車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
LEDテープを取り付けた車は車検に通るのか
手軽で装着しやすいLEDテープは、車のドレスアップに欠かせないアイテムとなっています。外装、内装共にLEDテープでピカピカにできますが、LEDで果たして車検は通るのでしょうか?

LEDテープとはLEDライトが等間隔に並んだ状態のテープの事で、単発のLEDより明るく曲げたり切ったりする事が出来る為、付けたい箇所に合わせて加工できるというメリットがあります。埋め込む場所によっては高級感を出したりおしゃれに見えたりするので、ドレスアップに人気のアイテムとなっています。
LEDテープを取り付けた車は車検を通るのか?
車の場合、内装用と外装用のLEDテープがありますが、内装で使用する場合はドアの内側やエアコンの吹き出し口、外装で使用する場合はバンパー内やサイドステップなどに付ける傾向にあります。車検で問題となるのは「照明」として扱われてしまう部分です。ライトとして取り付けた場合「赤色でないこと」「明るさが300カンデラを超えないこと」「点滅したり明度が増減しない」などが保安基準となるため、赤いLEDだったり、明る過ぎたり、点滅する仕様の場合は車検で落とされてしまう可能性が高いです。外装でLEDテープを取り付ける場合は上記の事に注意しないといけません。LEDテープは新しいアイテムのせいか、ボーダーライン扱いされている節があります。照明の保安基準に完全に引っ掛かる場合は良いのですが、色や場所などが曖昧な場合、検査員によってはOKが出てしまうケースもあります。
ただしディーラー検査などでは間違いなく落とされるので、今後法整備される可能性も否めません。LEDテープを付けているだけで警察に止められる地域もありますので、取付けている方はリスクがあるという事を十分理解しておくことが大切ですし、心配な方はLEDテープを使用するのをやめておいた方が良いでしょう。