パーツ取付・交換
更新日:2016.02.08 / 掲載日:2016.02.08
車のヒューズが飛ぶ(切れる)原因とヒューズの交換方法

車には様々な電装品が搭載されています。
これらはヒューズが飛んでしまうと機能しなくなってしまいます。
では、ヒューズが飛ぶ(切れる)原因は何でしょうか。
また、その交換はどのように行えばよいのでしょうか。
ヒューズとは
何らかの異常などによって電気回路に過電流が流れた時に、
ヒューズが飛ぶ(切れる)ことで回路を遮断して通電を阻止し、
電気回路や電装品を発火や溶解から保護する部品になります。
ヒューズが飛ぶ(切れる)原因
ヒューズが飛ぶ(切れる)原因として、まず考えられるのが配線のショートです。
配線は通常内部の導線が被膜に覆われており、
他の金属と接触してもシュートしないようにできています。
しかし、配線をきつく束ねたりしてしまうと被膜にダメージが加わり、破れてしまうことがあります。
被膜が破れてしまうと、被膜内部の導線と車のボディなどが接触してしまい、
配線のショートを起こしてしまうことがあります。
ヒューズを交換してもすぐ飛ぶ場合は、配線がショートしている可能性があります。
また、後付けの電装品を付け過ぎることによって、電力がヒューズの許容量を越えてしまい、
ヒューズが飛ぶ原因となります。
ヒューズの交換方法
ヒューズの交換の前に、まずヒューズボックスの位置を確認します。
ヒューズボックスの位置は運転席の右下や運転席側のドアの下など、
車種によって異なりますので注意してください。
位置が確認できたら、ヒューズボックスを開けます。
ヒューズボックスの蓋の裏側には、どの電装品がどのヒューズに対応しているかが書かれているので、
電装品とヒューズの対応を確認します。
次に機能していない電装品に対応しているヒューズを抜き、ヒューズが飛んでいるかを確認します。
ヒューズは素手では抜けないので、ペンチやヒューズプラーなどの道具を用いて引き抜きます。
抜いたヒューズを確認し、もし飛んで(切れて)いるのであれば新しいヒューズに交換します。
新しいヒューズは、抜いたヒューズと同じ容量・同じ大きさのものを使用します。
容量などが違うものを使用すると、電装品が正常に機能しなくなることがありますので、
必ず容量・大きさを確認してから交換しましょう。