中古車購入
更新日:2021.02.04 / 掲載日:2021.02.04
スズキ Keiの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介
軽自動車初のクロスオーバー型モデルとして誕生したスズキ Keiに関して、今回はグレード別にご紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
スズキ Keiの歴史
Keiは、軽自動車初のクロスオーバー型モデルとして、スズキが開発しました。車名は、軽自動車の「ケイ」からつけられており、軽の中の軽を目指すという意味が込められています。
1998年に、Keiは3ドア仕様で登場しました。当時、3ドア仕様の車は非常に珍しかったため注目を集めました。誕生当初は、以下の4つのグレードが設定されました。
・K6A型エンジン搭載の「Kei 3ドア Cタイプ」
・F6A型ターボエンジン搭載の「Kei 3ドア Gタイプ」「Kei 3ドア Xタイプ」
・K6A型ターボエンジン搭載の「Kei 3ドア Sタイプ」
1999年には、新たに5ドア仕様が設定され、以下の3つのグレードが設定されました。
・Kei 5ドア Gタイプ
・Kei 5ドア Xタイプ
・Kei 5ドア Sタイプ
2000年の一部改良では3ドア仕様が廃止され、5ドア仕様のみのラインナップとなります。フロントマスクを変更したため、よりスタイリッシュな印象となりました。また、この型式から運転席と助手席のエアバッグも標準で装備されるようになり、安全面でも強化されています。同時にグレードも刷新され、F6A型ターボエンジン搭載の以下の2つのグレードが展開されました。
・Kei Gタイプ
・Kei Eタイプ
2001年には、新開発K6A型Mターボエンジンを搭載したグレード「Kei N-1」を発売。
2003年の一部改良ではグレード体系の見直しが行われ、以下の2つのグレードが設定されます。
・K6A型VVTエンジン搭載の「Kei A」
・K6A型Mターボエンジン搭載の「Kei Bターボ」
2006年の一部改良ではヘッドランプの光軸角度を調節することができるマニュアルレベリング機構を全車に装備しました。同時に、「Kei A」と「Kei Bターボ」には電動格納式リモコンドアミラーを標準装備させます。
2009年には、Kei全グレードの生産が終了となり、およそ11年の歴史に幕を閉じました。
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Kei Bターボ
装備が充実していた「Kei Bターボ」
Kei Bターボは、2003年からKeiが生産終了となる2009年まで設定されていたグレードです。
エンジンは、K6A型Mターボエンジンを搭載しています。駆動方式は、FFとフルタイム4WDを設定しています。そして、以下の内容が標準で装備されています。
・運転席・助手席エアバッグ
・AM/FMラジオ付CDプレーヤー
・14インチタイヤ
・電動格納式リモコンドアミラー
中古で購入する際の目安となる予算
Kei Bターボを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2003年式:4万円~24万円
2004年式:4万円~47万円
2005年式:2万円~43万円
2006年式:12万円~39万円
2007年式:9万円~79万円
2008年式:16万円~48万円
2009年式:18万円~35万円
Kei Bターボの中古車の流通は多いです。とはいえ、10年以上前に発売されていたグレードなので年式は古く、購入しやすい価格帯となっています。
先代モデルとの比較
第1世代:2003年~2009年
Kei Bターボは、2003年に行われた一部改良で新たに設定されたグレードです。同時に設定された「Kei A」がベースグレードという位置づけであったのに対し、このKei Bターボは装備が充実したグレードとして位置づけられていました。
駆動方式はFFとフルタイム4WDを、シフト式は4速ATと5速MTが用意されています。また、運転席・助手席エアバッグやAM/FMラジオ付CDプレーヤー、14インチタイヤが標準で装備されました。
2006年に行われた一部改良では、フロントバンパーやグリルのデザインが変更され、同時に電動格納式リモコンドアミラーを追加で標準装備させています。
Kei Bターボは、設定されていた期間が7年ほどと比較的長いことから、現時点の中古車市場に出回っている台数も多いのが特徴です。しかし、20年近く前のかなり古いモデルのため、年式による価格差はそれほどないので、どの年式の車両でも低価格で手に入れることができます。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
Kei Bターボのボディカラーは、下記の4色が設定されています。
・ブルーイッシュブラックパール3
・アズールグレーパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中では、漆黒の「ブルーイッシュブラックパール3」と、パール塗装が施された白色の「パールホワイト」が人気です。
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Kei A
Keiのベースグレード「Kei A」
Kei Aは、2003年からKeiが生産終了となる2009年まで設定されていたグレードです。設定された当時は、Keiのベースグレードとして位置づけられていました。
エンジンは、オールアルミ製のK6A型VVTエンジンを搭載しています。駆動方式は、FFのみを設定。そして、以下の内容が標準で装備されています。
・マニュアルエアコン
・運転席・助手席エアバッグ
・AM/FMラジオ付CDプレーヤー
安全装備のABSやブレーキアシストは、オプションで装備することが可能です。
中古で購入する際の目安となる予算
Kei Aを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2003年式:11万円~20万円
2004年式:5万円~19万円
2005年式:1万円~28万円
2006年式:3万円~34万円
2007年式:9万円~28万円
2008年式:7万円~23万円
2009年式:5万円~35万円
Kei Aについては中古車の流通が豊富で、走行距離が少ないものから多いものまで幅広く出回っています。しかし、今から10年以上前に生産終了となっているグレードなので全体的に価格は安いものが多いです。
先代モデルとの比較
第1世代:2003年~2009年
Kei Aは、2003年に行われた一部改良で新たに設定されたグレードです。同時に設定された「Kei Bターボ」が装備の充実したグレードという位置づけであったのに対し、このKei Aはベースグレードとして位置づけられていました。
駆動方式は、FFのみの設定となっています。シフト式には、4速ATと5速MTが用意されました。標準装備として、運転席・助手席エアバッグ、AM/FMラジオ付CDプレーヤーなどを装備しています。
2006年に行われた一部改良では、Kei Bターボとともにフロントバンパーやグリルのデザインが変更され、同時に電動格納式リモコンドアミラーを標準装備しました。
Kei AもKeiに設定されたグレードの中では7年という比較的長い期間設定されたグレードのため、中古車市場での流通量は多めです。しかし、10年以上前に生産終了となっているグレードで年式も古いため、購入する際はしっかりと車両状態を確認したほうがよいでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
Kei Aのボディカラーは、下記の4色が設定されています。
・ブルーイッシュブラックパール3
・アズールグレーパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中では、漆黒の「ブルーイッシュブラックパール3」と、パール塗装が施された白色の「パールホワイト」が人気です。
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Kei Eタイプ
誕生当初のベースグレードだった「Kei Eタイプ」
Kei Eタイプは、2000年から2003年まで設定されていたグレードです。登場した当初は、ベースグレードとして位置づけられていました。
エンジンは、K6A型エンジンを搭載しています。そして、以下の内容が標準で装備されています。
・分割可倒式リアシート
・UVカットガラス
・マニュアルエアコン
安全装備としては、以下の内容が標準で装備されています。
・デュアルエアバッグ
・ブレーキアシスト
・ABS
・プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト
中古で購入する際の目安となる予算
Kei Eタイプを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2000年式:10万円~29万円
2001年式:12万円~29万円
2002年式:6万円~15万円
2003年式:14万円
Kei Eタイプは現時点の中古車市場で9台しか流通していませんでした。20年以上前に登場したグレードで年式も古く、走行距離も長いものが多いので、流通している車両は全体的にかなり低価格で取引されています。
先代モデルとの比較
第1世代:2000年~2003年
Kei Eタイプは、2000年から2003年まで設定されていたグレードです。街中での日常使用から遠距離ドライブまで幅広く活用でき、高い快適性、乗りやすさを追求した車両となっています。
エンジンは、K6A型エンジンを搭載しますが、2WDモデルのみエンジンが自然吸気(NA)となっています。駆動方式は、FFとフルタイム4WDが設定されており、シフト式は4速ATと5速MTが用意されていました。
リアシートは、リクライニング機構付きの分割可倒式となっています。
安全面では、以下の内容が標準装備されました。
・デュアルエアバッグ
・ブレーキアシスト
・ABS
・プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト
Kei Eタイプは設定されていた期間も3年弱と非常に短いこともあり、現時点の中古車市場には9台しか流通していません。登場から20年近くの年月が経過していることもあり、走行距離も長いものが多いことから、どの車両も低い価格で取引されているようです。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1550mmです。
人気のあるカラー
Kei Eタイプのボディカラーは、下記の3色が設定されています。
・レイクブルーメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中で、パール塗装が施された白色の「パールホワイト」が人気です。
Kei N-1
中低速での力強さに重点を置いたグレード「Kei N-1」
Kei N-1は、2001年から2003年まで設定されていたグレードです。
中低速での力強さに重点を置いた、新開発のK6A型Mターボエンジンを搭載しています。街中など、日常で頻繁に使用する中低速から力強く、高速域までスムーズに加速できるため、扱いやすいのが特徴です。そして、以下の内容が標準で装備されています。
・運転席・助手席エアバッグ
・フロントシートベルトプリテンショナー
・フロントシートベルトフォースリミッター
また、オーディオは、ラジオ付CDプレーヤーを搭載しています。
中古で購入する際の目安となる予算
Kei N-1を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2001年式:8万円~28万円
2002年式:3万円~29万円
2003年式:7万円~50万円
Kei N-1は設定されていた期間もわずか3年ほどと短いことから、中古車の流通が少ないです。現時点では20数台しか確認できませんでした。また、ほとんどの車両が10万km程度の走行距離となっているので価格も低めです。
先代モデルとの比較
第1世代:2001年~2003年
Kei N-1は、2001年から2年ほど設定されていたグレードです。
エンジンには、新開発のK6A型Mターボエンジンを搭載しています。駆動方式は、FFとフルタイム4WDが設定されていました。リアシートは、リクライニング機構付きの分割可倒式を採用。搭載されているオーディオにはラジオ付CDプレーヤーが採用されました。
安全装備には、以下の内容が標準で装備されています。
・デュアルエアバッグ
・ブレーキアシスト
・ABS
・プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト
Kei N-1は登場してから20年近く経過しているグレードのため、現時点で中古車市場ではあまり多くの台数は流通していませんでした。また、流通している多くの車両が走行距離も長いものばかりなので、価格も安いものが多いです。そのため、このグレードを中古車で購入する場合は走行距離をよく比較した上で購入することをおすすめします。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力60ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
Kei N-1のボディカラーは、下記の5色が設定されています。
・ブルーイッシュブラックパール3
・ミントグリーンメタリック
・レイクブルーメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中では、明るいシルバー色の「シルキーシルバーメタリック」と、パール塗装が施された白色の「パールホワイト」が人気です。
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※本記事は、2021年1月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。