コーティング・クリーニング
更新日:2024.07.17 / 掲載日:2024.07.04

ガラスコーティングがムラになる原因は?防ぐ方法や除去する方法も解説

自分でガラスコーティングを施工したら、ムラができて見た目が悪くなってしまったという人は多いのではないでしょうか。

この記事では、ガラスコーティングにムラができる原因と、ムラを防ぐ方法についてご紹介いたします。あわせて、ムラができた場合の除去方法も解説していますので、最後までご覧いただけると幸いです。

1.ガラスコーティングがムラになる原因と防ぐ方法

ガラスコーティングがムラになる原因は以下の5つです。

1.下地処理が足りない
2.塗布方法が誤っている
3.塗布量が多すぎる・少なすぎる
4.拭き残しがある
5.施工環境に問題がある

ムラを防ぐ方法とあわせてご紹介します。

なお、これらのムラになる原因は、ガラスコーティングだけでなく、ほか種類のカーコーティングも同様になります。

(1)下地処理が足りない

下地処理不足は、ガラスコーティングのムラにつながります。下地処理不足を防ぐために、車全体を洗車したら下地処理剤を使い、車体表面に残っている汚れや水アカ、鉄粉、油分などを丁寧に取り除きましょう。

取り除けない頑固な汚れなどがある場合は、ポリッシャーなどで表面の凹凸を整えることで、ムラのないきれいな仕上がりを期待できます。

おすすめのポリッシャーや使い方は、以下の記事で解説しています。

車体に汚れや水アカ、鉄粉、油分などが残っていると、ガラスコーティング剤が密着せずムラが生じる原因となります。

また、これらの汚れなどをガラスコーティングで閉じ込めてしまうため、車体表面の見た目が悪くなる恐れもあります。

(2)塗布方法が誤っている

コーティング剤によって、塗布方法や乾燥スピードは異なります。

そのため、誤った方法で塗布すると、コーティング被膜が均一に形成されなかったり、塗り残しなどが発生したりし、コーティングがムラになる恐れがあります。

基本的な塗布方法とポイントは以下のとおりです。

・コーティング剤は薄く均一に広がるように塗布する
・縦塗りと横塗りを交互に行う(縦方向に塗ったら次は横方向に、その次はまた縦方向に塗る)
・ひとつのパーツを塗り終わるまで手を止めない(フロント部分に塗っていたら、フロント部分を塗り切るようにする)
・ひとつのパーツを塗り終えたら、その都度拭き上げる

コーティングに使うおすすめのスポンジは、こちらの記事で紹介しています。スポンジによってもムラになりやすいものがあるため、適切なスポンジを選ぶことも重要です。

(3)塗布量が多すぎる・少なすぎる

ガラスコーティング剤の塗布量を誤ると、ムラが発生しやすくなります。そのため、取扱説明書で適量を確認し、適切な量を塗布することが重要です。

塗布量が多すぎた場合、ドリップや滴りの発生、拭き残し、乾燥に時間がかかる原因になります。

逆に塗布量が少なすぎると、急速にコーティング剤が乾燥したり、コーティング被膜の厚さが不十分になったりし、ムラが発生します。

(4)拭き残しがある

コーティング剤を拭き残した箇所は、コーティング被膜の厚さが不均一になり、ムラが発生する原因になります。

コーティング剤を拭き取るポイントは以下のとおりです。

・クロスを一度水で濡らし、しっかりと絞ってから拭き上げる
・ひとつのパーツを塗り終えたら、その都度拭き上げる

なお、拭き上げには、コーティング剤をボディに馴染ませる役割もあります。コーティング効果や光沢感などの仕上がりにも影響を与えるため、丁寧に拭き上げましょう。

下記の記事では、コーティング剤の拭き上げにおすすめのクロスを紹介しています。塗布用としても使えるため、ぜひご覧ください。

(5)施工環境に問題がある

真夏の昼間や気温が高い時間帯、風が強い日はムラが発生しやすい施工環境です。

①真夏の昼間や気温が高い時間帯

真夏の昼間など、気温が高い時間帯はボディの表面温度が高くなり、水滴が水アカになりやすい状態です。水アカを洗車で除去しても再び水アカが付着し、コーティング剤の塗りムラにつながるでしょう。また、コーティング剤が急速に乾燥する原因にもなります。

そのため、この時間帯を避けて施工するのをおすすめします。もし施工する必要がある場合は、屋根のある箇所などで直射日光を避けて、しっかりと車に水をかけて車体の表面温度を下げてください。

②風が強い日

風が強い日は、予想以上にコーティング剤が早く乾燥するため、塗りムラや拭きムラにつながります。

また、ホコリや砂が飛んできやすく、これらの汚れが車体に付着したまま拭き上げて車体を傷つける恐れがあります。さらに、ボディとコーティングの間に砂が入り込み、定着が悪くなることもあります。

そのため、風が強い日は屋外で施工せずに、屋内など風が防げる場所で施工しましょう。

2.ガラスコーティングの施工方法

ガラスコーティングが水を弾いている様子(イメージ)

ガラスコーティングの施工方法をご紹介します。

(1)自分で施工する場合

自分でガラスコーティングを施工する、基本的な手順は以下のとおりです。

1.車全体を洗車する
2.下地処理剤を塗布する
3.ガラスコーティング剤を塗布する
4.ガラスコーティング剤を拭き上げる
5.ガラスコーティング後はメンテナンスする

詳しい手順は下記の記事で解説しています。こちらの記事では、ガラスコーティングの重ね塗りやおすすめのガラスコーティング剤などもご紹介しています。

(2)業者に依頼する場合

ガラスコーティングを業者に依頼する際の価格相場と、業者を選ぶポイントをご紹介します。

①業者に依頼する場合の価格相場

ガラスコーティングを業者に依頼する際の価格は、70,000〜120,000円が相場です。ただし、使用するガラスコーティング剤の種類やグレード、車種、業者によって価格は変動します。

そのため、ガラスコーティングを依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取り、後述するポイントをふまえて比較・検討することが重要です。

②依頼する業者を選ぶポイント

ガラスコーティングは、専門的な知識と経験が必要な作業です。そのため、確かな施工技術を持つコーティング業者に依頼することをおすすめします。

依頼する業者を選ぶポイントは以下の6つです。

1.料金や施工時間を比較する
2.施工技術や実績をチェックする
3.他の顧客の声を調べる
4.保証期間やアフターサービスに注目する
5.店舗の雰囲気や清潔感を確かめる
6.スタッフの対応をチェックする

詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ご覧いただけると幸いです。

3.ムラができたガラスコーティングの除去を依頼する場合

ガラスコーティングは完全に「表面硬化」すると、除去するのに手間と時間がかかります。また、ガラスコーティングを除去したあとは、速やかにガラスコーティングを再施工しなければいけません。

そのため、ムラができたガラスコーティングの除去は、業者に依頼することをおすすめします。もし、自分でガラスコーティングを除去したい場合は、下記の記事で手順を解説していますので、こちらをご覧ください。

(1)業者に依頼する場合の価格相場

業者に除去を依頼する際の価格相場は以下のとおりです。

・部分的な除去:10,000〜30,000円
・全体的な除去:50,000〜100,000円

ただし、車の大きさやコーティングの範囲、除去方法によって価格は変動します。そのため、業者を選ぶ際は複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

(2)依頼する業者を選ぶポイント

ガラスコーティングの除去を業者に依頼する際は、以下の4つのポイントを確認しましょう。

1.経験と実績

除去作業は高度な技術を必要とします。業者の過去の作業経験や除去実績、そして、どのような仕上がりになったのかチェックしましょう

2.評価とレビュー

業者に対する評価やレビューを確認することも重要です。過去の顧客からの満足度や仕上がりの評価を参考にすることで、信頼できる業者かを見極められます

3.価格

価格は、業者を決める重要な要素です。ただし、安い業者を選ぶだけでなく、作業内容と品質を十分に確認することが大切です

4.コーティングに関することはグーネットピットにお任せください

ガラスコーティングの施工は専門知識と技術、複数の道具が必要になるため、自分で行うのは難しいものです。そのため、ムラなくきれいに仕上げるには、コーティングのプロに依頼することをおすすめします。

どの業者に依頼したらよいかわからない人は、グーネットピットにご相談ください。コーティングに関する専門知識を持ったスタッフが、的確なアドバイスをいたします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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