車検・点検・メンテナンス
更新日：2025.01.17 / 掲載日：2025.01.17
ホンダ ステップワゴンの車検費用｜相場・内訳・安くおさえるコツまで解説
車検の時期が近づくと、ステップワゴンの車検費用がどれくらいかかるか気になりますよね。とくに以前ディーラーで車検を受けた人は、費用が高くて驚いた経験があるかもしれません。
車検は、ディーラー以外にも受けられる場所があり、費用をおさえるコツもいくつかあります。
そこでこの記事では、車検業者別にステップワゴンの車検費用の相場を紹介しています。車検費用を安くおさえる具体的な方法もご紹介しますので、ぜひこの記事を参考に、賢く車検を受けていただけたら幸いです。
1. ホンダ ステップワゴンの車検費用の相場はいくら？
ステップワゴンの車検費用は約50,000～100,000円が相場となります（新規登録から13年未満の場合）。
ただし、依頼する車検業者や年式、走行状況などによって異なるため、具体的な費用は、各業者に問い合わせて見積もりを取ることをおすすめします。
具体的な車検費用の試算は後述いたします。
2. ホンダ ステップワゴンの車検費用内訳
ステップワゴンの車検費用は、「法定費用」と「非法定費用」の2種類に分けられます。
| 区分 | 費用項目 | 内容 |
|---|---|---|
| 法定費用 | 自賠責保険料 | 車を運転するうえで加入が義務付けられている保険。支払う自賠責保険料は、自動車の種別や保険の加入期間によって異なる。車検の場合、24カ月または25カ月での加入が一般的である |
| 自動車重量税 | 車の重量に応じて課税される税金。エコカー減税の対象となる場合は、減税額が適用される | |
| 印紙代 | 車検を受ける際に必要。受検する工場が指定工場か、認証工場かで金額が異なる | |
| 非法定費用 | 車検基本料 | 車検業者に支払う点検・整備料や代行手数料のこと。車検専門店やガソリンスタンド、カー用品店、民間の整備工場などは、ディーラーより安価な価格設定となっている |
| 部品交換代 | 車検に通す際、交換が必要になった部品代+工賃のこと |
法定費用は法律で定められており、どの車検業者で受けても金額は変わりません。車種や年式などによって金額が異なります。
一方、非法定費用は車検基本料や部品交換代などが含まれており、車検業者によって金額が異なります。
法定費用と非法定費用に関しては、下記の記事で解説しています。
(1) エコカー減税対象の場合の車検費用
エコカー減税対象の場合の車検費用は、以下のとおりです。
| 区分 | ディーラー | 車検専門店 | カー用品店 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
|---|---|---|---|---|---|
| 自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
| 自動車重量税 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
| 印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
| 車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
| 車検費用合計 | 69,250〜89,250円 | 49,250〜64,250円 | 59,250〜69,250円 | 59,250〜69,250円 | 59,250〜79,250円 |
※2024年11月時点
※継続検査1回目
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照：自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照：自動車重量税額について／フローチャート・税額表／【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照：登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
エコカー減税の対象となるステップワゴンは、継続検査1回目の自動車重量税の減税対象です。エコカー減税対象となる型式は、こちらから確認いただけます（2024年1月1日から2025年4月30日までに新車新規登録などをした場合に適用）。
(2) 新規登録から13年未満の場合
新規登録から13年未満のステップワゴンの車検費用は、以下のとおりです。
| 区分 | ディーラー | 車検専門店 | カー用品店 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
| 自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
| 自動車重量税 | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 |
| 印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
| 車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
| 車検費用合計 | 82,050〜102,050円 | 62,050〜77,050円 | 72,050〜82,050円 | 72,050〜82,050円 | 72,050〜92,050円 |
※2024年11月時点
※継続検査1回目
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照：自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照：自動車重量税額について／フローチャート・税額表／【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照：登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
(3) 新規登録から13年以上経過している場合
新規登録から13年〜18年未満のステップワゴンの車検費用は、以下のとおりです。
| 区分 | ディーラー | 車検専門店 | カー用品店 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
|---|---|---|---|---|---|
| 自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
| 自動車重量税 | 45,600円 | 45,600円 | 45,600円 | 45,600円 | 45,600円 |
| 印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
| 車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
| 車検費用合計 | 94,850〜114,850円 | 74,850〜89,850円 | 84,850〜94,850円 | 84,850〜94,850円 | 84,850〜104,850円 |
※2024年11月時点
※継続検査1回目
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照：自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照：自動車重量税額について／フローチャート・税額表／【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照：登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
(4) 新規登録から18年以上経過している場合
新規登録から18年以上経過しているステップワゴンの車検費用は、以下のとおりです。
| 区分 | ディーラー | 車検専門店 | カー用品店 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
|---|---|---|---|---|---|
| 自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
| 自動車重量税 | 50,400円 | 50,400円 | 50,400円 | 50,400円 | 50,400円 |
| 印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
| 車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
| 車検費用合計 | 99,650〜119,650円 | 79,650〜94,650円 | 89,650〜99,650円 | 89,650〜99,650円 | 89,650〜109,650円 |
※2024年11月時点
※継続検査1回目
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照：自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照：自動車重量税額について／フローチャート・税額表／【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照：登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
3. ホンダ ステップワゴンの車検費用が変動する理由
法定費用は法律で定められているため、どの車検業者を選んでも変わりません。
一方、点検・整備代や部品交換代などの非法定費用は、車の状態や依頼する車検業者によって大きく変動します。
走行距離が多い車は、ブレーキパッドやタイヤなどの交換が必要になる可能性が高くなり、車検費用が高くなるでしょう。また、アイドリングストップ車の場合は、バッテリーがアイドリングストップ車専用品のため交換費用が高額になります。
交換部品についても、純正部品か社外部品かで費用が大きく変わってきます。純正部品は高価ですが、品質が保証されています。一方、社外部品は安価ですが、品質にばらつきがあるため、選ぶ際には注意が必要です。
さらに、車検を通すための必要最低限の整備だけにするか、予防整備も含めるかによっても費用は変わります。
だからこそ、車検費用を見積もる際は、整備内容や使用する部品について車検業者にしっかりと確認し、比較検討することが大切なのです。
4. ホンダ ステップワゴンの車検を安くおさえるコツ
車検費用を少しでも安くおさえるためのコツを3つご紹介します。
(1) 複数の車検業者から見積もりを取り比較する
ステップワゴンの車検費用を安くおさえるには、複数の車検業者から見積もりを取り、比較することがもっとも重要です。
車検を提供している業者はディーラー車検専門店、カー用品店、ガソリンスタンドなど複数あります。
それぞれ費用やサービス内容が異なるため、どこで車検を受けるのが一番お得なのかわかりません。そのため、複数の車検業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。
各業者には、それぞれメリット・デメリットがあります。下記の表を参考に、ご自身のニーズに合った車検業者を選びましょう。
| 業者 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ディーラー | ・安心の純正部品を使用する ・専門知識と技術力を持つ整備士が対応する ・保証期間内の部品は無償交換の対象となる | ・費用が高い ・車検に必要のない整備をすすめられる |
| 車検専門店 | ・費用がディーラーより安い ・手続きが迅速で、待ち時間が短い ・要望に応じて、柔軟な対応してくれる | ・メーカー特有の知識・技術はディーラーに劣る ・純正部品を使用しない場合がある ・店舗ごとのサービス内容に差がある |
| カー用品店 | ・費用が比較的安い ・幅広いサービスを提供している ・キャンペーンや割引サービスがある ・土日祝日も営業 | ・メーカー特有の知識・技術はディーラーに劣る ・純正部品を使用しない場合がある ・店舗ごとのサービス内容に差がある |
| ガソリンスタンド | ・手軽で便利 ・費用が比較的安い ・キャンペーンや割引サービスがある | ・メーカー特有の知識・技術はディーラーに劣る ・純正部品を使用しない場合がある ・整備工場を併設していない場合がある |
| 民間整備工場 | ・費用が比較的安い ・親身で柔軟な対応 ・過剰な整備をすすめない ・車検以外の相談もできる | ・メーカー特有の知識・技術はディーラーに劣る ・設備が最新ではない場合がある ・営業時間外や土日祝日は対応していない場合もある |
(2) 自分で交換できる部品は事前に交換する
車検費用を少しでもおさえたいなら、自分で交換できる部品は事前に交換するのがおすすめです。
業者に部品交換を依頼する場合、交換費用のなかには部品代と工賃が含まれていますが、自分で交換すれば工賃分を節約できます。
ただし、自分で交換する場合は、必要な工具や部品を事前に準備し、作業手順をよく理解しておくことが重要です。交換作業に自信がない人は、無理せず業者に依頼しましょう。
車検時に交換することが多い部品と、交換時期の目安を以下の表にまとめています。車の状態や走行距離などを確認し、自分で交換できそうな部品があれば検討してみましょう。
| 部品 | 交換目安・時期 |
|---|---|
| エンジンオイル | 走行距離5,000～10,000km、または使用期間6カ月～1年 |
| オイルフィルター | エンジンオイル交換2回に1回 |
| ブレーキフルード | 2年ごと |
| ブレーキパッド（左右1セット） | 走行距離30,000～50,000km |
| バッテリー（ガソリン車） | 使用期間3～5年 |
| 補機バッテリー（ハイブリッド車） | 使用期間3～5年 |
| スパークプラグ（イリジウム） | 走行距離10,000km |
(3) 自分で車検する（ユーザー車検）
車検費用を大幅に節約する方法として、ユーザー車検があります。ユーザー車検とは、自分で運輸支局に車を持ち込み、車検を受ける方法です。
業者に依頼する際に必要な非法定費用が発生しないため、車検費用を大幅に削減できます。しかし、事前に車を点検し、車検に必要な整備を自分でおこなう必要があるため、メンテナンス知識と整備スキルが必要となります。
整備不良で再車検になる恐れもあるため、費用をおさえられる反面、時間と労力が必要になることを理解したうえで検討しましょう。
くわしくは、下記の記事で解説しています。
5. ホンダ ステップワゴンの車検に関するQ&A
ステップワゴンの車検に関してよくある質問とその回答をまとめました。疑問を解消して、スムーズな車検実施にお役立ていただけたら幸いです。
(1) ステップワゴンの車検費用が15万円や20万円を超えることはある？
状況によっては、ステップワゴンの車検費用が15万円や20万円を超えることがあります。
新規登録から13年未満の場合、標準的な車検費用は7～10万円程度とされていますが、これはあくまで基本的な点検・整備費用のみで試算した金額です。
交換部品が多かったり、故障箇所の修理が必要になったりした場合などは、費用が15万円、20万円を超える可能性もあります。
とくに2回目以降の継続検査では、走行距離が増えていることで消耗品の交換が増えるため、車検費用全体が高くなりやすいでしょう。
(2) ステップワゴンの5年目の車検費用はいくら？
ステップワゴンの5年目の車検費用（継続検査2回目）の相場は、以下のとおりです（エコカー対象外の場合）。
| 車検業者 | 車検費用相場 |
|---|---|
| ディーラー | 82,050〜102,050円 |
| 車検専門店 | 62,050〜77,050円 |
| カー用品店 | 72,050〜82,050円 |
| ガソリンスタンド | 72,050〜82,050円 |
| 整備工場 | 72,050〜92,050円 |
ただし、上記表には部品交換代が含まれていないため、部品交換が必要となる場合はそれらの費用が加算されます。
(3) ステップワゴン スパーダ（SPADA）の車検費用はいくら？
ステップワゴンスパーダは、ステップワゴンのカスタムモデルです。標準モデルとは異なる内外装パーツが取り付けられています。
とはいえ、定期的に交換する部品は、標準モデルもスパーダも同じになりますので、カスタムモデルだからといって車検費用が高額になることはありません。
6. ステップワゴンの車検費用でお悩みでしたら、グーネットピットをご活用ください
ステップワゴンの車検費用は、車の状態や選ぶ車検業者、交換部品によって大きく変わります。
車検業者に依頼するか、ユーザー車検するか、それぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
車検の時期は決まっているため、少しでも早く準備を始めれば、余裕を持って車検業者を選べます。なるべく早いうちから複数の車検業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。
グーネットピットでは、お近くの信頼できる整備工場を簡単に見つけられ、一括見積もりも可能です。ぜひ、グーネットピットで自分にぴったりの車検業者を見つけて、安心してステップワゴンに乗り続けてください。
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