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オイル交換
更新日:2024.12.23 / 掲載日:2018.08.29

オイル交換は1万キロごとで大丈夫?重要性や推奨交換時期を解説

「オイル交換は1万キロごとにすれば大丈夫?」と思っている人は、多いのではないでしょうか?実は車の状態や走行環境によって、最適なオイル交換時期は異なります。

この記事では、具体的なオイル交換時期の目安や、交換を怠ることによるトラブルなどを解説しています。

自分で交換する方法や、業者に頼む場合の費用相場まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

1. オイル交換は1万キロごとで大丈夫?

よく「オイル交換は1万キロごと」という言葉を耳にしますが、走行距離はあくまでも一般的な交換目安になります。車種や走行環境によっても最適な交換時期は異なるため、一概に1万キロで大丈夫とはいえません。

たとえば、ターボ車や短距離走行の多い車であれば、1万キロよりも早い段階での交換が推奨されます。

オイル交換が遅れると、エンジン性能の低下や燃費悪化、故障のリスクが高まり、結果的に高額な修理費用につながる恐れもあります。

愛車を長く安全に、快適に利用するためにも、適切なオイル交換時期を知ることが大切です。

2. オイル交換時期の目安

エンジンオイルは、走行距離や使用期間とともに劣化していく消耗品になります。車種や使用状況によっても劣化スピードは異なるため、適切な交換時期の目安を知っておくことが大切です。

ここでは、オイル交換時期の目安を4つご紹介します。

1. 一般的な交換目安
2. 車種・使用状況に応じた交換頻度
3. メーカー推奨時期
4. エンジンオイルランプの点灯

これらの目安をもとに、適切なタイミングでオイル交換しましょう。

(1)一般的な目安は走行距離や使用期間

一般的なガソリン車のオイル交換の目安は、走行距離で5,000~10,000km、または使用期間6カ月~1年です。軽自動車の場合は、普通自動車よりも、エンジン回転数が高くオイルの負担が大きくなるため、走行距離5,000kmまたは使用期間6カ月が交換目安になります。

また、2回のオイル交換につき1回は、オイルフィルターも交換しましょう。

オイルフィルターは、エンジンオイル内の汚れや不純物を除去する役割を担っています。オイルフィルターを交換することで、エンジンオイルの性能を維持し、エンジン部品の寿命を延ばす効果が期待できます。

古くなったオイルフィルターを使い続けると、汚れが詰まり、エンジンオイルの循環が悪くなります。エンジン部品の故障にもつながるため、忘れずに交換しましょう。

(2)車種や使用状況に応じた交換頻度

エンジンオイルの交換時期は、走行距離や使用期間だけでなく、車種や使用状況によっても異なります。

①ターボ車

一般的なターボ車のオイル交換の目安は、走行距離で2,500~5,000km、または使用期間3〜6カ月です。

ターボ車とは、ターボチャージャー(過給機)と呼ばれる装置を搭載した車のことです。ターボチャージャーは、エンジンに送り込む空気を圧縮することで、より多くの燃料を燃焼させられるため、ノンターボ車に比べてエンジンの出力が大きくなります。

しかし、より多くの燃料を燃焼することで、エンジン内部は高温の状態となります。エンジンオイルは高温による影響で劣化しやすくなるため、ノンターボ車よりも交換時期が早くなるため注意しましょう。

②ハイブリッド車

一般的なハイブリッド車のオイル交換の目安は走行距離で5,000~10,000km、または使用期間6カ月~1年です。

メーカーによっては、ガソリン車より長く設定しているケースがありますが、基本的にはガソリン車と同じ交換サイクルでオイル交換することをおすすめします。

ハイブリッド車は、ガソリン車に比べてエンジン稼働時間が短くなるため、エンジンオイルの劣化スピードが遅くなると考えられています。しかし、実際はエンジン稼働時間が短いことでエンジンが十分に暖機されず、エンジン内部に結露が発生しやすい状況です。

その結果、結露した水分がエンジンオイルと混ざり、エンジンオイルの性能を低下させます。

さらに、短距離走行が多い場合は、エンジンの稼働時間がより短くなり、エンジンが暖まる前に走行を終えてしまいます。

なお、短距離走行が多い状況は、後述する「シビアコンディション」に該当するため、一般的な交換目安より早めにオイル交換しましょう。

③シビアコンディションでの走行

シビアコンディションでの走行が多い場合、エンジンオイルにかかる負荷が大きくなるため、通常の走行状況に比べてオイル交換のサイクルが短くなります。

具体的には、以下のような過酷な走行環境のことを、シビアコンデイションといいます。

短距離走行:エンジンが十分に暖まる前に走行が終了するため、エンジンオイル内に結露が発生しやすく、劣化を早める原因となる
渋滞:低速走行が続くことでエンジンが高温になりやすく、エンジンオイルの劣化が早まる
坂道走行:登坂時はエンジンに大きな負荷がかかり、エンジンオイルの温度が上昇しやすくなる

上記のような走行状況が多い場合は、車の取扱説明書を参考に、あるいはディーラーや整備工場に相談のうえ、適切なタイミングでオイル交換しましょう。

(3)メーカー推奨の交換時期

各メーカーが推奨している、一般的なオイル交換の目安を以下の表にまとめました。

メーカー走行距離使用期間
トヨタ15,000km1年
日産15,000km1年
ホンダ10,000kmまたは15,000km1年
マツダ15,000km1年
スズキ2,500kmから5,000km(軽自動車)3〜6カ月
ダイハツ10,000km6カ月

車種やターボの有無、走行状況によって推奨される交換時期は異なる場合があります。くわしくは、お車の取扱説明書をご確認いただくか、販売店にご相談ください。

(4)エンジンオイルランプの点灯

オイルランプが赤く点灯している(イメージ)

エンジンオイルランプの点灯は、エンジンオイル量の減少または周辺部品の異常を示す重要なサインです。

オイルランプ点灯時は、まずエンジンオイル量を確認しましょう。極端に減っている場合は、オイル漏れなどの可能性があります。

オイル量が十分でもランプが点灯する場合は、オイルポンプの故障やオイルフィルターの詰まりなど、周辺部品に問題が発生しているかもしれません。

どちらにせよ、適切に処置しなければ、オイル交換よりも高額な修理費用につながります。自身で判断できない場合は、エンジンに深刻なダメージを与える前に専門業者へ相談しましょう。

3. オイル交換を怠ることによるトラブル

エンジンルーム内(イメージ)

エンジンオイルには、主に「潤滑」「密封」「冷却」「清浄」「防錆」の5つの役割があります。

エンジンオイルの交換を怠り、長期間使い続けるとこれら5つの役割を果たせず、エンジンに過剰な負担を与えてしまいます。以下のようなトラブルの原因になるため、定期的にオイル交換することが重要です。

(1)エンジンの性能低下

エンジンオイルは、車の心臓部であるエンジンをスムーズに動かすための重要な役割を担っています。

しかし、エンジンオイルは時間とともに劣化し、その性能は徐々に低下していきます。劣化したエンジンオイルは本来の潤滑作用が失われているため、エンジン内部の部品同士の摩擦が増加してしまうのです。

その結果、部品の摩耗が進み、エンジン性能の低下につながります。最悪の場合、エンジンが動かなくなるといった、重大な故障の原因となる恐れもあるでしょう。

(2)燃費の悪化

エンジンオイルの密封作用が低下すると、気密性が低下し、シリンダーとピストンの隙間から燃焼ガスが漏れてしまいます。その結果、エンジンを動かすのに必要以上の燃料を消費するため、燃焼効率が悪化し、燃費が悪化する原因になります。

また、潤滑作用の低下によって部品の摩擦が増加すると、ピストン運動などがスムーズに動作しなくなります。動かすためには、より多くの燃料を必要とし、さらなる燃費の悪化につながるのでしょう。

(3)故障やトラブルが発生

オイル交換を怠ると、エンジンオイルが取り込んだ汚れや不純物がオイルフィルターを詰まらせ、オイルフィルターのろ過能力が低下してしまいます。

ろ過能力が低下すると、汚れたままのエンジン内部を循環することになり、エンジン内部の部品に汚れや不純物が詰まり、故障の原因になるでしょう。

また、冷却作用の低下により、エンジン内部が高温になり続け、オーバーヒートや部品の焼き付き(金属部品が溶けて固着すること)といったトラブルも引き起こします。これらのトラブルは、オイル交換費用を大幅に上回る高額な修理費用につながるため注意しましょう。

4. オイル交換する方法

オイル交換している様子(イメージ)

オイル交換は専門知識と技術、そして専用の道具が必要となる作業です。そのため、ご自身で交換する場合は、業者に依頼するよりも多くの時間と手間がかかります。

作業に自信がない人や、十分な作業時間を確保できない人は、無理せず業者に依頼することをおすすめします。

もし、ご自身でオイル交換する場合は、以下の手順を参考にしてください。

1. まず、エンジンオイルの汚れ具合と残量を確認します
2. 次に、必要な道具をすべてそろえます
3. 準備が整ったら、エンジンオイルを抜く作業に入ります
4. 古いオイルが抜けたら、オイルフィルターを交換します
5. 新しいオイルフィルターを取り付けたら、新しいエンジンオイルを注入します
6. 最後に、抜いた古いエンジンオイルは、適切な方法で処理する必要があります

古くなったオイルフィルターを使い続けると、エンジンオイルの性能が十分に発揮されず、エンジン部品の故障につながります。2回のオイル交換につき1回はオイルフィルターも交換しましょう。

オイル交換とフィルター交換の詳細な手順や作業時間、オイルフィルターの効果などについては、下記の記事をご覧ください。

5. オイル交換を業者に依頼する場合

自分でオイル交換することに不安がある人や、作業時間がない人は業者に依頼するのがおすすめです。ここでは、業者に依頼するメリットや費用相場、業者を選ぶポイントをご紹介します。

(1)業者に依頼するメリット

オイル交換を業者に依頼すると、自分で交換する場合と比較して、以下の表のようなメリットを享受できます。

項目内容
手間がかからないオイル交換に必要な作業をすべて依頼できるため、時間と手間を大幅に削減できる
専門知識や技術が不要車種やオイルの種類に合わせた適切な交換作業を、専門知識と技術を持ったスタッフに任せられる
工具や場所を準備する必要がないオイル交換に必要な工具や、場所を自分で用意する必要がない
交換後の廃油処理も依頼できる適切な方法で廃油を処理してもらえる

このように、業者に依頼する場合には多くのメリットが存在します。自分でオイル交換する時間がない人や、専門知識や技術に不安がある人は、無理せず業者に依頼しましょう。

(2)業者に依頼する場合の費用相場

オイル交換を業者に依頼する場合の費用相場は、以下のとおりです。

・オイル交換:2,500〜7,500円(本体代)+工賃
・オイルフィルター交換:1,000〜3,000円(本体代)+工賃

ただし、これはあくまでも目安です。使用するエンジンオイルやオイルフィルターの種類、依頼する業者によって費用は変動します。

少しでも費用をおさえたい場合は、複数の業者に見積もりを取って比較することをおすすめします。

(3)依頼する業者を選ぶポイント

オイル交換を依頼する業者を選ぶ際には、以下の3つのポイントを参考にしましょう。

1. 費用

オイル交換費用は業者によって異なります。事前に複数の業者で見積もりを取り、費用を比較して選びましょう。

2. 技術力

エンジンオイルやオイルフィルターの交換は、車のメンテナンスにおける基本作業です。安心して任せられるだけの技術力があるかどうかも、重要な選定基準となります。

3. サービス

オイル交換以外にも、各種点検や整備などを依頼できる業者を選ぶと便利です。

上記以外にも、自宅や職場から近いなど、通いやすい場所にあるかなども重要なポイントです。

これらのポイントを参考に信頼できる業者を選び、定期的なオイル交換で快適なカーライフを送りましょう。

6. オイル交換はグーネットピットにお任せください

エンジンオイルは、エンジンの潤滑や冷却、防錆、洗浄など重要な役割を担っています。しかし、使用していくうちに劣化し、その性能は徐々に低下していきます。

エンジンオイルを定期的に交換しないと、燃費の悪化やエンジンの故障につながる恐れがあります。そのため、愛車の走行距離や使用状況、車種に合った適切なオイル交換時期を把握し、定期的なオイル交換を心がけましょう。

オイル交換を依頼する際には、グーネットピットの利用がおすすめです。グーネットピットには、全国各地の整備工場が登録されており、お近くの店舗を簡単に検索できます。

オイル交換をはじめとした、さまざまな車のメンテナンスに対応しているため、依頼する業者をお探しの人はぜひご活用ください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
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