コーティング・クリーニング
更新日:2024.07.18 / 掲載日:2024.04.22
洗車傷を消す方法|傷がつく原因と対策、適切な洗車方法を徹底解説

洗車後のボディに小さな傷がついている……このような経験がある人は多いでしょう。愛車をきれいにするための洗車で傷がついてしまうのは非常に残念です。
洗車傷は塗装をくすませ、愛車の光沢やツヤを損なうことにもつながります。
この記事では、洗車傷を消す方法と対策、適切な洗車方法を解説しています。洗車傷にお悩みの人はぜひご覧ください。
1.自分で洗車傷を消す方法
洗車傷(スクラッチ傷)とは、洗車時にスポンジで磨いたり、水を拭き上げたりする過程でボディにつく細かな傷のことです。洗車傷は塗装をくすませるため、ボディの光沢感や美観を損なう原因になります。
そこで、自分で洗車傷を消す方法を2つご紹介します。ワックスがけの過程でつく「磨き傷」にも対応しています。
なお、紹介する方法は傷を完全に消せるわけではなく、業者に依頼するより安価に目立たなくできる方法です。きちんと傷を修復したい場合は、ディーラーやカー用品店などの業者に依頼しましょう。
(1)ガラスコーティングする
ガラスコーティングは洗車傷の凹凸を埋め、ボディに光沢やツヤを与えることで洗車傷を目立たなくさせます。
ただし、あくまでも洗車傷の凹凸を埋めるだけのため、洗車傷が完全になくなるわけではありません。
また、ガラスコーティングで目立たなくなる傷は浅い傷のみです。以下のような傷は、損傷が大きく傷が深いため、ガラスコーティングでは消えません。
・衝突による大きな傷
・塗装が剥がれるほどの傷
・下地に到達している傷
・爪で触ると引っかかる傷
洗車傷とは別にこれらの傷を消したい場合は、ディーラーやカー用品店などの業者に相談しましょう。
ガラスコーティングの手順やおすすめ商品、注意点はこちらの記事でくわしく解説しております。
(2)コンパウンドで磨く
コンパウンドで洗車傷を磨くことで傷の凹凸が滑らかになり、洗車傷が目立たなくなります。コーティングで消えなかった傷も、コンパウンドで目立たなくできる可能性があります。
ただし、コンパウンドで目立たなくできる傷は、ガラスコーティングと同様に浅い傷のみです。コンパウンドでも以下のような傷は対応できません。
・衝突による大きな傷
・塗装が剥がれるほどの傷
・下地に到達している傷
・爪で触ると引っかかる傷
下記の記事では、コンパウンドの使い方やおすすめ商品、注意点を解説しておりますのでぜひご覧ください。
2.洗車傷の主な原因
洗車傷がつく主な原因は以下の5つです。
1.水洗いしていない
2.カーシャンプーの泡立ちが悪い
3.力強くこすっている
4.硬いスポンジやクロスを使っている
5.自動洗車機を利用している
順にご紹介します。
(1)水洗いしていない
車全体を水洗いせずにいきなりスポンジで洗うと、砂やほこりなどの汚れがボディをひっかき、洗車傷をつけてしまいます。
洗車前のボディには、砂やほこりなどの汚れが多数付着しています。そのため、はじめに車全体を水洗いし、付着している汚れをしっかり落としておく必要があります。
(2)カーシャンプーの泡立ちが悪い
カーシャンプーの泡は汚れを落とすと同時に、ボディとスポンジ間のクッションの役割があります。泡立ちが悪いとスポンジが直接ボディに触れて摩擦が発生するため、洗車傷の原因になります。
泡立ちのよいカーシャンプーであれば、泡がクッション役となり、スポンジが直接ボディに触れることを避けられるため、傷がつきにくくなります。
(3)力強くこすっている
汚れを落とすために力強くこすると、スポンジの繊維がボディにこすれて摩擦が発生し、洗車傷がついてしまいます。
洗車傷を防ぐために、ボディを洗うときはなでるようにやさしく洗う必要があります。
(4)硬いスポンジやクロスを使っている
使用するスポンジやクロスが硬いと、ボディを磨いたり拭き上げたりした際に摩擦による負担がかかり、洗車傷がつきやすくなります。
家庭用のものは、肌触りがよくても車にとっては繊維が粗く傷がつきやすいため、洗車用のやわらかいスポンジやクロスを使用しましょう。
(5)自動洗車機を利用している
自動洗車機で洗車傷がつきやすいのは、ボディに砂やほこりなどの汚れが付着したままになっている、これらの汚れがブラシについたままになっている場合です。
とくに車に付着している汚れがひどかったり、自分の車の前に利用した車がひどく汚れていたりすると、ボディやブラシに汚れが付着したまま洗車することになり、洗車傷の原因になります。
さらに、硬いブラシが使われている自動洗車機を利用すると洗車傷がつきやすくなります。
3.洗車傷の対策にはガラスコーティングがおすすめ
ガラスコーティングは洗車傷を目立たなくさせるだけでなく、洗車傷の対策としてもおすすめです。
ガラスコーティングとは、ガラスに使用している成分を使うことで、強度を高めたコーティングのことです。コーティングで形成されるガラス被膜は硬度が高いため、たとえ洗車傷がついてもガラス被膜に傷がつくだけで、ボディまで届きにくくなります。
さらに、ガラスコーティングを重ね塗りすることで被膜が厚くなり、保護効果や耐久性の向上も期待できます。
重ね塗りをする際は、1回目と2回目のコーティングを2日程度あけ、洗車したあとに2回目のコーティングをしましょう。洗車せずに2回目のコーティングをすると、1回目のコーティング被膜に付着している汚れによって傷がついたり、汚れを閉じ込めたりする恐れがあります。
4.洗車傷を防ぐ洗車方法
洗車傷を防ぐためには、適切な洗車方法を心掛けることが大切です。
大まかな洗車手順は以下のとおりです。
1.水洗いで全体の汚れを落とす
2.カーシャンプーでボディ洗う
3.タイヤとホイールを洗う
4.カーシャンプーを水で洗い流す
5.クロスで水分を拭き上げる
下記の記事では、洗車に必要な道具と手順について、洗車初心者にもわかりやすいように解説しています。
もし、洗車のプロである業者に依頼したいという場合は、こちらの記事をご覧ください。各業者の特徴や洗車費用などを紹介しています。
5.洗車傷に関するお悩みはグーネットピットにご相談ください
正しい方法で洗車すれば洗車傷の発生を抑えられますが、完全に防ぐことはできません。そのため、洗車傷を目立たせないように手入れすることが重要です。
費用を抑えたい場合は、コーティングやコンパウンドを使えば自分でも作業可能です。ただし、コンパウンドによる傷消しは慎重におこないましょう。誤った手順は、傷の悪化につながります。
きちんと洗車傷を修復したい場合は、ぜひお近くの整備工場にご相談ください。洗車傷に関する専門知識や技術を持つスタッフが丁寧に対応いたします。