車検・点検・メンテナンス
更新日:2016.01.25 / 掲載日:2016.01.25
車の室内灯を消し忘れた際のバッテリーへの影響とは

車を降りる前、車内で作業をするために室内灯を点けたていたら、
降りるときにうっかり消し忘れてしまったという経験をされた方もいるのではないでしょうか。
車の室内灯を消し忘れると、バッテリーに影響を与えてしまいます。
では一体、どういった影響が出てくるのでしょうか?
室内灯を消し忘れた際にバッテリーに与える影響について、ご紹介しましょう。
バッテリー内の電気を使ってしまう
車で室内灯やライト、エアコン、オーディオなどの電化製品を使う際には、
バッテリーに溜めておいた電気を使います。
ここで、バッテリー内にどのようにして電気を溜めるかですが、
エンジンの力を利用して発電をし、その発電された電気をバッテリーに溜めていきます。
そのため、エンジンを停止した状態で室内灯を点けっぱなしにしてしまうと、
バッテリーに電気が溜められないまま、バッテリー内の電気を使いこんでしまうことになるのです。
バッテリー上がりによってエンジンがかからなくなる
室内灯を消し忘れてしまうと、最終的には、バッテリーが上がってしまいます。
バッテリー上がりとは、バッテリー内に充電された電気を、全て使い切ってしまった状態のことです。
バッテリーが上がってしまうとエンジンもかからなくなってしまうので、
他の車から電気を分けてもらうなどの処置が必要となります。
バッテリー上がりを防ぐには?
室内灯などを消し忘れないことが重要ですが、定期的にバッテリーをチェックして、
弱くなっているようであれば新しいものと交換することも大切です。
バッテリーが古いとよりバッテリー上がりを引き起こしやすくなりますので、
古くなっている場合も交換した方が良いでしょう。
また、最近ではエンジンを止めて鍵を閉めると、
一定時間後に自動で室内灯を消灯してくれる車などもあります。
このような車なら、室内灯の消し忘れでバッテリーが上がることを防ぐことができます。
車に乗ろうとしてエンジンがかからないなんて一大事です。
室内灯の消し忘れを防ぐと同時に、バッテリーもしっかりチェックして、
バッテリーが上がりにくい状態にしておきましょう。