車のメンテナンス
更新日:2024.01.17 / 掲載日:2023.08.17
車のトランクにカビが生える原因と対策・対処方法

goo-net編集チーム
車に乗ったら、「なんかカビ臭い気がするな」とは思ったものの、
窓を開けて走っていたら気にならなくなってそのまま忘れてしまうこともあります。
そして、久しぶりにトランクを開けてみたら、カビだらけになった、ということもよくあります。
車のトランクにカビが生える原因は何なのでしょうか?
また、実際に車のトランクにカビが生えてしまったら、どうすればいいのでしょうか?
ここでは、車のトランクのカビについて紹介していきます。
車のトランクにカビが生える原因
車のトランクにカビが生える原因は、大きく分けて、以下の3つが考えられます。
1.トランクに濡れたものをそのまま放置
例えば、雨の日に使って湿ったままの傘を、トランクに入れっぱなしにしていることはないでしょうか。濡れたままの荷物をトランクに放置したり、トランクのカーペットが濡れているのに長期間そのまま放置していると、カビが生えてしまう原因となってしまいます。
2.トランクの雨漏り
トランクのドアを閉めているにも関わらず、トランク内部に水漏れが生じている場合です。
トランクドアには、車内に水が侵入してこないようにゴムが付いています。
このゴムが、衝撃や経年劣化により本来の機能が果たせず、
車内に雨などが侵入してきてしまいます。
長年水漏れに気づかず放置していると、
トランク下のスペアタイヤや工具の入っている部分に水が溜まってしまい、
気づかないうちに車内にカビの胞子をまき散らしてしまいます。
3.整備不良
整備不良というのは、
ブレーキランプやリアランプがある部分(ランプユニット)がゆがんだりゴムが劣化したり、
事故などの衝撃で変形したりして、
トランク内部に水が浸入することでカビが発生する原因となります。
カビの発生原因の対処とカビ掃除
まずカビが生えた原因を探りましょう。
カビをきれいに除去できたとしても、カビの原因を絶たない限り、
またすぐにカビが繁殖してしまうことになります。
もし水漏れがカビの原因なのかを知りたいのならば、トランクに乾いた新聞紙などを敷き詰め、
トランクを閉じて外から水をたっぷり勢いよく数分間かけてみます。
もし水漏れがあるのなら、トランクに敷いた紙が濡れるはずです。
カビが発生するような原因を見つけたら、修理や対処を施しましょう。
そしてカビの原因を無くしたら、初めてカビ掃除を行うようにします。
カビ掃除を行う際の注意点としては、塩素系カビ取り剤は使ってはいけないことです。
「カビには塩素」と思いがちですが、
車に塩素を使ってしまうと、車の金属に影響が出てしまう恐れがあります。
塩素系カビ取り剤は使わないように気を付けましょう。
トランクのカビ掃除としては、まず表面の汚れを落とし、
その後、酸素系漂白剤またはエタノールを染み込ませた布で、
表面をトントンと水分を叩き込むようにしてカビを取り除きます。
最後はドライヤーなどで乾かして、
しばらくトランクのドアを開けたままで風通しを良くしておけばOKです。
カビは表面だけきれいにしても、中まで根が入り込んでいるので、
表面だけきれいにしても意味はありません。
また、カビを放置すると空気中に胞子をまき散らすので、乗車する方の健康も害しますし、
根が入り込むことでカビが生えたところを侵食して劣化を早めます。
カビは臭いだけでなく、車の寿命を早めたり乗車する人の健康にも影響しますから、
見つけたらなるべく早く対処しましょう。
徹底的にカビを掃除したい場合は、業者に車内クリーニングを依頼するのがいいでしょう。
車内にカビが生えないようにするための対策法
カビが生えないようにするには、「濡れたままにしない」ことと「風通しを良くする」ことです。
雨の日に濡れた荷物を放置しないことや、
晴れた週末などに車のドアを全開にして車内に風を通すことが重要です。
車のトランクのカビを防ぐためには、日々のメンテナンスが重要となります。
カビの発生原因となる湿気対策をこまめにして、カビの発生を防ぎましょう。