車検・点検・メンテナンス
更新日:2022.12.07 / 掲載日:2019.11.21
ワイパー交換は自分でできる?ワイパーの交換頻度や交換方法を解説

「ワイパーを使ってもなんだか水切れが悪い…」そんな症状がでたらワイパーの交換時期と言えるでしょう。そのまま交換せずに放っておくと、雨の日は拭き残しのスジが視界不良の原因になってしまいます。
「ワイパー交換ぐらいなら自分でもできそう」と思うかもしれませんが、ワイパーは意外と種類が多く、適切なワイパー選びに迷ってしまう可能性があります。また、ワイパー劣化のサインや適切な交換時期についても、よく分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ワイパーの選び方や交換頻度、自分でワイパー交換する際の交換方法までを解説していきます。
愛車に適合するワイパーの選び方

ワイパーは主に、以下の3つの部品で構成されています。
・ワイパーアーム
・ワイパーブレード
・ワイパーゴム
このうち交換する機会があるのは、ワイパーブレードとワイパーゴムの2つです。ワイパーアームに関しては、よほどのことがない限り交換することはありません。ワイパーブレード、ワイパーゴム共に、車種によって形状や長さが異なります。そのため、愛車に合った適切なものを自分でしっかり把握することが重要です。
それぞれの形状や種類について、以下で確認していきましょう。
ワイパーブレードの種類を確認する
ワイパーブレードには3つの種類があり、それぞれ特徴があります。
トーナメントワイパー
最も一般的なワイパーブレードが、このトーナメントワイパーです。名前の由来はその形状にあり、大小のフレームがトーナメント表のように組み合わされ構成されています。関節部分が多く、ガラスの曲面に馴染みやすい特徴があります。
フラットワイパー
フラットワイパーは、ワイパーゴムとワイパーブレードが一体となっているワイパーです。国産車ではあまり見かけないワイパーですが、欧州車では多くの採用例があります。
トーナメントワイパーに比べて整流効果に優れ、高速域でのバタつきが減るというメリットがあります。しかし、ものによってはワイパーゴムのみの交換ができないタイプもあるので注意が必要です。
エアロワイパー
その名の通り、エアロデザインで整流効果に優れるワイパーです。トーナメントワイパーとフラットワイパーのいいとこ取りをしたような構造をしており、ゴムの交換が可能で整流効果を持つという一石二鳥なワイパーとなっています。
ワイパーゴムの種類を確認する
「ワイパーのゴムなんてどれも一緒では?」と思うかもしれませんが、意外にもゴムによって特性が異なります。ここでは、主流の3タイプをご紹介します。
ノーマルタイプ
最も標準的なワイパーゴムです。スタンダードと呼ばれることもあります。実際の商品には特にノーマルタイプといった記載はなく、グラファイトや撥水の表記がなければノーマルタイプだと考えて問題ありません。フロントウィンドウに撥水剤を塗布していない方であれば、ノーマルタイプのゴムで問題ないでしょう。
これといった特徴はありませんが、しいて言えば価格が安いことがメリットです。「特にこだわりはない。安いのがいい」という方には最適なタイプのゴムとなります。
グラファイトタイプ
グラファイトタイプは、フロントウィンドウに撥水剤を塗布している場合に効力を発揮します。撥水剤を塗布すると、水弾きは良くなる代わりに水分がなくなるので、ワイパーゴムは乾いたガラス面をトレースすることになってしまいます。乾いていると摩擦が大きくなり、ワイパーが「ガガガガッ」とビビったり、「キュッキュッ」と鳴いたりします。
こうした症状を緩和するためには滑りの良いワイパーゴムが必要となりますが、そこで役立つのがグラファイトです。グラファイトは簡単に言うと炭素のことで、身近な例だと鉛筆の芯もグラファイトの一種です。
グラファイトは摩擦を軽減する効果が大きく、それをワイパーゴムにコーティングすることで滑らかな動作を実現します。摩擦の低減によって撥水剤そのものの寿命も伸ばせるため、撥水コート施工車であればおすすめのワイパーゴムです。
撥水タイプ
名前からも分かるように、ワイパーゴム自体に撥水効果を持たせたタイプの商品です。撥水剤を塗りこまなくても撥水性がプラスされるので、コーティングが面倒な方にはぴったりのワイパーゴムでしょう。性能的には最も優れたワイパーゴムに思えるかもしれませんが、その分価格も3タイプの中で最も高額です。
また、撥水効果も「撥水剤+グラファイトゴム」には劣る傾向にあるため、必ずしも最高性能のワイパーとは言い切れない部分があります。なお、撥水タイプのゴムを使う場合はブレードも専用のものにしたほうが効果的なので、初めはブレードとゴムのセットを購入し、以降はゴムだけを交換するといいでしょう。
ワイパーを自分で交換する方法

愛車にベストなワイパーが決まったら、実際に自分でワイパー交換をしてみましょう。ここでは、ワイパーブレードごと交換する場合とワイパーゴムのみを交換する場合を、それぞれ解説します。
ワイパーブレードの交換方法
ワイパーブレードの留め具にはネジ固定型やセンターロック式などいくつかタイプがありますが、ここでは最も一般的な“Uクリップタイプ”を例に解説していきます。
スタンダードなトーナメント型のワイパーブレードの場合、左右対象であることが多いです。しかし、左右対称に見えても実は向きがあります。向きを間違えると取り付けができなかったり、取り付けはできても拭きムラが発生したりします。
そのため、ワイパーブレードを取り外す前によく向きを確認(不安であれば写真を撮るといいです)してから作業を開始しましょう。ワイパーブレードの主な交換方法については以下で解説します。
1.厚手の布をワイパーアームの先端とガラスの間に置く
ワイパーブレードの向きが確認できたら、いよいよ作業開始です。まずはワイパーアームがガラスに倒れ込んだときに割れてしまわないように、厚手の布などをワイパーアームの先端とガラスの間に置いておきます。
2.ワイパーブレードを取り外す
布を置いたら次はワイパーを立てましょう。ワイパーアームとワイパーブレードの取り付け部の裏側に小さな突起があるので、押しながらワイパーブレードを手前にスライドして取り外します。
3.ワイパーアームを布にあてて寝かせる
ワイパーブレードが取り外せたら、ワイパーアームを先ほど用意した布にあてて寝かしておきましょう。
4.新しいワイパーブレードを、上記と逆の手順で取り付ける
新しいワイパーブレードを用意し、先ほどと逆の手順でアームに取り付けます。スライドさせて「カチッ」とストッパーにはまればOKです。このとき、ワイパーブレードの向きに注意しましょう。
5.ワイパーを動かして、正常に取り付けられているか確認
取り付けができたら最後にウォッシャー液を出して(乾拭きするとゴムが痛むため)ワイパーを動かし、正常に取り付けられているか確認して終了です。
ワイパーゴムの交換方法
続いて、ワイパーゴムの交換方法を解説します。
1.ワイパーを立てた後、ワイパーゴムを下側に引き抜く
先ほどと同じように、まずはワイパーを立てます。ワイパーブレードを片方の手で支えながら、慎重にワイパーゴムを下側に引き抜きましょう。少し硬い場合は、強めに引き抜いてください。
2.新しいゴムを取り付ける
ワイパーゴムが引き抜けたら、次に新しいゴムを取り付けていきます。このとき、ワイパーブレードの溝とゴムの溝をしっかり合わせながら差し込みましょう。溝がずれるとゴムが歪んでしまい、正常に作動しなくなってしまいます。
3.ゴムが真っ直ぐになっているか確認
ワイパーゴムを最後まで差し込めたら、少し手で揺すってゴムの偏りを直してあげましょう。ゴムが真っ直ぐになっていることを確認したら作業終了です。
ワイパー交換時の注意点
上記でも触れていますが、ワイパーブレードを取り外した際にワイパーアームが倒れてガラスを傷つけてしまわないために、布を挟んで寝かせておくようにしてください。
また、ワイパーブレードの向きも正しいのかしっかりとチェックしながら取り付ける必要があります。ワイパーゴム交換時の注意点は、正しく溝にはまっているか確認することです。歪んだまま取り付けていると正常に拭き取りができないので注意しましょう。
ワイパー交換を依頼したら、費用はいくらぐらいかかる?

ここまで、ワイパーの選び方から交換方法までを解説してきましたが、ワイパー交換を依頼するとかかる費用はいくらぐらいなのでしょうか?ワイパーゴムのみの交換を例に、比較してみましょう。
ディーラーでワイパー交換する場合
ディーラーでワイパー交換をする場合、純正のワイパーゴムを選択することになるので少し割高になります。車種にもよりますが大体2本で2,000円くらいが相場です。工賃もカー用品店などに比べると高めで、フロント2本の交換で1,500円以上することも少なくありません。
先ほどの解説を見ても分かるように、ワイパーゴムの交換は非常に簡単です。わざわざ高い工賃を出すほどの作業でもないので、余裕があれば自分で作業することを検討してみてはいかがでしょうか。
カー用品店でワイパー交換する場合
カー用品店はワイパーゴムの種類を豊富に取り揃えており、撥水タイプやグラファイトタイプ、メーカーも様々なところから選ぶことができます。値段も純正よりだいぶ安く、1本700円程度から購入が可能です。また、作業工賃も1本300円程度で済むため、自分で交換するのが手間であれば任せてしまうのもいいでしょう。
ガソリンスタンドでワイパー交換する場合
ガソリンスタンドでワイパー交換をする場合、店舗数が多くて立ち寄りやすい点がメリットと言えるでしょう。また、馴染みの店舗やスタッフがいる場合は気軽に相談しやすく、給油などのついでにワイパー交換を行ってくれるため、時間短縮にも繋がります。
交換する製品やお店によって費用は異なりますが、ワイパーゴム2本で2,000円以下、作業工賃についても2本で1,000円以下の場所が多いようです。ただし、ガソリンスタンドはあくまで給油がメインのサービスですから、ワイパーの品揃えは少ない傾向にあります。馴染みの店舗がある場合や気軽さを優先したい場合は、任せてしまうのもよいでしょう。
自分でワイパー交換する場合
自分でワイパー交換する場合は、工賃が発生しないので最も安く済みます。ワイパーゴム自体はカー用品店などで入手することがほとんどだと思いますが、その場合は上記と同じく700円程度から購入が可能です。
ワイパー劣化のサインは?

ワイパーが劣化しているかどうかは、劣化のサインから把握できます。ワイパーゴム、ブレードそれぞれの劣化のサインは以下の通りです。
ワイパーゴム劣化のサイン
拭き取りがビビる、ムラができる、スジ状の線が残る、水がにじんだように残るなどの症状が現れた場合はゴムの劣化サインと言えます。このような症状が現れた際にワイパーゴムを観察してみると、裂けやひび割れ、摩耗や変形などを起こしている可能性が高いです。このうちのどれかに当てはまる場合は、ワイパーゴムを交換しましょう。
ワイパーゴム劣化のサイン
拭き取りがビビる、ムラができる、スジ状の線が残る、水がにじんだように残るなどの症状が現れた場合はゴムの劣化サインと言えます。このような症状が現れた際にワイパーゴムを観察してみると、裂けやひび割れ、摩耗や変形などを起こしている可能性が高いです。このうちのどれかに当てはまる場合は、ワイパーゴムを交換しましょう。
ワイパーブレード劣化のサイン
基本的には上記のワイパーゴムと症状が似ていて、ビビりや拭きムラなどが起こります。もしワイパーゴムを交換してもこれらの症状が続く場合は、ワイパーブレードの劣化を疑ってみましょう。
ワイパーブレードが劣化しているかを確かめるには、ワイパーブレードを揺すってガタがないかをチェックするといいです。ガタつきが見られる場合はワイパーブレードの交換時期と言えます。また、ガタつきがなくても錆が出ていると似たような症状を起こすことがあります。この場合ももちろん、ワイパーブレードの交換が必要です。
ワイパーゴムが劣化するのはなぜ?
そもそも、なぜワイパーゴムは劣化するのでしょうか?大きな理由としては、ゴムである以上経年劣化は避けられないことと、ガラスを拭き取る際に摩耗していくことが原因に挙げられます。しかし、実はこれ以外にもワイパーゴムが劣化する原因があり、それは季節ごとに異なります。それぞれの原因を季節ごとに見ていきましょう。
春の場合
意外に思うかもしれませんが、実はワイパーにとって一番厳しい季節が春です。なぜかというと、花粉と黄砂がフロントウィンドウに付着するからです。春になるとガラスが黄色っぽくなることがありますが、その正体が花粉と黄砂です。
このような状況になった場合、多くの人は前が見えづらいためワイパーを動かすと思います。しかし、実はその行為がワイパーゴムを傷める原因になっています。
花粉は粘り気があり、黄砂はザラザラしています。つまり、粘り気のある研磨剤のような働きをします。研磨剤を塗ったガラスにゴムを擦りつけているようなものなので、ワイパーゴムに大きな負担がかかり、摩耗して傷んでしまうのです。
夏の場合
夏の暑さは、人間だけでなくワイパーにとっても過酷な環境です。夏場に車内に入ると、思わず火傷しそうなほど熱くなっていることがあると思います。フロントウィンドウも同じで、夏場の暑さと直射日光により相当な温度になっています。しかも、ワイパーは黒色をしているため熱を吸収しやすく、さらに温度が上昇していきます。
こうして熱が加えられることで徐々にワイパーゴムが変形し、夜になると温度が下がって変形したまま固まります。この繰り返しによって徐々に変形が大きくなっていき、劣化してワイパーの拭き取り能力が下がってくるのです。
冬の場合
あまりに気温が低いと、ワイパーゴムが凍ってガラスに張り付くことがあります。その状態のままワイパーを作動させると、ゴムを引きちぎるように力がかかるためゴムが傷んでしまいます。
また、積雪時は雪の重みがワイパーにのしかかるため、ワイパーゴムの変形やワイパーブレードの歪みを引き起こす可能性があります。場合によってはワイパーブレードが破損することもあるほどです。
ワイパー交換時期の目安とは?

ワイパー劣化のサインが見られればすぐにでも交換する必要がありますが、特にそういった症状が出ない場合はどのくらいの頻度でワイパー交換するのが正解なのでしょうか?
まず、ワイパーブレードの交換頻度ですが、錆びてボロボロになったりガタが出たりしない限りは、定期的な交換は必要ありません。普通に使っていれば数年は持つでしょう。
次に、ワイパーゴムの交換頻度ですが、こちらは明確に決まっていて「1年に1回」と言われています。先ほど解説したように季節によっても傷むため、ワイパーゴムは1年で寿命を迎えます。拭きムラなどの不調がない場合でも安心を買うと思って、1年に1回ワイパーゴムを交換することをおすすめします。
メンテナンスパックに加入していればワイパー交換もおまかせ!
ディーラーで点検整備を行う際、おすすめされるのがメンテナンスパックへの加入です。メンテナンスパックとは、法定点検や各メーカーが独自に行っている半年ごとの簡易点検、オイル交換の費用などをパッケージにすることで、加入すれば整備費用をその都度支払うよりもお得になるというサービスです(メーカーによってサービスの名称は異なります)。
このサービスに加入している場合、ワイパーゴムは1年ごとの定期点検時に交換されます(ディーラーによって異なる場合があります)。そのため、こうしたサービスに加入している場合はワイパーゴムの交換をお任せすることができ、交換時期などを気にする必要がなくなるでしょう。
ワイパーを長持ちさせるポイント

ワイパーは1年に1回交換するべきだと解説しましたが、使い方が悪いと1年経つ前に性能低下が起こり始める可能性があります。できるだけワイパーを傷めないようにすることで新品時の性能を長く保つことに繋がるため、以下のポイントを把握しておくようにしましょう。
こまめにワイパーを拭き取る
先ほど解説したように、ワイパーゴムが傷む原因の1つに汚れによる摩耗があります。この汚れを取り除いてあげることで、ワイパーゴムの寿命を延ばすことが可能です。
方法はいたって簡単で、ワイパーゴムを雑巾などでこまめに拭き取ってあげるだけでOKです。「こまめに」と聞くと面倒に感じるかもしれませんが、洗車時にセットでワイパーも拭き取るように習慣化すればそれほど苦ではないでしょう。
乾いた状態でワイパーを作動させない
乾いた状態でワイパーを作動させると、ガラスについた汚れを擦りつけてしまうため、ガラス面とワイパーゴムの双方が傷ついてしまいます。ウォッシャー液を噴射してからワイパーを使うように心がけましょう。
ガラスの汚れを無理にワイパーで落とさない
走行中であれば仕方ないですが、車を停めているときにガラスの汚れを発見した場合は、ワイパーを使用せずに水で洗い流しましょう。鳥のフンなどの汚れを無理に取ろうとすると、ガラスもワイパーも傷ついてしまいます。
ガラスにワイパーが張り付いたまま動かさない
夏場の炎天下や冬場の氷点下など、ワイパーが溶けたり凍ったりしてガラスに張り付いているまま作動させると、ゴムが切れてしまいます。こういった環境下で車を運転する際は、発進前に手でワイパーを軽く持ち上げて張り付きがないか確認しておきましょう。
もしワイパーが張り付いていた場合、夏場であれば水をかければワイパーが剥がれます。冬場であればデフロスターで解凍するか、もしくはぬるま湯をかければワイパーの張り付きは解消されるでしょう。
注意点として、冬場にワイパーを解凍する際に熱湯をかけてはいけません。急激な温度差によってフロントウィンドウにひびが入る可能性があるためです。人肌くらいのぬるま湯を使うようにしましょう。
雪の日や真夏はワイパーを立てておく
炎天下であれば水、真冬であればぬるま湯をかけることでワイパーの張り付きは解消されますが、そもそも張り付かないように予防しておくに越したことはありません。
ワイパーの張り付きが予想されるような気温であれば、車を降りる際にワイパーを立てておくことを癖づけておきましょう。ワイパーを立てておくことで、どのようなコンディションでもガラス面に張り付いてしまうことがなくなります。
また、ワイパーが張り付かないだけでなく、雪の重みによるワイパー破損を防ぐことにも繋がります。雪国などでワイパーを立てて駐車している車を見たことがあると思いますが、それはこういった理由があるからなのです。
ガラスの撥水コーティングを使用する
ガラス撥水剤は雨天の視界確保になくてはならないものと言えますが、ワイパーの保護にも一役買ってくれます。ガラスの表面がコーティングされることで汚れが付きにくくなり、ワイパーゴムとの摩擦も低減してくれるからです。
塗りこみ式やスプレータイプのものなど商品によって施工方法は異なりますが、施工自体は簡単です。塗りこみ式であれば文字通りガラスに塗りこむだけですし、スプレータイプに至ってはガラスにスプレーするだけでOKです。
施工のコツとしては下地処理が重要で、ガラス表面にある油分を落とすことで上手くコーティングが乗り、より強く撥水効果が発揮されます。油分を落とす際は、油膜落としや脱脂剤を使うといいでしょう。なお、ガラスに撥水コートを使う際はワイパーゴムをグラファイトタイプにすることを忘れないでください。
まとめ
今回は、ワイパーの選び方や交換頻度、自分でワイパー交換する際の交換方法、ワイパーが劣化する原因や長持ちさせる方法について解説しました。
ワイパー交換と聞くと単純なものに思えますが、実は奥が深いです。ブレードやゴムも様々なタイプがあり、それぞれ特徴を持っています。
本記事を通してワイパーの種類から交換方法、劣化のサインまで覚えておけば、今日からワイパー知識はマスターしたも同然です。雨天の視界確保は安全に関わるため、日頃から点検して安全なカーライフを送りましょう。