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オイル交換
更新日:2024.07.19 / 掲載日:2024.03.26

ターボ車のオイル交換の目安は?エンジンオイルの選び方と交換方法を解説

ターボ車はエンジンオイルの劣化が早い……と聞いたけど、目安はどのくらいなのでしょうか?

この記事では、ターボ車のオイル交換の目安とエンジンオイルの選び方などをくわしく解説します。ターボ車のオイル交換を検討している人は、ぜひご覧ください。

1. ターボ車のオイル交換の目安

ターボ車とは、過給機(ターボチャージャー)を搭載している車のことです。排気ガスの流れを利用して圧縮した空気を流し込むことで、より多くの空気をエンジンに送り込めるため、燃焼効率が上がり、ノンターボ車と比較してエンジンの出力が大きくなります。

しかし、ターボ車のエンジン内部は高温になりやすく、エンジンオイルは熱による影響で劣化が早まるため、ノンターボ車よりオイル交換のスパンが短くなります。

(1) 走行距離と使用期間

ターボ車のオイル交換の目安は走行距離「2,500kmから5,000km」、または使用期間「3カ月から6カ月」です。エンジンオイルの汚れや不純物を取り除くオイルフィルターは、オイル交換2回に1回の頻度で交換します。

ノンターボ車の交換目安
走行距離:5,000kmから10,000km
使用期間:6カ月から1年

(2)使用状況やメーカー

使用状況やメーカーによってもオイル交換の目安は異なるため、くわしくは販売店舗や取扱説明書で確認しましょう。

たとえば、シビアコンディションの運転が多い場合は、エンジンオイルにかかる負担が大きいため、交換スパンがさらに短くなります。

シビアコンディションとは、頻繁なストップ&ゴーやアイドリングストップ、坂道や雪道など、車にとって過酷な走行環境のことです。

2. ターボ車のオイル交換をしなかったら……高額な費用が発生する可能性あり

ターボ車のオイル交換をしなかった場合、ターボエンジンの修理や交換が必要となり、オイル交換より高額な費用が発生します。ターボエンジンは、ノンターボエンジンより高機能なエンジンで、部品点数も多いことからエンジン自体の価格も高くなります。

エンジンオイルにはエンジン内部の部品をスムーズに動かす潤滑効果や、エンジン内部の熱を抑える冷却効果などがありますが、時間の経過とともに効果は低下します。

効果が低下したエンジンオイルは、潤滑不足によって部品同士の摩擦が抑えられなくなり、各部品の摩耗が進んだり、破損したりする恐れがあるでしょう。

ターボ車のエンジン内部は高温になりやすいため、冷却効果が低下するとオーバーヒートや焼きつき(金属部品が溶けて固着すること)が発生する恐れがあります。

エンジン性能を維持し、寿命を長く保つためには、定期的なオイル交換が重要です。

3. ターボ車は高粘度のエンジンオイル推奨

エンジンオイルの補充(イメージ)

ターボ車のエンジン内部は高温になりやすいため、高温でも保護効果の高い、高粘度のエンジンオイルが推奨されています。

エンジンオイルの粘度は、「◯W-〇〇(例:5W-30)」のように表記されます。前の「◯Wは低温時の粘度」、後ろの「〇〇は高温時の粘度」になり、数字が大きいほど粘度は高くなります。

粘度の一覧
・低温時の粘度:0W、5W、10W、15W、20W
・高温時の粘度:20、30、40、50、60

ターボ車に使用されるのが多い粘度は「5W-30」や「10W-30」です。ただし、車種によっても異なるため、適切な粘度は取扱説明書や販売店で確認しましょう。

また、エンジンのパフォーマンスを上げるためには、粘度以外に「ベースオイルの種類」と「エンジンオイルのグレード」を考慮する必要があります。詳細は下記の記事で解説していますのでご覧ください。

業者によるオイル交換は、専門知識や経験をもとに適切なエンジンオイルを選定してくれます。エンジンオイルは車の寿命にも直結するため、選ぶ自信がない人やオイル交換の経験がない人は業者に依頼するのがおすすめです。

4. 自分でオイル交換する方法

下抜きでのオイル交換(イメージ)

オイル交換には専門的な知識と技術、複数の道具が必要になります。また、作業には危険が伴うため、交換方法を理解し、作業に自信がある人は検討してもよいでしょう。

オイル交換する方法は、「上抜き」と「下抜き」の2種類あります。

方法特徴
上抜き吸引装置をオイルレベルゲージの差し込み穴に入れ、古いエンジンオイルを吸い上げる
下抜きエンジン下部(車体下)にあるオイルパンのドレンボルトを外して、古いエンジンオイルを流し出す

上抜きと下抜きで必要な道具と手順は異なりますが、どちらも自分で交換可能です。くわしくは、こちらの記事で解説しています。

繰り返しになりますが、作業には危険が伴います。事故やトラブルを防ぐためにも、車のメンテナンスに慣れていない人や作業に自信がない人は、業者に依頼するのがベターです。

5. オイル交換を業者に依頼する場合

業者によるオイル交換は、専門知識と技術を持ったスタッフが丁寧に作業します。

エンジンの状態を確認しながら適切なエンジンオイルを選択し、適切な交換手順でターボ車のパフォーマンスを最大限引き出してくれます。

業者に依頼した場合の費用相場と、業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。

(1) 業者に依頼する際の費用相場

車種によって必要なエンジンオイルの量が異なりますが、オイル交換の費用相場は2,500~7,500円(本体代)+工賃です。

必要なエンジンオイルの量
・軽自動車:2.5~3L
・普通自動車:3〜4.5L
※一般的なエンジンオイルの価格:1,000〜1,500円/L程度

フィルター交換の費用相場は、1,000〜3,000円(本体代)+工賃です。

なお、使用するエンジンオイルやオイルフィルターの種類やグレード、業者によっても費用は変動します。そのため、依頼する前には見積もりを取り、事前に価格を確認しましょう。

(2) 業者を選ぶ際のポイント

オイル交換を依頼する業者を選ぶ際は、次の3つのポイントを考慮しましょう。

1. 実績と評価

実績が豊富で評価の高い業者には、安心して愛車を任せられます。これらは、実際に依頼した人の口コミや評価をネット上で確認できます。ただし、信ぴょう性に欠ける場合もあるため、あくまでも参考としましょう

2. 専門性

オイル交換には、専門的な知識と技術が求められます。業者のWebサイトに専門の資格を有しているか、経験年数などの情報がある場合は確認します

3. 価格

価格が安すぎる場合、品質やサービス内容が不安になります。複数の業者から見積もりを取り、内容と価格を比較しましょう

6. オイル交換に関することはグーネットピットにお任せください

オイル交換は、エンジンの性能維持と寿命を延ばすためには欠かせないメンテナンス作業です。

不適切なエンジンオイルを使うことやオイル交換を怠ることは、エンジンに過剰な負担を与え、オイル交換より高額な修理・交換費用が発生する可能性があります。

ただ、車種や使用状況などによっても適切なエンジンオイルや交換タイミングが異なるため、自分では交換せずに業者に依頼するか検討中の人もいるでしょう。

オイル交換をプロの業者に依頼したい人は、グーネットピットにお任せください。

グーネットピットでは、専門的な知識と技術を持つスタッフが適切なオイルを選び、適切なタイミングで交換するようにサポートします。

専門家に任せることが、エンジンの性能維持と長寿命につながります。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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