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車検・点検・メンテナンス
更新日:2025.04.08 / 掲載日:2018.08.29

車検費用はローンで支払える?ローンの種類やほかの支払い方法を徹底解説

車検を受ける際には、まとまった費用が必要になります。そのため、「できれば分割で支払いたい」「ローンを利用したい」と考える人は多いのではないでしょうか。

車検費用をローンで支払うことは、珍しいことではありません。まとまった出費を避けることで、家計への負担を軽減し、計画的な支払いを可能にします。

ただし、ローンによって審査基準や金利が異なるため、経済状況に合った最適なローンを選ぶことが重要です。

そこでこの記事では、車検費用の支払いに利用できるローンの種類や、審査のポイント、賢く費用を抑える方法までくわしく解説します。

ぜひ最後まで読んで、車検費用の支払いに役立ててください。

1. 車検費用はローンで支払える?

車検費用は高額になることから、一括で払わず、各種ローンを使って支払いも可能です。ディーラーや整備工場、カー用品店(コバック・オートバックスなど)といった、多くの業者で車検ローンに対応しています。

ローンには「金融機関カーローン」「信販会社ローン」「カードローン」などがありますが、取り扱っているローンは業者によって異なります。

ローン払いに対応していない業者もあるため、事前に確認しておきましょう。

2. 車検に使える各種ローンの特徴

車検に使える各種ローンの特徴をご紹介します。ご自身の状況に合わせて最適なローンを選択しましょう。

(1) 金融機関のカーローン

銀行や信用金庫などの金融機関では、車検ローンを提供しています。

最大のメリットは、ほかのローン業者と比較して金利が低い点です。そのため、総返済額を抑えられます。

ただし、審査基準が厳しく、収入が不安定な人や過去に返済遅延の経験がある人は審査に通らない可能性があります。

また、審査に数日かかるため、急ぎで車検費用が必要な場合は注意が必要です。

そもそも、車検費用には使えない場合もあるため、事前に確認しましょう。

(2) 信販会社のローン

業者によっては信販会社と提携し、車検ローン(自社ローン)を提供している場合があります。

車検と同時に申し込めるため、手続きが簡単、かつ手間を省けるため利用しやすいのが特徴です。

ただし、銀行のカーローンと比較すると金利はやや高めに設定されています。借入金額や返済期間によっては、総返済額が大きくなる可能性があります。

そのため、利用する際は複数の信販会社を比較検討し、最適なローンを選びましょう。

(3) クレジットカードのローン

お手持ちのクレジットカードを利用した分割払いまたはキャッシングも選択肢のひとつです。

すでにカードをお持ちであれば手軽に利用でき、用途を問わず急な出費にも対応しやすいのがメリットです。しかし、ほかのローンと比べて金利が高いため、利息負担が大きくなる点に注意してください。

そのため、ほかのローンの審査が落ちた場合や、短期間での返済を考えている場合の選択肢として検討しましょう。

3. 車検費用の内訳と相場を確認

車検費用の請求書(イメージ)

車検費用は大きく「法定費用」と「非法定費用」の2種類に分けられます。

法定費用とは、国に支払う税金や保険料などのことです。金額は、法律で定められているため、どの業者で受けても金額は同じになります。

一方、非法定費用とは、業者に支払う車検基本料や部品交換代などのことです。業者が価格設定するため、依頼する業者によって金額が異なります。

(1)車検費用の内訳

車検費用の内訳は以下のとおりです。

分類 費用 概要
法定費用 自賠責保険料 すべての自動車に加入が義務付けられている保険です。車検時に次の車検までの保険料(24カ月分または25カ月分)を支払います。
自動車重量税 車の重量に応じて定められている税金。エコカー減税の対象か、新規登録時からの経過年数によって金額が変動する。
印紙代 車検を受ける際に必要。受検する工場が指定工場か、認証工場かで金額が異なる。
非法定費用 車検基本料 点検・検査作業、代行手数料などの費用。業者によって技術料や人件費などが異なるため、価格差が生じる。
部品交換代 消耗部品や劣化部品を交換する際に必要な費用。車の状態や走行距離によって交換する部品は異なり、費用も大きく変わる。

くわしくは下記の記事で解説していますので、こちらをご覧ください。

(2)車検費用の相場

車両重量別に車検費用の相場をご紹介します。

ただし、部品交換代は車の状態によって大きく変動するため、下記の費用相場には含まれていません。

①車両重量が1.5t以下

項目車両重量が1.5t以下
自賠責保険料17,650円
自動車重量税24,600円
印紙代1,600円
車検基本料10,000〜50,000円
合計53,850〜93,850円

※2025年3月現在の情報
※エコカー対象外(13年未満車)の場合
※部品交換代除く
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

②車両重量が2.0t以下

項目車両重量が2.0t以下
自賠責保険料17,650円
自動車重量税32,800円
印紙代1,600円
車検基本料10,000〜50,000円
合計62,050〜102,050円

※2025年3月現在の情報
※エコカー対象外(13年未満車)の場合
※部品交換代除く
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

③車両重量が2.5t以下

項目車両重量が2.5t以下
自賠責保険料17,650円
自動車重量税41,000円
印紙代1,600円
車検基本料10,000〜50,000円
合計70,250〜110,250円

※2025年3月現在の情報
※エコカー対象外(13年未満車)の場合
※部品交換代除く
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

④車両重量が3.0t以下

項目車両重量が3.0t以下
自賠責保険料17,650円
自動車重量税49,200円
印紙代1,600円
車検基本料10,000〜50,000円
合計78,450〜118,450円

※2025年3月現在の情報
※エコカー対象外(13年未満車)の場合
※部品交換代除く
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

(3)法定費用は現金払いのみが多い

法定費用の支払いにキャッシュレス決済が使える業者も増えていますが、現金払いしか受け付けていない業者も多くあります。

現金払いしか受け付けていない主な理由は、「手数料が業者負担になる」「業者の資金繰りに影響する」などが挙げられます。

①手数料が業者負担になる

法定費用は、車検業者を通して国や保険会社に支払う費用です。車検業者は法定費用の徴収を代行しているだけで、利益を得ていません。

そのため、クレジットカードで法定費用を支払う場合、業者がクレジットカード会社への手数料を負担しなければなりません。

手数料は大きな負担となるため、現金払いしか受けつけていない業者が多いのです。

ディーラーや大手整備工場では、クレジットカードだけでなくPayPayなどのバーコード決済が可能となってきています。

②業者の資金繰りに影響する

車検に対応する業者には、「指定工場」と「認証工場」の2種類があります。

指定工場の特徴認証工場の特徴
自社で車検の検査ラインを持っているため、その場で車検を完了できる検査ラインを持っていないため、運輸支局や車検場に車を持ち込んで検査する必要がある

認証工場で車検を受ける場合、車を持ち込む際に法定費用を支払うため、その時点で現金が必要となります。

もし、クレジットカードで支払われた場合、業者はカード会社からの入金までの間、その費用を立て替えなければなりません。

多くの車検をあつかう業者にとって、多額の立て替えは資金繰りに影響を与え、経営を圧迫する要因となってしまうのです。

4. 車検のローン審査基準

車検費用をローン払いする際に気になるのが審査基準です。ローンの種類によって審査基準は異なりますが、一般的には以下のポイントが審査対象になります。

1. 安定した収入

審査では、申込者の収入の安定性が重要なポイントです。安定した収入は、返済能力があると判断されるため、審査通過の可能性が高まります。

2. 適切な借入状況

すでに多くの借入がある場合、返済能力に疑問が生じ、審査に悪影響を与えます。借入件数が多いほど、また借入額が大きいほど、あらたなローンの返済が困難と判断され、審査に通らなくなる恐れがあります。

3. 信用情報

信用情報機関には、個人の信用情報が記録されています。過去の借入や返済に関する情報が審査の際に照会されるため、良好な信用情報を維持することが重要です。

5. 車検ローンが通らない場合の対処法

クレジットカード払いしている様子(イメージ)

車検ローンは審査が必要となるため、残念ながら希望どおりに通らないケースもあります。もしもの場合に備え、どのような対処法があるのか事前に確認しておきましょう。

1.別のローン会社に申し込む
2.家族や友人から借りる

順にご紹介します。

(1) 別のローン会社に申し込む(審査が通りやすいローン会社)

審査に落ちてしまっても、別のローン会社に申し込むことで審査に通る可能性はあります。ただし、闇雲に申し込むのではなく、審査基準が異なるローン会社を選ぶことが重要です。

一般的に、金融機関のカーローンは審査が厳しく、信販会社(自社ローン)は審査が緩いといわれています。

ただし、審査が緩いローンでは、金利が高めに設定されているため注意してください。

(2) 家族や友人から借りる

資金繰りが厳しく、どうしても車検費用が工面できない場合は、家族や友人から借りるという方法もあります。

ただし、お金の貸し借りは、人間関係に悪影響を及ぼします。返済期日や金額、利息の有無など、お互いの条件を明確にして、書面に残しておきましょう。

親しい間柄であっても、きちんとした取り決めをしておくことで、後々のトラブルを避けられます。

6. 車検費用を安く抑える方法

車検費用を安く抑える方法を3つご紹介します。

1.複数の業者から見積もりを取る
2.割引やキャンペーン、点検パックを活用する
3.ユーザー車検を検討する

順にご紹介します。

(1) 複数の業者から見積もりを取る

車検費用を節約するためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

見積もりを比較することで、費用やサービス内容の違いを把握し、最適な業者を選べます。

各業者のメリットとデメリットは、以下の表にまとめているので参考にしてください。

業者メリットデメリット
ディーラー・安心の純正部品を使用する
・専門知識と技術力を持つ整備士が対応する
・保証期間内の部品は無償交換の対象となる
・費用が高い
・車検以外の整備をすすめられる
車検専門店・費用がディーラーより安い
・手続きが迅速で、待ち時間が短い
・要望に応じて、柔軟な対応してくれる
・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る
・純正部品を使用しない場合がある
・店舗ごとのサービス内容に差がある
カー用品店・費用が比較的安い
・幅広いサービスを提供している
・キャンペーンや割引サービスがある
・土日祝日も営業
・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る
・純正部品を使用しない場合がある
・店舗ごとのサービス内容に差がある
ガソリンスタンド・手軽で便利
・費用が比較的安い
・キャンペーンや割引サービスがある
・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る
・純正部品を使用しない場合がある
・整備工場を併設していない場合がある
民間の整備工場・費用が比較的安い
・親身で柔軟な対応
・過剰な整備をすすめない
・車検以外の相談もできる
・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る
・設備が最新ではない場合がある
・営業時間外や土日祝日は対応していない場合もある

グーネットピットでは、お近くの車検業者を検索し、一括して見積もり依頼できます。そのまま車検予約も可能ですので、ぜひご活用ください。

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(2) 割引やキャンペーン、点検パックを活用する

車検費用を抑えたいなら、車検業者が提供する割引やキャンペーン、点検パックを活用しましょう。数千円から場合によっては数万円単位で費用を節約できる可能性があります。

たとえば早期予約割引、平日割引、Web予約割引、点検パック、複数台割引、紹介割引など、業者によってあらゆるサービスが用意されています。

これらの割引やキャンペーンは、時期や条件によって適用されるものが異なるため、こまめにチェックすることが重要です。車検時期が近づいたらWebサイトやチラシ、DMなどをチェックして、お得な情報を見逃さないようにしましょう。

(3) ユーザー車検を検討する

車検費用をできる限り抑えたい人は、ユーザー車検という選択肢があります。

ユーザー車検とは、自身で車両を運輸支局へ持ち込み、車検を受ける方法です。業者に依頼する場合に必要な車検基本料が不要となるため、費用を大幅に節約できます。

しかし、ユーザー車検には注意点があります。

まず、事前の整備や検査手続きを自身でする必要があるため、ある程度の自動車整備に関する知識が不可欠です。また、検査不合格になると再度検査を受ける必要があるため、その都度費用が発生します。

そのため、整備に自信がない人や手間を避けたい人は、業者に依頼しましょう。

ユーザー車検について、くわしくは下記の記事をご覧ください。

7. 車検に関することはグーネットピットにお任せください

ローンを利用すれば、まとまったお金がなくても車検を受けられます。

しかし、ローンの種類によって審査基準や金利は異なります。とくに利息が発生することで、一括で支払うより総支払額が高くなるため、ご自身の経済状況や返済計画に合ったローンを選ぶことが重要です。

また、車検費用を安く抑える方法も3つ紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

グーネットピットでは、全国の整備工場のなかからお近くの整備工場を検索し、一括見積もりを依頼できます。複数の業者から見積もりを取ることで、よりお得な車検業者を見つけられますので、グーネットピットを活用してみてはいかかでしょうか。

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グーネットピット編集部

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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