コーティング・クリーニング
更新日:2015.08.21 / 掲載日:2015.08.21
車のエアコン(カーエアコン)の効率をアップさせる方法とは

夏は暑く、冬は寒い日本の気候ではカーエアコンは欠かせない存在です。
しかしなかなか涼しくならなかったり、暑すぎたり、
気のせいか燃費が悪くなったりと思うようにならない人も多いはず。
車のエアコンの効率をアップさせる方法はあるのでしょうか?
車のエアコンの構造
車のエアコンは、エンジンのクランクシャフトのプーリーから、
Vベルトを介してコンプレッサーを駆動することにより、
圧縮した冷媒を気化させて車内に送り込んでいます。
設定温度や外気温によって、
コンプレッサーの稼働率をIC制御でオンオフしており、
冷気と暖気を混合してエアミックス気候によって温度を調節しています。
車の構造がよくわからない人には難しい話となっていますが、
要するに、車の構造内部でハイテクを駆使して、
冷たい空気や暖かい空気を作り、車内に送っているのです。
車のエアコンを使うと燃費が悪くなる?
車のエアコンを稼働させると、
どうしてもガソリンの減りが早いと感じる人が多いようです。
特に夏場のエアコン使用時に燃費が悪くなるという話を良く聞きます。
これはカーエアコンを作動した場合、
コンプレッサーの稼動によってエンジンの回転率が下がってしまい、
これに車内の制御装置が反応してしまうからなのです。
制御装置が反応すると、エンジンの回転数が自動的に上がってしまう関係で、
その分、燃料を多く消費するので燃費が悪くなるという図式となります。
車のエアコンの効率をアップさせる方法とは
車のエアコンの効率をアップさせる方法は、
外気導入と内気循環を上手に使い分ける事にあります。
夏場の暑い空気を車内に取り込んでも車内は一向に冷えないので、
まずは内気循環にして外気をシャットアウトし、冷房で車内を冷やし、
そのまま冷えた空気を循環させる事がコツです。
エコモードがついている車の場合はすぐに切り替えましょう。
さらに車内で上手に循環させるためには、
吹き出し口の方向に気を配るのもポイントです。
例えば冷気は上から下へと流れるので、
吹き出し口を上向きにすれば涼しい空気が車内に循環します。
また、暖房の場合、暖かい空気が下から上へと流れるので、
吹き出し口は下向きにするといいでしょう。
車のエアコンの効率アップは燃費を抑える事にもつながります。
外気と内気の使い分けをうまく活用して、
エアコン効率のいいドライブを楽しみましょう。