パーツ取付・交換
更新日:2019.04.25 / 掲載日:2019.04.25
ドライブレコーダーを常時電源で設置するメリット・取り付け方法は?
ドライブレコーダーは、車で走行中のトラブルを証拠映像として残せる重要なアイテムです。ドライブレコーダーを設置する際に、シガーソケットに接続して利用している方も多いと思いますが、駐車監視機能を備えている機種の場合、エンジンを切っても通電している「常時電源」に接続して利用する必要があります。
ここでは、常時電源でドライブレコーダーを設置するメリットとその方法について解説いたします。
ドライブレコーダーを常時電源で設置して駐車監視機能を利用する

一般的なドライブレコーダーは、シガーソケットにプラグを差してそこを電源にすることが多いですが、この方法だとエンジンを切った時に電流は流れなくなり、ドライブレコーダーが作動しなくなります。
一方で、駐車監視機能を搭載するドライブレコーダーも多く存在します。駐車監視機能はその名の通り、駐車中の車を監視・録画をしてくれる機能ですが、電源が確保できなければ機能しません。
内蔵バッテリーが搭載されているドライブレコーダーもありますが、バッテリーを使い切ってしまうと機能を失います。つまり、エンジンが切れた状態で車上荒らしなどをされたとしてもカメラが起動せず、何も録画されないということになってしまいます。
このような事態を打破できるのが、ドライブレコーダーを常時電源で設置することです。常時電源とは、車のエンジンを切っても電力が必要な電装品(ブレーキランプなど)のためのヒューズから取る電源です。
エンジンを切ってしまうと電力の供給がなくなってしまうシガーソケットのACC電源ではなく、エンジンを切った状態でも常に電源を供給できる常時電源に接続することで、24時間駐車監視が可能となります。これにより、愛車が車上荒らしの被害に遭ったり事故に巻き込まれた場合でも、映像の常時録画が可能となります。
ですので、ドライブレコーダーで駐車監視機能を使用する際には、ドライブレコーダーを常時電源で接続するのが一般的とされています。
ドライブレコーダーを常時電源で設置する方法
ドライブレコーダーを常時電源で設置するには、少し手間がかかります。詳しくは以下のような手順なので、常時電源での設置を考えている方は参考にしてみてください。
・ヒューズボックスを探す。
・検電テスターを利用して、常時電源ヒューズを探す。
・常時電源ヒューズに電源取得用配線を繋げる。
車種やドライブレコーダーによって、詳しい設置方法は異なります。特にヒューズボックスは、運転席や助手席の足下にあることが多いですが、車種によって異なります。事前に車とドライブレコーダー、両方の取扱説明書を読んで確認しておきましょう。
常時電源でドライブレコーダーを使用する際の注意点とは
ドライブレコーダーを常時電源に繋いでいるということは、常に電気を使っているということです。長時間電源を使用し続けると、バッテリーの寿命を縮めてしまったり、バッテリー上がりを起こしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
また、ドライブレコーダーによっては駐車監視機能が搭載されていない商品もあります。駐車監視をしたいのであれば、駐車監視機能が搭載されているかを確認してから購入しましょう。
まとめ
今回は、常時電源でドライブレコーダーを設置するメリットとその方法について解説しました。
せっかくドライブレコーダーを設置していても、電源が無ければ録画はできなくなります。特に、駐車監視機能を使って常時録画したい場合は、常時電源で接続することをおすすめします。
車のメンテナンスに慣れていない方などは、ドライブレコーダーの常時電源接続は少し難しい作業になるかもしれません。そのような場合は、カー用品店やディーラーなどの専門家に、ドライブレコーダーの取り付けを依頼するようにしましょう。