コーティング・クリーニング
更新日:2015.04.16 / 掲載日:2015.04.16

中古車に残るタバコの臭いの消し取り方

中古車に残るタバコの臭いの消し取り方goo-net編集チーム

他人の車に乗せてもらったとき、乗り込んだ途端、
“ウッ!タバコ臭い!…そういえば、この人ヘビースモーカーだもんな…
でも、乗せてもらってる手前、臭いとは言えないし我慢するしかないよな…酔いそう…”
ってこと、経験ありませんか?

“こんなに臭いのに、本人は何とも思わないのかな?”
って思ってしまうところですが、
それにはちゃんとした「理由」があるのです。

同じように、気に入った中古車を購入したけど、
「車内のタバコの臭い」だけ何とかしたいという方のために、
臭いの取り方を紹介していきます。

せっかく完璧な車を見つけたのに、
車内の臭いで諦めてしまうのはもったいないですし、
だからといって我慢して乗りつづけるのも納得がいきません。

中古車の気になる「臭い」を失くせれば、
その先も長く付き合っていけるのですから、
「正しいタバコの臭いの取り方」を知って、
快適なカーライフを過ごしましょう。

中古車の臭いが気になる原因

香水のキツイ女性の隣の席になってしまったり、
体臭の強い方と接しなければいけなかったり、
タバコの臭いの強い車に乗ることになってしまったりと、
初対面や初体験の嗅ぎなれないニオイの場合は、
ニオイの強い場所に長くいると、高い確率で気分が悪くなりますよね。

ニオイを出す本人はまったく平気なのに、
他人は耐えられなくなってしまうというのは、
臭いに「順化」してしまっているからです。

つまり、“臭いに慣れてしまっている”ので、
そのニオイに鼻が鈍感になってしまっているということです。

香水の量が増えてどんどんキツくなってくるのは、
その香りに対して鼻が慣れてしまったため、
臭いを感じにくくなっており、「量が足りない」と感じてしまっているからです。

ところが、まわりは始めて嗅ぐ香りなので、
「香水の匂いがキツイ」→「不快」→「臭い」となってしまうのです。

特に、タバコはその最大の問題です。

喫煙者は慣れているので、タバコの臭いを不快と感じにくいのですが、
その車に乗る嫌煙者は、「タバコ臭い」と感じやすくなります。

タバコを吸わない人は、ほんのちょっとタバコの臭いがしたら気づきますし、
髪の毛にほんの少し臭いがついただけで、その日一日テンションが下がってしまいます。

子どもが車に酔いやすいのは、
タバコなどの車の臭いが不快なことも、
大きな原因のひとつとなっています。

中古車のタバコの臭いの原因

中古車を購入した時、試乗したときは、
車内やエアコンの臭いには気付かなかったけど、
夏になって、窓を閉め切りエアコンを付けたら、臭くてビックリ…、
なんてことがあります。

中古車を販売する際には、
当然、車内はキレイに清掃されています。

しかし、見た目はキレイになっていても、
臭いは目に見えないものなので、前のオーナーの使用の仕方によって、
タバコやペット臭・芳香剤・カビ臭・体臭など、
車内に臭いがこびり付いていることが多くあります。

特にタバコのニオイの原因は、タール(ヤニ)やニコチンだけでなく、
数百種類のニオイが集まってできているのがタバコ臭なので、
煙となって車内のありとあらゆる部分に、
べったりとこびり付いてしまっています。

前のオーナーがヘビースモーカーならば、
車内の部品をすべて外して洗剤で水洗いしないと、
タバコの臭いを完全に消すことはかなり難しいのです。

また、カーエアコンのフィルターは、
替えなければ臭いが消えることはありませんし、
エバポレーターも水洗いしないといけません。

車内のニオイ消しを業者に依頼した場合

軽自動車やワンボックスなどの、
大きさの違いによって多少値段はことなりますが、
清掃と消臭の作業では、そこまで高くない値段でやってもらえます。

しかし、この作業は一時的なものですので、
掃除機やタオルなどで掃除して消臭剤を使用しますが、
根本から消臭するわけではないため、しばらくすると臭いは復活してします。

タバコの臭いを完全に取るためには、車内を消臭するだけではなく、
車内の部品を外して部品を丸洗いしてもらう必要があります。

車のニオイをクリーニングする専門店などでは、万単位での費用が必要ですし、
高級クリーニングコースになればそれ以上の費用が必要になります。

車のタバコの臭いの消し方・取り方

窓ガラスやダッシュボード・天井・細かい部品など、
目につく場所も目につかない場所も、気付いた限りのすべての場所を、
濡れタオルで拭くだけではなく、
可能ならエタノールなどを使って拭きましょう。

案外気づかないのはシートベルト部分ですが、
ここもタバコ臭い事が多いので臭いを嗅いでみましょう。

カーエアコンは、専用の洗浄剤を使う事はもちろんのこと、
中のフィルターを交換してエバポレーターを水洗いすれば、
だいぶ臭いも改善されます。

カーマットは、取り出してキレイに洗剤で水洗いし、
良く乾かしてから使いましょう。

シート部分には布が使われていることが多いので、
布部分に重曹をふりかけ、しばらく放置したあと、
掃除機で重曹を吸い取りましょう。

重曹水を作れば、いろんな部分の掃除や臭い取りに使えてとても便利です。

すべて掃除したら、オゾン脱臭するのがおススメです。
また、天気の良い日に車のドアを全開にして「日干し」しましょう。
そして、市販の消臭剤や脱臭機でケアするのが良いでしょう。

車の臭いを取ろうとして、やってはいけないこと

家族や知人に、“この車、臭くて酔うから乗りたくない”と、指摘されたとき、
どうにかしようと思って強い芳香剤を使う方がいます。

それは、強い臭いにさらに強い臭いを重ねて誤魔化しているだけなので、
臭いの根本的な解消にはなっていません。

タバコの臭いが気持ち悪い人は、
タバコの臭いはそのままにさらに別の強い臭いを感じるので、
さらに気持ち悪くなってしまいます。

子供がタバコ臭い車に酔いやすいのは、
こういった強い臭いを重ねて間違った消臭対策をしている車が多いのです。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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