パーツ取付・交換
更新日:2022.07.19 / 掲載日:2022.07.19
ドライブレコーダーの取り付けは自分でできる?取り付け手順や各業者の工賃・費用を解説

交通事故や煽り運転などトラブルが発生した際に、周囲の状況が映像や音声として記録されるのがドライブレコーダーです。
客観的な証拠を残せることから、もしもの際に自身の正当性を証明するのに役立ちます。
とはいえ取り付けたいと思っても「どのように取り付ければいいの?」と悩まれるかもしれません。
ドライブレコーダーは業者へ依頼する方法もあれば、DIYで取り付ける方法もあります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。
この記事では、ドライブレコーダーの取り付け方や業者に依頼する際の工賃・費用を解説するので、ドライブレコーダーの取り付けを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ドライブレコーダーの取り付けは「DIY」か「業者へ依頼」のどちらか

ドライブレコーダーの取り付けは「DIY」か「業者へ依頼」の、どちらかを選択することになります。
DIYで行えば工賃がかからないため、費用を安く抑えられますが、設置や配線を行う必要があります。自分で行う自信がない方は、専門の業者への相談がおすすめです。
DIYで行う場合と、業者に依頼する場合のメリット・デメリットを紹介するので、あなたに合った方法を選んでみてください。
DIYで行うメリット・デメリット
DIYで取り付けるメリットは、工賃がかからず、業者を探す手間を省けることが挙げられます。
ドライブレコーダーは通販サイトや家電量販店で購入できるため、誰でも簡単に手に入れられます。
ただしデメリットとして、設置位置・配線が難しいことが挙げられます。カーナビ・ラジオなどに悪影響を及ぼす可能性もあるので、自信がない場合はプロに任せるのが安心です。あるいは、配線の少ない一体型を選ぶのもおすすめです。
業者へ依頼するメリット・デメリット
業者へ依頼するメリットは、正しい位置へ設置してくれ、配線を綺麗に整えてくれることです。
前方・後方をしっかりと映せる場所かつ、ドライバーの視界を妨げない場所に設置してくれます。
カーナビやETCセンサー、ラジオなどに干渉しないよう配慮もしてくれます。
ドライブレコーダーのカメラ位置は「フロントガラスの縦方向の長さのうち20%以内に設置しなくてはいけない」など細かなルールがありますが、プロに任せれば問題ありません。
加えて本体とカメラを繋ぐ配線を綺麗に整えてくれるため、快適に過ごせる車内に仕上がります。不格好な配線で見た目が悪くなったり、後ろの座席を倒したら干渉したりといった不具合が起きないように、スマートに配線してくれるため安心です。
デメリットとしては費用がかさむこと。レコーダー本体代金に加えて、工賃や出張費などの代金が発生するので、DIYよりは費用が高くなります。
ドライブレコーダーの取り付けを自分で行う手順

ドライブレコーダーの取り付けを、自分で行う手順を解説します。
大きく8つのステップがあるので、流れを押さえたうえで作業に取りかかってください。
また購入した商品によっては、公式サイトで取り付け方が紹介されている場合もあるので、そちらも参考にしてみてください。
説明書を見ながら本体を組み立てる
本体の組み立てが必要な商品は、説明書を見ながら組み立てます。
この際に、説明書などに記載されているものが、すべて揃っているかも確認しておきましょう。
商品によって異なりますが、以下のようなものが同梱されているのが一般的です。
・フロントカメラ本体
・リアカメラ本体
・ブラケット(フロントカメラ用)
・シガープラグコード
・リアカメラケーブル
・microSDカード
・両面テープ
取り付け前に、本体の日付や時刻などの設定をしておくとスムーズです。
取り付け位置を決めてマスキングテープで目印を付ける
取り付け位置を決めて、マスキングテープで目印を付けましょう。
フロントカメラは、フロントガラスの上部から20%以内の範囲へ取り付けるよう定められているので、おおよその取り付け位置に目印を付けます。
目安としては、ルームミラーと同じぐらいの高さです。ワイパーの作動範囲内に収まっていないと雨の日に撮影できないので、確認しておくのも大切です。
また電源の位置も確認して、配線が届く範囲かチェックしておきましょう。
リアカメラ(後方カメラ)を仮で取り付ける
リアカメラを、両面テープなどを用いて仮で取り付けます。
リアガラスの中央上部あたりに、電熱線に重ならないよう設置します。
カメラケーブルの配線を引く
おおよその位置が決まったら、配線を引きます。
電源ケーブルをフロントウインドウ・内装パネルの隙間に沿わせたり、天井とフロントガラスの境目に埋め込んだりします。
また運転の邪魔にならないよう、配線をまとめましょう。必要に応じて配線留めや結束バンドを使うと、綺麗にまとめられます。
フロントカメラ(前方カメラ)を仮で取り付ける
目印しておいた取り付け位置に、フロントカメラを仮で取り付けます。
一度固定すると気軽に調整するのは難しいので、いったん仮で取り付けます。
フロントカメラ・リアカメラを繋ぐ
フロントカメラ・リアカメラを繋ぎます。
配線は隠して、ドライブ中に視界を妨げないようにしましょう。
シガーソケットなどから電源を取る
シガーソケットなどへ繋いで、電源を取りましょう。
電源を確保したら、エンジンを入れてドライブレコーダーが作動するか確認してください。
ちなみに電源を取る方法は商品によって異なり、シガーソケット以外にもヒューズから取るタイプや、オーディオから取るタイプなどもあります。
カメラの映像を確認して微調整して取り付け位置を決める
レコーダーが作動したら、カメラの映像を確認して位置を微調整しましょう。
カメラの角度を変えながら、適切なポイントを探します。
ベストな位置が見つかったら、接地面の指紋や汚れを拭き取ってから、フロント・リアにカメラを取り付けます。
配線を綺麗にまとめたら、取り付け完了です。
ドライブレコーダーの取り付けを業者に依頼する工賃・費用

「自分で取り付ける自信がない」「プロに任せてベストな位置に付けて欲しい」といった場合は、業者に取り付けを依頼するのがおすすめです。
ひと口に業者といっても大きく4タイプあり、それぞれかかる工賃や費用には差があります。
以下では、ディーラー・カー用品店・自動車整備工場・出張取り付けサービスへ依頼する場合に、どれくらいの費用がかかるか目安を解説します。
業者への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ディーラーの場合
ディーラーに依頼する場合、前後2カメラを付けるなら、本体価格と工賃を合わせて約5万円以上するのが相場です。
純正品を使用してもらえ、メーカー保証もあるため安心して利用できます。
また、どのドライブレコーダーを選ぶべきかわからない方は、すべてお任せできるので選ぶ手間を省けます。
ただし本体を別で購入して持ち込めない場合が多いので「安い商品を取り付けて欲しい」方にとっては、デメリットだといえるでしょう。
商品の選択肢が少ないこともあり、割高になりやすい傾向にあります。
新車購入時にセットでお願いする場合や、カーナビ購入と同時に設置する場合、純正品を使用したい場合などにおすすめです。
カー用品店の場合
カー用品店に依頼する場合、前後2カメラを付けるなら、本体価格と工賃を合わせて約5万円以上するのが相場です。取り付け工賃だけであれば、1.5万円程度で済む場合もあります。
店舗で販売されている複数の商品の中から選べるので、店員と相談しながら納得いく商品を選ぶことが可能です。
安い商品を購入すれば、安く取り付けしてもらえます。
ただし持ち込みの場合は工賃が高くなるのに加え、店舗内での購入者が優先されやすいため、費用・時間ともに多くかかってしまうかもしれません。
ドライブレコーダーの後付けを検討されている方や、店員と相談しながら商品を選びたい方におすすめです。
自動車整備工場の場合
自動車整備工場に依頼する場合、前後2カメラを付けるなら、工賃だけで1.5万円以上が相場です。
前カメラだけであれば5,000円~9,000円ほどで取り付けてもらえるので、他の業者に比べ費用を安く抑えられます。
また持ち込みに対応してもらえるので、ネットショップなどで安く購入したドライブレコーダーを取り付けてもらうことで、費用を抑えやすくなっているのもポイントです。
加えて、細かい要望にも確かな技術力で応えてくれます。取り付け・配線位置にこだわりたい方や、少しでも費用を安く抑えたいのであれば、自動車整備工場での依頼がおすすめです。
ただし依頼する工場によって、技術力やサービスにバラつきがあるのがデメリットです。
安心して任せる工場を探したい方は「グーネットピット」を活用しましょう。
全国の自動車整備工場を検索でき、実績や口コミも確認できるので、簡単に依頼先を見つけることが可能です。
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出張取り付けサービスの場合
出張取り付けサービスに依頼する場合、前後2カメラを付けるなら工賃は1.6万円以上が相場です。
前カメラのみでも、8,000円~9,000円ほどかかります。持ち込み対応してくれるので、比較的費用を抑えやすい方法です。
また自宅まで来てくれるので、仕事や子育てなどで忙しく、店舗に行く時間がなかなか取れない方でも利用しやすくなっています。店舗に行ったり店舗で作業完了まで待ったりする必要がありません。
ただし出張サービスに対応している業者を探す必要があるので、手間と時間がかかります。加えて出張費の分は、どうしても代金が高くなる傾向にあります。
忙しくて時間の取れない方や、店舗で待たされるのが嫌な方におすすめです。
ドライブレコーダーの取り付けは専門家に任せると安心かつ手間いらず
ドライブレコーダーの取り付けは、自分で行うこともできます。しかし取り付け位置や配線などが満足いく仕上がりになるとは限りません。
またカメラの位置に関して細かなルールがあるので、作業に慣れていない人には難しいかもしれません。
専門家に任せると手間がかからないのはもちろん、適切な位置に設置してくれるため安心してドライブできます。
業者ごとに特徴や費用が異なるので、あなたに合った依頼先を選んでください。