オイル交換
更新日:2024.12.20 / 掲載日:2024.12.20
オイル交換の最安値店はどこ?カー用品店やスタンドなどの料金を徹底比較!

エンジンオイルは車の血液とも言われ、エンジンの円滑な動作に欠かせない重要な役割を担っています。定期的な交換を怠ると、燃費の悪化やエンジントラブルにつながり、最悪の場合、高額な修理費用が発生する可能性もあります。
ただ、車の維持には他にもさまざまなコストがかかるため、なるべくならオイルの交換費用はおさえたいものです。
この記事では、さまざまな店舗におけるオイル交換費用を比較し、どこで交換するのが最もお得なのかを明らかにしていきます。オイル交換費用を節約するための賢い方法もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
1. オイル交換の最安値店はどこ?各店舗の交換料金
エンジンオイル交換は、車の維持に欠かせないメンテナンスです。しかし、費用はどこで交換するかによって大きく変わります。以下は、普通車4リットル、軽自動車3リットルを交換した場合の一般的な料金相場です。
交換場所 | 普通車の料金相場(工賃別) | 軽自動車の料金相場(工賃別) | 備考 |
---|---|---|---|
カー用品店 | 1,000~2,500円 | 1,000〜2,000円 | 他店舗よりも安価な価格帯。会員になると工賃無料や割引などのサービスが受けられることもある。 |
民間の整備工場 | 2,000~4,000円 | 1,000〜2,000円 | オイル交換とあわせて他の整備や点検も依頼できる。経験豊富な整備士からオイル選びのアドバイスが得られることも。 |
オイル交換専門店 | 2,500~5,000円 | 1,000〜3,000円 | 高品質なエンジンオイルを安価で購入可能。工賃も比較的安いところが多い。 |
ガソリンスタンド | 4,000~6,000円 | 3,000〜5,000円 | ガソリンスタンド独自のオイルを使用。店舗によってはオイルの持ち込みに対応。 |
ディーラー | 5,000~7,000円 | 4,000〜5,000円 | メーカー純正のオイルを入れてくれる。高めの価格帯だが、メンテナンスパックに加入していると無料になる場合がある。 |
※実際の価格は店舗によって異なる
※工賃は500~1,500円程度
※オイルフィルターの交換費用(費用相場:1,000~3,000円程度〈部品代・工賃含む〉)が別途発生することがある
以下で、それぞれの交換費用とあわせて、サービス内容やメリット・デメリットなどの特徴も解説します。
(1)カー用品店の交換料金相場
カー用品店(オートバックスやイエローハットなど)でのオイル交換は、1,000~2,500円程度と最も安価な価格帯で提供されています。会員になると工賃無料や割引などのサービスを受けられる店舗も多くあります。
ただし、カー用品店では多種多様なオイルを取り扱っているため、車に適したオイルを自分で選ぶ必要があります。オイルの知識が豊富でない人や、特にこだわりのない人は、専門家のアドバイスを受けられるディーラーや整備工場での交換をおすすめします。
また、店舗によってはオイル交換に予約が必要な場合もあります。また一部の店舗では、整備の経験の少ないスタッフが担当することもあるようです。
(2)民間の整備工場の交換料金相場
民間の整備工場でのオイル交換費用は、2,000~4,000円程度が相場となります。
整備工場のメリットは、オイル交換と同時に他の整備や点検も依頼できる点です。例えば、車検時期が近い場合は、車検と一緒にオイル交換を行うことで、トータルでの費用を抑えることができます。また、整備士との相談を通じて、自分の車の使用状況に合わせた最適なオイルを選ぶことも可能です。
一方で、整備工場によって持ち込み交換の可否や予約の要否など、提供しているサービスにばらつきがあります。整備士によっても対応の質が変わるため、事前に調べておくことが重要となります。
(3)オイル交換専門店の交換料金相場
オイル交換専門店では、通常2,500〜5,000円程度でオイル交換を行うことができます。
オイル交換専門店の特徴は、高品質なエンジンオイルを安価で取り扱っていることや工賃が比較的安いことが挙げられます。
ただし、店舗数が少なく利用しにくいのがデメリットです。また、オイルについて詳しい知識がないとお得感がわかりにくいデメリットもあります。
(4)ガソリンスタンドの交換料金相場
ガソリンスタンドでのオイル交換費用は、一般的に4,000~6,000円程度が相場となっています。各スタンドごとに用意されている独自のオイルを入れるため、純正オイルを入れるディーラーと比較すると安価です。
一部のガソリンスタンドではオーナーが持ち込んだオイルでの交換に対応しており、工賃は発生するものの料金を下げることが可能です。定期的にポイントカードやメンバーズカードなどの会員特典を利用することで、よりお得に交換できる場合もあります。
一方で、店舗によって担当スタッフの技術力にばらつきがあり、整備士以外の人が作業にあたるケースも見られます。
(5)ディーラーの交換料金相場
ディーラーでのオイル交換費用は、一般的に5,000〜7,000円程度と他の店舗と比べて高めの設定となっています。これは、メーカー純正オイルを使用することが主な理由です。
ただし、ディーラーでの交換は、知識が豊富な整備士が作業をしてくれる、純正オイルを使用することで車のメーカー保証が継続されるなどのメリットがあります。そのため、安心感を得たい人や、新車購入後の保証期間中の人におすすめです。他にも、高級車や輸入車の場合は、専用オイルが必要となることも多いため、ディーラーでの交換が安全な選択となります。
なお、一部のディーラーでは、工賃が安くなるボトルキープや、無料になるメンテナンスパックなど、独自のサービスプランを用意していることもあります。
2. オイル交換を安く済ませたい!知っておきたい方法4つ
オイル交換の費用は店舗によって異なりますが、安く済ませる共通の方法があります。
(1)複数店舗の金額を比較する
オイル交換を少しでも安く済ませたいなら、複数店舗の料金を比較することが大切です。店舗によって価格設定は大きく異なるため、事前に調べておけば出費を抑えられます。
料金を比較する際には、単純なオイル交換費用だけでなく、交換に必要なオイルの種類やフィルター交換の有無なども確認しましょう。店舗によっては、オイル交換と同時に無料点検を実施している場合もあります。このような付加サービスの内容も比較材料に加えると、よりお得な店舗を見つけやすくなります。
(2)オイルの選択肢が多い店舗を利用する
オイル交換費用を安く抑えるには、オイルの選択肢が多い店舗を選ぶことが有効です。
例えば、カー用品店や一部のオイル交換専門店は、さまざまなメーカーやグレードのオイルを幅広く取り扱っています。安価なオイルを選ぶことで、交換費用を安く済ませられるでしょう。
ただし、車のオイルは、粘度による違いや鉱物油・部分合成油・化学合成油といったベースオイルによる違いがあり、車種や走行環境によって適したものが異なります。値段だけでなく、愛車に適したものを選ぶことが大切です。
エンジンオイルの粘度やベースオイルの特徴については、下記で詳しく解説しています。
(3)クーポンやキャンペーンを活用する
オイル交換費用を抑えるための効果的な方法の一つとして、クーポンやキャンペーンの活用が挙げられます。オイル交換を行う多くの店舗では、交換費用が安くなるクーポンや、特定のオイル銘柄が割引になるキャンペーンを定期的に実施しています。これらの特典を利用することで、通常よりもお得にオイル交換を行うことができます。
クーポンは、チラシやウェブサイト、アプリなどで配布されていることが多いため、交換時にチェックしてみるとよいでしょう。店舗によっては、会員登録をすることでもらえる場合もあります。
(4)自分で交換する
オイル交換の費用は、新しいオイルの購入費用と作業工賃で構成されています。そのため、自分で交換すれば工賃を浮かせることができ、安く済ませることが可能です。また、オイルの状態や交換時の感触から、車の健康状態を把握し、早期に問題を発見できるメリットもあります。
オイル交換の方法には、オイルレベルゲージに吸引装置を差し込んで抜き取る上抜きと呼ばれる方法と、エンジン下部にあるオイルパンのドレンボルトを外して抜き出す下抜きと呼ばれる方法の2種類があります。
それぞれの方法において必要な道具、必要な手順は下記で詳しく説明しています。
ただ、オイル交換は、ある程度の知識と技術が必要です。手順を間違えるとエンジンにダメージを与える可能性もあるため、自信がない場合は無理せず業者に依頼しましょう。
3. オイル交換の費用に関してよくある質問
(1)オイル交換4リットルはいくら?
エンジンオイルを4リットル(普通自動車のエンジンオイル量)交換するときの一般的な相場は、2,500~7,500円+工賃です。ただしオイルの種類、交換場所、車種、その他費用(オイルフィルター交換など)によって変動するため、あくまで参考程度としてください。
(2)オイル交換はディーラーとガソリンスタンドどちらが安い?
ディーラーとガソリンスタンドでは、一般的にガソリンスタンドのほうが安く済むとされています。ディーラーでは純正のオイルを入れますが、ガソリンスタンドではスタンド独自のオイルを入れる場合があるためです。
ただし、ディーラーでの交換でも、メンテナンスパックなどを利用すれば、トータル費用をスタンドよりもおさえられる可能性があります。
オイル交換をするときは、サービス内容や取り扱われているオイルについて調べ、愛車に適しているか確認することが重要です。
(3)純正以外のオイルで交換するのは大丈夫?
種類を間違えなければ、純正以外のオイルで交換しても特に問題ありません。
しかし、エンジンなどの不具合が発生した場合に純正以外のオイルを使用しているとメーカー保証が受けられない場合があります。メーカー保証期間内は純正で交換することをおすすめします。
4. オイル交換の店舗をお探しでしたらグーネットピットをご活用ください
オイル交換費用は、カー用品店が最安値とされることが多いですが、サービス内容の違いでディーラーなどのほうがかえって安く済むこともあります。そのため、複数の店舗を比較し、料金とサービスの両面から自身に適した場所で交換するようにしましょう。
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