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車検・点検・メンテナンス
更新日:2025.02.18 / 掲載日:2025.02.18

トヨタ FJクルーザー車検費用|相場、内訳、安くおさえる方法を徹底解説

トヨタのFJクルーザーは、そのレトロなデザインと本格的なオフロード性能で人気のあるSUVです。

しかし、FJクルーザーは本格的なオフロード車であるため、一般的な乗用車と比べて維持費が高額です。とくに車検費用は高いというイメージをお持ちの人は多いでしょう。

そこで、この記事ではFJクルーザーの車検費用について、相場や内訳、安くおさえる方法などを解説していきます。

また、よくある質問としてRAV4との車検費用の比較や、1ナンバー登録にした場合の費用、維持費についてもご紹介しましょう。

1. トヨタ FJクルーザー 車検費用を相場

FJクルーザーの車検費用の相場は、以下のとおりです。

業者13年未満車の場合13年経過車の場合18年経過車の場合
ディーラー約80,000〜100,000円約95,000〜115,000円約100,000〜120,000円
車検専門店約60,000〜70,000円約75,000〜90,000円約80,000〜95,000円
カー用品店約70,000〜80,000円約85,000〜95,000円約90,000〜100,000円
ガソリンスタンド約70,000〜80,000円約85,000〜95,000円約90,000〜100,000円
整備工場約70,000〜90,000円約85,000〜105,000円約90,000〜110,000円

上記の表の金額には、部品交換代は含まれていません。そのため、車検時に部品交換が必要な場合は、上記金額に加えて部品交換代が上乗せされます。

2. トヨタ FJクルーザー 車検費用の内訳

FJクルーザーの車検費用は、「法定費用」と「非法定費用」に分けられます。

法定費用非法定費用
・自賠責保険料
・自動車重量税
・印紙代
・車検基本料
・部品交換代など

具体的な内容や金額については、後述いたします。

(1) 法定費用

法定費用とは、車検を受ける際に必ず支払わなければいけない費用です。国が定めている費用になるため、どの業者で車検を受けても金額は一律になります。

・自賠責保険料:車を運転するうえで加入が義務付けられている保険
・自動車重量税:車の重量に応じて課税される税金
・印紙代:車検を受ける際に必要な手数料

詳細は、順にご紹介します。

①自賠責保険料

自賠責保険料は、FJクルーザーを運転するうえで必ず加入しなければいけない保険の費用です。自賠責保険は、自動車事故の被害者の救済を目的に設けられています。

車検時には、次回車検までの期間分の保険料を支払います。自賠責保険に未加入の場合、車検には合格せず、公道を走行できません。

新規検査(新車登録時など)の場合、36カ月分または37カ月分の保険料を、継続検査(一般的な車検)の場合には24カ月分または25カ月分の保険料を支払います。

②自動車重量税

自動車重量税は、FJクルーザーの重量に応じて課税される税金です。重量が重いほど、税額は高くなります。

エコカー対象車の場合、自動車重量税の減税を受けられますが、FJクルーザーはエコカー対象車ではないため、減税はありません。

また、新規登録からの経過年数によっても重量税額は変わるため、長く乗り続けている場合は、徐々に重量税額が高くなります。

具体的な重量税額は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確認できます。

③印紙代

車検を受ける際には、「自動車検査登録印紙」の購入手数料と「自動車審査証紙(または技術情報管理手数料)」として印紙代を支払う必要があります。

この印紙代の金額は、車検を受ける場所が「指定工場」か「認証工場」かによって異なります。

指定工場とは、国土交通省が定めた基準を満たす設備と技術力を持つ工場のことです。指定工場では、運輸支局や車検場に車を持ち込むことなく、工場内で車検を実施できます。

一方、認証工場は、運輸支局や車検場に車を持ち込んで車検を受ける必要があるため、指定工場と比べて印紙代が高くなります。

(2) 非法定費用

FJクルーザーの車検にかかる、非法定費用についてご紹介します。

非法定費用とは、業者ごとに設定される点検費用や整備費用、部品交換費用などです。これらは法定費用とは違い、業者によって大きく変動する費用です。

①車検基本料

車検基本料は、ディーラー、車検専門店、カー用品店、ガソリンスタンド、民間の整備工場など、どこで車検を受けるかによって価格帯が変動します。

業者車検基本料の相場
ディーラー30,000〜50,000円
車検専門店10,000〜25,000円
カー用品店20,000〜30,000円
ガソリンスタンド20,000〜30,000円
民間の整備工場20,000〜40,000円

一般的に、ディーラーは高額になりやすく、車検専門店は安価な傾向にあります。カー用品店やガソリンスタンド、民間整備工場は、その中間程度の価格帯となることが多いでしょう。

車検基本料には、主に以下のような項目が含まれています。

・24カ月定期点検料
・保安確認検査料
・検査代行手数料

24カ月定期点検料は、法律で定められた57項目の点検にかかる費用です。保安確認検査料は、専用の検査機器を用いて保安基準への適合性を検査する費用。そして検査代行手数料は、ユーザーに代わって業者が車検手続きする際の手数料になります。

②部品交換代

車検時には、安全な走行を維持するために部品の修理や交換が必要になる場合があります。交換が必要な部品は、FJクルーザーの走行距離や使用状況、保管状況などによって異なります。

車検時に交換が必要となる可能性のある代表的な部品と、その費用の目安は以下の表のとおりです。

交換部品本体代の目安( +工費が必要)交換時期の目安
エンジンオイル6,000~12,000円走行距離5,000kmから10,000km、または使用期間6カ月から1年
オイルフィルター1,000〜3,000円オイル交換2回に1回
ブレーキフルード2,000〜3,000円2年ごと
バッテリー10,000〜30,000円3〜4年ごと
スパークプラグ10,000〜20,000円走行距離100,000km
ブレーキパッド10,000〜20,000円走行距離30,000~50,000km

なお、交換する際は本体代に加えて、交換作業の工賃が発生します。部品の状態によっては、交換ではなく修理で対応できる場合もありますので、業者と相談しながら最適な方法を選択しましょう。

(3) 車検費用の内訳まとめ

FJクルーザーの車検費用は、車の年式によって重量税が変わるため、総額も変動します。

以下では、年式ごとの費用と内訳を業者別にまとめました。

①新規登録から13年未満の場合

新規登録から13年未満のFJクルーザーの車検費用は、以下のとおりです。

区分ディーラー車検専門店カー用品店ガソリンスタンド整備工場
自賠責保険料17,650円17,650円17,650円17,650円17,650円
自動車重量税32,800円32,800円32,800円32,800円32,800円
印紙代1,600円1,600円1,600円1,600円1,600円
車検基本料30,000〜50,000円10,000〜25,000円20,000〜30,000円20,000〜30,000円20,000〜40,000円
車検費用合計82,050〜102,050円62,050〜77,050円72,050〜82,050円72,050〜82,050円72,050〜92,050円

※2024年12月時点
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

②新規登録から13年以上経過している場合

新規登録から13〜18年未満のFJクルーザーの車検費用の相場は、以下のとおりです。

区分ディーラー車検専門店カー用品店ガソリンスタンド整備工場
自賠責保険料17,650円17,650円17,650円17,650円17,650円
自動車重量税45,600円45,600円45,600円45,600円45,600円
印紙代1,600円1,600円1,600円1,600円1,600円
車検基本料30,000〜50,000円10,000〜25,000円20,000〜30,000円20,000〜30,000円20,000〜40,000円
車検費用合計94,850〜114,850円74,850〜89,850円84,850〜94,850円84,850〜94,850円84,850〜104,850円

※2024年12月時点
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

③新規登録から18年以上経過している場合

新規登録から18年以上経過しているFJクルーザーの車検費用の相場は、以下のとおりです。

区分ディーラー車検専門店カー用品店ガソリンスタンド整備工場
自賠責保険料17,650円17,650円17,650円17,650円17,650円
自動車重量税50,400円50,400円50,400円50,400円50,400円
印紙代1,600円1,600円1,600円1,600円1,600円
車検基本料30,000〜50,000円10,000〜25,000円20,000〜30,000円20,000〜30,000円20,000〜40,000円
車検費用合計99,650〜119,650円79,650〜94,650円89,650〜99,650円89,650〜99,650円89,650〜109,650円

※2024年12月時点
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

3. トヨタ FJクルーザー 車検費用を安くおさえる方法

車検見積書(イメージ)

FJクルーザーの車検費用を少しでも安くおさえるための、効果的な方法を3つご紹介します。

1. 複数の車検業者を比較する
2. 自分で交換できる部品は車検前に交換する
3. 自分で車検する(ユーザー車検)

(1) 複数の車検業者を比較する

FJクルーザーに限らず、車検費用は業者によって大きく異なります。

そのため、ディーラーや車検専門店、カー用品店、ガソリンスタンド、民間整備工場のなかから、複数の業者に見積もりを依頼することで、より安い業者を見つけられます。

ただし、安いだけで業者を選ぶのは危険です。整備内容やアフターサービスの充実度なども考慮し、信頼できる業者を選びましょう。使用する部品や保証、対応のよさなども比較検討して、最適な業者を選ぶことが大切です。

各車検業者のメリット・デメリットを以下にまとめていますので、業者選びの参考にしてください。

業者メリットデメリット
ディーラー・安心の純正部品を使用する
・専門知識と技術力を持つ整備士が対応する
・保証期間内の部品は無償交換の対象となる
・費用が高い
・過剰な整備をすすめられる
車検専門店・費用がディーラーより安い
・手続きが迅速で、待ち時間が短い
・要望に応じて、柔軟な対応してくれる
・メーカー特有の知識や技術はディーラーに劣る
・純正部品を使用しない場合がある
・店舗ごとのサービス内容に差がある
カー用品店・費用が比較的安い
・幅広いサービスを提供している
・キャンペーンや割引サービスがある
・土日祝日も営業
・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る
・純正部品を使用しない場合がある
・店舗ごとのサービス内容に差がある
ガソリンスタンド・手軽で便利
・費用が比較的安い
・キャンペーンや割引サービスがある
・整備能力に差がある
・純正部品を使用しない場合がある
・整備工場を併設していない場合がある
民間整備工場・費用が比較的安い
・親身で柔軟な対応
・過剰な整備をすすめない
・車検以外の相談もできる
・メーカー特有の知識や技術はディーラーに劣る
・設備が最新でない場合がある
・土日祝日は対応していない場合もある

各業者の口コミや評判も参考にすれば、より安心して最適な業者を選べます。

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(2) 自分で交換できる部品は車検前に交換する

車検費用を少しでも安くおさえたい人は、自分で交換できる部品を車検前に交換することで、部品交換費用を節約できます。

比較的簡単に交換できる部品は以下のとおりです。

・エンジンオイル
・オイルフィルター
・ワイパーゴム
・バッテリー
・エアコンフィルター

これらの部品は、カー用品店やECサイトなどで購入できます。車検前にこれらの部品を購入し交換しておけば、業者に依頼する際にかかる工賃を節約できます。カー用品店やECサイトなどで購入することで、部品本体代の節約も可能です。

ただし、交換作業に不安がある場合は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。

(3) 自分で車検する(ユーザー車検)

車検費用を極力安くおさえる方法は、自分で車検する「ユーザー車検」という選択肢があります。

ユーザー車検とは、自分で運輸支局に車を持ち込み、車検を受ける方法です。
業者に依頼する際にかかる車検基本料が不要となるため、費用を大幅に削減できます。

ユーザー車検の流れ
1. テスター屋さんで予備検査を受ける
2. 必要書類の入手
3. 窓口で受付
4. 検査ラインで検査を受ける
5. 合格印を押した自動車検査票を受付に提出

ただし、ユーザー車検は費用を大幅に削減できる一方、自動車整備に関する知識と準備が必須です。

具体的には日常点検・整備に加え、車検の検査項目を事前に理解し、必要な整備を済ませておく必要があります。

整備不良があると検査は不合格になり、再検査で余計な時間と費用がかかってしまうため、自信がない場合は業者に依頼することを強くおすすめします。

ユーザー車検に興味がある人は、下記の記事で詳細を解説していますので、こちらをご覧ください。

4. トヨタ FJクルーザーを長く乗り続けるためには、日頃からメンテナンスを

エンジンルームを整備している自動車整備士(イメージ)

FJクルーザーを長く乗り続けるためには、車検だけでなく、日ごろから適切にメンテナンスしておくことが重要です。

定期的にメンテナンスしておけば問題を早期に発見でき、大きなトラブルにつながるのを防いでくれます。

FJクルーザーの寿命を延ばし、安全で快適なドライブを長く楽しめるよう、日頃のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

具体的なメンテナンス方法がわからない場合は、信頼できる業者に相談することをおすすめします。

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5. トヨタ FJクルーザーに関するよくある質問

ここでは、FJクルーザーに関してよくある質問と回答をご紹介します。

(1) RAV4より車検費用は高くなる?

FJクルーザーとRAV4の自動車重量税は同じ区分になるため、車検における法定費用は同程度になります。

ただし、非法定費用は車の状態や整備内容、依頼する業者によって大きく変動するため、一概にどちらの車検費用が高いかは判断できません。

(2) 1ナンバーに変えると車検費用はどうなる?

通常3ナンバーのFJクルーザーを、1ナンバー(貨物登録)に変更すると、毎年車検が必要になりますが、自動車重量税は半分程度まで安くなります。

とはいえ、毎年車検を受ける必要があるため、車検費用全体で見ると大きな差は出ないでしょう。

また、1ナンバー登録には、荷室の広さなど一定の条件を満たし、構造変更の手続きが必要になるため、費用対効果を十分に検討する必要があります。

(3) FJクルーザーは車検費用以外の維持費も高い?

車を所有し続ける限り、車検費用以外にも維持費がかかります。とくに維持費のなかで大きな割合を占めるのが、自動車税、ガソリン代、任意保険料です。

FJクルーザーの自動車税は排気量が3,955ccのため、年間66,500円かかります。さらに新車登録から13年を超えると、15%重課税となり年間76,400円かかります。

また、燃費もJC08モードで8.0km/Lと、最近のSUVと比べるとあまりよくありません。年間1万キロ走行した場合、ガソリン代だけで年間約220,000円(ガソリン価格1Lあたり175円で計算)かかります。

任意保険料は、運転者の年齢や等級、契約内容によって異なりますが、年間数万円~十数万円程度かかるのが一般的です。

これらを合計すると、車検費用を除いても年間約300,000円以上の維持費がかかります。FJクルーザーの購入を検討する際は、これらの維持費も考慮に入れる必要があります。

6. トヨタ FJクルーザーの車検に関することはグーネットピットにご相談ください

FJクルーザーを長く、そして安全に運転するためには、定期的なメンテナンスと適切な車検整備が欠かせません。信頼できる整備工場を見つけることは、安心・安全なカーライフを送るうえで重要です。

お近くの整備工場をお探しなら、グーネットピットをぜひご活用ください。

FJクルーザーの車検費用に関する疑問やご相談に、専門スタッフが丁寧にお答えし、最適なアドバイスをご提供いたします。

車検費用のお見積り依頼も簡単におこなえます。まずはお気軽にお近くの整備工場へご相談ください。

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