車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
車検を受ける間隔は何年ごと?車種による有効期間の違いとは
自動車を公道で使用するには、決められた期間ごとに車検を受ける必要がありますが、その間隔は車によって違いがあるのでしょうか?
そこで今回は、車検を受ける間隔を車種別に解説するほか、走行距離や使用年数が多い車の車検についても併せて紹介していきます。
車種によって違う!車検を受ける間隔とは

車検とは、車が道路運送車両法の保安基準に適合しているか確認するため、決められた期間ごとに受ける検査です。車検切れの状態で公道を運転すると罰金や罰則もあり、継続して受ける必要があります。車検の際には費用と手間がかかりますので、車検を受ける間隔は前もって把握しておくことが重要です。
車検を受ける間隔・サイクルは、車種や車両によって違いがあります。車種別の間隔について、以下で詳しく説明します。
自家用乗用自動車
初回が3年、2回目以降が2年のサイクルです。ただし、キャンピングカーなどの8ナンバーの特殊車両については、初回検査が2年で2回目以降も2年のサイクルになります。
軽乗用自動車
家用乗用自動車と同じく、初回が3年、2回目以降が2年のサイクルになります。
貨物自動車(8トン以上)
初回が1年、2回目以降が1年というように、1年ごとに車検が必要です。
貨物自動車(8トン未満)
初回が2年、2回目以降が1年と8トン以上の貨物自動車とサイクルが異なります。
軽貨物自動車
初回が2年、2回目以降も2年のサイクルです。
レンタカー
乗用自動車のレンタカーの場合、初回が2年、2回目以降が1年のサイクルです。
バス・タクシー
ともに、初回が1年、2回目以降も1年のサイクルです。
大型特殊自動車
初回2年、2回目以降2年のサイクルです。
愛車の車検間隔・サイクルの確認方法について
車検の期限(有効期間満了日)は、車検証(自動車検査証)で確認できます。車検シールでも確認できますが、車検満了の「年・月」しか表示されておらず、車検シールに記載されている月の末日が期限と勘違いしやすいので注意しましょう。そのため、車検の期限日は車検証で確認するのが確実といえます。
使用年数や走行距離が長い車の車検間隔が1年って本当?
かつては、車の使用年数が10年目以降の自家用乗用自動車の車検は1年おきでした。しかし、1995年の道路運送車両法の改正により、10年目以降も2年おきに変更されました。また、走行距離が長い場合でも車検の間隔が特別に変わるようなことはありません。
車検の間隔・サイクルは、上記で示したようにあくまでも車種で区別します。ただし、使用年数や走行距離が長い車に関わらず、定期点検を怠らないように注意しましょう。
まとめ
今回は、車種別の車検を受ける間隔のほか、走行距離や使用年数が多い車の車検についても併せて紹介しました。
車検を受ける間隔は車種によって異なりますが、自家用乗用車や軽自動車は初回3年、以降2年ごとの更新となっています。一方で、バスやタクシーなどの商用車は初回・継続検査ともに1年ごとになります。
また、車の使用年数や走行距離によって車検期間が変わることはなく、あくまでも車種で区別されます。しかし、走行距離や車検期間に関わらず、安全のため日頃の点検を怠らないようにしましょう。