車のメンテナンス
更新日:2025.01.12 / 掲載日:2025.01.12
日産コンパクトSUVマグナイトをインドから輸入へ!? ジュークも復活!?
日産は、2023年12月23日にホンダとの経営統合に向けた本格的な協議をするために、基本合意書を締結したと発表するなど、業界再編に向けた動きを見せているが、日本市場テコ入れのために様々なな検討を行っているようだ。
現行型デビューから15年が経過しているエルグランドなど、車種ラインナップが厳しい日産自動車。コンパクトSUVやコンパクト〜ミドルクラスのキックスも日本販売モデルは2016年デビューから8年以上経過(日本デビューは2020年)しており、古さが隠せなくなっている。
キックスの3代目となる新型は2024年に北米でお披露目されているが、日本市場での発売の目処がたっていないのが現状だ。販売現場も厳しく売れるクルマがない、というのが実状で、この状況が冒頭で紹介したホンダとの協議に繋がっている。
その協議がどうなるかは、置いておいて国内市場のテコ入れのためワールドワイドで販売されてる日本未導入モデルの販売が検討されている模様だ。その筆頭がインドで生産・販売だれているコンパクトSUVのマグナイトだ。
マグナイトは2020年に発表されたコンパクトクロスオーバーのブランニューモデルで、インドの現地子会社インド日産で生産、販売されている。何よりもインド市場向けに右ハンドルで生産されていおり、日本導入のハードルが低いモデルだ。
搭載されるパワートレーンは72PSの1.0Lガソリンエンジンと100PSの1.0LガソリンターボエンジンにCVTまたは5速MT、5速AMTがエンジン毎に用意されている。日本市場に導入されるとなると1.0LガソリンターボエンジンとCVTの組み合わせだろう。
前輪駆動(FF)のみというのも同じくインドから輸入されているホンダのコンパクトSUV・WR-Vと同じだ。マグナイトのボディサイズは全長3994mm×全幅1758mm×全高1572mmとWR-Vやダイハツ/トヨタのロッキー/ライズとも近しいサイズだ。
さらに、日本市場では初代モデルが2019年に販売終了しているコンパクトSUVのジュークの現行型導入の可能性も高いという。2代目は2019年に欧州市場でデビュー。ルノー・ルーテシア(現地名クリオ)やキャプチャーとプラットフォームなどを共有している。
エクステリアは初代をブラッシュアップしたキープコンセプト。搭載エンジンは1.0Lガソリンターボに7速DCTの組み合わせ。仕向地によってはルノーキャプチャーにラインアップされている1.6Lガソリンエンジン+モーターのジュークハイブリッドも用意している。
日本市場における整備性を考えると、マグナイトの導入の方が先になるはずだ。その後のジュークの投入にも期待したい。