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更新日:2021.08.19 / 掲載日:2021.08.19
アウトモビリ・ピニンファリーナ ハイパーGT「バッティスタ」量産仕様1号車を米国で披露

アウトモビリ・ピニンファリーナ バッティスタ・アニヴェルサリオ
イタリアの自動車ブランド「アウトモビリ・ピニンファリーナ」は8月6日(金)~8月15日(日)の10日間にわたって米国カリフォルニア州で開催されたモントレー・カー・ウィーク2021において、EVハイパーカー「バッティスタ」の量産仕様第1号車を初公開した。
また、世界限定5台の「バッティスタ・アニヴェルサリオ」もザ・クウェイルとペブルビーチ・コンクール・デレガンスで初公開したほか、スイスの老舗時計ブランド「ボヴェ 1822」との新たなパートナーシップも発表した。
米国での公道デビューを果たしたバッティスタ
「バッティスタ」量産仕様1号車の公道デビューはモントレー・カー・ウィークに先立って行われた。
カリフォルニアの公道を颯爽と走った1号車は、ブラックのフルカーボン製ボディに鍛造アルミ合金ホイール「インプルソ」を装備。
ラグジュアリーカーとして贅を尽くしたインテリアは、オプションの「ピロッタ」シートにサステナブルなブラックレザーとキルティング加工されたアイコニカ・ブルーのアルカンターラを採用した。
同車両に盛り込まれたこれらのパーソナライズサービスは、量産化の際にもオプションとして提供され、オーナーの好みに合ったカスタマイズが実現する。
バッティスタは今月後半にも納車に向けた最終調整に入る予定としている。
イベントでは、バッティスタ特有のエクステリアサウンドスケープをクライアントに初体験してもらう特別展示も用意。
感情に訴えかけると同時に、運転のしやすさや安心安全にもつながるように考えられたサウンドスケープのコア周波数は54Hzで、「ヴェルディのA」と呼ばれる432Hzと倍音の関係にあり、ほかのどの周波数よりもはっきりと心地よく耳に響くとされている。
アウトモビリ・ピニンファリーナのパー・スヴァンテッソンCEOは「量産仕様1号車のバッティスタが米国に上陸し、公道でのデビューを飾りました。ハイパーGTの精緻なディテールに感銘を受けたクライアントの方々から称賛をいただいたことに加え、美しいカリフォルニアの道で文字通りダイナミックな走行を披露できました。我々は、ピニンファリーナの豊かな歴史とアウトモビリ・ピニンファリーナの輝く未来を称え、ここ米国でのイベントの成功を誇りに思います。今年後半には納車を開始し、サステナブルでラグジュアリーで特別感に溢れる究極のクルマをクライアントの皆様にお届けできることを楽しみにしております」と、公開の喜びを語った。
バッティスタは150台限定で生産され、最高出力1900馬力、最大トルク2300Nm、0-100km/h加速は2秒未満という驚異的な性能を発揮。
各ホイールに装備された電動モーター計4基に120kWhバッテリーから給電され、WLTPモードによるシミュレーションで、1回の充電による航続距離は500km(310マイル)超を計測した。
世界限定5台! バッティスタ・アニヴェルサリオも登場

バッティスタ・アニヴェルサリオは多くの来場者の視線を釘付けにした
また、同イベントでは世界限定5台のバッティスタ・アニヴェルサリオも登場。
ティント加工を施した2トーンの「フュリオサ」パックを装備し、そのパックに含まれるフロントスプリッター、サイドブレード、リアディフューザーが追加。
90年の歴史を持つピニンファリーナの伝統と革新性を兼ね備えたモダンな雰囲気で、多くの来場者の視線を釘付けにした。
さらに、イベント会期中にアウトモビリ・ピニンファリーナとボヴェ 1822は新たなパートナーシップを提携したと発表、バッティスタを記念する画期的なタイムピースを今年後半に発表することを明らかにした。