カー!といえばグーネットピット

無料整備工場検索&予約アプリ

グーネットピットアプリ

車のメンテナンス
更新日:2024.06.10 / 掲載日:2024.06.03

ブレーキキャリパーを塗装する方法|メリットとデメリットを紹介

愛車の見た目やイメージを変えたい人は、ブレーキキャリパーの塗装がおすすめです。ブレーキキャリパーは目立つ部分に装着されているため、塗装することで車の印象を大きく変えられます。

この記事ではブレーキキャリパーを塗装する方法と、塗装するメリット・デメリットを解説します。ブレーキキャリパー塗装をお考えの人はぜひご覧ください。

1. ブレーキキャリパーを塗装する方法

塗装したブレーキキャリパー(イメージ)

ブレーキキャリパーを塗装する方法を解説します。

(1) 必要な道具を用意する

ブレーキキャリパーの塗装に必要な道具は以下のとおりです。

1.耐熱塗料
2.刷毛(ハケ)
3.マスキングテープ
4.ワイヤーブラシ
5.スコッチブライト
6.パーツクリーナー
7.シリコンオフ
8.ジャッキとジャッキスタンド
9.トルクレンチ
10.S字フックやワイヤー

(2) タイヤとホイールを取り外す

車を平坦で安全な場所に駐車したら、車体を持ち上げた際にタイヤを外しやすいようにホイールナットを少し緩めておきます。

ジャッキポイントにジャッキをかけて車体を持ち上げたら、安全確保のためジャッキスタンドで車体を支えてください。

車体を持ち上げたら、緩めておいたホイールナットを取り、タイヤとホイールを取り外しましょう。

(3) ブレーキキャリパーを取り外す

ブレーキキャリパーを車体から取り外さずに塗装する方法もありますが、足付け(塗料が付着しやすいように表面を傷つける作業)やマスキングが不十分でクオリティが下がりやすいため、車体から取り外してから塗装しましょう。

ブレーキキャリパーの取り外し方については、下記の記事でくわしく解説していますのでご覧ください。

(4) ブレーキキャリパーを足付けする

ブレーキキャリパーの足付け作業をします。

足付け作業とは、ブレーキキャリパーに付着している油分や汚れを取り除き、表面に傷をつける作業です。傷をつけることで、塗料が定着しやすくなります。

足付け作業が塗装の完成度に大きく影響するため、丁寧に作業しましょう。足付け作業は、ブレーキキャリパー1個につき、1時間程度かかります。

足付け作業の手順は以下のとおりです。

1.ブレーキキャリパーのネジ類には塗装しないため、ネジ類ははじめに取っておきましょう。ネジ穴には、マスキングテープを筒状にしたものを差し込みます。

また、ブレーキキャリパーに付属している部品や塗装したくない箇所もマスキングしておきましょう。ブレーキフルードが入っている箇所は、塗料が入らないよう丁寧にマスキングしてください

2.ブレーキキャリパーにパーツクリーナーを吹きかけたら、スコッチブライトで磨いて汚れを取り除きます。狭い場所や細かい場所は、ワイヤーブラシを使いましょう

3.ある程度の汚れを取り除いたら、再度パーツクリーナーを使って表面に付着した油分や汚れを洗浄します。最後にシリコンオフを使い、ブレーキキャリパーを拭き上げます。

シリコンオフはパーツクリーナーより強力なため、残っている油分や汚れを取り除きやすくなります。ブレーキキャリパーがきれいになったら足付け作業は完了です

(5) ブレーキキャリパーをマスキングする

足付け作業時のマスキングには、取り除いた油分や汚れが付着しています。

油分や汚れが塗装面に付着しないように、足付け作業時のマスキングを剥がし、同じ方法で再度マスキングしましょう。

(6) ブレーキキャリパーを塗装する

刷毛や缶スプレーを使って、耐熱塗料を塗装します。走行中のブレーキキャリパーは100度以上になるため、耐熱性や耐久性に優れた塗料を選びましょう。

ブレーキキャリパーを台の上に置いて塗装してしまうと、台に接している面を塗装できません。そのため、S字フックやワイヤーなどでブレーキキャリパーを浮かして作業しましょう。

なお、ブレーキキャリパー全体を一気に塗装すると塗料が垂れてしまうため、2〜5回程度にわけて塗装するのがコツです。

はじめは全体が色付く程度に塗装し、10分程度乾燥させます。塗料が完全に乾くと次に重ねる塗料が定着しにくくなるため、完全に乾く前に2回目以降の塗装をおこないます。

ブレーキキャリパー全体を均一に塗装できるまで、塗装と乾燥を繰り返しましょう。

(7)ブレーキキャリパーを乾燥させる

塗装が完了したら、塗料の説明書に従ってブレーキキャリパーを乾燥させます。

(8) ブレーキキャリパーを取り付ける

ブレーキキャリパーに塗装した塗料が完全に乾燥したら、車体に取り付けましょう。

ブレーキキャリパーの取り付けは、取り外した際の逆の手順でおこないます。くわしい手順はこちらで解説しています。

(9) タイヤとホイールを取り付ける

最後にタイヤとホイールを取り付けましょう。

車体にタイヤとホイールを取り付けたら、ホイールナットを仮締めし、ジャッキアップを解除します。

トルクレンチを使い、ホイールナットを規定トルクで締め付けたら作業完了です。

2. ブレーキキャリパーを塗装するメリットとデメリット

赤色のブレーキキャリパー(イメージ)

ブレーキキャリパーを塗装するメリットとデメリットをご紹介します。

(1) ブレーキキャリパーを塗装するメリット

ブレーキキャリパーを塗装するメリットは、車全体の外観を変えられることです。

塗装色のカラーバリエーションが豊富で、好みの色に塗装することで愛車にアクセントを与えられるとして人気のあるドレスアップです。

たとえば、赤色や黒色はスポーティさを、シルバーや白色は上品な印象を与えます。

好みの色に塗装することで愛車の個性を引き出せ、愛着心も深まるでしょう。

(2) ブレーキキャリパーを塗装するデメリット

ブレーキキャリパーを塗装することで、以下のようなデメリットがあります。

①汚れが目立ちやすくなる

明るい色や鮮やかな色の塗装は、ブレーキダストや粉塵などの汚れが目立ちやすくなります。

そのため、ブレーキキャリパーを塗装したことで汚れが気になりはじめ、洗浄回数が増える可能性があります。

②ホイール脱着時に塗装が剥がれやすい

ブレーキ周りのメンテナンスやホイールの脱着作業時に工具やホイールが接触し、塗装が剥がれる場合があります。

塗装が剥がれた部分だけ再塗装しても、日焼けなどによって色味が異なり、きれいな仕上がりにはなりません。そのため、剥がれた部分を補修したい場合は、ブレーキキャリパー全体を再度塗装し直す手間が発生します。

3. ブレーキキャリパーの塗装を業者に依頼する場合

ブレーキキャリパーは、車の安全性に大きな影響を与える部品です。

基本的にブレーキキャリパーを塗装する際は、ブレーキキャリパーを取り外し、ブレーキを分解する必要があります。

塗装完了後には、再度取り付けるなど、整備士並みの専門知識や技術が必要になるため、作業に自信がない人は専門業者に依頼しましょう。

(1) 業者に依頼する場合の費用相場

塗装方法や利用する塗料、業者によって費用は大きく異なりますが、5〜15万円が相場です。

具体的には、ブレーキキャリパーを取り外さずに塗装する場合の費用は安価になります。一方、ブレーキキャリパーを取り外す場合は、ブレーキの分解作業などが必要になるため、費用は高価になります。

塗装するブレーキキャリパーの状態や個数によっても費用は異なるため、複数の業者から見積もりを取り、価格と内容を比較しましょう。

(2) 業者を選ぶ際のポイント

業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。

1.実績

ブレーキキャリパーの塗装は、ブレーキに関する知識や技術だけでなく、塗料の選び方や塗装方法など、塗装に特化した専門性も重要になります。そのため、公式ホームページやレビューサイトなどで、ブレーキキャリパーの塗装実績について確認しましょう

2.価格

価格が高いからといって、必ずしも質の高いサービスが提供されるわけではありません。一方、価格が安い業者は塗料の品質や技術力などに不安が残るため、価格だけで業者を決めるのではなく、技術力や実績、アフターサービスの体制なども踏まえて検討しましょう

4. ブレーキキャリパーについてはグーネットピットにご相談ください

ブレーキキャリパー塗装は、車全体のイメージを変えられるとして人気のあるドレスアップです。

しかし、ブレーキキャリパーを適切に塗装するには、ブレーキの分解や足付け作業、塗装などの専門知識や技術が必要になります。

そのため、業者に依頼したいという人も多いでしょう。もし、塗装を依頼する業者をお探しの場合は下記のページからお近くの整備工場を探してみてください。

塗料や塗装色、塗装方法などをヒアリングし、ご要望に沿った最適な仕上がりをご提案いたします。

グーネットピットでお近くの整備工場を探す

この記事の画像を見る

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ