中古車購入ガイド
更新日:2023.07.11 / 掲載日:2021.07.27

【はじめてのクルマ探し】知らなかった「賢い人の車を買うタイミング」とは?

 
「クルマっていつ買ったらいいの?」「いつ買うのがお得なの?」「カーシェアやレンタカーよりも所持したほうが安いのかな?」などクルマに興味を持ったけど、いつ、どの様に行動すればいいのか分からないという人も多くいらっしゃるのではないでしょうか? そこで今回は、「クルマ購入の最適な時期」とはいつなのか?そして「クルマ購入の最適な時期」を把握した上で知っておいたほうが良い考えかたをご紹介いたします。

 

意外と知らない!クルマの納車まで

「クルマ購入の最適な時期」をお話しするにあたり、まず知っておかないといけないことが、クルマの納車までの時間です。大きく分けてクルマの購入を考える際には、新車、新古車(未使用車)、中古車と3つクルマのカテゴリーがあり、それぞれ納車までのタイミングは違います。

新車:納車まで約2ヵ月~、人気車だと1年以上も

 
新車が発注されると、工場で製造が開始されます。車を組み立てるのにそう時間はかかりませんが、人気車種の場合は製造の順番待ちをしている人が多いので待つ事もあります。その間ディーラーでは手続きに関わる全ての書類を用意しておきます。新車が完成し、完成検査修了証が発行されると車検証を申請する事が出来ます。この場合、即日交付となるので車検証はすぐに発行されますが、まだこの段階では納車は出来ません。工場から配車場を経てディーラーへ運ばれた新車は、オプションの取り付けやナンバープレートの取得などを行い、その後でユーザーの手元へ届く流れとなります。工場での製造から納車までの期間は2~3週間、一般的な車種なら2~3ヶ月かかるのが一般的です。ただし人気車となると半年から1年以上も待つこともあるので、注意が必要です。

新古車:納車まで数日~2週間程度

 
新古車(未使用車)はあくまでも中古車扱いなので、中古車と同じ購入の流れとなります。新車の場合、納車までに半月から1カ月ほどかかるところを、新古車ならば3日~10日ほどで納車が可能です。 早い納車の理由は税金の手続きやナンバー登録などに時間がかからないためで、車の納品は早いですが、その分、メーカーオプションの取り付けなどはできません。新車の購入を考えていながらも早めにクルマが欲しい、オプションやグレードにこだわらないと言う事であれば新古車という選択肢はお勧めです。

中古車:車検があれば最短数日、車検が無ければ2週間前後~

 
中古車の場合車検が残っていれば、納期は最短で5日以内で納車が可能な場合もあります。少ない例ですが、車検が残っていて、車庫証明がすぐに取れ、補修箇所があまり無い状態であれば、中古車販売店によっては、3~4日での納車も可能です。 軽自動車の場合は、車庫証明が不要な地域もありますし、必要であっても手続にそれほど時間がかかりませんので、その分時間と手間が省け、納車が早くなることが多い傾向にあります。一方で普通車の場合は、車庫証明の申請に平日で4日間は必要になりますので、早くても4日はかかるでしょう。 それとは別に整備付の車両の場合は納車前に、点検や整備が行われます。エンジン系統、点火系、駆動系、冷却関係、ブレーキ、エアコン、パワーウィンド、オーディオ、ナビ、ライト系、バッテリー、ワイパー、消耗品関連など、全てにおいて問題なく走れる状態になっているかを確認し、問題があれば修繕し、納車の準備を整えます。まとめると中古車購入の契約が完了してから納車までにかかる期間は、一般的に1週間から2週間と見るのが妥当、ということになります。

クルマに興味を持った「今」が適切なタイミング!

 
クルマの納車までの流れが分かったところで、一番知りたいのは購入に適切なタイミングですよね。クルマは成約してから納車まで思ったよりも時間がかかるなと思った人も多いのではないでしょうか?だからこそ、少しでもクルマに興味を持った時がクルマ購入を本気で考えるべきタイミングなのです。 一般的に人がクルマの購入を考えるタイミングには、ライフイベントの変化が大きく関わっていると言われています。例えば、初めてクルマを購入したユーザーの約4割は免許を取ったタイミングで初めてのクルマ購入を行っているというデータがあります。また欲しいデザインのクルマがあったなど、初めてだからこそ拘ってクルマ購入を考えている人の割合も3割ほどと高く、それ以外にも就職したタイミング、昇格しお金に少しお金に余裕が出来たタイミング、結婚ないしは子供が生まれたタイミング、子供に手がかからなくなって趣味に没頭が出来るようになったタイミングなど、クルマの購入を考えるタイミングとライフイベントには大きな関係があります。
 

出展:パーク24株式会社2019年調べ

 
実際初めてのクルマを購入したことのあるユーザーさんのアンケートによればクルマの購入タイミングとライフイベントには関係性がありますが。ただ一方でライフイベントに変化があったと言う事は、色々と時間に追われることも多くなっているタイミングとも言い換えることが出来ます。 だからこそ自分の気になったタイミングでクルマ探しをはじめて見ることが「賢い」「納得」出来るクルマ購入の為には必要な要素となります。なので「クルマ気になるなー」となった今このタイミングで現実的にそれが可能なのか、それとも少し妥協すべきなのか、はたまた購入することを一度やめるのか、色々と情報収集をして総じて納得した「カーライフ」を考えましょう。

 

知っておこう、クルマ探しに重要な選び方と買い方

それでは具体的にどのようにすれば、「賢い」クルマ購入の第1歩を歩みだせるのでしょうか?ポイントとなるのは、購入するタイミングでのクルマ選びの基準と購入の仕方、そして自分が歩みたい少し先のライフプランを想像する事です。 例えば、今は土日れレジャー程度でしか車を乗らないけど、30歳前後には結婚していて子供も1人は欲しいな、など漠然としたイメージを持った際に、子供が生まれたらやっぱりミニバンで且つ後席モニタ―がついている車がいいだろうから、予算は150万円位必要だななど今回の購入の少し先をイメージすることで、今乗るべきクルマの総額やクルマの性能などを考えることが出来ます。逆に子供が生まれたら嫌でもファミリーカーを持たないといけないだろうから、今のうちに乗ってみたかったクーペ車を乗ってみよう、と言う考え方もいいかもしれません。 このように少し先を見据えるだけでその場しのぎではない「納得」なカーライフを送ることが出来ます。ここからは先ほど図でも説明した一般的な初めてのクルマ購入タイミングと、そのタイミングで重要視される考え方を少しご紹介します。

・免許取得時のクルマ購入

 
免許取得の理由は個人によっていろいろありますが、大きく分けて必要性があり免許取得した場合と、時間があるときに免許取得しようという2パターンがあると思います。 前者の場合は、使用用途が明確化されている形での車購入が考えられるので、使用用途とデザイン、性能、燃費などを掛け合わす形でのクルマ探しを考えてみてください。また後者の場合でクルマ購入を考える際に、「賢い」クルマ選びをされている人はクルマの残価率(クルマの価値の推移)などを気にしながらクルマ選びが出来ると、その残価を売却時にそのまま頭金として次のクルマ購入費用として充てられるので、その後のライフプランの変化でも柔軟に対応がしやすいと言われています。 自分の時間とお金を最初に惜しみなく使えるのもこの免許取得時とも言われているので思い切って自分の憧れていた車を狙ってみるのも、いいかもしれません。作者自身も実は初めてのクルマはマニュアルの見た目がかわいいミニクーパーSと言う車を少し背伸びをして購入した経緯もあります。もし月々の支払いなどで採算が合わなそうな場合は、通常ローンや残価設定ローンなども活用しながら購入を考えてみてください。

・家族が増えたタイミングでの車購入

 
結婚や、出産など家族が増えた際に重要視されやすい内容は、はやりクルマの機能的な要素がピックアップされやすいです。例えば、家族を乗せるクルマだからこそ安全装置の有無も重要なポイントとなります。衝突警報装置がついている車は万が一の時に衝撃を少し抑えてくれることで助かったという話を良く聞く話です。 また子供を抱っこした状態でクルマに乗せる事を考えれば、電動スライドドアがついていると便利ですよね。また子供を乗せながら長距離の移動があるときには、後席モニタ―はとてもポイントが高い要素となります。 一方で男性陣からすると、家族が乘る車でも「カッコ良さ」は追及したい要素ですよね。本当は新車を狙っていたけど、敢えて同じ支払金額でワンランク上の中古車を狙う事も「賢さ」が詰まった購入方法ですね。 ただファミリーカーは子供が使う事になるので、どうしても車内は汚れやすく小傷なども付きやすくなってしまうのでファミリーカーは乗り潰すことを念頭に、子供が中学生以降など手間がかかりにくくなったタイミングで、欲しかった趣味に特化したクルマ購入を考える事もいい選択肢かもですね。

・趣味に時間が割けるようになったタイミング

 
次にクルマ購入がされやすいタイミングは、子供がある程度大きくなったタイミングや、昇格などで金銭的に少し余裕が出て来たタイミングでの車購入です。この時期であれば、趣味のゴルフやキャンプ等で使いやすいようなクルマを念頭に、購入を考えたりこれまでは断念してきた憧れの輸入車の購入を考えることも楽しみが広がりますね。 ただ家族持ちの方はお子さんの教育費などを考えないといけない時期でもあるといわれているので、一旦ファミリーカーをダウンサイズしてコンパクトサイズでの必要最低限のクルマ利用が出来る状態は担保する選択肢も懸命かもしれません。 定期的な収支でカーライフを考えていきたい人には購入時に先ほどお話したような買い方の部分でローンを活用してみたり、購入時に付帯できる有償の延長保証やメンテナンスパックなどで予め出資を想定できるような状態にしておくことも必要な考え方かもしれません。 是非自分に合うカーライフを想像してみてください。クルマは例え中古車であっても数十万円から数百万円までとなっており、決して安い買い物ではありません。だからこそ、どうせ大きなお金を支払うのであれば、納得出来る形で、クルマに興味を持ったタイミングで一度自身のカーライフを考えてみることはとても重要となります。

 

まとめ

今回は「賢い人のクルマ購入タイミング」と言う事でご紹介してきました。クルマは契約を結んでからも納車まで一定期間のタイムラグが発生してしまい、中古車の場合は一点ものだからこそ、お気に入りのクルマに出会えるまでに時間がかかるかもしれません。だからこそ、「クルマ、気になるな」と思ったそのタイミングで是非クルマ購入を真剣に考えてみてください。結果として購入したか、しなかったかと言う事が大切なのではなく、今後の自分とクルマの付き合い方である「カーライフ」を考えることが「賢く」「納得」したクルマ探しに繋がっていきます。そして是非「カーライフ」を考える際には自身の今のカーライフももちろんですがを少し先の未来を想像しながら購入を考えてみてください。 とはいうものの、中古車購入には思ったよりも色々と考えないといけない要素が多くあり、自分で色々と考えて選んでいくことは難しい側面も多くあります。「自分にはどんな車が向いているのだろう?」、「どうせ考えるのであればより効率的に、賢く中古車購入をしたいな」等と思われる方も多いのではないでしょうか? そんな皆様のお手伝いをさせて頂いているのが「ハジクル」です。「ハジクル」ではあなたへおすすめのおクルマを「簡易診断」と「賢く、納得できる記事等」をご紹介して行きながら一緒にお車をお探しします!是非お気軽にクルマの簡易診断を行ってみてください!

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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