車のメンテナンス
更新日:2025.02.07 / 掲載日:2025.02.07
スズキ2ドアFRオープンが軽からジャンプアップ!もっといいクルマをつくろうよ連合で復活へ

1998年の生産終了から約29年の時を経て、あの2ドアFRオープンが帰ってくるという最新情報をキャッチした。それはスズキ・カプチーノ。デビュー予想時期は2026年後半〜2027年前半だ。しかも軽規格ではなく、小型車のカテゴリーでの再登場となる。ネーミングもまだ不明で、まずは「カプチーノ」が濃厚、としておこう。
もっとも気になるプラットフォームだが、後輪駆動(FR)との情報。カプチーノと同じ2シーターオープンとなる模様だが、このメカニズムを現在後輪駆動(FR)プラットフォームを持たないスズキがゼロから開発するのではなく、日本国内の自動車メーカーとの協業になる可能性が高い。
その鍵となるのがマツダのライトウェイトオープン2シーターのロードスターだ。現在販売されているのがND型となる4代目で、2015年のデビュー当初はイタリア・アルファロメオの124スパイダー(2020年生産終了)のベースモデルとしてマツダが生産していた。搭載エンジンもマツダ製ではなく、フィアットの1.4Lガソリンエンジンを搭載していた。
このように、現行型ロードスターも他社との競合を行うことで新型の開発を可能にした状況にあり、5代目ロードスターも当然他社との競合の上の開発が予想されるのだ。そこでこの次期カプチーノ(仮)の話になってくる。
これらの情報を総合すると見えてくるのがトヨタを中心とする「もっといいクルマをつくろうよ連合」だ。トヨタも2015年の第44回東京モーターショーにコンパクト4シーターFRスポーツの「S-FR」を出展。かなり完成度高いコンセプトカーで、すぐの市販化が噂されていたが、さまざまな理由で発売を断念したが、継続的に発売をあきらめていないという情報が入ってきていた。
さらに、ダイハツは2023年ジャパンモビリティショーにおいて次期コペンとなる「VISION COPEN(ビジョン コペン)」としてコンセプトを展示した。このモデルは噂される次期カプチーノと同じく、小型車サイズで後輪駆動(FR)採用というもの。
つまり、前述したこれら「もっといいクルマをつくろうよ連合」が次期ロードスターのプラットフォームを使い、自社のオリジナルエンジンを積みながら、2シーターFRオープンスポーツの競演を行うのだ。デビュー時期はそれぞれ異なるが、このカプチーノだけでなく、スバルも参加したらなおのこと盛り上がるはず。今後の「もっといいクルマ」の種まきに期待しよう!