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コーティング・クリーニング
更新日:2022.07.19 / 掲載日:2022.07.19

洗車は手洗いと洗車機どっちがおすすめ?手洗いのやり方や注意点を解説

愛車を長く乗り続けるためには、日々のメンテナンスが欠かせません。

簡単かつ大切なメンテナンスの一つが洗車です。洗車でこまめに汚れを落としてあげるのが、愛車をキレイに長持ちさせる秘訣。

洗車の方法は大きく「手洗い」と「洗車機」に大別され、どちら良いのか悩まれる方もいらっしゃるでしょう。どちらもメリットはありますが、同時にデメリットも存在。互いに一長一短ある洗車方法です。

この記事では、手洗いと洗車機どちらの洗車方法が良いのか、それぞれのメリット・デメリットを解説するので、洗車方法に悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

また手洗いのやり方や注意点も解説します。

「手洗い洗車」と「洗車機」は使い分けるのがおすすめ

洗車は「手洗い」と「洗車機」どちらか一方が良いわけではなく、それぞれに良さがあるため、場合によって使い分けるのがおすすめです。

以下に、手洗い・洗車機それぞれのメリット・デメリットを解説します。両者の特徴や違いを理解しておくと、あなたや愛車に合った方法を選べるでしょう。

手洗い洗車のメリット

自分の目で見ながら洗えるので、ホイール部分など細かい所まで汚れを落とせるのが大きなメリットです。

正しい方法での洗車を心がければ、車に傷を付ける心配もありません。また目視することで、傷や凹みなど車の異常に気付きやすいのもポイントです。

手洗い洗車のデメリット

自分の手で洗うため、時間と手間がかかってしまうのがデメリットです。

また自宅で行う場合は、洗車するスペースや水道が必要になります。自宅に設備がない場合や、近くに洗車場がない場合は、手洗いするのが難しく、自宅環境に左右されるのもネックです。

自宅で行う場合はホースやバケツ、クロス、カーシャンプーなどをそろえる必要があり、数千円~1万円程度の初期費用がかかるのも、手洗いのデメリットとして挙げられます。

洗車機のメリット

手軽かつ短時間で洗車できるのが、洗車機を利用する大きなメリットです。

自分で作業する必要がなく、道具を用意する必要もないので、誰でも簡単に洗車できます。

また水洗いのみだけではなく、撥水コーティングや下回りの高圧洗浄など、洗浄コースは複数あるので、車の状態に合った洗車方法を選べます。

洗車機のデメリット

ブラシが届く範囲しか洗えないため、しつこい汚れや細部の汚れまで落とすのが難しいのが洗車機のデメリットです。

ひどい汚れが付いている場合は、車体に傷が付くこともあります。

また利用可能な車のサイズは決まっており、大きい車やキャリア付きの車は、利用対象外の場合があります。

洗車方法や洗車機によって異なりますが、洗車のたびに費用がかかるのも難点。特に高頻度で洗車する場合は、コストがかさみます。

手洗いで洗車する際に必要な道具

「細部まで汚れを落としたい」「傷を付けずに洗いたい」場合は、手洗いするのがおすすめです。

しかし自宅に洗車道具がそろっていない場合もあるはず。そこで、どのような道具が必要になるのか、基本的な道具を紹介します。

手洗いでの洗車を考えている方は、まずは道具をそろえるところから始めましょう。

スポンジ・グローブなど

スポンジは、車体を傷付けないやわらかい素材の商品を選びましょう。

あなたの手のサイズに合っており持ちやすいことも大切なポイント。柄付きやグローブなど、使いやすいものがおすすめです。

また足回りには泥や鉄粉が付着しているので、それらが付いたスポンジでボディを洗うと、傷を付けやすくなります。

車体用・足回り用で、2つスポンジを用意しておくと車に傷を付けるリスクを減らせます。

ホイールの隙間なども洗える棒状の商品であれば、さらに汚れを落としやすくなります。

カーシャンプー

ワックスや研磨剤などが含まれていない、中性タイプがおすすめです。

ワックスや研磨剤入りのほうがキレイに仕上がりそうと思われるかもしれません。しかし慣れていないと傷を付ける要因になるので、初心者の場合は特に扱いやすい中性タイプを使用しましょう。

また、シャンプーには汚れを落とすだけではなく、スポンジによる摩擦を小さくして傷を防ぐ役割もあるので、泡立ちが良い商品を選んでください。無数の細かな泡により、傷を防ぎながら汚れを落としてくれるでしょう。

ホース・高圧洗浄機

ホースは最低でも15m以上のものを選びましょう。

とはいえ、あまりに長過ぎると水の勢いが弱まるため、蛇口からの距離を踏まえて、多少余裕のある程度がおすすめです。

また水圧の強さや放水シャワーなど、ノズルを調節できるタイプであれば、より効率的に洗えます。

予算に余裕があれば、高圧洗浄機もおすすめです。砂やホコリをしっかりと落とせるので、足回りなど洗いにくい・汚れが強い場所もキレイにできます。

バケツ

10L以上は水が汲める、大きなサイズがおすすめです。

バケツが小さいと泡を立てにくいので、大きなバケツでしっかりと泡立てましょう。水やシャンプーを継ぎ足す手間も省けます。

また容量が大きいと洗車道具を入れて持ち運べるので、洗車場などを使う際に便利です。

拭き上げ用クロス

吸水性が高くボディを傷付けない、やわらかい素材がおすすめです。

クロスは摩擦による傷が発生しすいため、やわらかいのはもちろんですが、少ない回数で拭けるよう吸水性の高さも重要です。

こちらもスポンジと同様に、車体用・足回り用と2つ用意しておくと、傷のリスクを低減できます。

やわらかさ・吸水性が重要なので、家庭用のハンドタオルは使用せず、洗車専用の商品を選んでください。

脚立

背の高い車を洗う際は、脚立があると屋根までキレイに洗浄できます。

洗車中に何度も位置を変えるのは面倒なので、足場の幅が広いタイプが適しています。軽量・コンパクトなものであれば、より作業しやすいでしょう。

高さは脚立に立った際に、屋根の真ん中に手が届けば問題ありません。

また水や洗剤に強く、錆びにくいものであれば長く使えます。

ワックス・コーティング剤

必須ではありませんが、ワックスやコーティング剤を使用すれば、汚れ・傷が付きにくくなるため、愛車のキレイな状態が長持ちします。

ボディにツヤ・光沢が出るので、よりキレイに見えるのもメリットです。

ちなみにワックスとコーティング剤では、以下のような違いがあります。

・ワックス:手軽に使えるが、効果の持続期間が短い
・樹脂系コーティング剤:安価で、効果は半年~1年ほど持続する
・ガラス系コーティング剤:高価だが、効果は1年~2年ほど持続する

樹脂系・ガラス系のコーティング剤は効果が長期的に持続するため、こまめなメンテナンスが面倒な方におすすめです。

手洗い洗車をセルフで行う手順とポイント

手洗いに使う道具をおさらいしたところで、洗車をセルフで行う手順とポイントを解説します。

適切な方法で行えば、愛車を傷付けるリスクを最小限に抑えながら、しっかりと汚れを落とせます。

効率的・効果的に洗浄するために、手順とポイントを押さえておきましょう。

適した天気・時間帯に行う

曇りの日や朝方・夕方など、涼しい天気・時間帯がおすすめです。

天気が良い日に行いたくなるかもしれませんが、天気が良い日中はカーシャンプーが乾きやすいため、シミやムラが起きやすくなります。

特に真夏など暑い日は、ボディが熱く乾燥しやすいため要注意です。

また風が強い日も、ホコリやチリがボディに付着しやすいため避けてください。

洗車する際は、無風で涼しい日・時間帯がベストです。

水で砂・泥をしっかりと落としてからスポンジを使う

シャンプーで洗う前に、水で砂・泥などをしっかりと落としましょう。

車の表面に砂や泥が付着していると、スポンジで擦った際にボディを引っかくことになるので、細かい傷を付けてしまいます。水の勢いで車全体の汚れを落としてください。高圧洗浄機やホースのジェットノズルなどが有効です。

カーシャンプーは水圧でキメ細かい泡を立てる

汚れを落としたら、バケツにカーシャンプーを入れ、勢いよく水を注ぎましょう。

先にシャンプーを入れて水を注ぐことで、水圧でキメ細かい泡を立てられます。水圧の強い水を、円を描くように注ぐのがコツ。クリーミーな泡を作れます。

キメ細かい泡は、ボディとスポンジの緩衝材になってくれるので、しっかりと泡立てましょう。

ボディとホイールで別々のスポンジを用意する

泡をたっぷり付けたスポンジで、ボディの汚れを落としていきます。

傾斜面に沿って、高所から低所へ一方向にスポンジを動かすことで、ムラなく洗浄できます。傷の原因になるので、ゴシゴシと力を入れずに優しく洗いましょう。

泡が汚れを浮かしてくれるので、しっかりと泡が付いていれば、強く擦らなくても汚れは落ちます。

また足回りは泥や鉄粉が付いているので、傷を防ぐため車体とは別のスポンジを使いましょう。

シャンプーを付け直す際は、スポンジをすすいで砂やホコリを落とすのも、傷の防止につながります。

スポンジが入らない狭い部分や凹凸部分には、歯ブラシなどを使うのがおすすめです。

車体上部から下部へ向かって水で洗い流す

洗い終わったら、車体上部から下部へ向かって水で洗い流しましょう。

上から順番に流していくことで、泡を残さず効率的に流せます。泡が残るとシミになったり汚れと一緒にこびりついたりするので注意しましょう。

特にドアミラー・ドアノブなどの可動部や、ボンネット・トランクなどの開口部などの隙間や裏側は、洗い残しやすい場所なので要注意です。

また泡が乾いてシミにならないように、手早く作業を終わらせるのも大切です。

クロスもボディ・ホイール別々に用意する

クロスで、ボディに残った水分を丁寧に拭き取りましょう。

スポンジで洗う際と同じく、上部から下部に向かって一方向に動かして、水気を取り除いてください。

拭き残しがあると水垢やウォータースポットの原因になるので、くまなく拭き上げましょう。

水滴が乾かないように、素早く終わらせるのがポイント。吸水率の高いクロスの使用がおすすめです。

またスポンジと同様に、ボディ用・足回り用で使い分けると傷を防げます。

車内も忘れず清掃する

車体だけでなく、車内も忘れずに清掃しましょう。

車内には意外と砂や泥、ホコリ、食べこぼしなどが蓄積しています。

掃除機でマットの下を掃除し、シートの表面や背もたれの隙間、ドリンクホルダーなど、細かい部分も丁寧に掃除してください。

フロアマットは取り外して、水洗いするとキレイに掃除できます。カビや臭いを発生させないように、しっかりと乾燥させることが大切です。

手洗い洗車をセルフで行う際の注意点

セルフで洗車する際には、押さえておきたい注意点がいくつかあります。

注意点を把握していないと「せっかく洗車したのに汚れが落ちていない」「愛車を傷付けてしまった」という事態になりかねません。

愛車をキレイに洗車するために、気を付けたい注意点を7つ紹介するので、押さえておきましょう。

汚れがひどい部分から洗車する

汚れがひどい足回りから、水洗いするようにしましょう。

足回りを後から洗うと、汚れが車体に跳ねて二度手間になる可能性があります。

タイヤ付近から洗い、タイヤ→ステップと段階的に水で予洗いしましょう。しつこい汚れには、水圧を強めるのが効果的です。

足回りをすすいだら、全体をすすいで、車の上部からスポンジで洗浄していきます。

水や洗剤が乾く前に終わらせる

水や洗剤が乾くと、シミやこびりつきの原因になるので、素早く終わらせましょう。

洗い残しがないように、隅々までチェックしましょう。

また水を拭き取らず、自然乾燥させるのは厳禁です。付着した水分が乾くと、水垢やウォータースポットの原因になります。

特に黒・濃紺など濃いカラーは熱を蓄積するため、ウォータースポットができやすく、汚れが目立つので注意しましょう。

ホースで車体を傷付けないようにする

洗車中いつの間にかホースが接触して、車体を傷付けることがあります。

ホースには砂や汚れが付着しており、車に接触すると細かな傷の原因になります。

特に高い部分を上から流す際は、ドア・サイドミラーなどに当たりやすいので注意してください。

ボディカラーによって汚れ・傷の目立ちやすさが異なる

ボディカラーによって、汚れ・傷の目立ちやすさが異なります。

黒・濃色系の場合は汚れや傷が目立ちやすく、白・淡色系の場合は傷が目立ちにくいものの、汚れが目立ちやすいのが特徴です。

特に黒・濃色系は、洗車時に傷を付けないよう注意しましょう。

中性のカーシャンプーでキレイにならない場合は、強く擦るのではなく、ボディカラーに合わせた成分が配合されている専用シャンプーの使用がおすすめです。

1ヵ月に1度を目安にこまめに洗車する

基本的には、1ヵ月に1度を目安に洗車しましょう。

ただし屋外駐車は汚れやすいため、定期的に洗うのではなく、汚れが付いた際に洗車するのがおすすめです。

また以下のようなケースは、錆びやシミの原因になるので、速やかに洗車しましょう。

・鳥のフンが付いた
・海の近くで駐車した
・花粉や黄砂で汚れた
・雪道で融雪剤が付いた

汚れがひどい場合は、プロに依頼すると洗車時に発生する傷のリスクを避けられます。

コーディングしたら汚れを放置しない

コーティング後は、汚れを放置しないようにしましょう。

汚れたまま放置していると、コーティングや塗装面を傷めるかもしれません。こまめに洗うことで、美しい状態を長く保てます。

ただしコーティングによっては、使用を避けるべきカーシャンプーもあります。専用の商品を使うなど、施工業者の指示に従いましょう。

コーディングしたらワックスは使用しない

コーティングした車には、ワックスを使用しないようにしましょう。

コーティングの上からワックスを施すと、劣化したワックスがコーティングを劣化させるかもしれません。

長期間効果が持続するコーティングの寿命を縮めかねないので、ワックスは使用せず、水洗いやシャンプーのみでお手入れしてください。

こまめな洗車が愛車を長持ちさせる!丁寧に手入れしよう

汚れを放置すれば錆びやシミなどの原因になりますが、こまめに洗車することで、車は長持ちします。洗車は簡単かつ身近なメンテナンスなので、しっかりと丁寧に行いましょう。

洗車は「手洗い」と「洗車機」の2つに大別され、それぞれメリット・デメリットがあります。

あなたの生活環境や車の状態に合わせて、適切な方法を使い分けてください。

ただし手洗いは手順を守らなかったり、間違った方法で行ったりすると、車に傷を付ける・汚れが悪化する可能性があります。

洗車は誰でも簡単に行えるものですが、丁寧に行わなければ逆効果です。大切な愛車をキレイに保つためにも、紹介した手順や注意点を守って行いましょう。

もし自分で手洗いすると傷を付けそうで怖い場合は、プロに任せるのもおすすめです。プロならではの高い技術と設備で、丁寧に洗浄してくれます。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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