車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
新車の車検(初回車検)時に交換した方が良い部品とは?
ピカピカの新車も一般乗用車では3年後に最初の車検が回ってきます。まだまだ新車のつもりでも、車の中身はどうでしょうか?ここでは新車の車検(初回車検)時に交換した方が良い部品などをご紹介します。

新車は公道デビューする前に、新車販売をしているディーラーや自動車整備事業者で車検を行っています。これは「新規検査・登録」と言い、車検の一種とされています。新規検査・登録を経て使用者の手元へ届き、その3年後に行われる初めての車検を初回車検と称します。初回車検は概ね3年後になりますが、3年ぐらいでは新車気分が抜けない為、あまり整備を気にせず車検に出す人が多い傾向にあります。
土・日ぐらいの休日ユーザーなら消耗部品も少ない可能性もありますが、仕事や通勤で長距離車に乗っていたり、ドライブが好きな人は走行距離が長くなる分、部品もそれなりに消耗してきます。また、雪国では融雪剤などの影響で車の下回りが傷みやすいので、防錆塗装などを施す必要があります。車検を目安に部品の交換などを習慣化すれば、定期的なメンテナンスにもなりますので重大な故障を予防するという観点でおすすめです。
初回車検時に交換した方が良い部品とは?
エンジンオイル
エンジンオイルはエンジンの冷却やエンジン内部部品を潤滑するなどの重要な機能をもつオイルです。車検の時に交換するよう習慣づけると後になってオイル交換だけを行うより手間がかかりません。初回車検時でも是非、交換しておくようにしましょう。
バッテリー
最近ではバッテリーが上がると何の前触れもなく突然エンジンが止まるなどのエンジントラブルが増えています。これは車内の電気消費量が昔の車に比べて格段に増えた事により、バッテリーの負荷が上がった事が原因のようです。ある日突然バッテリーが上がってしまう前に、車検時にバッテリーの点検をしておきましょう。
ブレーキフルード
ブレーキフルードはブレーキを動作させるための油で、別名ブレーキオイルとも呼ばれます。走行距離に関係なく車検時の交換が推奨されているので、こちらも併せて交換しておくようにしましょう。
ブレーキパッド
ブレーキパッドはブレーキ制動力さえ確保されていれば多少減っていても車検は通りますが、常に十分な制動力を発揮するためにも初回車検時にしっかり点検し、半分以上減っているようであれば交換をお勧めします。
スパークプラグ
スパークプラグは電極から電気を飛ばして、エンジン燃焼室内を点火させる部品ですが、先端が摩耗すると燃焼不安定となり燃費が悪くなります。車検時に必ず点検してもらいましょう。
上記にあげた箇所に限らず、摩耗していたり傷みが激しい部品があった場合、そのままにせず交換しておきましょう。故障してから点検に出すよりも車検時にチェックして予め予防整備をしておけば後々、修理が必要になるなどの余計な出費を抑える事も可能です。