車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.07.21 / 掲載日:2024.07.21
プロのクルマ鑑定師「アルファードはルーフを見よ!」その理由とは?【グー鑑定団 #2】
中古車の状態をチェックする時は、どんなところに気を付ければいいんだろう?中古車購入で失敗しないためのポイントを、自動車鑑定のプロが伝授!グーネットがお届けする新番組『買う前必見!クルマのミカタ!グー鑑定団』!
記念すべき第1回目はトヨタの人気ミニバン、アルファードが登場!ミニバンで注意すべきポイントを伝授します!
YouTubeのグーネットチャンネルにて、自動車購入に役立つ新番組がスタート!この番組では「中古車を安心・楽しく選ぼう」をテーマに、定番の人気モデルから憧れの輸入車まで、さまざまなクルマをピックアップ。鑑定歴20年・10万台以上のクルマを見てきたJAAA(日本自動車鑑定協会)の会員であるプロの鑑定師たちが、“グー鑑定団”として鑑定目線でクルマを紹介していきます。
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「トヨタ アルファード」って、どんなクルマ?
今回鑑定するのは、3代目のトヨタ・アルファード(2015~2023年)。2.5L 直4エンジン仕様と3.5L V6エンジン仕様の2タイプを揃え、それぞれで2WD・4WDを選択できました。快適なセカンドシートを備えたグレード「エグゼクティブラウンジ」を設定し、ビジネスシーンで活躍するショーファーカーとしても支持を得ています。
アルファードと言えば、押しも押されぬLサイズミニバンの大人気モデル。“グー鑑定団”団長の小島さんは「やはり売れている車種なのでタマ数が豊富。その分、使われ方も個車(個体)によって違うのでかなり幅広い品質が揃っているクルマ」と解説します。
前オーナーがどんな風に使っていたのかを見抜く観察眼がカギとなりそうです。
いよいよ鑑定スタート!
意外とキズが入りやすい?ルーフもしっかりチェック
鑑定に入ると、ステアリング、シフトレバー、パワーシートの操作感を確かめていく小島さん。そしてさらに身を乗り出し、ルーフもチェックしていきます。「積雪がある地域であれば屋根が大きくへこんでいたり、ルーフキャリアを付けている場合にはキズがあることもあり、意外と見落としがち。気になりづらいところですが、キズがあると商品価値が下がってしまうのでしっかりチェックします」。
リアゲート交換の有無はどこで判断する?
アルファードのようなミニバンで大きなキズが付きがちというのがリアゲート。大きくぶつけてしまうと「(開口部周囲の)骨格までダメージが波及するパターンもある」(小島さん)とのこと。そんなリアゲートが交換されているかどうかを見分けるポイントは、開口部上部のヒンジ部分。パネルを外す際には必ず触れなければならない部分なので、見極めのカギとなるんだそうです。
スライドドアのフチも要注意!
「パネルが大きいクルマなので、腰下の位置は見落としやすい」と小島さん。全高が高い分、下の部分ほど視界に入らないのがその理由なのだそう。そしてもう一つ、スライドドアのフチも物をぶつけてキズがつきやすい場所なので、注意が必要です。ミニバンを愛車にしている方は「あるある!」と感じるポイントではないでしょうか。
このほかにも、セカンドシートやサードシートの使われ具合、メッキパーツの水アカ汚れなど、チェックしておきたいポイントが盛りだくさんのアルファード。中古車の状態を詳しく知りたい時には、ぜひグー鑑定を活用してくださいね!
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チェックポイントの数は100以上!第三者がクルマの状態を見極めた「グー鑑定」
内装・外装を5段階評価、機関の不具合の有無、そして骨格の異常の有無と3段階評価を鑑定書としてまとめたグー鑑定の、プロの鑑定師によるチェック項目は100以上。車種や状態などによって項目数が変わり、多い時には300~400もの項目を見ていくこともあるとか。私たち一般ユーザーでは見抜くことが難しい中古車の状態を、第三者機関の鑑定師が細かくチェックした鑑定書は、購入の際の大きな判断材料となります。
第三者の視点でクルマの状態を見極めた「グー鑑定」は、きっとあなたのクルマ探しにも役立つはず!グーネットで中古車を検索したときに表示される「グー鑑定」のマークと「車両状態評価書」のボタンが、グー鑑定付き車両の目印!検索のときには、「絞り込み検索」の機能が便利です。
グーネットでクルマを探すときには、ぜひグー鑑定付きのクルマをチェックしてみてくださいね!