |
XG(5MT) | 16.6km/L | 15.6km/L | 17.5km/L | 16.5km/L |
XG(4AT) | 14.3km/L | 12.4km/L | 15.1km/L | 14.8km/L |
パジェロミニのグレード | JC08モード | 1015モード |
---|---|---|
660 VR 4WD(5MT) | 14.6km/L | 15.6km/L |
660 VR 4WD(4AT) | 13.8km/L | 15km/L |
660 XR | -km/L | 15.6km/L |
660 ZR 4WD(5MT) | 14.6km/L | 15.6km/L |
660 ZR 4WD(4AT) | 13.8km/L | 15km/L |
660 エクシード 4WD | 13.8km/L | 15km/L |
660 ナビエディション VR 4WD | 13.8km/L | 15km/L |
660 ナビエディション XR | 14.6km/L | 15.6km/L |
660 プレミアムセレクション 4WD | -km/L | 15km/L |
660 プレミアムセレクション ファイナルアニバーサリー 4WD | 13.8km/L | 15km/L |
動力性能の比較
ここからはジムニーとパジェロミニの動力性能を比較します。ジムニーのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ガソリン車全グレード | 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ | 0.658L | 47kW(64PS)/6,000r.p.m |
パジェロミニのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ガソリン車全グレード | 水冷直列4気筒ターボ | 0.659L | 47kW(64PS)/4,000r.p.m |
タイヤサイズの比較
ここではジムニーとパジェロミニのタイヤサイズを比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
ジムニー | 175/80R16 |
---|---|
パジェロミニ | 175/80R15 |
安全装備の比較

・基本安全
視認性を高めたフロントビューのパーツ配置や運転時の姿勢を保つためのステアリングホイールをはじめとしたパーツ配置、メーターやディスプレイの視認性を高めるデザインが特長
・予防安全
「スズキセーフティサポート」として、標識認識機能や車線逸脱警報機能をはじめとした6つの先進技術を搭載
・衝突安全
軽量衝撃吸収ボディである「TECT」を車の骨格に採用。また、高張力鋼板や構造解析を活用したことで、安全性の向上と軽量化の両立を実現
予防安全は、デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能をはじめとした衝突事故を回避する機能を搭載することで、衝突時の被害軽減に役立ちます。また、踏み間違いを防止する機能を搭載しているため、幅広い年齢層の方が運転しやすい車です。
パジェロミニは、前述のとおり販売期間が2012年までと10年以上前の車のため、現行車のような先進技術を活用した安全機能は搭載されていません。しかし、三菱独自の衝突安全強化ボディである「RIZE」が2代目から搭載されるようになりました。高エネルギー吸収フロント・リア構造と高剛性キャビン構造によって、50km/hの速度で衝突した場合の前面・側面衝突乗員保護や後面衝突時の燃料漏れ防止を可能にしています。
シンプルな安全装備で問題ない方にとってパジェロミニはおすすめです。免許を取り立ての方や運転に自信がない方に関しては、先進機能を搭載したジムニーをおすすめします。
ラゲッジスペースの比較

ジムニー | 奥行980mm×幅1,475mm×高さ850mm 荷室容量:約352L |
---|---|
パジェロミニ | 奥行1,090mm(2名乗車時)340mm(4名乗車時)×幅1,220mm×高さ950mm |
おすすめグレードの選び方
ここからはジムニーとパジェロミニにおいて価格や走行性、装備など3つの観点からおすすめのグレードを紹介します。価格重視
価格重視の場合、ジムニーは「XG」グレード(4WD・ミッション車)がおすすめです。価格は1,55,400円と200万円を切っているため、購入しやすい価格帯でしょう。パジェロミニは中古車しか流通していないため、状態や製造年、走行距離によって値段は前後します。最低額の目安は30万円前後から販売されていますが「長く乗りたい」「安全に乗りたい」といった希望があれば、100万円前後の販売価格を目安にしてみると良いかもしれません。流通しているパジェロミニの中では高額だとしても、新車と比べると購入しやすいでしょう。
安全性能や標準装備を重視する場合は、現行モデルのジムニーをおすすめします。
走り重視
走りを重視する場合、操作に慣れているのであれば、ジムニーは全グレードでミッション車をおすすめします。オートマチック車と比べても、グレード間で比べても排気量やトルクは大きく変わりませんが、変速比率で考えるとミッション車の方がパワフルな走行性を楽しめます。パジェロミニにおいては、オートマ車がおすすめです。ミッション車と比べて加速が滑らかで低燃費です。運転中に走行性能によるストレスを感じたくないのであればオートマ車を選びましょう。
装備重視
装備を重視する場合、ジムニーについては最上級グレードの「XC」グレードがおすすめです。全グレードの中で唯一「ACC(オートクルーズコントロール)」や「本革巻ステアリングホイール」が採用されており、機能面・装備面の両方において高級感を感じられます。また、車体カラーも2トーンを選択できるため、他のグレードと違いオリジナリティを出しやすい点が特徴です。パジェロミニにおいては、2代目の後期に販売された「プレミアムセレクション」がおすすめです。ターボモデルのVRグレードをベースにしながらも、シートやステアリングに本革を採用したり、バックカメラを搭載したりと機能面・デザイン面の両方において高級感を演出しています。そのため、中古車だとしても販売価格は140万円前後とやや高めの設定です。
※本記事は、2024年1月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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