車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.07.17 / 掲載日:2024.07.17
プロのクルマ鑑定師が伝授!BMW・3シリーズは骨格に注目!?【グー鑑定団 #1】
中古車の状態をチェックする時は、どんなところに気を付ければいいんだろう?中古車購入で失敗しないためのポイントを、自動車鑑定のプロが伝授!グーネットがお届けする新番組『買う前必見!クルマのミカタ!グー鑑定団』!
記念すべき第1回目はBMWの主力モデル、3シリーズが登場!他のモデルにはない特徴とは!?
YouTubeのグーネットチャンネルにて、自動車購入に役立つ新番組がスタート!この番組では「中古車を安心・楽しく選ぼう」をテーマに、定番の人気モデルから憧れの輸入車まで、さまざまなクルマをピックアップ。鑑定歴20年・10万台以上のクルマを見てきたJAAA(日本自動車鑑定協会)の会員であるプロの鑑定師たちが、“グー鑑定団”として鑑定目線でクルマを紹介していきます。
「グー鑑定団」プレイリストはこちら >>
「BMW 3シリーズ」って、どんなクルマ?
今回鑑定するのは、6代目のBMW・3シリーズ(2012~2018年)。セダンのほか、ワゴンタイプのツーリング、5ドアハッチバックのGT、2タイプのハイブリッド車を設定していました。
“グー鑑定団”団長の小島さんが「BMWの中でも代表的なモデル。フォルム、エンブレム一つをとってもカッコいいクルマ」と語れば、団員の藤島知子さんも「世界的に人気のモデルだったんですけど、すごくエレガントさもあり、品格もあり、立派なモデル」と、佇まいの良さを魅力に挙げます。
実はグー鑑定の依頼が多いモデルの一つでもある3シリーズ。どんなポイントに気を付ければよいのでしょうか。
いよいよ鑑定スタート!
ちゃんとチェックしておきたい、走行距離よりも大切なポイント
内装を見ていくと、やはり気になるのが走行距離のメーター。今回のクルマは約11万kmと、かなりの距離を走っています。「10万km以上走ったクルマは壊れやすいのでは…」と思いがちですが、小島さんは「しっかりメンテナンスされていれば問題ありません」とアドバイス。「購入する時にメンテナンスの記録簿を確認したり、お店のスタッフに(気になった部分を)聞いていけば不安を払しょくできると思います」と教えていただきました。
他のボディタイプには無い!?セダンならではの特徴とは
藤島さんの「セダンで気にすることってありますか?」の問いかけに、「いい質問ですね!」と小島さん。ルーフの交換は “修復歴あり” と判断されるため鑑定師が見逃せない箇所なのですが、ミニバンなど他のボディタイプとは異なり、セダンは溶接した部位が外側から見えないのだそう。そのため、「天張を剥がして裏側から覗くという作業が入るんです」とのこと。こんな部分まで見極めるのが、プロの眼なんです!
このほか、ドアの外装部分で修理の跡を見つけたら、センターピラーの部分もしっかりチェック。「センターピラーにダメージが入っていれば修復歴車として扱われて、クルマの価値が下がってしまうんです」と話しています。
BMW車ならでは!?骨格の特徴とは…
10万台以上の車を見てきた鑑定師だからこそ分かる、マニアックな話も。BMW車はエンジンルーム内の左右にあるインサイドパネルが他メーカー車とは異なり、内側に向かってL字型になっているんだそう。このため、他メーカー車よりも広い骨格を持っているんです。エンジンルーム内を見られる時は、ぜひチェックしてみてください!
そしてラストでは、ヘッドライトの曇りやホイール・タイヤのキズ、そしてロアスポイラーもチェック。3シリーズのようなスポーティなモデルは車高が低い事が多いため、他のモデル以上に下部を擦ってしまいやすいんだそうです。「パッと見では分からないんですが、気になるポイントなのでしっかりチェックしています」と、気付きづらい部分を細かく見てもらえるのが嬉しいですね!
今回の動画はこちら!
チェックポイントの数は100以上!第三者がクルマの状態を見極めた「グー鑑定」
内装・外装を5段階評価、機関の不具合の有無、そして骨格の異常の有無と3段階評価を鑑定書としてまとめたグー鑑定の、プロの鑑定師によるチェック項目は100以上。車種や状態などによって項目数が変わり、多い時には300~400もの項目を見ていくこともあるとか。私たち一般ユーザーでは見抜くことが難しい中古車の状態を、第三者機関の鑑定師が細かくチェックした鑑定書は、購入の際の大きな判断材料となります。
第三者の視点でクルマの状態を見極めた「グー鑑定」は、きっとあなたのクルマ探しにも役立つはず!グーネットで中古車を検索したときに表示される「グー鑑定」のマークと「車両状態評価書」のボタンが、グー鑑定付き車両の目印!検索のときには、「絞り込み検索」の機能が便利です。
グーネットでクルマを探すときには、ぜひグー鑑定付きのクルマをチェックしてみてくださいね!