オイル交換
更新日:2024.07.08 / 掲載日:2024.07.08
オイル交換におすすめのカースロープ7選!選び方や使い方をわかりやすく紹介

オイル交換する場合はジャッキアップするケースが多いですが、カースロープを使うことでジャッキアップすることなくオイル交換できるため、作業時間を大幅に短縮できます。
この記事ではおすすめのカースロープ7選と選び方、使い方をわかりやすく紹介しています。自分でオイル交換したい人にご覧いただけると幸いです。
1.オイル交換におすすめのカースロープ7選
カースロープとは、オイル交換や足回りの点検時に車体を簡単に持ち上げられる便利な道具です。車体を持ち上げるのにジャッキを使う必要がないため、作業時間と手間を削減できます。
また、ジャッキが入らないローダウン車をジャッキアップする際の補助としても利用できます。
ここではおすすめのカースロープ7選をご紹介します。
(1)メルテック|ジャッキサポートFJ‐87

ジャッキが下に入らない、標準仕様以下のローダウン車におすすめのカースロープです。カースロープに乗り上げるだけで65mmアップしてくれるため、オイル交換や足回りの点検時の作業スペースを確保します。
乗り上げた箇所にタイヤが収まるくぼみがあるため、作業中に車が動く危険性を抑えられます。
耐荷重(2台での使用時) | 立ち上がり | 幅 | 本体重量(1台あたり) | 価格 |
---|---|---|---|---|
2.0t | 65mm | 200mm | 1.7kg | 販売店による |
(2)ミナトワークス|ワイド型 カースロープ

ジャッキを使わずに、2.5tまでの車両を170mm上げられるカースロープです。幅が330mmと広いため、安全にまっすぐ乗り上げやすいのが特徴です。
また、乗り上げる際のスリップ防止や落下防止ストッパーがあるため、安心して利用できます。
耐荷重(2台での使用時) | 立ち上がり | 幅 | 本体重量(1台あたり) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
2.5t | 170mm | 330mm | 4kg | 8,980円 |
(3)AZZURRI|カースロープ

耐寒性と耐水性に優れており、耐荷重は5tと大型SUV車にも対応するカースロープです。使用用途を広げられるように、車高アップは1段目40mm、2段目70mm、3段目100mmと3段階で高さを変えられます。
1台あたりの重量は1.3kgと、女性でも持ち運びやすいようになっています。
耐荷重(2台での使用時) | 立ち上がり | 幅 | 本体重量(1台あたり) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
5.0t | 1段目40mm、2段目70mm、3段目100mm | 200mm | 1.3kg | 3,460円 |
(4)クスコ|スマートスロープ

カースロープの全高が90mmのため、ローダウン車でもフロントがひっかからずにジャッキアップできます。ジャッキスタンドを使用する場合はカースロープに乗り上げたあと、先端を取り外すことでジャッキスタンドが入るスペースが生まれます。
また、2分割にしてコンパクトにできるため、収納時や車載時に場所を取りません。
耐荷重(2台での使用時) | 立ち上がり | 幅 | 本体重量(1台あたり) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
1.6t | 70mm | 200 | 2.8kg | 9,350円 |
(5)ROBLOCK|カースロープ

3段階の高さに持ち上げ可能なため、標準車高車だけでなく、ローダウン車にも対応するカースロープです。
本体重量は軽量ながら、耐荷重5tと耐衝撃性に優れた頑丈な構造になっているため、幅広い車種に利用できます。
耐荷重(2台での使用時) | 立ち上がり | 幅 | 本体重量(1台あたり) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
5.0t | 1段目40mm、2段目70mm、3段目100mm | 200mm | 2.89kg | 販売店による |
(6)アストロプロダクツ|ハイリフトプラスチックカーランプ

乗り上げるだけでフロントを210mmリフトアップできるため、オイル交換時などの際に作業スペースを簡単に確保できます。
立ち上がりが高いため、ローダウン車ではなく、標準車高車や普通自動車におすすめのカースロープです。
耐荷重(2台での使用時) | 立ち上がり | 幅 | 本体重量(1台あたり) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
2.0t | 210mm | 270mm | 4.9kg | 16,280円 |
(7)エマーソン|カースロープEM-214

乗り上げるだけで65mm持ち上げられるため、ローダウン車のオイル交換やタイヤ交換時のジャッキアップ補助としておすすめです。
タイヤを乗り上げる面はくぼみ形状になっているため、安心してタイヤを乗り上げられます。
耐荷重(2台での使用時) | 立ち上がり | 幅 | 本体重量(1台あたり) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
1.0t | 65mm | 200mm | 2.0kg | 販売店による |
2.カースロープを選ぶ際のポイント
カースロープを選ぶ際のポイントは以下の5つです。
1.耐荷重
2.高さ
3.幅
4.滑り止め
5.収納方法
順にご紹介します。
(1)耐荷重
車によって重量は異なるため、自分の車の重量に合った耐荷重のカースロープを選びましょう。
耐荷重が不足すると、カースロープが破損したり、使用中に事故が発生したりする恐れがあります。
(2)高さ
カースロープの高さは、オイル交換作業のしやすさにつながります。
ただし、ローダウン車の場合はスロープが高過ぎるとフロントが引っかかり、スロープに乗り上げられません。そのため、自分の車に合った高さのカースロープを選ぶことが重要です。
スロープの高さの目安や特徴は以下のとおりです。
高さ | 特徴 |
---|---|
100mm以下 | ・ローダウン車に対応 ・ローダウン車をジャッキアップする際の補助ツールとして有効 |
200mm以下 | ・軽自動車から普通自動車(3ナンバークラス)に対応 ・車を乗り上げやすい |
200mm以上 | ・軽自動車から普通自動車まで幅広く対応 ・車体の下に潜って作業できる |
(3)幅
幅が広いカースロープは乗り上げやすく、タイヤをしっかりと支えてくれるため、安心して利用できます。
とくにSUV車や大型車など、タイヤ幅が広い車の場合は、スロープ幅も広めのものが必要です。幅が狭すぎると車両が安定せず、作業中に不安定になるなど危険が伴います。
一般的なタイヤ幅の目安は以下のとおりです。
・軽自動車:145〜165mm
・コンパクトカー:165〜195mm
・ミニバン:195〜235mm
・SUV:235〜285mm
(4) 滑り止め
カースロープを選ぶ際は、滑り止め機能にも注目しましょう。
スロープ表面に凹凸加工が施されていれば、スロープに乗り上げた際のタイヤの滑りを抑えられるため、安心して利用できます。
(5) 収納方法
カースロープを使わないときの収納方法も重要なポイントです。
折りたたみできるタイプや2分割にできるタイプ、軽量タイプのカースロープはコンパクトに収納できるだけでなく、持ち運びにも便利です。
3.カースロープを使うオイル交換のメリット
カースロープを使うオイル交換の大きなメリットは、ジャッキアップの手間と危険性を軽減できることです。
ジャッキスタンドを使ったジャッキアップは、車のメンテナンスに関する専門知識と経験、作業時間が必要になります。そして、ジャッキアップは方法を誤ると車が倒れたり、落下したりする恐れのある危険な作業です。最悪、死亡事故につながる恐れがあります。
一方、カースロープは車をスロープに乗せるだけで作業スペースを確保できるため、ジャッキスタンドを使うよりも手間がかからず、車体を安定した状態で持ち上げられます。
また、カースロープを使うことで、車体の下にジャッキスタンドが入らないローダウン車をジャッキアップできます。車高の低い車はカースロープだけでは高さが足りずに、作業スペースを確保できない場合があります。その際はカースロープでジャッキスタンドが入るスペースをつくり、ジャッキアップで作業スペースを確保しましょう。
カースロープはバンパーを傷つける心配がないため、DIYでオイル交換したい人におすすめの道具になります。
4.カースロープを使ったオイル交換の手順
カースロープを使ったオイル交換の手順をご紹介します。
(1)必要な道具を用意する
カースロープを使う場合は、下抜きでオイル交換することになります。下抜きに必要な道具は以下のとおりです。
1.カースロープ
2.輪止め
3.オイルジョッキ
4.廃油処理箱
5.パーツクリーナー
6.スパナまたはメガネレンチ(国産車であれば14mmや17mmが多い)
7.新しいドレンワッシャー
下抜きの特徴やカースロープと輪止め以外の道具については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、オイル交換と同時にフィルター交換もする場合は以下の道具が必要になります。
1.フィルターレンチ(オイルフィルターによりサイズが異なる)
2.ラチェットハンドル、エクステンションバー(延長棒)
3.新しいオイルフィルター
オイルフィルターを交換する際は、エンジンオイルをすべて抜き取る必要があるため、オイル交換と同じタイミングで交換しましょう。オイルフィルターは、オイル交換2回につき1回交換するのが一般的です。
(2)車をカースロープに乗せる
地面が平坦で安全な場所に車を停車させたら、タイヤの前にカースロープを設置します。その際、カースロープの中心と前輪の中心が一直線になるようにしましょう。
設置したら、ゆっくりと慎重に車を前進させてカースロープに乗り上げます。乗り上げたら、後輪に輪止めを設置しておくと車が動かずに安心です。
行き過ぎて落下するのを防ぐために、タイヤの乗り上げ状況を横から確認してもらい、合図をもらうことで安全に作業できます。
ちなみに、車をカースロープに乗せる前に、エンジンを5分程暖機運転しておくと、エンジンオイルの粘度が下がるため抜きやすくなります。
(3)古いエンジンオイルを抜き取る
下抜きでエンジンオイルを抜き取る手順をご紹介します。
1.車体の下に入り、エンジン下部にあるオイルパンの下に廃油処理箱を設置する
2.メガネレンチを使ってドレンボルトを外し、古いエンジンオイルを廃処理箱に流し入れる
3.古いドレンワッシャーを外し、新しいドレンワッシャーを取り付けたら、ドレンボルトを締め付ける
4.フィルターレンチを使い、オイルフィルターを交換する
オイルフィルターの交換方法は下記の記事で詳しく解説していますのでこちらをご覧ください。
(4)新しいエンジンオイルを入れる
オイルジョッキを使い、新しいエンジンオイルを入れます。
カースロープに乗った状態では車が傾いているため、正確なエンジンオイルの量を確認できません。そのため、車をスロープから降ろしてエンジンオイルの量を確認しましょう。
(5)車をカースロープから降ろす
新しいエンジンオイルを入れたら、車をゆっくりと後退させてカースロープから降ろしましょう。
カースロープから車を降ろしたら1分程度暖気運転し、オイルレベルゲージでエンジンオイルの量が適切かを確認します。
オイルレベルゲージとは |
---|
ボンネット内にある先端に黄色(オレンジ色や白色の場合もある)のリング状のものがついた棒のこと。オイルレベゲージの先端には、「L(LOW)」と「H(HIGH)」のマークがついている |
オイルレベルゲージを抜き取り、付着しているエンジンオイルをすべて拭き取ったら再度奥まで差し込みましょう。再び引き抜き、付着しているエンジンオイルの位置がHIGHのあたりに付着していれば適量です。
これでオイル交換は完了です。
5.オイル交換を業者に依頼する場合
オイル交換には専門的な知識や技術、複数の道具が必要になります。そのため、自分で交換するのが難しい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼した際の費用は、2,500〜7,500円(本体代+工賃)が相場です。
交換場所 | 費用相場 |
---|---|
カーディーラー | 4,000~10,000円程度 |
ガソリンスタンド | 4,000~6,000円程度 |
整備工場 | 2,000~4,000円程度 |
カー用品店 | 1,000~2,500円程度 |
フィルター交換もする場合は、追加で1,000〜3,000円(本体代+工賃)程度の費用が発生します。
なお、オイル交換とフィルター交換の費用は、使用するエンジンオイルやオイルフィルターの種類やグレード、依頼する業者によって異なります。
そのため、依頼する業者を決定する際は複数業者から見積もりを取り、価格と内容を比較しましょう。ただし、費用が安ければよいわけではありません。口コミサイトなどの評価が高く信頼性が高いか、保証期間やアフターサービスなどの有無も確認しておくことをおすすめします。
6.オイル交換はグーネットピットにお任せください
カースロープを使ったジャッキアップは、スロープに車を乗せるだけのため、車のメンテナンス初心者でも簡単に車体を持ち上げられます。
ジャッキスタンドを使うより作業時間を大幅に短縮できますが、オイル交換には専門的な知識や経験、複数の道具が必要になることから業者に依頼したい人は多いでしょう。
もし、依頼する業者をお探しの際は下記のページからお近くの整備工場を検索してみてください。
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