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更新日:2016.10.17 / 掲載日:2016.10.13
車のタコメーターの見方と意味について

goo-net編集チーム
車のダッシュボードのインストルメントパネルには様々な計器がついています。
速度計はスピードチェックのためによく確認しますが、
タコメーターの機能や見方をよく知らない人も多いかと思います。
ここでは、車のタコメーターの見方と意味についてご紹介します。
タコメーターは車のどこにあるか
通常、車のタコメーターは、
ダッシュボードにあるインストルメントパネル内の速度計の横についています。
車種によってはタコメーターがついていないもの、Aピラーに組み込まれているもの、
スピードメーターが独立した車種もあります。
タコメーターの見方
車のタコメーターはエンジンの回転数を表示しています。
タコメーターには1から始まる目盛がついており、メーター内に×1000という数字が記されています。
目盛の数字に1000をかけたものがエンジンの回転数になります。
一般的にはアイドリング時にタコメーターは1000回転弱を指します。
この値が極端におかしい、不安定な場合は、
車に不具合や故障が起きている可能性があるので注意しましょう。
MT車を運転する場合は、タコメーターでエンジンの回転数を目視で確認することで、
適度な回転数でクラッチを繋ぐことができ、クラッチやタイヤの摩耗を防げ、大変便利です。
AT車では走行時にエンジン回転数を自動制御することもあり、
タコメーターがついていない車種もあります。
車のタコメーターの使い方
車のタコメーターはMT車を運転する場合はとても役立ちます。
慣れてしまえばエンジン音や感覚で運転できますが、
MT車の運転に不慣れだったりいつもと違うMT車に乗ったりする時は、
タコメーターを見ながら運転するとスムーズに運転できます。
AT車の場合も、タコメーターを使いこなすと様々なメリットがあります。
タコメーターに示されるエンジン回転数はエンジンの状態も示します。
日頃から確認をして、異常な回転数が示されれば、
早期にエンジンの不具合を発見・対応することができます。
また、意識的に高いギアを使うなど、エンジンの回転数をうまくコントロールすると、
エコドライブにつながり燃費を向上させることができます。
速度を速くしてエンジン回転数を押さえると燃費のよいエコドライブができます。
その他にも、タコメーターを見ながら運転すると自分の運転ぐせを数値で見ることができます。
発進時や坂道運転時など、どのくらいエンジン回転数を上げているかを、
数字で把握することで運転技術の向上につながるでしょう。
さらに、濡れた路面や凍った路面では、回転数を見ながらギアを選択し、
アクセルの踏み加減を調整するなど安全運転にも役立ちます。
タコメーターの見方と意味を知り、様々なメリットがあることを是非覚えて、
車のタコメーターを確認しながら、毎日の運転に上手に活用しましょう。