中古車購入チェックポイント
更新日:2024.04.05 / 掲載日:2024.03.02
【2024年版】トヨタ クラウンVSトヨタ ヴェルファイアを徹底比較
トヨタから販売されているセダンタイプの「クラウン」とミニバンタイプの「ヴェルファイア」は、フラッグシップモデルとして人気の高い車種です。
乗車人数や使い方によってニーズの異なる車ですが、「自分にとってどちらの車を選べばよいのか分からない…」とお悩みの方もいるでしょう。
この記事では、クラウンとヴェルファイアのサイズや価格、燃費など様々な角度からそれぞれの車を比較していきます。おすすめのグレードも紹介するので、お気に入りの車選びの参考にしてみてください。
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クラウンは初代が販売されてから69年間、日本の最高級セダンとして多くの方に愛されてきた名車です。トヨタを代表するショーファーカーとして、「いつかはクラウン」のキャッチコピーが有名です。
2023年のフルモデルチェンジでは、SUVやステーションワゴンなどセダンにとらわれない商品展開が話題になりました。車名に込められた「国産車を常にリードし続ける王座のしるし」の思いの通り、他の追随を許さない革新的な進化を遂げることで、これまでもこれからも皆のあこがれの的として最先端を突き進んでいます。
13代目クラウンは2008~2012年に販売されました。12代目まではガソリン車のみのラインナアップでしたが、13代目からハイブリッド車が新たに加わっています。環境への配慮や燃費の向上など、社会のニーズに応え続けるクラウンの姿勢は世間の関心を集めました。エクステリアデザインは先代の曲線美を残しつつ、シャープさを取り入れた意匠性の高さが特徴的です。
14代目クラウンは2012~2018年に販売されました。キャッチコピーである「CROWN Re BORN」の通り、一目見ただけでクラウンと分かる躍動感のあるデザインが特徴的です。また、14代目からエンジンが8速に増えるなど、外部内部とも生まれ変わっています。
15代目クラウンは2018~2022年に販売されました。14代目まではデザインの改良が進められてきましたが、この代では基本的な車としての能力を進化させた点が最大の変化です。過酷なサーキットとして名高いドイツのニュルブルクリンクで「走る・曲がる・止まる」を重要視して鍛えられました。結果として、車両性能の向上によるスポーティさが若年層からの高い支持につながっています。

ヴェルファイアは2008年にアルファードの兄弟車として販売開始されたトヨタの最高級ミニバンです。「威風堂々、ミニバンの頂点」と銘打たれたテーマに沿ってアルファードとの差別化が図られています。
新型のヴェルファイアにおいては「Forceful×IMPACT LUXURY」をキーワードに、かたまり感を意識した闘牛のようなモチーフのデザインが採用されました。
販売開始されてから、クラウンと肩を並べてショーファーカーとしての地位を確立してきました。
2023年6月にはフルモデルチェンジがなされ、今まで以上に目の離せない車に生まれ変わっています。
初代ヴェルファイアは2008~2015年まで販売されました。販売開始当初から同じミニバンとしてアルファードとの差別化が図られており、エクステリアデザインの違いに如実に表れています。アルファードは「上品」「洗練」をテーマに掲げているのに対し、ヴェルファイアは「力強さ」「先進性」のテーマのもと個性の異なる車として生み出されました。
2代目アルファードは2015~2023年まで販売されました。「大空間高級サルーン」をキーワードに開発され、「大胆・不敵」のテーマのもと外観の差別化がおこなわれています。
現行モデルは2代目モデルと比較して、外観・内装・パワートレーンともに大幅に変更されています。外観については、2代目まではアルファードとの差別化が重要視されていましたが、現行モデルでは統一感が重視されています。内装については、2代目は7人乗りと8人乗りの規格が設けられていましたが、現行モデルは7人乗りのみ展開されています。より乗車中の快適性を重視した仕様変更が見て取れます。
車を購入する際に最も気になるのが価格です。クラウンはシンプルなグレード設定に対して、ヴェルファイアはバラエティ豊かな設定が特徴です。希望の装備内容や仕様によって価格の幅があるため予算にあわせて選択しましょう。
価格を比較するとヴェルファイアのZ Premierがお求めになりやすい金額と言えるでしょう。一方で、ヴェルファイアの最上級グレードとクラウンを比較すると、クラウンの方がお求めになりやすい金額です。
なお、車の購入は新車だけでなく、中古車という選択肢もあります。両車種とも人気が高く、中古車市場において豊富な取り扱いがあるため、チェックしてみるのがおすすめです。

ここからは、クラウンとヴェルファイアのボディサイズを比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
クラウンはセダンタイプであるため、全高はヴェルファイヤと比べて低く抑えられています。そのため、全長と全幅はクラウンが大きいのですが、イメージではミニバンであるヴェルファイアの方が大きく感じるでしょう。
なお、立体駐車場に駐車する場合、幅と高さともにクラウンもヴェルファイヤも問題ありませんが、機械式駐車場であれば全幅は1,800~1,850mm以下、全高は1,550mm以下に設定されているところがあるため、初めて訪れる施設や旅行先では駐車場のサイズに注意しましょう。

ここからは、クラウンとヴェルファイアの室内空間を比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
室内空間の観点ではミニバンサイズのヴェルファイアが勝ります。最大乗車人数が7人かつ3列シートでゆったりと座れるため、スペースが十分確保されています。
セダンタイプであるクラウンも同じ車種の中ではゆったりと座れる設計をしています。乗車人数の違い以外に居住性の観点においてはヴェルファイアに負けていません。
※燃料電池車の数値記載はありません。
燃費性能に関しては、車自体の重さが軽いクラウンに分があります。
排気量が大きいほど、力強い走りが魅力的です。そのため、スムーズな走り出しや加速性能を求めるのであれば、クラウン・ヴェルファイアともハイブリッド車を選ぶことをおすすめします。
タイヤの大きさは車の大きさによって変わりますが、クラウンとヴェルファイアを比較すると、タイヤの幅に関してはクラウンが大きく設定されています。また、タイヤ径に関してはクラウンのオプション品が比較対象の中で最も大きく設計されています。タイヤが大きくなるほど、エクステリアデザインにプラスの影響を与えるでしょう。
また、ヴェルファイアのタイヤサイズは全グレード統一されていますが、デザインはグレードによって異なります。よりスタイリッシュなデザインを希望する場合はExective Loungeを選ぶことをおすすめします。

クラウンとヴェルファイアは同じトヨタが製造している車なので、基本的な安全装備は共通しています。
予防安全機能として「Toyota Safety Sense」が装備されており、具体的な機能は次の通りです。
・プリクラッシュセーフティ(衝突回避サポート)
・緊急時操舵支援(操舵回避サポート)
・レーントレーシングアシスト(高速道路におけるクルージング走行サポート)
・レーダークルーズコントロール(全車速追従をサポート)
・アダプティブハイビームシステム(夜間走行の視認性サポート)
・ロードサインアシスト(標識の見逃し防止サポート)
・ドライバー異常時対応システム(ドライバーの救命・救護サポート)
・プロアクティブドライビングアシスト(安全運転サポート)
・発進遅れ告知機能(先行車・信号出遅れをサポート)
また、駐車時のサポート機能として「トヨタ チームメイト」も標準装備されています。駐車に苦手意識があったとしても、システムがサポートするので安心して駐車できます。
これらすべての機能がグレードに関係なく標準装備されているため、クラウンとヴェルファイアは安心して乗車できることが分かります。

ここでは、クラウンとヴェルファイアのラゲッジスペースを比較します。具体的なサイズ感は下記の通りです。
ヴェルファイアはシートアレンジ次第で広大なラゲッジスペースを確保できる点が魅力です。乗車人数も多いので、ミニバンの利点を最大限に活かすことができます。
一方、クラウンも9インチ程度のゴルフバッグを4つ積めるラゲッジスペースを有しています。そのため、日常使いでは十分な積載能力があるでしょう。
ヴェルファイアの場合、乗車人数にこだわりがなければ、Z Premierグレード(ターボガソリン車 2WD)がおすすめです。価格は6,550,000円なので、クラウンやExective Loungeグレードと比較すると80~200万円ほど安く金額が設定されています。
両車種とも安全性能や必要な装備はしっかりと搭載されています。一方で、乗車人数や必要な装備などニーズによって求める価格は異なるため、購入時に重視したいポイントを整理して選びましょう。
一方、ヴェルファイアも車の大きさや重さを感じさせない力強い走りが魅力的です。ガソリン車ではターボを採用しているため、ストレスを感じさせない走り出しは他のミニバンでは感じられない特別感が得られます。
広い空間と贅沢な装備を希望するのであれば、ヴェルファイアの「Exective Lounge」グレードがおすすめです。2列目のキャプテンシートにはオットマンやシートヒーター以外にも、後席の左右で空調調節ができたり、乗り降りの際に車内と車外の温度差を感じさせないリアヒーターカーテンが備え付けられていたりと贅沢な仕様がめじろ押しです。
一方で、クラウンの後席もリクライニング機能やリフレッシュシート機能などおもてなしのための装備が搭載されています。クラウンのセダンはグレードが一種類で「Z」グレードのみの取り扱いですが、満足できる仕様でしょう。
両車ともショーファーカーとしての高級感が十二分に備わっているため、高級車に乗りたい方には非常におすすめです。
※本記事は、2024年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
乗車人数や使い方によってニーズの異なる車ですが、「自分にとってどちらの車を選べばよいのか分からない…」とお悩みの方もいるでしょう。
この記事では、クラウンとヴェルファイアのサイズや価格、燃費など様々な角度からそれぞれの車を比較していきます。おすすめのグレードも紹介するので、お気に入りの車選びの参考にしてみてください。

この記事の目次
トヨタ クラウンのプロフィール

2023年のフルモデルチェンジでは、SUVやステーションワゴンなどセダンにとらわれない商品展開が話題になりました。車名に込められた「国産車を常にリードし続ける王座のしるし」の思いの通り、他の追随を許さない革新的な進化を遂げることで、これまでもこれからも皆のあこがれの的として最先端を突き進んでいます。
先代モデルとの比較
クラウンは1955年の登場から15代にわたりモデルチェンジを繰り返しています。今回は直近3代の歴史について振り返ります。13代目クラウンは2008~2012年に販売されました。12代目まではガソリン車のみのラインナアップでしたが、13代目からハイブリッド車が新たに加わっています。環境への配慮や燃費の向上など、社会のニーズに応え続けるクラウンの姿勢は世間の関心を集めました。エクステリアデザインは先代の曲線美を残しつつ、シャープさを取り入れた意匠性の高さが特徴的です。
14代目クラウンは2012~2018年に販売されました。キャッチコピーである「CROWN Re BORN」の通り、一目見ただけでクラウンと分かる躍動感のあるデザインが特徴的です。また、14代目からエンジンが8速に増えるなど、外部内部とも生まれ変わっています。
15代目クラウンは2018~2022年に販売されました。14代目まではデザインの改良が進められてきましたが、この代では基本的な車としての能力を進化させた点が最大の変化です。過酷なサーキットとして名高いドイツのニュルブルクリンクで「走る・曲がる・止まる」を重要視して鍛えられました。結果として、車両性能の向上によるスポーティさが若年層からの高い支持につながっています。
トヨタ ヴェルファイアのプロフィール

新型のヴェルファイアにおいては「Forceful×IMPACT LUXURY」をキーワードに、かたまり感を意識した闘牛のようなモチーフのデザインが採用されました。
販売開始されてから、クラウンと肩を並べてショーファーカーとしての地位を確立してきました。
2023年6月にはフルモデルチェンジがなされ、今まで以上に目の離せない車に生まれ変わっています。
先代モデルとの比較
ヴェルファイアは2008年の登場から2回のモデルチェンジが行われました。今回は直近2代の歴史について振り返ります。初代ヴェルファイアは2008~2015年まで販売されました。販売開始当初から同じミニバンとしてアルファードとの差別化が図られており、エクステリアデザインの違いに如実に表れています。アルファードは「上品」「洗練」をテーマに掲げているのに対し、ヴェルファイアは「力強さ」「先進性」のテーマのもと個性の異なる車として生み出されました。
2代目アルファードは2015~2023年まで販売されました。「大空間高級サルーン」をキーワードに開発され、「大胆・不敵」のテーマのもと外観の差別化がおこなわれています。
現行モデルは2代目モデルと比較して、外観・内装・パワートレーンともに大幅に変更されています。外観については、2代目まではアルファードとの差別化が重要視されていましたが、現行モデルでは統一感が重視されています。内装については、2代目は7人乗りと8人乗りの規格が設けられていましたが、現行モデルは7人乗りのみ展開されています。より乗車中の快適性を重視した仕様変更が見て取れます。
グレードと価格の比較
ここからは、クラウンとヴェルファイアの価格を比較します。車を購入する際に最も気になるのが価格です。クラウンはシンプルなグレード設定に対して、ヴェルファイアはバラエティ豊かな設定が特徴です。希望の装備内容や仕様によって価格の幅があるため予算にあわせて選択しましょう。
クラウン セダンのグレード | メーカー希望小売価格 |
---|---|
Z(ハイブリッド車) | 7,300,000円(税込) |
Z(燃料電池車) | 8,300,000円(税込) |
ヴェルファイアのグレード (ハイブリッド車) |
メーカー希望小売価格 |
---|---|
Z Premier(2WD) | 6,900,000円(税込) |
Z Premier(E-Four) | 7,120,000円(税込) |
Executive Lounge(2WD) | 8,700,000円(税込) |
Executive Lounge(E-Four) | 8,920,000円(税込) |
ヴェルファイアのグレード (ターボガソリン車) |
メーカー希望小売価格 |
---|---|
Z Premier(2WD) | 6,550,000円(税込) |
Z Premier(4WD) | 6,748,000円(税込) |
なお、車の購入は新車だけでなく、中古車という選択肢もあります。両車種とも人気が高く、中古車市場において豊富な取り扱いがあるため、チェックしてみるのがおすすめです。
外観とボディサイズの比較

クラウン | 全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mm |
ヴェルファイア | 全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,945mm |
なお、立体駐車場に駐車する場合、幅と高さともにクラウンもヴェルファイヤも問題ありませんが、機械式駐車場であれば全幅は1,800~1,850mm以下、全高は1,550mm以下に設定されているところがあるため、初めて訪れる施設や旅行先では駐車場のサイズに注意しましょう。
室内の広さを比較

クラウン | 室内長1,970mm×室内幅1,595mm×室内高1,135mm |
ヴェルファイア | 室内長3,005mm×室内幅1,660mm×室内高1,360mm |
セダンタイプであるクラウンも同じ車種の中ではゆったりと座れる設計をしています。乗車人数の違い以外に居住性の観点においてはヴェルファイアに負けていません。
燃費性能の比較
ここからは、クラウンとヴェルファイアの各グレードごとの燃費(国土交通量審査値)を比較していきます。クラウンのグレード (ハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
Z(2.5L) | 18.0km/L | 14.4km/L | 18.4km/L | 19.7km/L |
ヴェルファイアのグレード (ハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
Z Premier(2WD) | 17.7km/L | 15.6km/L | 19.3km/L | 17.8km/L |
Z Premier(E-Four) | 16.7km/L | 14.4km/L | 18.1km/L | 17.0km/L |
Exective Lounge(2WD) | 17.5km/L | 15.3km/L | 19.0km/L | 17.6km/L |
Exective Lounge( E-Four) | 16.5km/L | 14.2km/L | 17.8km/L | 16.9km/L |
ヴェルファイアのグレード (ターボガソリン車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
Z Premier(2WD) | 10.3km/L | 7.1km/L | 10.6km/L | 12.6km/L |
Z Premier(4WD) | 10.2km/L | 7.3km/L | 10.1km/L | 12.2km/L |
動力性能の比較
こちらでは、クラウンとヴェルファイアの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。クラウンのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車 | 直列4気筒 | 2.487L | 136kW(185PS)/6,000r.p.m |
燃料電池車 | 圧縮水素高圧タンク(3本) | タンク容量:141(前方64+中52+後方25) | 134kW(182PS)/6,940rpm |
ヴェルファイアのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
Z Premier(ハイブリッド車) | 直列4気筒 | 2.487L | 140kW(190PS)/6,000r.p.m |
Z Premier(ガソリン車) | 直列4気筒インタークーラー付ターボ | 2.393L | 205kW(279PS)/6,000r.p.m |
Exective Lounge(ハイブリッド車) | 直列4気筒 | 2.487L | 140kW(190PS)/6,000r.p.m |
タイヤサイズの比較
ここでは、クラウンとヴェルファイアのタイヤサイズを比較します。具体的なサイズ感は下記の通りです。クラウン | 235/55R19(標準)、245/45Z20(メーカーオプション) |
ヴェルファイア | 225/55R19 |
また、ヴェルファイアのタイヤサイズは全グレード統一されていますが、デザインはグレードによって異なります。よりスタイリッシュなデザインを希望する場合はExective Loungeを選ぶことをおすすめします。
安全装備の比較

予防安全機能として「Toyota Safety Sense」が装備されており、具体的な機能は次の通りです。
・プリクラッシュセーフティ(衝突回避サポート)
・緊急時操舵支援(操舵回避サポート)
・レーントレーシングアシスト(高速道路におけるクルージング走行サポート)
・レーダークルーズコントロール(全車速追従をサポート)
・アダプティブハイビームシステム(夜間走行の視認性サポート)
・ロードサインアシスト(標識の見逃し防止サポート)
・ドライバー異常時対応システム(ドライバーの救命・救護サポート)
・プロアクティブドライビングアシスト(安全運転サポート)
・発進遅れ告知機能(先行車・信号出遅れをサポート)
また、駐車時のサポート機能として「トヨタ チームメイト」も標準装備されています。駐車に苦手意識があったとしても、システムがサポートするので安心して駐車できます。
これらすべての機能がグレードに関係なく標準装備されているため、クラウンとヴェルファイアは安心して乗車できることが分かります。
ラゲッジスペースの比較

クラウン | 奥行1,120mm×幅1,335mm×高さ545mm 荷室容量:約450L |
ヴェルファイア | 奥行65~1,160mm×幅880~1,410mm×高さ1,190~1,330mm 荷室容量:最大1,198L |
一方、クラウンも9インチ程度のゴルフバッグを4つ積めるラゲッジスペースを有しています。そのため、日常使いでは十分な積載能力があるでしょう。
おすすめグレードの選び方
ここからは、クラウンとヴェルファイアにおいて「価格」「走行性」「装備」の3つの観点からおすすめのグレードを紹介していきます。価格重視
価格を重視する場合、クラウンであれば、Zグレード(ハイブリッド車)がおすすめです。価格は7,300,000円なので、ヴェルファイアのExective Loungeグレードよりも低めの金額設定です。ヴェルファイアの場合、乗車人数にこだわりがなければ、Z Premierグレード(ターボガソリン車 2WD)がおすすめです。価格は6,550,000円なので、クラウンやExective Loungeグレードと比較すると80~200万円ほど安く金額が設定されています。
両車種とも安全性能や必要な装備はしっかりと搭載されています。一方で、乗車人数や必要な装備などニーズによって求める価格は異なるため、購入時に重視したいポイントを整理して選びましょう。
走り重視
走りを重視する場合、クラウンはZグレード(ハイブリッド車)がおすすめです。排気量自体はクラウンもヴェルファイアも大きく変わりませんが、車の大きさや車体重量はクラウンの方がコンパクトであるため、加速能力や走り出しの力強さはクラウンに軍配が上がるでしょう。一方、ヴェルファイアも車の大きさや重さを感じさせない力強い走りが魅力的です。ガソリン車ではターボを採用しているため、ストレスを感じさせない走り出しは他のミニバンでは感じられない特別感が得られます。
装備重視
装備面に関しては、クラウンとヴェルファイアに求める内容によっておすすめが変わります。広い空間と贅沢な装備を希望するのであれば、ヴェルファイアの「Exective Lounge」グレードがおすすめです。2列目のキャプテンシートにはオットマンやシートヒーター以外にも、後席の左右で空調調節ができたり、乗り降りの際に車内と車外の温度差を感じさせないリアヒーターカーテンが備え付けられていたりと贅沢な仕様がめじろ押しです。
一方で、クラウンの後席もリクライニング機能やリフレッシュシート機能などおもてなしのための装備が搭載されています。クラウンのセダンはグレードが一種類で「Z」グレードのみの取り扱いですが、満足できる仕様でしょう。
両車ともショーファーカーとしての高級感が十二分に備わっているため、高級車に乗りたい方には非常におすすめです。
※本記事は、2024年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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