車検・点検・メンテナンス
更新日:2016.12.26 / 掲載日:2016.12.26
エアバッグ警告灯が点滅(点灯)・消えない時の対処方法

車の警告灯が点くと何事かと思いますが、
それがエアバッグならば尚更心配になるのではないでしょうか。
車のエアバッグマークが点灯や点滅するのはどのような理由からでしょうか?
エアバッグマークの警告灯が消えない時の対処法なども含めてご説明します。
車のエアバッグマーク(警告灯・チェックランプ)はどんな時に点灯・点滅するのか?
車のエアバッグマークの警告灯が点灯する理由として以下のケースが挙げられます。
・エアバッグ駆動回路(通電回路・ハーネス類を含む)の異常
・電気系統の異常
・シートベルトプリテンショナー(乗員をシートに固定させるために、
5~10cm程ベルトを強制的に巻き上げる装置)の故障
・シートベルトバックル(受け側)の故障→内部の汚れや接触不良によるもの
・バッテリー容量不足(電圧が一定以上下がると点灯する場合がある)
可能性が高いのは、車体の振動によって電気回路の一部であるハーネス類の損傷や、
コネクタ類が緩む、もしくは外れるなどの理由によるケースが考えられます。
また、バッテリーの経年劣化だけでなく、
大画面のカーナビゲーションシステムやスマホなどの様々な機器への電源供給などによる、
バッテリー容量不足も点灯の理由として十分考えられます。
車メーカーのHPなどでも、
「点灯・点滅どちらでも早めにディーラーへ」という内容を喚起しているので、
いずれにしても、どこかに異常があって点灯しているものと考えてください。
車のエアバッグマーク(警告灯・チェックランプ)が消えない時の対処法
車のエアバッグマークが点灯する理由は複数考えられます。
また、無理に処置を行うと更なるトラブルに発展してしまうことも考えられます。
車のエアバッグマークが消えない時の対処法としては、
バッテリーの端子を一旦外してリセットするなど一時的な応急処置を行わず、
速やかにディーラーや整備工場へ持ち込むようにしましょう。
車のエアバッグマーク(警告灯・チェックランプ)が点いたまま走行するとどうなるか?
車のエアバッグマークが点灯・点滅する理由は上記で記しましたが、
どの理由にしても車に何らかの異常の箇所があって点灯するものなので、
そのまま放置して安全というわけではありません。
最悪の場合はどこかに衝突した時にエアバッグが正常に作動しない可能性があることです。
万一の際に命を守るためのエアバッグなので、
エアバッグマークが点灯した場合はすぐにディーラー、または整備工場へ持ち込みましょう。