車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
フロントガラスにドライブレコーダーがついていると車検に影響がでるのか?適正な位置・場所とは
最近では事故の状況確認や防犯上の理由からドライブレコーダーを設置する車が多くなってきています。それにともなって、車検の時にドライブレコーダーを装着しているのは問題にならないのか、ドライブレコーダーをつける位置や場所によって車検に通らないことがあるのかなど、ドライブレコーダーと車検について悩みを持たれている方も多いと思います。ここでは、ドライブレコーダーを設置すると車検に影響があるのかについて、詳しく説明します。
フロントガラスにドライブレコーダーを設置すると車検に影響はでるのか

近年、需要が拡大しているドライブレコーダーですが、ドライブレコーダーを設置したままで車検に通るのでしょうか。車の正面を撮影するため、ドライブレコーダーを設置する際は、視界の良いフロント部分に装着する必要があり、フロントガラスにつけるのが一般的です。しかし、フロントガラスには道路運送車両の保安基準によりさまざまな条件が設定されており、その基準を満たしていなければ車検に影響する可能性も十分あります。ドライブレコーダーは手軽に自分で装着できる反面、取付の際には保安基準に抵触しないよう事前に調べておく必要があります。
車検で合格できるドライブレコーダーの位置・場所とは?
フロントガラスに関する保安基準は、道路運送車両の保安基準(第39条)窓ガラスにより、詳しく定義されています。わかりやすくまとめると以下の点が挙げられます。
・ガラス開口部の実長の20%以内の範囲
・前方を視認する際、車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲
フロントガラスの上縁から20%以内の範囲または、ルームミラーに隠れる場所であれば設置することができると解釈することができます。保安基準で定められている位置や場所ドライブレコーダーを設置することで、車検に合格することができます。
車にドライブレコーダーを設置する際の注意点・ポイントとは?
前述の通り、車にドライブレコーダーを設置する際には、フロントガラスに関する保安基準を厳守する必要があり、ドライブレコーダーをつけるところはおおよそ限定されています。具体的には運転手の視界を遮らない、ルームミラーの前や横、助手席側の上縁のところなどに設置をすることで、車検には影響がでないと言えるでしょう。現在では多くのドライブレコーダーが販売されており、小型・軽量化も進んでいるため、取付場所の自由度が増しているように思われがちですが、設置する場所によっては、車検に通らなくなってしまう可能性もあります。ドライブレコーダーを設置する際は、専門家などに相談をして、車検でも問題のない場所への設置を依頼することをおすすめします。