タフな走りが自慢のデリカD:5！燃費はどうなのか、調べてみた

　オフロード4WDタイプのミニバンとして人気を博した三菱・デリカスペースギア。その後継モデルとして2007年より販売されているのがデリカD:5です。

　車名はデリカシリーズの5代目であることを意味し、発売以後、1年に1回のペースで改良・マイナーチェンジを実施。その時代に合った機能を導入しながらも、オフロードでも力強い走りを発揮できる“オールラウンダーミニバン”の軸はブレることがなく、無二の存在感を示しています。

　そんなデリカD:5ですが、その燃費性能はあまり語られないところ。現行モデルの中ではホンダ・ステップワゴンと近いサイズを持っていますが、燃費の差はあるのでしょうか。この記事ではデリカD:5の燃費性能について、現行型のカタログ燃費や実燃費を中心に調べてまいります！

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現行型デリカD:5のカタログ燃費をチェック！

　はじめに、現行モデルのデリカD:5のカタログ燃費を見てみましょう。

　カタログには「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という区分での数値も掲載されていますが、今回は基準となる数値をピックアップしています。

　2024年2月現在、デリカD:5はP、G-パワーパッケージ、G、Mの4グレードに加え、専用エクステリアを装着したアーバンギアで2グレードを設定。それぞれに7人乗りと8人乗りの仕様を用意していますが、燃費はすべて12.6km/Lとなっています。

　また、全グレード共通で駆動方式は4WDのみを採用、エンジンはターボチャージャー付2.2Lクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。

気になる現行型デリカD:5の実燃費は？

　では、実燃費はどのようになっているのでしょうか。

　今回算出できた平均燃費は12.12km/Lで、燃費達成率は96.2％と好数値を達成。サンプルによりややバラつきがあるものの、全サンプルで10.0km/Lオーバーを記録しているのが好印象です。

先代型のカタログ燃費と実燃費は？

　続いて先代モデルのデリカD:5について見ていきますが、今回はフロントデザインやトランスミッションなどを刷新した2019年を区切りとし、その前年である2018年モデルを先代型とします。まずはカタログ燃費からです。

　2018年当時はJC08モードという測定方法で算出しており、現在使われているWLTCモードに比べるとやや数値が高くなっています。

　この時はディーゼルモデルに加えてガソリンモデルを設定。ガソリンモデルはFF（2WD）と4WDの両方が設定されていました。

　続いて実燃費です。

　ディーゼルモデルの燃費達成率は87.2％。カタログ燃費がやや高くなっていることを考慮すれば、まずまずの数値。ただし、一般的にJC08モード燃費の数値の7～8割程度が実燃費に相当すると言われていることを考えると、この結果は好数値と見ることもできます。なお、現行型との差は0.78ポイントで、若干の向上が見られました。

　一方のガソリンモデルは73.1％という燃費達成率。ディーゼルモデルに比べると物足りない数値となってしまいました。

中古車は現行デザイン車が豊富！条件を定めて賢いお買い物を！

　現行デザイン車は登場から約5年が経過。その初期である2019年モデルはいわゆる“5年落ち”で、中古車のタマ数も豊富となっています。2018年以前のモデルはやや過走行の傾向があるものの、デザインの違いは愛車を決めるうえで大事な要素の一つ。燃費面とのバランスを考慮し、ディーゼルモデルに的を絞って探してみるのもよいでしょう。

　2024年2月現在、グーネットでは2,000台強のデリカD:5が登録されており、あなたの希望に見合う一台がきっと見つかるはず。次の愛車探しの際には、グーネットでお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか。

デリカD:5の中古車登録台数：2,185台（2024年2月現在）