車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.10.23 / 掲載日:2024.10.23
ダイハツのディーラー車検の費用相場は?依頼するメリットや流れなどを紹介

「どこに車検を依頼したらよいかわからない」「ディーラー車検は高いイメージがある」このようにお考えの人は多いのではないでしょうか。
確かにディーラー車検は、民間業者と比べて費用が高くなるイメージがあります。しかし、ディーラー車検には、安心できるメリットも複数あるのです。
この記事では、ダイハツのディーラー車検の費用相場や、ディーラーに依頼するメリットを紹介しています。
ダイハツが提供する車検サービスや費用をおさえる方法も紹介していますので、車検を依頼する際の参考にしていただけたら幸いです。
1. ダイハツのディーラー車検の費用相場
車検諸費用は、「法定費用」と「非法定費用」の2種類に分けられます。
法定費用 | 非法定費用 |
---|---|
・自賠責保険料 ・自動車重量税 ・印紙代 | ・車検基本料 ・部品交換代など |
ここでは、法定費用や非法定費用の内容を解説し、ダイハツ車の車検諸費用の具体例を解説します。あわせて、車検と同時に実施する「24カ月点検」もご紹介しましょう。
(1)車検にかかる諸費用
法定費用は、車検を受ける際に必ず発生する費用です。金額は法律で定められているため、どこの車検業者で車検を受けても金額は変わりません。
一方、非法定費用は、車検業者によって金額が異なる費用です。これは、車検業者が独自に設定できる費用で、車検基本料や部品交換代などが含まれます。
法定費用と非法定費用については、こちらの記事で解説していますのでご覧ください。
(2)ダイハツの軽自動車の場合の車検諸費用
車検諸費用は車種や年式、車両の状態によって大きく変わります。
そこで、ここではダイハツ車をディーラーで車検した場合の費用相場をご紹介します。
ただし、紹介する費用はあくまでも目安とし、車検を受ける際は、必ずディーラーに見積もりを依頼しましょう。
①軽自動車の場合
ダイハツの軽自動車の車検諸費用の相場をご紹介します。
車種 | 自賠責保険料 | 自動車重量税 | 印紙代 | 車検基本料 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
キャスト | 17,540円 | 5,000円 | 1,600円(1,800円) | 25,000~40,000円 | 49,140~64,340円 |
タント | 17,540円 | 5,000円 | 1,600円(1,800円) | 25,000~40,000円 | 49,140~64,340円 |
※自賠責保険24カ月分加入
※自動車重量24カ月分まとめて支払い
※キャスト:エコカー減税対象
※タント:エコカー減税対象
②普通自動車の場合
ダイハツの普通自動車の車検諸費用の相場をご紹介します。
車種 | 自賠責保険料 | 自動車重量税 | 印紙代 | 車検基本料 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
ロッキー | 17,650円 | 0円 | 1,600円(1,800円) | 30,000~40,000円 | 49,250~59,450円 |
トール | 17,650円 | 15,000円 | 1,600円(1,800円) | 30,000~40,000円 | 64,250~74,450円 |
※自賠責保険24カ月分加入
※自動車重量24カ月分まとめて支払い
※ロッキー:エコカー減税対象・免税
※トール:エコカー減税対象・25%減税
(3)24カ月点検費用
通常、24カ月点検は車検と同時におこないます。そのため、車検諸費用に加えて、24カ月点検費用15,000~20,000円、保安確認検査料と検査代行手数料が各5,000~10,000円程度が必要になります。
そもそも24カ月点検とは、2年ごとの実施が義務付けられている重要な点検です。車の安全性を保ち、故障を防ぐために、法律で決められた57項目をチェックします。
ちなみに、車検は保安基準を満たしているかチェックし、公道を安全に走行できる状態かを確認する検査です。
2. ダイハツのディーラー車検の特徴

ダイハツのディーラー車検には、ユーザーの安心と信頼に応えるさまざまな特徴があります。
4つのメリットと民間車検との違いをご紹介しましょう。
(1)ダイハツのディーラー車検を選ぶメリット
ダイハツのディーラー車検には、以下4つのメリットがあります。
1.プロの整備士によるチェック
2.ダイハツ純正部品を使用
3.安心な保証サービス
4.全国ネットワーク
順にご紹介します。
①プロの整備士によるチェック
ダイハツのディーラー車検では、メーカーの技術認定を受けたプロの整備士が点検・整備を担当します。
ダイハツ車の特性を熟知した整備士が、最新の専用機器を用いて細部まで入念にチェックしてくれるため、潜在的な問題も早期に発見できます。
②ダイハツ純正部品を使用
交換の必要な部品がある場合、ダイハツの純正部品を使用します。
純正部品は、お使いの車に最適化された設計となっているため、性能や耐久性に優れています。車両本来の性能を維持し、長期的な安全性を確保できます。
③安心な整備保証サービス
ディーラー車検で整備した箇所は、点検整備完了日より6カ月間または走行距離10,000kmまでの整備保証が適用されます
車検後の万が一のトラブル時も安心してサポートを受けられるため、安心して車検を依頼できます。
④全国ネットワーク
ダイハツは全国に販売店を展開しています。
そのため、遠出先でトラブルが発生した場合でも、近くのダイハツディーラーで迅速なサポートを受けられます。さらに、車検や整備の履歴情報が共有されているため、どのディーラーでも適切なサービスを受けられるのです。
(2)ディーラー車検と民間車検の違い
ディーラー車検と民間車検には、それぞれ異なる特徴があるため、大きな違いを以下の表にまとめました。
比較項目 | ディーラー車検 | 民間車検 |
---|---|---|
費用 | 比較的高価 | 比較的安価 |
整備の専門性 | メーカーの車に精通した整備士が対応 | さまざまなメーカーの車を扱う整備士が対応 |
使用部品 | 純正部品を使用 | 純正部品または社外品を使用 |
整備保証 | メーカー保証が付くことが多い | 独自の保証制度を設けていることがある |
予備整備 | 予備整備する | 基本的に予備整備はしない |
施設の種類 | メーカー直営の整備工場 | 指定工場と認証工場がある |
それぞれの内容については、下記の記事でくわしく解説しています。
車検を受けるならどっち?ディーラーと民間業者を比較してみた!
3. ダイハツのディーラー車検で受けられるサービス内容

ダイハツでは、ユーザーのニーズに合わせた、さまざまなサービスが提供されています。
1.ワンダフルパスポート
2.カフェプロ車検
3.短時間車検
4.延長保証
順にご紹介します。
(1)ワンダフルパスポート
ダイハツでは、メンテナンスパック「ワンダフルパスポート」が用意されています。車検や定期点検、オイル交換費用などが割引になるお得なサービスです。
ワンダフルパスポートには、「5年コース」「3年コース」「2年コース」の3種類のコースがあり、新車購入時だけでなく、車検時の加入も可能です。
もし、転居する場合は、転居先のダイハツ販売会社で基本的には継続可能なため、転居しても安心して利用できます(内容などが異なる場合がある)。
なお、各コースの費用や内容は販売会社によって異なるため、くわしくはお近くの販売店へご確認願います。
(2)カフェプロ車検
ダイハツのディーラー車検には、「カフェプロ車検」という独自のサービスがあります。まるでカフェにいるようにくつろぎながら車検を受けられるサービスです。
一度帰宅して再度来店する必要がなく、店内でゆったり過ごせるので、待ち時間も気になりません。
その場で、整備士による点検・整備内容の説明をすぐに受けられたり、ご当地自慢のスイーツが用意されていたりするのもメリットです。
ただし、サービス内容や実施有無、対応車種は販売店によって異なるため、事前に確認してください。また、利用する際は予約が必要になります。
(3)ダイハツの短時間車検
ダイハツでは、短時間で車検を済ませたいというニーズに応えるため、「短時間車検」を実施しています(販売店舗によって呼び名は異なる)。
整備や検査、洗車を複数人で同時に実施することで、従来の車検よりも短時間で完了できます。そのため、一度帰宅し、車検終了後に車を受け取りに行く必要はありません。
ただし、車の状態や追加整備の有無によっては、短時間で完了しない場合や後日追加整備する場合もあります。
また、販売店によって実施有無や対応車種が異なるため、事前にお近くの販売店へ問い合わせましょう。
(4)延長保証
ダイハツでは、車のメーカー保証を延長する「ダイハツ延長保証プラン」を提供しています。
新車購入時や車検時に延長保証プランに加入しておくことで、メーカー保証が終了したあとの修理を保証してくれます(1回最大50万円)。
高額な修理費用をカバーできるだけでなく、故障時の不安を軽減できるため、長く愛車に乗り続けたいという人におすすめのプランです。
なお、販売会社によって価格は異なるため、参考までに山梨ダイハツの価格をご紹介します。
・新車コース:7,920円(税込)
・初回車検コース:8,635円(税込)
・2回目車検コース:20,064円(税込)
延長保証プランの加入を検討する際は、販売会社にプランの内容や適用範囲、価格などを確認し、ご自身のニーズに合ったプランを選びましょう。
4. ダイハツのディーラー車検の流れ

ダイハツのディーラー車検を受ける際の基本的な流れは、以下のとおりです。順にご紹介します。
1. 日程調整と予約
まず、最寄りのダイハツディーラーに連絡し、車検を予約します。担当者と調整しながら、都合のよい日時を選びます。
2. 必要書類の準備
車検に必要な書類を準備します。主な必要書類は以下のとおりです。
必要書類 |
---|
・車検証 ・自賠責保険証明書 ・自動車税納税証明書(必要な場合がある) ・点検整備記録簿 |
3. 車両の入庫
予約した日時に車をディーラーに持ち込みます。車内に大きな荷物がある場合は、事前に降ろしておきましょう。
4. 点検・整備
ディーラーのスタッフが車を点検、必要に応じて整備します。不具合があれば整備士から説明を受け、修理が必要かどうか判断します。修理が必要な場合は、修理内容や費用について詳しく説明を受けます。
5. 費用の精算と支払い
車検が完了したら点検結果の説明を受け、費用を支払ったら車を引き取ります。車検後、10日程度で新しい車検証と検査標章が発行されます。
5. ダイハツのディーラー車検で費用をおさえる方法
ディーラー車検は安心できる一方で、「費用が高い……」「費用をおさえたい……」と思っている人は多いでしょう。
しかし、ちょっとした工夫やポイントをおさえることで、ディーラー車検でも費用をおさえることは可能です。以下に、その具体的な方法を4つご紹介します。
(1)ダイハツの車検早期予約割引
ダイハツのディーラー車検を検討している人は、ディーラーに早期予約割引制度の有無を確認しましょう。
車検満了日の数カ月前に予約しておくことで、割引を受けられる場合があります。
ただし、実施期間や割引額、適用条件は販売店によって異なり、車検の3カ月前予約で3,000円割引、2カ月前予約で2,000円割引といったケースがあります。
具体的な内容については、お近くのダイハツ販売店に確認しておきましょう。
(2)ワンダフルパスポートに加入
ダイハツが提供する「ワンダフルパスポート」に加入すると、車検の費用が割引になります。さらに、定期点検やオイル交換などのメンテナンス費用も割引になるため、トータルで車検諸費用をおさえられます。
加入を検討する際は、販売会社にプランの内容や適用範囲、価格などを確認し、ご自身のニーズに合ったプランを選びましょう。
(3)自分でメンテナンス
車検時に部品交換をすすめられた際、ディーラーや整備工場によっては部品代や工賃が割高な場合があります。
車検諸費用をおさえるために、部品交換が必要な箇所の見積もりだけもらい、自分で交換できそうな部品は自分で交換することで、車検諸費用を大幅におさえられます。
たとえば、ワイパーゴムなら1本あたり約500円、エアコンフィルターは約1,000円、電球は約1,000円が交換費用の相場です。自分で交換すれば、これらの費用を節約できます。
最近では、交換方法をYouTubeなどの動画で紹介していることも多いため、自分で交換しやすい部品もあります。
ただし、部品や車の構造上、難易度が高い場合もあるため、作業に少しでも不安がある人はプロに依頼しましょう。
(4)複数の業者に見積もりを依頼
ディーラー車検の費用を少しでもおさえたい場合は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
ディーラー含め、車検に対応する業者は数多く存在します。それぞれ費用やサービス内容が異なるため、複数の業者に見積もりを依頼することで、より自分に合った業者を見つけやすくなります。
見積もりはディーラー以外に、民間車検業者、車検専門店、ガソリンスタンドなど、複数の種類の業者に依頼しましょう。
ディーラーは安心感がある一方、費用は高め、民間業者などはディーラーより費用が安い場合が多いなど、それぞれに特徴があります。
6. ダイハツ車の車検ならグーネットピットにお任せください
ディーラー車検は、費用面で割高なイメージを持たれがちですが、ダイハツでは、早期予約割引やワンダフルパスポートへの加入など、お得に車検を受けられるサービスを提供しています。
しかし、車検諸費用を少しでも安くおさえたい場合は、ディーラー以外に民間業者や車検専門店なども検討してみましょう。
もし、車検業者をお探しの場合は、グーネットピットを利用してみてはいかがでしょうか。下記のページからお近くの車検業者を簡単に検索できます。