車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.06.24 / 掲載日:2018.08.29
バイクの車検は何ccから?車検期間や必要書類、費用について解説
車検というと四輪自動車のイメージがありますが、バイク(自動二輪車)にも車検が存在します。
今回は、バイクの車検期間や何ccから車検対象?といった疑問をはじめ、バイクを車検に通す際の必要書類や費用について解説します。
バイクは何ccから車検対象?バイクの車検期間はどのくらい?

車検対象となるバイクの排気量は250cc超で、250cc未満は対象外となります。ユーザーは少ないですが300cc・350ccも車検対象に含まれます。
また、バイクの車検期間については初回登録後は3年、以降2年ごとに車検を受ける必要があります。
バイクを車検に通す際の必要書類
バイクの車検を業者に依頼する場合は、下記の1~3の書類が必要となります。
1. 自動車検査表(車検証)
2. 現在の自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
3. 軽自動車納税通知書 (車検が切れる年の通知書。紛失した場合は役所の納税課などで再発行可)
また、業者に依頼せずに自身でユーザー車検を受ける場合は1~3の書類に加えて、下記の4~6の書類も必要となります。
4. 継続検査申請書
5. 定期点検整備記録簿(点検整備記録簿)
6. 新しい自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
4~6の書類は業者に依頼する際も必要な書類ではありますが、業者が準備を代行してくれます。
なお、今回は必要書類に絞って記載しましたが、これらの他に印鑑や車検費用も必要です。
バイクの車検に必要な費用
バイクを車検に通す際、必ず支払わなければならない最低限の費用として、法律で決められている3つの「法定費用」があります。
- ・重量税:3,800円(初度登録より13年未満)
・自賠責保険 24ヶ月:9,270円(沖縄県を除く離島以外の地域)
・印紙代 :1,700円(継続検査の持込検査)
ユーザー車検であれば法定費用のみで車検に通せますが、業者に車検を依頼する場合、これらに加えて車検代行手数料や法定整備基本料金などがかかります。
- ・車検代行手数料:10,000円~20,000円前後
- ・法定整備基本料金:10,000円~20,000円前後
- ・車両整備費用:10,000円~30,000円前後(消耗品・車両状態・整備内容による)
業者によって価格設定は異なりますが、車検を依頼する際の費用相場は法定費用と合わせるとおよそ40,000円~60,000円となります。
バイクの車検を受ける際は、必要書類を揃える時間などもありますので、余裕をもって最低でも一週間前には受けた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、バイクの車検期間や何ccから車検対象?といった疑問をはじめ、車検の必要書類や費用について解説しました。
車検対象となるバイクの排気量は250cc超で、車検期間については初回登録後3年、以降2年ごとになっています。
車検を業者に依頼する際の必要書類は、車検証と自賠責保険証明書、車検が切れる年の軽自動車納税通知書の3点です。しかし、ユーザー車検に通す場合は上記の書類に加えて、継続検査申請書と点検整備記録簿、新しい自賠責保険証明書も用意しなければなりません。
バイクの車検にかかる最低限の費用として「法定費用」があり、重量税、自賠責保険、印紙代を支払う必要があります。ユーザー車検に通す場合は法定費用だけで済みますが、業者に車検を依頼する場合は、車検代行手数料や法定整備基本料金などが別途かかります。
バイクを車検に通す際は、必要書類を揃えるための時間も必要です。余裕をもって最低でも一週間前には受けた方が良いでしょう。