車検・点検・メンテナンス
更新日:2014.11.07 / 掲載日:2014.11.07
セルフメンテのすすめ

洗車やワックスがけなど、クルマのメンテナンスを他人任せにしていませんか?他人に任せたほうがキレイになるというのもわかります。しかし、せっかく手に入れた愛車ですから自分でお手入れするのも楽しいもんですよ。
汚れたら自分で洗車すれば維持費削減に繋がります!
洗車?ワックスがけ?クルマを購入してから一度もやったことがない、なんて人は意外に少なくない。とはいうものの、「汚れたままにしておくのはよくない」と、メンテナンスを有料で行ってくれるところに依頼する人もまた多い。
しかし、考えてほしい。クルマを維持するにはコストがかかる。ガソリンを入れたついでに洗車してもらうのもいいが、その洗車を毎月やったらいくらになるか。洗車用具を購入し、自らの手で作業したほうが断然コストが抑えられるはずだ。というわけで、今回は洗車を中心にメンテのキホンをレポートしていこう。
他人任せにせずチャレンジあるのみまずはチェックと準備から!

ボディについた埃や泥汚れは水で落とせるが、黒い筋状の汚れ=水アカは簡単に落とせない。水アカでやっかいなのは油分を含んでいる場合。これは水を弾いてしまい、高圧洗浄器を使っても落ちにくい。専用のシャンプーが必須となる。

虫の死骸やボンネットやルーフに落ちた鳥フンは、時間が経つと固着して落ちにくくなるばかりか、放っておくと塗装を侵食する。また溶け出したアスファルトがクルマに付着するピッチ&タールも塗装にダメージを与える原因。

ブレーキダストには、パッドの粉だけでなくディスクの摩擦で出た粉も含まれている。これも放置しておくと焼きついたような状態になり、簡単には落とせない。無理に擦れば、ホイールに傷がついてしまうので注意が必要だ。

乗り降りするときに足が当たり、ついつい汚れや傷がついてしまうのがドアトリムや内張だ。インテリアカラーが黒やダークグレーのクルマはとくに目立つ。大きな傷はリペアする必要があるものの、汚れは速やかに除去したい。

ジュースなどをこぼしたら、すぐに拭き取るのが理想。しかし、気づかずに放置してシミになってしまった場合は、台所用洗剤を水で薄めて、布でポンポンと叩くと取り除けたり、シミそのものが薄くなって目立たなくなる。

最近のクルマはLEDが採用され、ランプ類は長寿命となっている。しかし、ちょっと古いクルマの場合は電球を使用しており、切れていることに気づかないこともある。安全な運行に支障を来すので点検は必須だ。

タイヤの空気圧が指定されている数値よりも低いと、ハンドリングや乗り心地、燃費にも影響を及ぼす。空気圧は1ヵ月に10~20kPa程度低下すると言われている。ベストコンディションを維持するためにも月1で確認したい。
紫外線は夏だけでなく、気温が下がる冬でも容赦なく照りつける。これが劣化を促進させるわけだが、泥やホコリ、虫の死骸などがついた状態ではダメージは倍増。ボディの色褪せや劣化を防ぐためにもしっかりと労ろう。
例えばドアの内側、ボディの隙間、タイヤハウスやシートの下などをあらためて見ると汚れがひどい状態になっていることがある。パッと見ただけでは気づかない細かい場所までキレイにすると、洗車後の仕上りに差が出る。
ダッシュボードやパネルなど、インテリアを構成するパーツの大半はプラスチックや樹脂パーツとなる。これの色褪せを蘇らせるには、保護ツヤ出し剤が効果的。ホコリを落として水拭きしたらこれを塗るだけで劣化予防になる。
美しさを維持するためのセルフケア洗う・輝く・大満足!
ボディケアはクルマのメンテナンスにおいて必須事項である。しかも、決して難しいことではないので、誰にでもチャレンジしやすい。キレイになれば満足できること請け合いだ。
愛車がキレイになるのを楽しみながらやるのが正解

ボディについてしまった埃や泥汚れをしっかりと落とすのが洗車のキホンであり、愛車をキレイにする第一歩だ。洗車そのものは決して難しいことではないが、セオリーを覚えておけば効率よく作業ができる。
気軽に「洗車しよう」と思いつきで始めるのも否定はしないが、「よし!やるぞ」くらいの意気込みは必要だ。なぜなら、洗車道具などを準備せねばならないし、ボディケアはそれなりに時間を要する作業で、しかもいったん始めたら途中でやめるわけにはいかないからだ。
時間と手間がかかるから面倒。というのもわかるが、汚れを落としておけば気持ちよくドライブできるし、ワックスやコーティングをするだけでシミやウォータースポット、水アカがつきにくくなる。つまり、キレイな状態をキープするうえでも時間と手間を惜しんではいけないのだ。面倒くさいと思わず、クルマがキレイになっていくのを楽しむくらいの気持ちで挑んでほしい。
愛車をケアをする前に知っておくべきポイント
まずはカーケアのセオリーを要チェック
クルマをキレイにしてみるか、と、闇雲に始めてしまうのは得策ではない。洗車に限らず、何事にもセオリーがあるので、まずはそれを理解しておくのが肝要だ。カーケアをするうえで押さえておくべきなのは、ここに挙げた5つ。これさえ押さえておけば、愛車をキレイにする準備は完了だ。

必要となる道具はひと通り揃えよう
シャンプー、スポンジ、拭き上げクロスなどの洗車ケミカルは何度も使えるので、必要なものをひと通り用意しておこう。

室内はキレイで清潔にしておこう
ボディケアだけに注力せず、インテリアをキレイにすることも忘れずに。運転中いつも目にする部分だけに重要なポイントだ。

汚れ方で使用する道具も変わるのだ
忙しくてなかなか手入れが行き届かなかったなど、汚れ度合いは状況によって異なる。その度合いによって使う道具も変わる。

晴れor曇りで風がない日が理想
言わずもがな、雨の日以外でするのがベスト。晴れている日よりも薄曇りのほうが、ウォータースポットができにくく理想的だ。

隙間や見えない部分もしっかり作業
エアコンの吹き出し口やパネルの隙間などに溜まった埃を除去して、車内を清潔な空間にすると、次に乗るときの気分が違う。
基本的手順はコチラ
STEP1 洗車は汚れている部分から始めよう
まずは埃や泥などをたっぷりの水で洗い流そう。とくに、ホイールやタイヤなど、泥汚れがひどい箇所から始めるのがセオリー。なぜなら、これを最後にすると落とした汚れが飛び散って二度手間になるからだ。

シャンプーをする前にボディに水をたっぷりかけながらホコリや泥汚れを取り除く。ルーフなどの高い場所から流すのがセオリーだ。

シャンプーで落とせない水アカは、専用の水アカ落としを使えばキレイに落とせる。

ゴムやプラスチック樹脂が焼けて白化している場合は、汚れを落としてツヤ出し剤を使う。
STEP2 シャンプーはきっちり泡立てて
バケツに適量のシャンプーを入れてから、水を勢いよく注ぐとよく泡立つ。スポンジに泡をたっぷりとつけて洗えばボディを優しくケアできる。また、スポンジが汚れたらマメに洗って泥や砂利を落としておこう。

シャンプーはしっかりと泡立てることをお忘れなく。これにより、泡がボディにキズをつけないためのクッションの役割を果たしてくれる。

スポンジにたっぷりの泡をつけ、こするのではなく、優しくボディをなでる感じで洗おう。
STEP3 上から下に洗うのが基本
効率よく洗車するため、汚れは上から下に洗い流すのが基本。洗う順番はルーフからウインドウ、そしてボディと作業していこう。一度でやろうとすると泡が乾燥して落ちにくくなるので部位ごとに洗うといい。

洗車途中で泡が乾くとシミになるので、部位ごと洗い、シャンプーはすぐに洗い流そう。
STEP4 細かいところまでコツコツと
ホイールについた汚れを落とすのは労力がいる。ブラシではスポークが狭くてなかなか届かない・・・ということもある。そんなときは軍手をはめて作業するといい。こうすれば、スポークの奥の汚れまで洗い流せる。

歯ブラシはいろいろな部位に使える。たとえば、タイヤに刻まれた銘柄など細かな部分をキレイにしたあとタイヤクリーナーを使えば完璧。

手を汚したくないなら、ゴム手袋の上から軍手をはめればOKだ。ボルト穴も指を入れて丁寧に擦ればキレイに仕上がる。

給油口の内側など、細かい部分の汚れを落とすには、使い古しの歯ブラシが重宝するので用意しておこう。頑固な汚れもキレイになる。
STEP5 拭き取りは素早く確実に
拭き取りは、吸収性の高い人工セームを使うといい。ゴシゴシと擦るとボディにキズをつける原因になるのでボディの水滴を吸い取っていくイメージで作業しよう。ドア内側や給油口なども開けて拭き取ろう。

洗車は乾かさないのが鉄則。だから拭き取りはできるだけスピーディに行う。シャンプーと同じく、擦らずに優しく作業する。

意外に見落としがちなのがドアのステップ部分。ドアを開けて、隅々まで拭き取っておけば仕上がりはまるで異なる。

ツヤツヤなボディの作り方
ボディを美しい状態にするのはもちろん、クルマのアンチエイジングにも効果があるワックスがけ。見ているだけで気持ちがいい、ツヤツヤなボディの作り方を伝授しよう。
手間を惜しまないことがキレイに仕上げる極意

ボディに美しい輝きを与えるには、洗車したあとのワックスがけが必須となる。主流は固形タイプだが、いまでは手軽に作業できる液体ワックスも増えている。タイプこそ違えど、どれも塗膜面のツヤを出すためのものであることに変わりない。ただ塗るだけでもキレイになるが、よりハイレベルな仕上げを求めるなら、鉄粉除去などの下地処理をしておくのがベストだ。
ワックスがけで注意してほしいのは、固形タイプであっても液体タイプでも、とにかく薄く塗るのが基本だ。円を描くように塗る人もいるが、ムラなく仕上げるにはタテ、ヨコと交互にワックスをかけると成分が均一に塗れる。シャンプーと同じく、パートごとに作業するのがセオリーだと覚えておこう。
拭き取りは速やかに、かつボディに傷がつかないよう優しく行うことも忘れずに。ワックスの拭き取りに適した専用クロスが販売されているので用意しておくといいだろう。

タイヤは市販のタイヤクリーナーを吹きかければOK。タイヤハウスにも吹きかけるのもキレイに見せるテクニックだ。
キレイに仕上げるためのポイント 磨きの極意
STEP1 たくさんつけても効果は同じ
ワックスを厚く塗りすぎると拭き取りが大変なうえに、拭き残しが出てムラになりやすい。ワックスは薄めにとり、伸ばすように塗るのが正解だ。

スポンジにワックスをつけるときはあまり力を加えない。少量のワックスを均一に塗るといい。
STEP2 塗り込み方にもコツがある
ワックスを塗るときはスポンジは往復させず、一定方向に作業する。ドアなど垂直な部分は、上から下に向かって塗ると、ムラが出にくいのだ。

タテ方向に塗ったあと、クロスするように横方向に塗る。円を描くように塗ると、均一に塗れないだけでなく、ボディに細かな傷がつく。
STEP3 表面が白くなったら拭き取りのサイン
ワックスを乾かす時間はタイプによって異なるので、説明書きを要チェック。拭き取るときは目の細かいファイバークロスを使うと傷がつかない。

ワックスでボディを磨き上げたあとは、ドアミラーの付け根部分などの樹脂部分を保護ツヤ出し剤で仕上げよう。美しさは倍増する。
もうひと手間でクルマをキレイに見せられる

エクステリアをキレイに見せるには洗車やワックスがけに加え、気になる部分をリフレッシュすることをオススメする。クルマは経年によって劣化するものだが、諦めずにケアすればベストなコンディションを維持できる。ここでは内外装をキレイにするためのテクニックをお届けしよう。これを知っておけば、カーケアはもっと楽しくなるはずだ。

樹脂部品が色あせた状態もクルマが古く見える。そこでツヤ出し剤で黒い光沢感を復活させると、クルマが引き締まってみえる。

ヘッドライトの黄ばみがあるとクルマが古く見えてしまう。専用クリーナーで表面の汚れを落とし、コーティング処理するのがベスト。

100円ショップで手に入る掃除用の毛糸のスポンジは、頑固汚れが落としやすく、ゴシゴシ擦っても傷が付きにくい。ホイールを洗うときなどに最適なのだ。

ウインドウには撥水タイプ、ミラーには親水タイプを選ぼう。これらは効果が薄れてきたと感じたら、こまめに塗るのがベターだ。

ドアのステップ部など、板金するまでもない小さな傷にはコンパウンド剤が有効。これで磨いて落とせば、小キズが目立たなくなる。

洗車時にあると便利な歯ブラシ。柄が長いので、狭い所の汚れも落とせる。使い終わった歯ブラシは、捨てずに取っておこう。

洗車傷の大半は拭き取り時に発生している。とくにワックスを拭き取るときは専用クロスを使うのが理想。さまざまな種類があるので用途に応じたものを使おう。

ワックスやシャンプーはボディカラーに合ったものを選ぼう。また、色褪せたクルマにはカラーワックスもオススメだ。

洗車してもボディがザラザラしているのは表面に鉄粉が付着しているから。ワックスがけの前にこれを除去すると仕上がりが違う。

洗っただけで除去できないのがウォッシャーノズルやエンブレムの隙間に入り込んだワックスだ。これは、爪楊枝で掻き取るといい。

直接吹きかけないほうがムラなく仕上がる
スプレー類はムラになったり、余計なところにまでかかってしまったりすることが多々ある。ウエスに吹きつけてから拭けば、ムラなくキレイに仕上るのだ。
ずぼらなあなたにはこんなワンコイングッズがオススメ

お手軽なボディケアアイテムは100円ショップで揃えるのもアリ
いまどきの100円ショップには洗車道具が充実している。シャンプー用のスポンジ、拭き取り用のセームやワックス仕上げ用のクロスなどもすべて100円で購入できる。とくに、ここで取り上げるお手軽ケア用品もボディ用やホイール用など、用途に応じたものが揃っている。実際に試してみたが、これが意外にも使える。100円洗車グッズは侮れない。

サッと取り出せて、使ったら捨てられるお手軽用品だが、しっかりと効果がある。一度キレイにしたあとは、これで美しさをキープしよう。
諦めていたボディの傷の上手な対処法

タッチアップペイントは絵画の筆で!
コンパウンドでさえ消せない深めの傷は、そのまま放置しておくと錆の原因となる。板金するほどでもないというなら、タッチアップペイントを使ってほしい。そのとき、付属の筆を使うのもいいが、これが上手に塗れない。そこでオススメしたいのが絵画用の筆だ。これがかなり有効で、失敗の確率がグンと下がる。ペイント初挑戦のめぐみチャンですら、塗料を均一に、きめ細かに塗れた。まるでプロが作業したような仕上がりに大満足。

試しに文字を書いてみたが、絵画用の筆は持ちやすさも手伝ってキレイに書けた。中央は付属の筆。力の入れ具合が難しくうまく書けない。

塗料を紙コップに移して作業するとやりやすい。絵画用の筆なら塗料を馴染ませたり、塗る量を調整するといった細かいことができるので失敗する確率が下がる。

付属の筆の場合は、塗料がべったりついたり、かすれたり、なかなかうまく塗れない。失敗した経験がある人も少なくないはずだ。

左が付属の筆、右が絵画用の筆で作業した結果。その差は一目瞭然。プロじゃなくてもこの仕上がりなら、やってみる価値はある。

いつも触れる部分だからこそ清潔に!インテリアもキチンとケア
外観をキレイにしたら、次は内装。ドライブしている最中はずっと車内にいるわけだから、キレイにかつ清潔にしておくべきだ。自分はよくても、人を乗せる機会があるなら必須である。
見た目をキレイにしたら車内もクリーニングしよう

車内のパーツ類は、ドライブしている間ずっと目につくだけに、汚れているとガッカリする。ハンドルやシフトノブ、ペダル類など操作系が汚れていると運転に集中できない、なんてこともある。また、車内にゴミが散乱しているとか、至るところ埃だらけ。キズが付きまくった内装パネルに、汚れが染みついたシートなどなど。そんな汚いクルマでは、同乗者もドン引きだ。
なにせ汚れた車内はバイキンの巣窟みたいなものである。そのまま放置すると汚れが落ちなくなるだけでなく、悪臭を発生するなど、取り返しのつかない事態になりかねない。だからこそ、早めに手を打っておくのが得策なのだ。拭き取りクロスやツヤ出し剤。歯ブラシや綿棒などを用意するだけで、車内はキレイにできる。外装をキレイにしたなら、インテリアもきちんとケアして、清潔なクルマを目指そう!
ダッシュボードやパネル類をキレイにするには、保護ツヤ出し剤が効果的。ホコリを落として水拭きしたら、これを塗るだけで劣化予防になる。光沢も出せるので一挙両得だ。

ダッシュボードは紫外線のダメージを受けやすい。屋根なし駐車場の場合はとくに注意が必要となる。
ウインドウの内側が汚れると曇りやすくなる。固く絞ったタオルで水拭きすれば大抵の汚れは落ちる。汚れがひどい場合は、専用クリーナーを使い、丁寧に仕上げよう。

家庭用ガラスクリーナーも有効だが、シリコン成分を含んでいるため、光がギラギラと乱反射することもある。
ジュースなどをこぼしたら、すぐに拭き取る。シミになると落とすのが難しくなるが、専用クリーナーや台所用洗剤を水で薄めて吹きかけてブラシで擦れば目立たなくなる。

汚れたシートには座りたくないもの。しつこい汚れにはクリーナーを吹きかけて、ブラシで擦れば落とせる。
ラゲッジには埃や細かい糸くずなどが溜まりやすい。粘着シートを使ってクリーニングしよう。汚れ物を載せるときはビニールシートを敷くなどの配慮を忘れてはならない。

掃除機でクリーニングするのもいいが、面倒な場合は粘着シートを車内に置いておくといいだろう。
ドア内張についた汚れは中性洗剤を溶かした水とブラシを使ってキレイにしよう。大きな傷はリペアする必要があるが、軽度なものなら傷消し剤などを使用するのが有効だ。

洗剤を使って汚れを落としたら、固く絞ったタオルや雑巾などで水拭きしよう。ツヤ出し剤を使うのはそのあと。
カーナビなど、液晶画面にはマイクロファイバーを使うといい。乾いたタオルや雑巾では静電気が発生して細かな埃がとりにくい。100円ショップでも購入できるのでオススメ。

画面に傷がつかないよう、液晶画面を優しくなでるように拭こう。キレイにしておけばナビ画面も見やすい。
メカニズム系は日々のチェックが肝心クルマもしっかりと冬支度
メンテナンスフリーでも経年劣化は避けられない

今どきのクルマは、メカニズムに関してはメンテナンスフリーである。とはいうものの、クルマは至るところに消耗品が使われている。クルマの使用頻度や状況にもよるが、経年によってパーツ類が劣化すると、本来のパフォーマンスが発揮できない。
とくにこれからの季節は、夏と同じくらいクルマに対して厳しい状況となる。寒さがメカニズムに与える影響は少なくない。例えばエンジンの始動性が衰えたり、雪国では冷却水が凍ったりもする。だからこそ、本格的な冬が到来する前に、しっかりとした準備をしておくべきなのだ。

エンジンルーム 3大チェックポイント
まずは目視でチェックが基本
エンジンルームでチェックするのは、オイル、冷却水、バッテリーという3つのポイント。オイルはレベルゲージを抜いて、量や色を確認。バッテリーは液量と接続部分の腐食をチェック。冷却水はリザーバータンク内にある液量を目視で確認しよう。

あまりにも汚れている状態だったり、指定量が入っていないならすぐに交換することをオススメする。

冷却水がリザーバータンクの指定位置にない場合は補充する。その際、水だけでなくLLCを使うのがベスト。

液漏れが激しかったり、接続部分が白く腐食している場合は危険信号。そうならないうちに交換しよう。
日頃のメンテナンスにプラスα
用途に合ったものを選んで使おう
カー用品店などで販売されている添加剤は、クルマのコンディションを調整するうえで有効なアイテムだ。エンジンオイルやガソリンに混ぜて、エンジン内部を洗浄するタイプから、燃焼効率を上げて燃費を向上させるものまで、さまざまな種類があるので、活用してみてはいかがだろう。

添加剤はエンジン本来の性能を発揮させるだけでなく、ロングライフ化も実現できるアイテムなのだ。

ガソリン添加剤は、インジェクターや吸気バルブを洗浄し、ガソリンの流れをスムーズにしてくれる。
まとめ
愛車をいつでもキレイに調子よく乗るには日頃のメンテがポイント
中古車といえどもクルマは安い買い物ではない。せっかく購入した愛車なのだから、キレイな状態をキープして乗ってほしい。洗車は時間もかかり、とても面倒な作業。しかし、手間を惜しまずしっかりとメンテナンスすれば、あなたはもちろん一緒に乗る人も気持ちよくドライブできるはずだ。

中古車購入時に気になる
あのパーツがすべて新品
Gooでは中古車選びの新基準として新サービス「GooPLUS(グープラス)」を全国で展開している。GooPLUSとは、第三者機関のプロが鑑定をした「Goo鑑定」つきの中古車に、7つの消耗品などを新品に交換・取り付けを行うサービスだ。対象となる消耗品は、タイヤ/フロアマット/バッテリー/オイルフィルター/エンジンオイル/エアコンフィルター/消臭剤を使っての消臭作業の7種類。Goo鑑定がついて、さらにパーツが新品に交換される。中古車を買うときに「部品の消耗度合いが気になる」とか、「すぐに壊れたら・・・」といった不安をもっているあなたも、納得して購入できるはずだ。
新品になるのはこの7つ
1.エンジンオイル
エンジンのコンディションを左右するオイルを新品に交換する。オイルフィルターと合わせて交換することで、エンジンがリフレッシュできる。
2.バッテリー
バッテリーが劣化していると最悪の場合はエンジンが始動できない。交換すると意外に高くつく部品なので、新品に交換されているのは嬉しいはずだ。
3.エアコンフィルター
エアコンをかけたときに感じる嫌な臭いはフィルターに付着したカビが原因。フィルターを変えることによって、車内をいつでもフレッシュに保てる。
4.消臭
光触媒を使った消臭剤で車内を清掃してくれる。気になるウィルスや菌も徹底分解できるので、小さな子供がいるファミリーにとっては嬉しいサービス。
5.タイヤ
タイヤは溝があればいいというものではない。年数を経たタイヤはたとえ溝があってもゴムが劣化してグリップ力が低下しているのだ。
6.フロアマット
車内の足もとがキレイだと気持ちがいいものだ。初めからキレイな状態にあれば、それをいつまでも維持しようという気にさせてくれる。
7.オイルフィルター
オイルをキレイにしてもフィルターが汚れていては本末転倒。フィルターも交換しておけば、オイルの潤滑性能や洗浄性能をフルに発揮できる。

ミニバンなどファミリーで使うクルマの場合は、信頼できるGoo鑑定やGooPLUSのサービスは最適だ。