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車検・点検・メンテナンス
更新日:2025.04.11 / 掲載日:2022.07.14

軽自動車の車検予約方法|費用相場や業者選びのポイントなどを徹底解説

軽自動車の場合、新車を購入してから最初の車検は3年後、その後は2年ごとに車検を受けることになります。

軽自動車の車検を受ける方法は、「業者に依頼する方法」と「ユーザー車検を受ける方法」の2種類あります。車検を受けずに公道を走行した場合、法律違反として罰則が科せられるため、有効期限内に必ず車検を受け、安全な状態で走行しましょう。

この記事では、それぞれの車検の特徴と予約方法を解説しています。費用相場や費用をおさえるコツも紹介していますので、車検が近づいている人の参考になれば幸いです。

1. 軽自動車の車検方法は2種類

軽自動車の車検を受ける方法は、大きく分けて以下の2つです。

1. 業者に車検を依頼する
2. ユーザー車検を受ける

それぞれわかりやすくご紹介します。

(1)業者に車検を依頼する方法

業者に依頼する方法では、ディーラーやカー用品店、車検専門店といった専門業者に車検を依頼します。

24カ月定期点検や検査、整備(部品交換)といった、車検に関するすべての工程を業者に任せられます。車検に必要な書類の準備や手続きも代行してもらえるため、業者に依頼するのが一般的です。

ただし、業者に依頼した場合、非法定費用(車検基本料や部品交換代など)が発生するため、車検にかかる費用はユーザー車検よりも高額になります。費用については後述します。

業者によってサービス内容や費用は大きく異なるため、業者に依頼する場合は複数の業者から見積もりを取りましょう。

(2)ユーザー車検を受ける方法

ユーザー車検とは、車の使用者が自ら軽自動車検査協会に車両を持ち込み、車検を受ける方法です。

ユーザー車検に必要な費用は、法定費用のみとなります。整備や検査手続きなどをすべて自分でおこなうため、非法定費用はかかりません。

ただし、ユーザー車検は、ある程度の自動車に関する知識や整備スキルが求められます。整備や検査手続きなどに、手間と時間がかかることも考慮しなければなりません。

そのため、ユーザー車検は費用をおさえたい、車の整備に自信があるという人におすすめの方法です。

2. 軽自動車の車検を予約する方法

車検を予約している様子(イメージ)

軽自動車の車検を予約する方法と、車検の流れについてご紹介します。

なお、軽自動車の車検は、車検満了日の1カ月前から受けられます。

車検満了日の1カ月前より前に車検を受けてしまうと、次回の車検の有効期限がその日数分だけ短くなってしまう点に注意が必要です。

たとえば、車検満了日が2024年10月1日の場合、以下のようになります。

受検期間次回の車検満了日
2024年9月1日~9月30日2026年10月1日
2024年8月1日2026年8月1日

上記のように、9月中に車検を受ければ、次回の車検満了日は2026年10月1日です。ただし、8月1日に車検を受けてしまうと、次回の車検満了日は2026年8月1日となり、車検の有効期限が短くなってしまうのです。

なお、2025年4月からは車検の受検期間が2カ月前に拡大されます。車検の有効期間をそのままで受けられる期間が、車検満了日1カ月前から2カ月前になります。

受検期間の拡大については、下記の記事で詳細を解説していますのでご覧ください。

(1)軽自動車の車検を業者に依頼する場合

軽自動車の車検を業者に依頼する場合の予約方法と、車検の流れについてご紹介します。

①軽自動車の車検を業者に予約する方法

軽自動車の車検を業者に依頼する場合の予約方法は、主に以下の3つの方法があります。

方法説明
電話で予約業者に直接電話をかけて、車検を予約する方法です
インターネットで予約業者によっては、インターネットで24時間いつでも予約を受け付けています
店舗で直接予約業者に直接来店して、車検を予約する方法です

予約する際には、車種や年式、車検満了日などを伝える必要があるため、手元に車検証を用意しておきましょう。

②業者に依頼する場合の車検の流れ

車検を予約すると、業者から車検日時や当日の持ち物、必要な手続きについての連絡が入ります。

車検当日の流れは業者によって多少異なりますが、一般的な流れは以下のとおりです。

1. 来店

予約した日時に車を持ち込みます。

2. 受け付け・相談

店舗に到着したら、まずは受け付けを済ませます。車検に関する要望や気になる点、疑問点などがあれば、遠慮なくスタッフに伝えましょう。

3. 整備内容の説明・見積もり

整備士から、現在の車の状態と必要な整備内容について説明を受けます。追加整備が必要な場合は、その内容と見積もりを案内してもらえます。内容をよく確認し、納得したうえで作業を依頼しましょう。

4. 車検・検査

検査員が専用の検査機器を用いて、国の定める保安基準を満たしているかを細かくチェックします。

5. 精算・引き取り

すべての検査が完了したら、検査結果の説明を受けます。車検費用を精算し、車を引き取ります。この際、次回のメンテナンスに関する案内があります。

6. 新しい車検証・ステッカーの受け取り

車検後、1週間~10日程度で新しい車検証とステッカーが発行されます。お店に取りに行くか、郵送で受け取るか確認しておきましょう。

車検の際は以下の書類が必要になります。事前に準備しておきましょう。

車検に必要な書類
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車税納税証明書(必要な場合がある)

(2)ユーザー車検する場合

軽自動車をユーザー車検する場合の予約方法と、車検の流れについてご紹介します。

①軽自動車のユーザー車検を予約する方法

軽自動車のユーザー車検を予約するには、電話とインターネットの2つの方法があります。

1. 電話で予約する場合

お近くの軽自動車検査協会の事務所・支所に電話をかけ、音声ガイダンスの案内に従って予約手続きを進めてください。予約が完了すると予約番号が通知されますので、必ずメモを取って控えておきましょう。

事務所・支所の連絡先は、軽自動車検査協会のホームページから確認できます。

2. インターネットで予約する場合

軽自動車検査協会が運営する「軽自動車検査予約システム」を利用します。

初めて利用する場合は、アカウント登録が必要です。アカウント登録後、またはすでにアカウントをお持ちの場合は、検査予約に進み、車検を受ける日時・場所・車種などの必要情報を入力します。

予約を完了すると、予約番号が画面に表示され、登録したメールアドレスに予約内容が送信されます。

いずれの方法でも、予約番号は車検当日に必要となりますので、大切に保管してください。

②ユーザー車検する場合の車検の流れ

ユーザー車検当日の流れは、以下のとおりです。

1. テスター屋さんで予備検査を受ける
2. 必要書類を入手する
3. 窓口で受け付けする
4. 検査ラインで検査を受ける
5. 合格印を押した自動車検査票を受け付けに提出する

詳細な流れについては、下記の記事で解説していますので、こちらをご覧ください。

3. 軽自動車の車検にかかる費用

車検の見積書(イメージ)

軽自動車の車検にかかる費用は、大きく分けて「法定費用」と「非法定費用」の2つに分けられます。

法定費用非法定費用
・自賠責保険料
・自動車重量税
・印紙代
・車検基本料
・部品交換費用など

法定費用とは、国に納める保険料や税金などのことです。金額は法律で定められているため、車検を受ける場所や業者に関わらず一律で決まっています。

一方、非法定費用は、車検基本料や部品交換費用など、業者によって料金が異なる費用です。点検や整備、検査代行などの手数料が含まれており、業者によって料金が異なります。

ユーザー車検の場合、非法定費用は発生しません。

詳細については、下記の記事で紹介していますのでこちらをご覧ください。

4. 軽自動車の車検費用相場

車検費用相場を業者別にまとめました。

部品交換代は、車の状態によって異なるため計算に含んでいません。そのため、詳細の費用は見積もりを取って確認しましょう。

なお、各業者の特徴については後述しています。ご自身の予算や希望に合った業者選びの参考にしてください。

①ディーラーに依頼した場合

項目エコカー対象の場合エコカー対象外(13年未満車)の場合エコカー対象外(13年経過車)の場合エコカー対象外(18年経過車)の場合
自賠責保険料17,540円17,540円17,540円17,540円
自動車重量税5,000円6,600円8,200円8,800円
印紙代1,600円1,600円1,600円1,600円
車検基本料30,000〜50,000円30,000〜50,000円30,000〜50,000円30,000〜50,000円
合計54,140〜74,140円55,740〜75,740円57,340〜77,340円57,940〜77,940円

※2025年3月現在の情報
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率 p.7丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】p.7丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表p.3丨国土交通省

②車検専門店に依頼した場合

項目エコカー対象の場合エコカー対象外(13年未満車)の場合エコカー対象外(13年経過車)の場合エコカー対象外(18年経過車)の場合
自賠責保険料17,540円17,540円17,540円17,540円
自動車重量税5,000円6,600円8,200円8,800円
印紙代1,600円1,600円1,600円1,600円
車検基本料10,000〜25,000円10,000〜25,000円10,000〜25,000円10,000〜25,000円
合計34,140〜49,140円35,740〜50,740円37,340〜52,340円37,940〜52,940円

※2025年3月現在の情報
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率 p.7丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】p.7丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表p.3丨国土交通省

③カー用品店に依頼した場合

項目エコカー対象の場合エコカー対象外(13年未満車)の場合エコカー対象外(13年経過車)の場合エコカー対象外(18年経過車)の場合
自賠責保険料17,540円17,540円17,540円17,540円
自動車重量税5,000円6,600円8,200円8,800円
印紙代1,600円1,600円1,600円1,600円
車検基本料15,000〜30,000円15,000〜30,000円15,000〜30,000円15,000〜30,000円
合計39,140〜55,000円40,740〜55,740円42,340〜57,340円42,940〜57,940円

④ガソリンスタンドに依頼した場合

項目エコカー対象の場合エコカー対象外(13年未満車)の場合エコカー対象外(13年経過車)の場合エコカー対象外(18年経過車)の場合
自賠責保険料17,540円17,540円17,540円17,540円
自動車重量税5,000円6,600円8,200円8,800円
印紙代1,600円1,600円1,600円1,600円
車検基本料10,000〜30,000円10,000〜30,000円10,000〜30,000円10,000〜30,000円
合計34,140〜54,140円35,740〜55,740円37,340〜57,340円37,940〜57,940円

※2025年3月現在の情報
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率 p.7丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】p.7丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表 p.3丨国土交通省

⑤民間整備工場に依頼した場合

項目エコカー対象の場合エコカー対象外(13年未満車)の場合エコカー対象外(13年経過車)の場合エコカー対象外(18年経過車)の場合
自賠責保険料17,540円17,540円17,540円17,540円
自動車重量税5,000円6,600円8,200円8,800円
印紙代1,600円1,600円1,600円1,600円
車検基本料20,000〜30,000円20,000〜30,000円20,000〜30,000円20,000〜30,000円
合計44,140〜54,140円45,740〜55,740円47,340〜57,340円47,940〜57,940円

※2025年3月現在の情報
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率 p.7丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】p.7丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表 p.3丨国土交通省

5. 車検費用をおさえるためのポイント

車検費用をおさえるポイントを3つご紹介します。車検費用を少しでも節約したい人は、ぜひ参考にしてください。

(1)車検を依頼するお店を慎重に選ぶ

車検費用を少しでも安くおさえたいなら、車検を依頼する業者を慎重に選びましょう。車検を依頼できる業者と特徴をご紹介します。

車検業者費用の目安メリットデメリット
ディーラー高い・サービス内容が充実している
・品質が高い
ほかの業者より、車検費用が高額になる
車検専門店安い短時間で車検が完了するサービス内容や整備内容が限定的になる
カー用品店ディーラーより安い純正部品だけでなく、愛車に合った社外部品も選べるディーラーと比較して、車検時間が長くなりやすい
ガソリンスタンドディーラーより安い・車検の受付時間が長い
・手軽に車検を受けやすい
ディーラーと比較して、車検時間が長くなりやすい
民間の整備工場ディーラーより安いディーラーより融通が利きやすいディーラーと比較するとサービス内容や品質が劣る

①ディーラー

ディーラーの車検は、ほかの業者と比べて整備やサービスの質が高いのが特徴です。

これは、メーカーの厳しい基準をクリアした専門の整備士が在籍していることや、最新設備が整っているためです。また、交換部品には純正部品を使用するため、品質の面でも安心感を得やすいでしょう。

ただし、高品質なサービスと引き換えに、車検費用は高額になりがちです。

なお、保証を受けられる可能性もあるため、一度相談することをおすすめします。

②車検専門店

車検専門店は、車検に特化したサービスを提供しているため、ほかの業者と比べて費用が安く、短時間で車検を受けられるのが大きな特徴です。

ただし、車検専門店ならどこでもよいというわけではありません。

店舗によっては複雑な修理や特殊な部品交換、車種特有の修理に対応していない場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

③カー用品店

カー用品店は、純正部品だけでなく社外部品も選べるため、ディーラーと比べて車検費用が安い傾向があります。

ただし、カー用品店が指定工場を持っていない場合は、運輸支局や車検場に車を持ち込む必要があります。持ち込みする分、指定工場を持つ業者で車検を受けるより時間がかかります。

④ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでは、給油や洗車だけでなく、車検などのメンテナンス全般のサービスを提供しています。

車検費用はディーラーと比較して安価で、受け付け時間が長いところも多いため、手軽に受けやすいといった特徴があります。

ただし、多くのガソリンスタンドは指定工場を持っていません。その場合、軽自動車検査協会に車を持ち込む必要があるため、車検にかかる時間は指定工場を持つ業者と比べて長くなります。

⑤民間の整備工場

民間の整備工場は融通が利きやすく、ディーラーと比べて費用をおさえられるのが特徴です。

たとえば、ディーラーでは車検を通すうえで問題ない部品でも、予防整備として交換をすすめられることがあります。民間の整備工場であれば、部品の状態をよく確認したうえで交換の必要性を判断し、場合によっては修理で対応してくれるなど柔軟に対応してくれます。

ただし、整備士の技術力や設備の充実度が劣る場合もあるため、事前に評判や実績をよく調べておくことが大切です。

(2)自分で交換できそうな部品を先に交換する

車検費用を少しでもおさえたいなら、自身で交換可能な部品は車検前に交換しておくことをおすすめします。

たとえば、ワイパーブレードやエアコンフィルターなどは、比較的簡単に交換できる部品です。これらの部品を事前に交換しておくことで、車検時の部品代や交換工賃を節約できます。

(3)早割りやキャンペーンなどの割引制度を活用する

車検費用を少しでも安くおさえる方法として、「早割り」や「キャンペーン」などの割引制度を活用するのがおすすめです。

代表的な割引制度は、以下の2つが挙げられます。

早割り:車検満了日の数カ月前に予約することで割引が適用される制度です。余裕を持った計画的な車検予約でお得に済ませられます。

キャンペーン:特定の時期に車検を実施すると、割引や特典が受けられる制度です。時期が合えば、通常よりもお得に車検を受けられるチャンスです。

また、「点検パック」をうまく活用することで、車検費用を総合的に節約できる可能性もあります。

6. 車検に関することはグーネットピットにお任せください。

車検は、車の安全性と環境基準を満たしているかを確認する重要な点検です。車検には、業者に依頼する方法と、使用者自らが点検するユーザー車検の2つの方法があります。

ユーザー車検には、専門的な知識や技術が必要になるため、自分で整備できる自信がある人以外は、業者に依頼することを強くおすすめします。

とはいえ、「どこに依頼すればよいか分からない……」という人も多いのではないでしょうか。

そのようなときは、ぜひグーネットピットをご利用ください。グーネットピットは、全国の優良な整備工場を簡単に検索・比較できるサービスです。

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