車種別・最新情報
更新日:2024.09.27 / 掲載日:2024.09.27
トヨタ・タンドラ まさかの“右ハンドル仕様車”が誕生!? 豪州で6年の開発期間経て発売へ
日本のピックアップトラック愛好家も注目必須?! トヨタのオーストラリア法人(豪州トヨタ)が現地時間の9月18日、右ハンドル仕様の新型ピックアップトラック「タンドラ リミテッド」を発表した。同モデルは2024年11月より本国で発売される。
タンドラは、トヨタが北米で展開するフルサイズピックアップトラック。現行モデルは3代目で、全長233.6インチ(約5,933mm)、全幅80.2インチ(約2,037mm)、全高78.0インチ(約1,981mm)という存在感あふれるボディに最高出力389psのi-FORCE 3.4L V6ツインターボエンジンを備える。右側通行・左ハンドルの北米で販売されるモデルのため、基本的に右ハンドル車は生産されていない。
豪州トヨタでは現地の車両エンジニアリング企業であるウォーキンショー・オートモーティブ・グループ(Walkinshaw Automotive Group)と提携し、米国製タンドラを左ハンドルから右ハンドルに再設計するプロジェクトを発足。ランドクルーザー300など他のトヨタ車から部品やコンポーネントを採用し、6年に及ぶ開発期間を経て、世界的品質、耐久性、信頼性基準を満たすに至ったという。
同モデルについて、豪州トヨタのショーン・ハンリー副社長は「このプロジェクトは、顧客のニーズに合わせて、より多くの選択肢を提供するために、品質を再構築する新たなベンチマークとなる重要な成果であり、単なる左ハンドルから右ハンドルへの転換ではない」と強調。
続けて「ウォーキンショー社や北米トヨタ、2023年9月に行なったタンドラ・インサイダー・プログラムを通して実走行での性能を評価・報告していただいた何百人もの顧客の多大な協力なしには、実現できなかった。関係者全員の努力の賜物であり、親会社から最終的な承認を得られた事を誇りに思う」と述べている。
同モデルはランドクルーザー300に使用されるTNGA-Fプラットフォームを採用し、最高出力326kW、最大トルク790Nmを発生する3.5リッターV6ツインターボi-FORCE MAXパワートレインを搭載。10速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。
そのほか、内装はヒーター/ベンチレーション機能搭載のレザーアクセントシート、14インチマルチメディアタッチスクリーン、12.3インチデジタルメータークラスター、10.9インチヘッドアップディスプレイなどを備え、ラグジュアリーな雰囲気に仕立てられた。なお、価格等の詳細については発売間近に発表予定としている。
タンドラは正規輸入こそされていないものの、日本にも根強いファンを持つ。今後の展開にも注目だ。
【あわせて読みたい】