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車検・点検・メンテナンス
更新日:2025.03.26 / 掲載日:2025.03.26

ランドローバーの車検はいくら?相場や節約術、業者選びのポイントを紹介

英国を代表する高級SUVブランド、ランドローバー。その洗練されたデザインや力強い走りに魅了されている人は多いでしょう。一方で、維持費、とくに車検費用が高額になりがちという印象を持っている人も少なくありません。

実際に、ランドローバーの車検費用は国産車と比べて高めの傾向があります。しかし、費用の内訳を理解し、適切な業者選びや事前準備によって、コストを抑えることも可能です。

この記事では、ランドローバーの車検費用の相場や内訳、費用を抑えるためのポイントをくわしく解説します。信頼できる業者の選び方も紹介していますので、無駄な出費を防ぎ、安心して車検を受けるための参考にしてください。

1. ランドローバーの車検費用の内訳

レンジローバー(イメージ)

ランドローバーの車検費用は、国産車と同じく「法定費用」と「非法定費用」の2種類に分けられます。

法定費用非法定費用
・自賠責保険料
・自動車重量税
・印紙代
・車検基本料
・部品交換代など

(1)法定費用

法定費用は法律で金額が定められているため、どこの業者に依頼しても金額は同じです。車種や年式などによって金額が変動します。

①自賠責保険料

普通車であれば車種に関わらず一律の金額です。ランドローバーのみ、高いということはありません。

車検時には、次回車検までの24カ月分(17,650円)、または25カ月分(18,160円)を支払います(新車登録時は37カ月分:24,190円)。

数年ごとに保険料は改定されるため、最新の金額は、損害保険料率算出機構のWebサイトをご確認ください。

②自動車重量税

車両の重量と経過年数によって金額が変わります。ランドローバーは比較的重量があるため、税額は高くなる傾向があります。

以下の表は、自家用車(2年分)の重量税額の金額です。

車両重量 エコカー エコカー
(本則税率)
13年未満 13年経過 18年経過
~0.5t 免税 5,000円 8,200円 11,400円 12,600円
~1t 10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
~1.5t 15,000円 24,600円 34,200円 37,800円
~2t 20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
~2.5t 25,000円 41,000円 57,000円 63,000円
~3t 30,000円 49,200円 68,400円 75,600円

※2年自家用車の場合
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省

エコカー減税対象車を除き、多くのランドローバーは減税対象外です。より正確な金額は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確認してください。

③印紙代

車検を受ける際に必要な手数料です。車検を受ける場所(指定工場・認証工場)と申請方法(OSS申請:電子申請)によって金額が異なります。

・指定工場:1,800円(OSS申請:1,600円)
・認証工場:2,300円

※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

指定工場とは、国土交通省から設備と技術力が認められた、工場内で車検を完結できる工場のことです。一方、認証工場は工場内で車検を完結できないため、運輸支局や車検場に車を持ち込んで検査する必要があります。

(2)非法定費用

非法定費用は、業者に支払う費用のことです。業者が価格設定する費用になるため、車検を受ける場所や車の状態などによって金額が大きく変わってきます。

①車検基本料

車検基本料は、点検・検査作業や車検代行手数料などの費用が含まれています。ディーラーや整備工場など、業者によって技術料や人件費が異なるため、業者によって価格差が生じます。

以下は車検基本料の相場です。

ディーラー: 50,000~80,000円
車検専門店: 10,000~25,000円
カー用品店: 20,000~30,000円
ガソリンスタンド: 20,000~30,000円
民間の整備工場: 20,000~40,000円

ディーラーは専門設備と高度な技術力を持つため高額になりやすい一方、車検専門店は効率的な作業で費用を抑えているため比較的安価です。カー用品店、ガソリンスタンド、民間の整備工場は、その中間程度の価格帯となります。

②部品交換代

走行距離や使用状況に応じて、消耗部品や劣化部品の交換が必要になります。純正部品は高価になりがちですが、社外部品を使うことで費用を抑えることも可能です。

部品交換は車種や年式、走行距離によって異なります。代表的な交換部品と、費用の目安(工賃別途)は以下のとおりです。

エンジンオイル:8,000円~20,000円
(5,000km~10,000kmごと、または6ヶ月~1年ごと)

オイルフィルター:3,000円~5,000円
(オイル交換2回に1回)

ブレーキフルード:3,000円~5,000円
(2年ごと)

バッテリー:20,000円~40,000円
(3~4年ごと)

ブレーキパッド:15,000円~30,000円
(30,000km~50,000kmごと)

スパークプラグ:10,000円~30,000円
(60,000km~90,000kmごと、または4~6年ごと)

上記を参考に、ご自身のランドローバーの車種や年式、走行距離に合わせて車検費用を検討してみてください。

③ランドローバーの非法定費用は高い?

ランドローバーの非法定費用は、業者や車の状態によって異なりますが、国産車より高額になりがちです。部品の輸入コスト、専門的な整備、高度な技術・特殊工具の使用、専門メカニックの人件費などが要因です。

具体的には、交換部品は海外からの輸入となる場合が多く、輸送費や関税などコストが上乗せされるため、国産車より部品価格が高額になる傾向があります。

また、国産車とは異なる、輸入車ならではの高度な電子制御システムや特殊な構造を持つモデルが多く、整備費用が高くなってしまうのです。

2. ランドローバーの車種・年式別法定費用

ランドローバーの法定費用を車種・年式別にまとめました。

ランドローバーには、「レンジローバー」や「ディフェンダー」「ディスカバリー」といった車種がありますが、モデルによって車両重量が異なります。同じ車種でも、年式によってエコカー減税の対象となる場合と、ならない場合があるため、詳細の金額は見積もりを確認しましょう。

車両重量2.0t以下2.5t以下3.0t以下
車種・レンジローバー
・ディフェンダー
・ディスカバリースポーツ
・レンジローバースポーツ
・ディスカバリー
レンジローバーヴォーグ

(1) エコカー減税対象の場合の法定費用内訳

エコカー減税の対象車の場合、自動車重量税が減免されます。減免の程度は、車両の環境性能によって異なりますので、詳細は車検業者に確認しましょう。

費用項目2.0t以下2.5t以下3.0t以下
自賠責保険料17,650円17,650円17,650円
自動車重量税20,000円25,000円30,000円
印紙代1,600円1,600円1,600円
合計39,250円44,250円49,250円

※2025年1月現在の情報
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

(2) 新規登録から13年未満の場合の法定費用内訳(エコカー対象外)

新規登録から13年未満の場合、車検費用相場は以下のとおりです。

費用項目2.0t以下2.5t以下3.0t以下
自賠責保険料17,650円17,650円17,650円
自動車重量税32,800円41,000円49,200円
印紙代1,600円1,600円1,600円
合計52,050円60,250円68,450円

※2025年1月現在の情報
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

(3) 新規登録から13年経過した場合の法定費用内訳(エコカー対象外)

13年経過すると重量税が上がるため、これまでより法定費用の金額が上がります。

経年劣化や消耗品などの交換頻度も高くなりやすいため、部品交換代などの整備費用も増加していくでしょう。主要部品の交換が、必要になるケースもあります。

費用項目2.0t以下2.5t以下3.0t以下
自賠責保険料17,650円17,650円17,650円
自動車重量税45,600円57,000円68,400円
印紙代1,600円1,600円1,600円
合計64,850円76,250円87,650円

※2025年1月現在の情報
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

(4) 新規登録から18年経過した場合の法定費用内訳(エコカー対象外)

18年以上経過している場合、重量税はさらに上がり、車検費用全体が高くなります。

以下の表は、18年経過した場合の車検費用の相場です。

費用項目2.0t以下2.5t以下3.0t以下
自賠責保険料17,650円17,650円17,650円
自動車重量税50,400円63,000円75,600円
印紙代1,600円1,600円1,600円
合計69,650円82,250円94,850円

※2025年1月現在の情報
※指定工場でOSS申請した場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省

3. ランドローバーの車検業者を選ぶポイント5つ

ランドローバーの車検業者を選ぶポイントは、大きく分けて次の5つです。

1. 整備技術と実績

ランドローバーの整備実績が豊富で、専門知識を持つメカニックがいるかを確認しましょう。

2. 設備とサービス内容

最新の診断機や整備設備が整っているか、代車サービスや引き取りサービスなどの付帯サービスが充実しているかを確認しましょう。

3. 見積もりの透明性

内訳が明確で、不明な点がないかを確認しましょう。追加整備が必要な場合は、事前に説明と見積もりをもらえるかどうかも重要です。

4. アフターサービス

車検後の保証や定期点検の案内など、アフターサービスが充実しているかを確認しましょう。

5. ユーザーレビューや口コミ

インターネットやSNSで口コミや評判を参考に、実際に利用した人の意見を確認しましょう。

これらのポイントを踏まえることで、費用を抑えつつ、安心して任せられる業者を見つけられるでしょう。

4. ランドローバーの車検費用を節約する方法

車検中にリフトアップされた車(イメージ)

ランドローバーの車検費用は、工夫次第で節約できます。主な節約方法には、以下の方法があります。

1. 車検業者を比較する
2. 必要以上の整備を避ける
3. 交換部品を持ち込む
4. 自分で部品交換する
5. キャンペーンや割引制度を活用する

順にご紹介します。

(1) 車検業者を比較する

ランドローバーの車検をお願いできる場所は、ディーラーだけではありません。車検専門店やカー用品店、ガソリンスタンド、民間整備工場などでも車検を受けられます。

同じランドローバーでも、業者によって費用が大きく異なる場合があります。複数のタイプの業者から相見積もりを取り、費用とサービス内容を比較しましょう。

ただし、費用が安ければよいというわけではありません。各業者の特徴を理解し、予算や車の状態、求めるサービス内容に合った業者を選ぶことが重要です。

以下の表は各業者のメリットとデメリットになりますので、業者選びの参考にしてください。

業者メリットデメリット
ディーラー・安心の純正部品を使用する
・専門知識と技術力を持つ整備士が対応する
・保証期間内の部品は無償交換の対象となる
・費用が高い
・過剰な整備をすすめられる
車検専門店・費用がディーラーより安い
・手続きが迅速で、待ち時間が短い
・要望に応じて、柔軟な対応してくれる
・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る
・純正部品を使用しない場合がある
・店舗ごとのサービス内容に差がある
カー用品店・費用が比較的安い
・幅広いサービスを提供している
・キャンペーンや割引サービスがある
・土日祝日も営業している
・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る
・純正部品を使用しない場合がある
・店舗ごとのサービス内容に差がある
ガソリンスタンド・手軽で便利
・費用が比較的安い
・キャンペーンや割引サービスがある
・整備能力に差がある
・純正部品を使用しない場合がある
・整備工場を併設していない場合がある
民間整備工場・費用が比較的安い
・親身で柔軟な対応
・過剰な整備をすすめない
・車検以外の相談もできる
・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る
・設備が最新ではない場合がある
・土日祝日は対応していない場合もある

(2) 必要以上の整備を避ける

車検時には、法律で定められた点検・整備と、車の状態に応じておこなう予防整備があります。予防整備は車検を通すうえでは必須ではないので、予算に合わせて整備内容を決めましょう。

ただし、長く愛車を乗り続けるためには、予防整備も重要になるため、車検時に受けない場合は後日あらためて受けることをおすすめします。

(3) 交換部品を持ち込む

ランドローバーの部品は輸入品のため高額になりがちです。費用を抑えたい場合は、インターネットなどで部品を自分で購入し、持ち込みで交換してもらうという方法もあります。

ただし、ディーラーや整備工場に持ち込みを依頼する際は、事前に確認し、持ち込み料や保証について相談しておきましょう。持ち込みを断られる場合もありますので、注意が必要です。

(4) 自分で部品交換する

ワイパーゴムやエアフィルター、エンジンオイル、バッテリーなど、比較的簡単に交換できる部品は、自分で交換すれば工賃を節約できます。

交換方法はインターネットで検索できますが、自信がない場合は無理せず業者に依頼しましょう。

(5) キャンペーンや割引制度を活用する

車検業者によっては、早期予約割引や平日割引、Web予約割引などのキャンペーンを実施しています。これらの割引をうまく活用することで、費用を節約できます。

期間限定で、独自キャンペーンを実施している場合もあるため、車検時期が近づいたら、公式サイトやチラシなどお得な情報を探してみましょう。

5. 極力車検費用を抑えたいならユーザー車検

車検費用を極力抑えたい場合は、ユーザー車検に挑戦する方法もあります。

ユーザー車検とは、自分で運輸支局に車を持ち込み、検査を受ける方法です。車検業者に支払う費用が不要になるため、大幅なコスト削減が可能です。

ただし、ユーザー車検は、事前の整備や検査項目の確認、必要書類の準備など、ある程度の知識と手間が必要です。検査に不合格となった場合、再検査が必要になり、かえって費用と時間がかかります。

そのため、自動車整備の知識や経験に自信がない場合は、専門業者に依頼するのが安心です。

6. ランドローバーの車検はグーネットピットにお任せください

ランドローバーの車検費用は、依頼する業者によって大きく異なります。

ディーラーは専門知識と純正部品を使用し、安心感を提供しますが、費用は高額になりがちです。費用を抑えたいなら、ディーラー以外の業者を選ぶのがよいでしょう。

しかし、業者によって専門知識や技術力に差があるため、業者選びは慎重にする必要があります。とくに、ランドローバーのような輸入車は、専門的な知識や技術を必要とする場合が多く、実績のある業者を選ぶことが重要です。

そこでおすすめなのが、複数の業者から一括で見積もりを取得できるグーネットピットです。

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お近くの業者を簡単に比較検討できるうえに、業者のレビューや口コミも確認できるため、安心して依頼できる業者を見つけられるでしょう。

ランドローバーの車検を検討している人は、ぜひ一度グーネットピットをご利用ください。

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
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