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車検・点検・メンテナンス
更新日:2025.04.16 / 掲載日:2018.08.29

車検は何日前から受けられる?満了日の確認方法や2025年4月の改正について

車検は、安全な運転を続けるため、そして法律を守るために避けては通れない重要な手続きです。

しかし、初めて車検を受けるドライバーにとっては、いつ、どこで受けたらいいのかなど、多くの疑問があるでしょう。

そこでこの記事では、何日前から車検を受けられるのか、満了日の確認方法などを解説し、車検に関するあなたの疑問や不安を解消します。

2025年4月以降の法改正についても解説するので、ぜひ最後までお読みください。

1. 車検は何日前から受けられる?

法的にいうと、車検はいつでも受けられます。半年前に受けても、1年前に受けても問題ありません。

しかし、車検の有効期限は、車検を受けた日から計算されます。そのため、あまりに早く車検を受けてしまうと、その期間分だけ有効期限が短くなってしまい、損をしてしまうことになります。

(1) 車検満了日の1カ月前以内に受ける

車検は、車検満了日から1カ月前以内に受けるのが一般的です。

たとえば、満了日が5月30日の場合、4月30日〜5月30日の期間に車検を受けると、次回の車検満了日は2年後の5月30日となります。

(2) 1カ月より前に受けると損する

車検はいつ受けても問題ありませんが、満了日の1カ月以上早くに車検を受けると損になります。

車検の有効期間は2年間ですが、1カ月以上前に車検を受けると、その分期間が短縮されてしまうからです。

たとえば、満了日が2024年5月30日の車が、2024年4月1日に車検を受けた場合、次の車検の有効期限は2026年4月1日になります。

つまり、4月1日から5月30日までの2カ月の期間が無効になってしまうということです。

(3) 指定工場なら45日前から受けられる

指定工場の場合、次の車検の満了日を変えずに45日前から車検を受けられます。指定工場とは、国土交通省から設備と技術力が認められ、工場内で車検を完結できる工場のことです。

指定工場で受けると「保安基準適合証」が発行されるため、満了日の45日前から次の車検満了日を変えずに車検を受けられます。

たとえば、満了日が5月30日の場合、4月16日以降に指定工場で車検を受ければ、次回の満了日も変わらず5月30日です。

2. 2025年4月以降は2カ月前から受けられる

2025年4月1日以降、車検は従来の1カ月前からではなく、2カ月前から受けられます。

「道路運送車両法施行規則」の改正によるもので、年度末に集中していた車検需要を分散させる狙いがあります。

これまで、車検の予約が取りづらい、整備士の長時間労働といった問題がありました。この改正によって、ユーザーはより柔軟に車検時期を選べるようになり、スケジュール管理が楽になります。

たとえば、満了日が6月30日の場合、4月30日以降に車検を受けても、次回の満了日も変わらず6月30日となります。

ただし、2カ月より前に受けてしまうと、従来どおり有効期間が短くなる点には注意が必要です。

くわしくは、下記の記事でも解説していますのでこちらをご覧ください。

3. 車検の有効期限の確認方法

車検証に記載されている有効期間の満了する日(イメージ)

車検を受けるには、まずご自身の車の車検満了日を確認しましょう。満了日は、以下の2つの方法で確認できます。

①車検証で確認する

車検証の「有効期間の満了する日」という項目が車検満了日です。車検証は、通常助手席のグローブボックスに保管されています。

A6サイズの電子車検証の場合専用の閲覧アプリでQRコードを読み取るか、自動車検査証記録事項で確認します。

電子車検証についてくわしくは、こちらの記事をご覧ください。

②検査標章(車検シール)で確認する

フロントガラスに貼られている検査標章(車検シール)でも確認できます。

貼付位置:運転席側の上部(2023年7月3日以前はフロントガラス中央)
表面:満了年月が記載されている
裏面:満了年月日が記載されている

裏面(車内側)に正確な車検満了日が記載されていますので、正確な満了日は裏面を確認しましょう。

検査標章の見方はこちらで解説しています。

4. 車検の予約はいつからはじめるべき?

車検の予約は、余裕を持って早めにするのがおすすめです。車検を受ける2〜3カ月前を目安に予約しましょう。

予約時期が早ければ、希望の日時を選びやすくなります。とくに、土日や祝日は混み合うことが予想されるため、早めの予約がおすすめです。

また、早めに予約することで、早期予約割引や特典を受けられる可能性があります。見積もりを依頼する際に、割引やキャンペーンの有無も確認しましょう。

5. 車検はどこで頼む? あなたにぴったりな業者選び

エンジンルームを点検している様子(イメージ)

依頼する業者によって費用やサービス内容、作業スピードが大きく異なります。自分に合った車検業者を選ぶためにも、それぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。

主な車検業者は以下の5つです。

1. ディーラー
2. 車検専門店
3. カー用品店
4. ガソリンスタンド
5. 民間整備工場

それぞれの特徴をご紹介します。

(1) ディーラー:安心・高品質だけど費用は高め

ディーラーは、新車購入後もディーラーでメンテナンスを続けている人や、とにかく安心で高品質な整備を求める人におすすめです。

メーカー専門の知識と技術を持つ整備士が、純正部品を使って整備してくれるので安心感は抜群です。リコール情報や最新情報も連絡してもらえるので、愛車を常にベストな状態で維持できます。

ただし、車検にかかる費用がほかの業者より高めになってしまう点に注意が必要です。必要以上の整備を提案されることもあるので、整備内容をよく確認し、疑問があれば質問することが大切です。

(2) 車検専門店:費用重視&スピーディー

車検専門店は車検費用を抑えたい人や、とにかくスピーディーに車検を済ませたい人におすすめです。

車検専門店は車検に特化しているので、点検・検査が早く、待ち時間も短縮できます。さらに、車検に特化していることで作業が効率化されているため、ディーラーより費用も抑えられるのです。

ただし、幅広い車種を取り扱っているため、特定メーカーへの専門知識や設備はディーラーに劣ります。そのため、愛車のメーカーの取扱実績が豊富な店舗を選びましょう。

(3) カー用品店:幅広いサービスを提供

カー用品店は土日祝日に車検を受けたい人や、部品購入などほかの用事もまとめて済ませたい人におすすめです。

ほかの業者と比較して車検費用が安く、手軽に利用できるのが魅力です。土日祝日も営業している店舗が多いので、忙しい人にも便利です。

ただし、メーカー専門の知識や技術はディーラーに劣るため、高度な整備には対応できない可能性もあります。純正部品ではなく社外部品を使う場合もあるので、部品の品質にこだわりがある人は事前に確認しましょう。

(4) ガソリンスタンド:給油ついでに手軽に済ませたいなら

ガソリンスタンドは、給油ついでに手軽に車検の相談・予約を済ませたい人や、車検費用を抑えたい人におすすめです。

手軽に依頼でき、費用も比較的安価なうえに、給油や洗車サービスの割引を受けられる場合もあります。

ただし、専門知識や技術力はスタンドによって差があります。複雑な修理には対応できない可能性があるでしょう。社外部品を使う場合もあるので、部品の品質にこだわる人は事前に確認する必要があります。

(5) 民間整備工場:親身で柔軟な対応

民間整備工場は、費用を抑えつつ、親身な対応を希望する人や、整備内容を相談したい人におすすめです。

地域密着型が多いので、オーナーや整備士と話しやすく、親身で柔軟な対応を受けられます。車検の疑問や不安を気軽に相談でき、予算に合わせて整備内容を調整してもらえるでしょう。

ただし、工場によって整備士の経験・技術力・設備に差があります。そのため、愛車のメーカーの整備実績が豊富な工場を選ぶことが大切です。

依頼する際は口コミや評判、地域の情報サイトなどを活用しましょう。

6. 車検切れを知らずに運転したらどうなる?

車検切れの車を公道で運転することは、「道路交通法」や「道路運送車両法」「自動車損害賠償保障法」の違反になります。

故意に車検切れの車を運転した場合だけでなく、車検切れに気づかず運転した場合も違反となり、罰則が科せられます。以下の表は違反内容と罰則をまとめました。

違反内容罰則
車検が切れている場合・違反点数6点の加点
違反点数6点は30日間の免許停止処分の対象
・6カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金
自賠責保険が切れている場合・違反点数6点の加点
30日間の免許停止処分
・1年以下の懲役または50万円以下の罰金
車検と自賠責保険が切れている場合・6点の違反点を加算(両方違反しても6点のまま)
90日間の免許停止処分
・1年6カ月以下の懲役、または80万円以下の罰金

車検切れの状態で運転することは、自分だけでなく、ほかの道路利用者の安全を脅かす行為として、厳しく罰せられるのです。

くわしくは下記の記事で解説していますので、こちらをご覧ください。

7. 車検に関することはグーネットピットにお任せください

車検を受けるのは、満了日1カ月前のタイミングが一般的です。改正により、2025年4月以降は2カ月前から受けられるようになるため、予定や予約状況に合わせて、より柔軟に車検のタイミングを選べます。

車検の日時は、余裕を持って早めに予約するのがおすすめです。車検を受ける2〜3カ月前を目安に予約しましょう。

もし、これから車検業者を検討する場合は、ぜひグーネットピットにご相談ください。グーネットピットでは、お近くの整備工場を簡単に検索・予約できます。

Webサイトから一括見積もり依頼も可能ですので、活用してみてはいかがでしょうか。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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