カー用品・パーツ
更新日:2020.06.29 / 掲載日:2020.06.29
【年齢別】チャイルドシートの正しい選び方とジュニアシートの着用義務について

グーネット編集チーム
子どもを車に乗せる際に着用義務があるチャイルドシートは、年齢や身長、体重ごとに適した種類があります。しかし、チャイルドシートを購入あるいはレンタルする際、どれを選べばいいか迷う人は少なくありません。
今回は年齢別、種類別のチャイルドシートの選び方と、チャイルドシートの着用義務について解説していきます。
年齢別のチャイルドシートの選び方・目安

グーネット編集チーム
0~11歳までに適したチャイルドシートの選び方と、サイズ選びの目安を紹介します。
新生児はベビーシート
ベビーシートは0歳から1歳までの子どもに使います。ベビーシートを使う期間は、首がすわり、体重10kg未満、身長70センチまでが目安です。使う期間が短いため、購入するよりもレンタルするほうがいいでしょう。
1~4歳はチャイルドシート
1~4歳で身長が65~100cm、体重9~18kgの子どもにはチャイルドシートを使います。首や腰がぐらつくことなく、1人で安定的に座ることができるようになった頃が、ベビーシートからチャイルドシートに切り替える目安です。
ただし、子どもの成長には個人差があるので、年齢はあくまでも目安に過ぎません。身長と体重を目安にして、ジュニアシートに切り替えるようにしましょう。
4~10歳はジュニアシート
4~10歳は、大人用シートベルトを使うジュニアシートに切り替えます。背もたれとヘッドレストがついたタイプと、座席のみのブースターシートがあります。
ジュニアシートを使う目安は身長135cm以下、体重15~36kgです。なお、身長と体重に関わらず、チャイルドシートのハーネスがきつくなったら、年齢を問わずジュニアシートに切り替えましょう。
チャイルドシートの種類別の選び方

グーネット編集チーム
3種類のチャイルドシートにおいて、身長や体重、シートの性能で選ぶ際のポイントを紹介します。
ベビーシートの選び方
ベビーシートを選ぶ際は、年齢よりも体格で選ぶことが大切です。サイズの合わないシートを使うと、万が一の事故で負傷するおそれがあります。推奨年齢・体重を確認し、合わない場合はチャイルドシートを使いましょう。
頭や体をしっかり固定できるもので、国が定める安全基準をクリアした証のEマークがついた商品なら安心です。取り付けが簡単なISOFIXを採用したシートや、子どもが成長してからも使えるチャイルドシート兼用を選ぶのもいいでしょう。
チャイルドシートの選び方
チャイルドシートを選ぶポイントは、乗り降りのしやすさと快適性でしょう。
チャイルドシートは座面が固定されている固定式と、座面が回転する回転式があります。回転式のメリットは、子どもを乗せたり降ろしたりしやすいことです。ただし、固定式よりもサイズが大きく、値段も高いものが多いです。
シートは蒸れにくいメッシュ素材でクッション性が高いものを選ぶと、長時間の乗車でも快適に過ごせます。また、食べ物や飲み物でシートが汚れることがあるので、パーツの取り外しができて、丸洗いできるタイプもおすすめです。
ジュニアシートの選び方
ジュニアシートを選ぶポイントは、子どもの身長とシートのサイズです。
身長が120cm前後の場合、背もたれとヘッドレストがあるタイプにすると安全を確保できます。身長が140cmを超えるまでは、シーベルトの位置を適正にすることができるブースターシートが最適です。ジュニアシートは11歳頃まで使うので、身長に合わせてサイズ調整ができるものがいいでしょう。
なおSUVなどの大型車と軽自動車では、車内スペースが大きく異なります。ジュニアシートを車内に設置できるスペースがあるか、事前に確認しておきましょう。
チャイルドシート・ジュニアシートの着用義務について
道路交通法においてチャイルドシートやジュニアシートの着用義務があるのは、6歳未満の子どもです。しかし車についているシーベルトは、身長140cm以上の大人向けに設計されています。
6歳であっても身長140cmに満たない場合は、シートベルトだけでは安全を確保できません。事故に備えて、子どもの身長に見合ったチャイルドシートやジュニアシートを使いましょう。
まとめ
子どもを車に乗せる際に必須のチャイルドシートは、年齢別で3種類に分類されます。チャイルドシートを切り替える時期である1歳頃と4歳頃は、年齢だけでなく身長と体重に合わせることが大切です。
またベビーシートは安全性、チャイルドシートは乗り降りのしやすさと快適性、ジュニアシートは身長に合わせることも選び方のポイントといえます。
適正なチャイルドシートを使わないと、事故の際に強い衝撃を受けるおそれがあります。子どもの安全を守るために、チャイルドシートが合っているかどうか、こまめに確認するようにしましょう。